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シヴォーン・ダウド( Siobhan Dowd 1960-2007 )作品リスト

 

最終更新日   2024/12/15  『すばやい澄んだ叫び』の情報を追加
     

 英国ロンドンでアイルランド系の家庭に生まれ育ち、休みのたびにアイルランドの親戚を訪れていた。オックスフォード大学を卒業後、PEN(国際ペンクラブ)で作家の人権を促進するさまざまな活動を行ってきた。"A Swift Pure Cry" は初の小説で、ブランフォード・ボウズ賞を受賞したほか、数々の賞の候補作にあげられた。その後の活躍が期待されたが、2007年8月に癌のため47歳で逝去。書きためていた3、4作目が死後刊行され、注目を集めている。3作目の "Bog Child" は、カーネギー賞、ビスト最優秀児童図書賞を受賞した。なお、生前から、恵まれない子どもたちの読書を後押しするために準備していた Siobhan Dowd Trust が、2008年3月に本格的に動きだした。

2007年8月21日、癌のため逝去。ご冥福をお祈りいたします。

ダウド原案の作品を、パトリック・ネスが "A Monster Calls" として完成させた。この作品は、2012年カーネギー賞/ケイト・グリーナウェイ賞をダブル受賞した。

発表年 題名 邦訳情報 やまねこメモ
2017.08 The Guggenheim Mystery 『グッゲンハイムの謎』ロビン・スティーヴンス作 シヴォーン・ダウド 原案 越前敏弥訳 東京創元社 2022.12  Robin Stevens  が、"The London Eye Mystery" の続編を書いた
2017.02 The Pavee and the Buffer Girl   グラフィックノベル Emma Shoard 絵 
出版の経緯は→ 参考サイト
2018年ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト
2013.11 The Ransom of Dond 『十三番目の子』 パム・スマイ絵 池田真紀子訳 小学館 2016.04 遺稿
・The White Ravensリスト(ドイツ)
2011 A Monster Calls 『怪物はささやく』 パトリック・ネス作 ジム・ケイ絵 池田真紀子訳 あすなろ書房 2011.11 / 創元推理文庫 2017.05 ダウド原案の作品を、パトリック・ネスが "A Monster Calls" として完成させた。
2012年カーネギー賞受賞作品
2012年ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品
2012年チルドレンズ・ブック賞高学年部門受賞&Overall Winner
2012年ドイツ児童文学賞児童書部門ノミネート作品
2012年ドイツ児童文学賞青少年審査員賞ノミネート作品
・2012年イタリア・アンデルセン賞最優秀読み物賞候補作
・2011年度ローカス賞ヤングアダルト部門推薦作品
2012年(第15回)やまねこ賞読み物部門大賞作品
レビュー(「月刊児童文学翻訳」2012年7月号)
映画化
2009.02 Solace of the Road 『サラスの旅』 尾高薫訳 ゴブリン書房 2012.07 2009年ガーディアン賞ショートリスト
2010年カーネギー賞ロングリスト
2009年コスタ賞児童書部門ショートリスト
2010年ビスト児童図書賞栄誉賞(受賞年表記 などを訂正)
2008.02 Bog Child
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『ボグ・チャイルド』 千葉茂樹訳 ゴブリン書房 2011.01 2008年ガーディアン賞ショートリスト
2009年カーネギー賞
2009年MWA賞(エドガー賞)ヤングアダルト小説部門候補作
2009年ビスト最優秀児童図書賞(受賞年表記を訂正)
レビュー(月刊児童文学翻訳2009年7月号)
2007.06 The London Eye Mystery 『ロンドン・アイの謎』 越前敏弥訳 東京創元社 2022.07  2008年(2007年度)カーネギー賞ロングリスト
2008年チルドレンズ・ブック賞高学年向け部門ショートリスト
2007-08年ビスト最優秀児童図書賞
2011年銀の石筆賞佳作
・2012年イタリアアンデルセン賞最優秀読み物12歳以上受賞作品
レビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
2022年やまねこ賞読み物部門1位
2006.03 A Swift Pure Cry 『すばやい澄んだ叫び』 宮坂宏美訳 東京創元社 2024.12 2007年(2006年度)カーネギー賞ショートリスト
2006年ガーディアン賞ロングリスト
2006年ブックトラスト・ティーンエイジ賞ショートリスト
2006-07年ビスト児童図書賞ED賞
2007年ドイツ児童文学賞ヤングアダルト部門ノミネート
2007年ブランフォード・ボウズ賞
レビュー(月刊児童文学翻訳2007年7月号)
2004 The Pavee and the Buffer Girl
(Tony Bradman 編集の短編集『Skin Deep』所収)
未訳 『Skin Deep』はTony Bradman 編集の短編集で、人種差別をテーマにしている。12編中の1編が、シヴォーン・ダウドが初めて執筆した作品、"The Pavee and the Buffer Girl"。2017年にグラフィックノベルとして新しく刊行された。

★関連サイト★

★ シヴォーン・ダウド・トラスト公式ウェブサイト http://www.siobhandowdtrust.com/

Guardian の訃報記事 http://books.guardian.co.uk/obituaries/story/0,,2155193,00.html

  "Bog Child" のレビュー http://books.guardian.co.uk/departments/childrenandteens/story/0,,2263459,00.html

Independent 誌の訃報記事 http://www.independent.co.uk/news/obituaries/siobhan-dowd-462781.html

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