2013年12月刊行わたしがいうなんて、むり
【あらすじ】 私はトムと仲良し。ところが、ある日何気なく「トムのほっぺた、まっかっか」とからかったことがクラス中に広がって、トムへのいじめとなってしまった。いじめをやめてほしい。でも、じぶんからはなかなか言い出せなくて……。 【ヤン・デ・キンデル(Jan De Kinder)】 1964年、ベルギーのデンデルモンデに生まれ、レブベーケで育つ。ブリュッセルのシント・ルーカス・インスティテュートで応用美術とイラストレーションを、アカデミー・オブ・ルーヴェンでデッサンを学んだ。イラストレーター、グラフィックデザイナーを経て、2002年に絵本作家としてデビュー。以後、手がけた作品は40以上になる。妻と3人の子どもたちとともに、ティーネン在住。 【野坂悦子(のざか えつこ)】 翻訳家として、オランダとベルギーの児童文学の紹介に力をそそいでいる。訳書に『ネジマキ草と銅の城』(福音館書店)、『ふたつのねがい』(光村教育図書)など多数。創作絵本に『ロロとレレのほしのはな』(トム・スコーンオーヘ 絵、小学館)、紙芝居に『やさしいまものバッパー』(降矢奈々 絵、童心社)がある。JBBY(日本国際児童図書評議会)理事。 |
2013年12月刊行あやつ何者!?
【あらすじ】 真夜中でござる。しめしめ、この家の者は、みな寝ているでござる。忍者は、ぬき足さし足、そうっとそうっと……。コラージュによる時代劇風、サスペンス調の絵と奇想天外な展開が楽しい絵本。 【バーバラ・ダ・コスタ(Barbara DaCosta)】 大人向けのミステリー、短編小説作家。子どものための絵本を手がけたのは本作が初めてである。本作の執筆をきっかけに、図書館などで開かれるワークショップにゲスト参加し、忍者ごっこや書道を子どもと一緒に楽しんでいる。現在、ミネソタ州ミネアポリス市在住。 【エド・ヤング(Ed Young)】 1931年、中国の天津に生まれ、上海、香港に育つ。20歳で美術を学ぶためアメリカに渡った。カリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン卒業。『ロンポポ』(藤本朝巳/訳、古今社)でコルデコット賞を受賞したほか、同賞オナー賞を2度受賞している。現在、ニューヨーク州ウェストチェスター州に、娘ふたりと2匹の猫とともに暮らしている。 【長谷川義史(はせがわよしふみ)】 1961年、大阪府藤井寺市生まれ。グラフィックデザイナーなどを経て、2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で、絵本作家としてデビュー。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で、第13回日本絵本賞、第57回小学館児童出版文化賞を受賞。ほか受賞多数。日本各地で絵本ライブやテレビ出演、銭湯の絵を描くなど多彩な活躍でファン層を広げている。 |
2013年11月刊行もう だいじょうぶ
【あらすじ】 こぐまのハンシは、元気いっぱい。ころんだり、木にぶつかったり、いたいめにあっても、すぐにおとうさんがとんできて、ちゃんと手当てをしてくれます。ところがある日、おとうさんがけがをして……。心あたたまる親子の物語。 【サム・マクブラットニィ(Sam McBratney)】 1943年、北アイルランドに生まれる。教師をしていた30代のころから子どもの本を書きはじめる。代表作『どんなに きみがすきだか あててごらん』(評論社)は、世界各国で翻訳され、大ベストセラーとなっている。現在、北アイルランド在住。 【アイヴァン・ベイツ(Ivan Bates)】 イギリス、マンチェスターの大学でイラストレーションを学ぶ。大学卒業後、多くの子どもの本のイラストを描き続けている。サム・マクブラットニィとの作品にJust You and Me(未訳)がある。現在、イギリス、ノーフォーク州在住。 【福本友美子(ふくもとゆみこ)】 公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳などをする。『としょかんライオン』(岩崎書店)、『りこうすぎた王子』(岩波書店)、『ハンダのびっくりプレゼント』『アマンディーナ』『モラッチャホンがきた!』(光村教育図書)など多数の訳書がある。 |
2013年11月刊行よるのとしょかんへ ようこそ
【あらすじ】 ここは夜だけ開いている図書館。カリーナという女の子と3羽のふくろうが働いています。やってくる動物はみんなカリーナたちのおかげで自分にぴったりの本を見つけることができました。 【カズノ・コハラ(Kazuno Kohara)】 日本に生まれる。梅花女子大学児童文学科卒業。その後、イギリスに渡り、アングリア・ラスキン大学ケンブリッジキャンパスの美術学部で版画を学ぶ。2007年にイラストレーション修士課程を修了。デビュー作『おばけやしきに おひっこし』(石津ちひろ訳、光村教育図書)で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれた。これまで手がけた絵本は、すべてリノリウム版画によるものである。 【石津ちひろ(いしづ ちひろ)】 1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。『なぞなぞのたび』(荒井良二絵、フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(ささめや ゆき絵、講談社)で日本絵本賞を受賞。訳書に「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわいい ことりさん』(光村教育図書)など多数。 |
2013年10月刊行ぼくも ほんが よみたいな
【あらすじ】 森の動物たちは、おやすみ前のおはなしの時間が大好き。ところがある晩、みんなの家から、大事な本が消えちゃった! いったい誰の仕業? どうして、こんなことするの? そこで、ウサギのエリザは本を取り返そうと……。 【ヘレン・ドカティ(Helen Docherty)】 イギリスのドーセット州、ウェイマスに生まれ育つ。子どもの頃から読書が大好きで、自分でも本をつくっていたという。ニューカッスル大学でフランス語とスペイン語を学び、フランス、スペイン、キューバ、メキシコで数年間過ごした。本書の絵を描いたトーマス・ドカティと結婚し、二人の娘とともに、ウェールズのスウォンジーに住む。 【トーマス・ドカティ(Thomas Docherty)】 ニュージーランドで生まれ、イギリスで育つ。子どもの頃、よく両親が本を読んでくれ、図書館に連れていってくれたという。その頃から、絵を描くのも大好きだった。美術大学で、金属細工と彫刻を学ぶ一方、絵も描き続け、特に世界中を旅行した体験を描いていた。大学卒業後、スペインのマドリードに6年ほどくらし、その間に文、絵を手掛けた初めての絵本を出版した。それ以降、作家、イラストレーターとして活躍している。 【福本友美子(ふくもとゆみこ)】 公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳などをする。『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『りこうすぎた王子』(岩波書店)、『ポップコーンをつくろうよ』『牛をかぶったカメラマン』『アマンディーナ』(光村教育図書)など多数の訳書がある。 |
2013年10月刊行どうなってるの? 農場はおおさわぎ!
【あらすじ】 ある日の早朝、ネコが気持ちよく夢を見ていると、いきなり、どこからともなく……「コッッケーコッッコオオオオオ!」うるさくて眠れやしない! 魔法が得意なネコは一計を案じました。すると次の日の朝から……。 【エマ・ドッド(Ema Dodd)】 イギリス、サリー州ギルフォードに生まれる。大学で美術とグラフィック・デザインを学ぶ。企業の広告デザインなどを手がけたのち、現在は絵本作家として活躍。おもな作品に『おっきくなったら』『どんなときでも』『ぼくって…』(バベル・プレス)など。 【青山 南(あおやま みなみ)】 福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の訳書に『グランパ・グリーンの庭』(BL出版)、『トンネルをほる』(ほるぷ出版)、『ねむるまえに クマは』『ぼくのサイ』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2013年10月刊行いちについて よーい…どん!
【あらすじ】 うさぎとかめが、どちらがはやく走れるかで言い争いになりました。では競争しようと、きつねの合図で走りだしましたが……。イソップの世界を、音やにおいまでも感じさせる大迫力のイラストで語る、コルデコット賞受賞の姉妹作。 【ジェリー・ピンクニー(Jerry Pinkney)】 1939年、アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれる。フィラデルフィア芸術大学卒業。1964年に子どものための本の挿絵を初めて手がけ、以来、100を超える作品を発表している。作品をとおして、アフリカ系アメリカ人が抱える問題をひろく社会に訴えることをライフワークとしている。これまで日本で紹介された作品に、『おしゃれなサムとバターになったトラ』(ジュリアス・レスター文、さくまゆみこ訳、スペースシャワーネットワーク)、『イソップものがたり ライオンとねずみ』(さくま ゆみこ訳、光村教育図書)がある。コルデコット賞、コレッタ・スコット・キング賞など、受賞多数。ニューヨーク州南東部、ウエストミンスター郡在住。 【さくま ゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳者。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。訳書に『わたしには夢がある』『ふしぎな ボジャビの き』(ともに光村教育図書)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。 |
2013年9月刊行ふたりならきっとあたたかい
【あらすじ】 人々が寝静まり、おもちゃが動き出すころ。その中にガラス玉の中でひとりぼっちの雪だるまと、歌が上手なおもちゃの踊り子がいました。二人が時計の上の天使にただひとつ願ったこととは? ある冬の夜に起きた小さな奇跡の物語。 【ハルメン・ファン・ストラーテン(Harmen van Straaten)】 オランダ、アルネムに生まれる。法律を教えていた時期を経て、児童書のイラストレーターとしてデビュー。約400点の本に絵を描いているが、作家としても高く評価され、50点以上の作品がある。代表作の『おじいちゃん わすれないよ』(ベッテ・ウェステラ文 野坂悦子訳 金の星社)は、ブラティスラヴァ世界絵本原画展「金のりんご」賞と産経児童出版文化賞大賞を受賞。「ぞうのしょうぼうしエルフ」シリーズ(全3巻 らんか社)も邦訳されている。 【野坂悦子(のざかえつこ)】 早稲田大学第一文学部卒業。1989年より翻訳家として活躍。特にオランダとベルギーの児童文学の紹介に力をそそいでいる。『フランダースの犬』(ウィーダ作、岩波書店)、『ネジマキ草と銅の城』(パウル・ビーヘル作 福音館書店)、『ローズ色の自転車』(ジャンヌ・アシュベ作 光村教育図書)など多数の翻訳書がある。また『やさしいまものバッパー』(降矢なな絵、童心社)など紙芝居の脚本も手がけている。紙芝居文化の会海外企画推進委員、JBBY(日本国際児童図書評議会)理事。 |
2013年8月刊行イスラエルの美しいえほん
【あらすじ】 白い紙でできた小さな家に、白い紙から生まれた娘がひとり、住んでいた。ある日、風にのってとんできた大きな紙から、娘は夢見たあれこれをチョキチョキきりぬいて……。イスラエルから届いた夢と愛を伝える美しい切り絵絵本。 【ナタリー・ベルハッセン(Nathalie Belhassen)】 1983年、イスラエルのテルアビブ近くの町、クファルサバに生まれる。大学で生物学と文学を学び、大学院で文学を修める。子どものころから児童文学作家になることを夢みていた。デビュー作である本書では、子どもたちに、ナオミの切り絵芸術を紹介するとともに、夢をかなえる力や自分を実現させていく力、世界を創造する力を誰もがもっているということ、また、愛する人と夢を語り合うことのすばらしさを伝えたかったという。 【ナオミ・シャピラ(Naomi Shapira)】 1963年、イスラエル北部のキブツに生まれる。9歳のころから切り絵技法を学び、以来40年以上この芸術を極めてきた。グラフィックデザイナーとして活躍する一方、ワークショップや学習障がい児へのセラピーとして切り絵を教えている。「切り絵は、芸術的にも哲学的にも、とても奥深いものです。紙を切るという単純な作業からうまれる素朴な芸術ですが、何を切りぬき、何を残すかという選択を重ねて絵を完成させます。それは、人生と同じようなもの。何を選び取り、何を捨て去るか――失った部分がより鮮明に絵を際立たせるのです。」と語っている。「雅歌」や「ヨナ書」など、旧約聖書に材をとった作品も多い。2012年IBBYイラスト部門オナーリスト。 【もたい なつう】 長野県に生まれる。キブツの教育を研究する目的でイスラエルへ留学。現地で学ぶうちにヘブライ文学に魅せられ、翻訳論を研究。ヘブライ大学文学部修士課程実用言語コース修了。訳書に『くじらの歌』『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(岩波書店)、『羽がはえたら』(小峰書店)など多数。 ※キブツ イスラエルの集約的農業共同体 |
2013年8月刊行おいかけっこがはじまるよ!
【あらすじ】 ちびはち ちびはち なんでにげるの? はらぺこかえるが おってくるから! ジャングルでくりひろげられるゆかいなおいかけっこ。みんなにげてる、でもなにをこわがってるんだろう? ことばのリズムと、くりかえしが楽しい絵本。 【エドワード・ギブス(Edward Gibbs)】 イギリスで生まれ、10歳からインドネシアで育つ。その後、ニュージーランドへ渡り、美術学校に通う。グラフィックデザインが専門だが、現在では絵本を多く手がけている。現在、妻と3人の子どもとともにロンドン在住。 【谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)】 1931年、東京に生まれる。詩人。1952年『二十億光年の孤独』(創元社)でデビュー。数十冊におよぶ詩集のほか、作詞、翻訳など幅広く活躍。1975年に『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞を受賞。また1983年に『日々の地図』(集英社)で読売文学賞、1993年に『世間知ラズ』(思潮社)で萩原朔太郎賞、2008年に『私』(思潮社)で詩歌文学館賞を受賞している。翻訳絵本に『みて、ほんだよ!』(光村教育図書)など。 |
2013年6月刊行ぼくが王さまになったら……
【あらすじ】 ライオン王が気分次第で命令するので、動物たちはびくびく暮らしていた。ある時王は、鳥に飛ぶなと命じた。その頃、王国の端に、一羽の鳥が生まれ……。権力者の傲慢さ、力で世界を制圧し、皆を服従させることの愚かさを描く。 【マリオ・ラモ(Mario Ramos)】 1958年、ポルトガル人の父親とベルギー人の母親のもと、ベルギーのブリュッセルに 生まれる。ゆたかな自然と祖母の存在、そして夏休みの度に訪れたポルトガルの太陽が、幼年期の彼に大きな影響を与えた。ベルギーのラ・カンブル国立芸術学院を卒業後、イラストレーターとして活躍した。1995年に初めて文と絵の両方を手掛けた絵本『さかさま さかさま』(原 光枝/訳 平凡社)を発表し、その後、50を超える絵本を世に送り出している。明るくユーモアに富んだ作風で愛され、世界各国に翻訳紹介されている。 【平岡 敦(ひらおか あつし)】 1955年、千葉県に生まれる。早稲田大学卒業、中央大学大学院修了。大学でフランス語を教えるかたわら、翻訳家として活躍している。小学生のころから海外ミステリに親しみ、ミステリ作品の訳書が多数ある。一方、児童書の良書の翻訳に努め、『この世でいちばんすばらしい馬』(徳間書店)、『水曜日の本屋さん』(光村教育図書)で、2年つづけて産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞した。 |
2013年6月刊行ことりのぼうやは きめました
【あらすじ】 「ぼく、いってくる!」 ことりのぼうやが一大決心。ママ、パパ、おばあちゃん、おじいちゃん、きょうだい、友だち、みんなに決意表明し、向かった先は……。シンプルな繰り返しと意外なオチが、読み聞かせにぴったり! 【マチュー・モデ(Matthieu Maudet)】 1981年、フランスのナントに生まれる。子どもの頃は、教科書の余白に絵を描いてばかりいた。地元のグラフィックアートスクールを卒業後、レンヌへ移る。コミックの絵を描いたのがきっかけでイラストレーターとして、デビュー。その後、子ども向けの絵本にも携わるようになった。日本で紹介されている作品に『れいぞうこに マンモス!?』(光村教育図書)がある。冒険に出るときに持っていくものは、「鉛筆とノート、カメラ、アーミーナイフ、ちりがみ、薬、本。それから、雨の多いブルターニュ地方出身者としては、雨合羽かな」とのこと。 【ふしみ みさを(伏見 操)】 埼玉県に生まれる。子どもの頃、父親が自分を主人公にしたイラスト付きのお話をつくってくれたことがきっかけで、絵本が好きになる。上智大学文学部フランス文学科卒業。洋書絵本卸会社などを経て、現在、翻訳家として活躍中。訳書に『トラのじゅうたんになりたかったトラ』(岩波書店)、『うんちっち』(あすなろ書房)、『おじいちゃんの もうふ』『いろいろペンギン』(ともに光村教育図書)など多数。冒険に出るときに持っていくものは、かわいがっているカタツムリのカミーユと日記帳、とのこと。 |
2013年5月刊行それで、きの なまえは?
【あらすじ】 不思議な木の実を食べたい! でも、根元のヘビは、木の名前を当てないと、どかないと言います。動物たちは次々、ライオンに名前を聞きに行きますが、みな帰り道に忘れてしまい……。くりかえしが楽しい、アフリカの絵本。 【ダイアン・ホフマイアー(Dianne Hofmeyr)】 南アフリカのサマセットウエストに生まれる。作家。ケープタウン教員養成学校で学び、南アフリカのさまざまな学校で美術教師を務めた。1987年に子ども向けの読み物でデビュー。手がけた児童書や絵本は高く評価され、アフリカやヨーロッパ、アジアでも紹介されている。日本で紹介されている作品に『はるかな島』(ジュード・ダリー絵 片岡しのぶ訳 光村教育図書)がある。ロンドン在住。 【ピート・フロブラー(Piet Grobler)】 1959年、南アフリカのニールストロムに生まれる。プレトリア大学で神学、シュテレンボッシュ大学でジャーナリズムの学士号を、ケープタウン・テクニカル・カレッジでグラフィック・デザインを学ぶ。聖職者、グラフィックデザイナーを経て、創作活動を始める。2003年には『おい、カエルくん』(ごうど まち訳 オリコン・エンタテインメント)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展で金牌を受賞している。 【さくま ゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳家として活躍。青山学院女子短期大学教授。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。訳書に『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、「クロニクル 千古の闇」シリーズ(評論社)、『かわいいサルマ』、『ライオンとねずみ』(光村教育図書)など多数。
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2013年4月刊行歴史に残る名演説が絵本になってよみがえる
【あらすじ】 1963年8月28日、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、20万人以上の群衆を前に、民族や出身を問わず全ての人々に自由を求めた歴史に残る名演説を行った。本書は象徴性に富んだ彼の言葉を、みごとな絵でいろどった唯一の絵本作品。 【マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)】 1929年、アメリカ、ジョージア州に生まれる。牧師であり、作家であり、活動家であり、アメリカの公民権運動のリーダー。「わたしには夢がある」という彼の演説は、公民権を求めるたたかいで、決定的な役割を果たした。 非暴力主義によって人種差別に立ち向かった功績により1964年、ノーベル平和賞を受賞。1968年、暗殺される。死後も1977年に自由勲章、2004年に議会名誉黄金勲章をおくられる。2011年には首都ワシントンに業績をたたえる国定記念碑が建設された。また、2012年にはグラミー・ホール・オブ・フェイムに「わたしには夢がある」の演説が登録された。 【カディール・ネルソン(Kadir Nelson)】 絵本作家。キャロル・ボストン・ウェザフォードが文章を書いたMoses: When Harriet Tubman Led Her People to Freedom(未訳)と、エレン・レヴァインが文章を書いた『ヘンリー・ブラウンの誕生日』(鈴木出版)で、コルデコット賞銀賞を受ける。また、We Are the Ship: The Story of Negro League Baseball(未訳)でロバート・F・サイバート賞とコレッタ・スコット・キング賞銀賞を受け、Heart and Soul: The story of America and African Americans(未訳)でコルデコット賞銀賞とコレッタ・スコット・キング賞を受けている。 【さくま ゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳家。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など、訳書に『ローザ』『つぼつくりのデイヴ』(光村教育図書)、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。現在、青山学院女子短期大学教授。 |
2013年2月刊行寄ってらっしゃい 見てらっしゃい
【あらすじ】 ハンヒはお母さんと市場へ買い物に行きました。路地裏にはお店やカラフルなテントが軒を連ね、おもしろいもの、おいしいものがいっぱい! 食べ歩きやおばさんとのおしゃべりも楽しい庶民の台所、韓国の市場を紹介する絵本。 【カン・ジョンヒ(Jun-Hee KANG)】 1971年、韓国、釜山広域市生まれ。釜山大学芸術学部でデザインを学び、卒業後は自動車の広告デザインに携わった。2001年、絵本作家としてデビュー。文と絵を手がけた絵本、絵を担当した絵本など、これまでに多数の作品を発表している。温かみのある画風で、町のようすや人々の暮らしぶり、表情を生き生きと描き、人気を博している。現在、安養市在住。4才になる娘と路地裏を散歩するのが好きなのだそう。 【おおたけ きよみ】 1969年、埼玉県生まれ。白百合女子大学大学院修士課程修了後、日韓文化交流基金フェロー、大韓民国政府招聘留学生として6年間ソウルで学ぶ。訳書に『とらとほしがき』『いぬとねこ』『おかあさんのおっぱい』『あめじょあじょあ』『どうしてちがでるの?』(光村教育図書)など多数。韓国の絵本の翻訳、紹介に努めている。東京純心女子大学教授。教育学博士。 |
2013年2月刊行ねっこのまほうで へんしん!
【あらすじ】 ネズミのオスカーは、いつも怖いけものから逃げ回ってばかり。でも、自由に外へ出かけたい! ニンジンをいっぱい食べたい! そこでねっこの魔法使いブルツルさまに、トラにしてもらいましたが……。強くなりさえすれば、いい? 【ディーター・マイヤー(Dieter Meier)】 1945年、スイスのチューリッヒに生まれる。大富豪で実業家である一方、作曲家のボ リス・ブランクと組んだ「Yello」というバンドでは、ヴォーカルを担当。ミュージシャンとしてCDを出している。その他、映画製作に携わるなど、幅広い活躍をしている。執筆活動にも積極的で、作品を数多く発表。絵本は本書がはじめてとなる。アメリカのカルフォルニア州とアルゼンチン在住。 【フランツィスカ・ブルクハルト(Franziska Burkhardt)】 1972年、スイスのチューリッヒに生まれる。1997年にチューリッヒ造形美術大学を卒業し、スイス、アメリカ、インドなどでグラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍。2004年にスイスの文化庁のスイス・デザイン賞を受賞するなど、手掛けた作品は高く評価されている。本書は、「スイスの最も美しい本リスト2011」に選ばれた。チューリッヒとルツェルンの美術大学講師もつとめている。チューリッヒ在住。 【那須田 淳(なすだ じゅん)】 1959年、浜松市に生まれる。早稲田大学卒業後、すぐに著作活動を始める。『ペーターという名のオオカミ』(小峰書店)で第51回産経児童出版文化賞、第20回坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に『願かけネコの日』 (学研マーケティング)など、訳書に『ちいさなちいさな王様』(木本栄共訳、講談社)など多数。青山学院女子短期大学非常勤講師。ドイツのベルリン在住。 |
2013年2月刊行ぼくのサイ、さいこう!
【あらすじ】 ぼくのサイは、さいていだ! 専門家は“サイは、風船を割る、たこに穴をあける、ふたつのことしかしない”って言うけれど、それすらしない。ところが、銀行強盗に出くわすと……。センダックが傑作と評したナンセンス絵本。 【ジョン・エイジー(Jon Agee)】 1960年、アメリカ、ニューヨークに生まれる。クーパーユニオン美術大学で、絵画と 映画製作を学ぶ。最後にあっといわせる筋だてと、洗練されたユーモアあふれる作風で人気を集めている。ザ・ニューヨーカー誌では漫画も発表している。日本で紹介されている作品に『マジシャン ミロの ふしぎな ぼうし』(石崎洋司訳、講談社)などがある。 【青山 南(あおやま みなみ)】 福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の訳書に『グランパ・グリーンの庭』(BL出版)、『トンネルをほる』(ほるぷ出版)、『商人とオウム』『ねむるまえに クマは』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2013年2月刊行よし! へんしんするぞ
【あらすじ】 ニコデムは内気で気弱な男の子。大きくて、強いヒーロー「スーパーニコ」に変身して、いろんな嫌なことを解決できたらいいのになあと思い描いて毎日を過ごしていた。現実と向き合い、ありのままの自分を受け入れるまでを描く。 【アニエス・ラロッシュ(Agnès Laroche)】 屋根裏部屋に住み、小説や絵本を書くことを心底楽しんでいる。これまでに十数冊の作品があり、旺盛な執筆活動を続けている。フランス南西部、シャラント県アングレーム在住。 【ステファニー・オグソー(Stéphanie Augusseau)】 美術史を学んだ後、パリの応用美術大学に進学。アクリル絵の具、水彩絵の具、墨などを用い、伝統的な技法で絵を描くことが多い。フランス西部、ブレスト在住。 【野坂悦子(のざかえつこ)】 翻訳家。オランダとフランスに五年間暮らし、多くの児童文学作品を訳している。訳書に『おじいちゃん わすれないよ』(金の星社)、『ローズ色の自転車』(光村教育図書)など。 |
2013年2月刊行これ、なんの骨?
【あらすじ】 世界でもっとも有名な恐竜、ティラノサウルスの化石を発掘したバーナム・ブラウン。「ゆくゆくは、ずばぬけて立派なことをして、みんなをびっくりさせるんだよ」両親に託された夢を見事に実現するまでを描くノンフィクション。 【トレイシー・E・ファーン(Tracy E. Fern)】 マサチューセッツ州ウエストニュートンに家族と住む。変わった岩石がないか、つねづね目を光らせている。おもな作品に『変わり者 ピッポ』(光村教育図書)がある。 【ボリス・クリコフ(Boris Kulikov)】 ニューヨーク市ブルックリンに家族と住む。恐竜の化石を見つけたことはまだない。Max's Words(未訳)など、絵本のイラストを多数描いている。 【片岡しのぶ】 和歌山県で生まれ、岩手県で育つ。本書翻訳中に恐竜博を訪れ、T.レクスのあまりのでかさに仰天した。訳書に『エメラルド・アトラス』『千年の森をこえて』(あすなろ書房)、『母からの伝言』『ブラック・ドッグ』(光村教育図書)などがある。 |
2013年1月刊行――マリアン・アンダーソン 100年に一度の歌声――
【あらすじ】 生まれながらの才能、絶え間ない努力、周囲の協力によって、プロの歌手として成功をおさめたマリアン・アンダーソン。根強く残る黒人差別に対し、歌うことで、自信のそしてあとに続く者の道を開いた黒人プロ歌手を描いた絵本。 【パム・ムニョス・ライアン(Pam Muñoz Ryan)】 1951年、アメリカ、カリフォルニア州に生まれる。小学生の頃から本を読むことが大好きだったが、自分で書いてみようとはおもわなかったという。サンディエゴ州立大学卒業後、結婚、出産を経て、同大学院に通う。そこで教授にすすめられたのを機に創作活動を始めた。絵本から児童読み物まで、手がけた作品は30を超え、受賞作品も数多くある。家族とともに、ノースサンディエゴ在住。 【ブライアン・セルズニック(Brian Selznick)】 1966年、アメリカ、ニュージャージー州に生まれる。ロードアイランドデザイン学校で、おもに映画について学んだ。在学中に子どもの本のために絵を描くことに興味をもち、卒業後は勉強のため、ニューヨークの児童書店に勤めた。『ユゴーの不思議な発明』(アスペクト)でコルデコット賞を受賞。その他の作品に『ウォーターハウス・ホーキンズの恐竜』(光村教育図書)など。ニューヨークのブルックリンとカリフォルニア州のサンディエゴを行き来している。 【もりうち すみこ】 1955年、福岡県に生まれる。九州大学教育学部卒業。小学校教師の経験をもつ。子どもの心にうったえ、世界を広げる作品の紹介につとめている。訳書に『クモくんのにっき』(朔北社)、『リンカーン大統領のせいじつなことば』(国土社)、『ぬすみ聞き』『おじいちゃんの手』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2013年1月刊行限りある「まほうの力」を大切に
【あらすじ】 メルリックは、心やさしい魔法使い。人間の仕事を何でも魔法でホイホイやってあげていました。ところがある日、魔法が底をついて、大混乱! さあ、どうする? 初版から40年を経て絵をすべて描き直し、改めて今、世に問う意欲作。 【デビッド・マッキー(David McKee)】 1935年、イギリス南西部のデボン州に生まれる。美術学校に通う頃から風刺漫画を描き、卒業後は「パンチ」や「リーダーズダイジェスト」誌上に作品を連載した。一方で「ぞうのエルマー」シリーズ(BL出版)や『せかいで いちばん つよい国』『さんびきめの かいじゅう』『りんご ぽいぽい』(なかがわ ちひろ訳、光村教育図書)など、多数の絵本を発表している。現在、ロンドンと南フランスを行き来し、創作活動やアフリカ美術の収集を楽しむ生活をしている。 【なかがわ ちひろ(中川千尋)】 子どものための本の作家、翻訳家。文とさし絵を手がけた童話『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞。創作絵本に、コヨセ・ジュンジ氏どの共作「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)など。翻訳絵本に『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)、『アナベルとふしぎなけいと』(あすなろ書房)など多数。 |
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