2009年12月刊行スペイン生まれのわんぱくワニ
【あらすじ】 腹ペコわにのコドリーロが、おやつを探しに出かけました。でも、しまうま、ぞう、こざるのおやつは、どれもおいしくありません。しょんぼりとママの元へ帰ると……。くり返しの展開とことばが楽しい、スペインと日本のコラボ絵本。 【ロベルト・アリアーガ(Roberto Aliaga)】 1976年、スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ地方アルガマシーリャ・デ・アルバに生まれる。大学で専攻した生物学関係の仕事に携わるかたわら、子ども向けの絵本や児童書の物語作家として活躍している。2008年、“El príncipe de losenredos”(未邦訳)で、スペインの児童文学賞ラサリーリョ賞(絵本部門)を受賞したほか、2007年に刊行した“Cactus del desierto”(未邦訳)がミュンヘン国際青少年図書館の2009年度推薦図書に選定されるなど、国内外で高い評価を受けている。現在、バレンシア地方アリカンテに、妻と娘とともに暮らしている。 【ちば みなこ】 埼玉県に生まれる。1998年、東京芸術大学大学院美術研究科修了。2006年「ニッサン童話と絵本のグランプリ」において、絵本大賞受賞(受賞作『ハルとカミナリ』は、のちにBL出版より刊行)。同年、イタリアのボローニャ国際絵本原画展に入選したことをきっかけに、スペイン、スイス、フランスなどヨーロッパ各国の出版社からイラストや絵本の制作依頼がくるようになる。日本では、2010年1月に『まいごのきたかぜ』が偕成社より出版予定。 【宇野和美(うの かずみ)】 大阪府に生まれる。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務ののち、3人の子どもとともにスペインに渡り、バルセロナ自治大学大学院に留学。言語文学教育学科修士課程修了。帰国後、翻訳者として活躍している。訳書に、『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『ピトゥスの動物園』(あすなろ書房)、『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店)、『天のおくりもの』『あくびばかりしていた おひめさま』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2009年12月刊行ずーっと いっしょに あそべる?
【あらすじ】 冬が嫌いなコリンと犬のサミィの前に現れたのは、ジャック・フロスト! 友だちになった3人は、冬じゅう楽しく遊びます。ところがある日、コリンがスノードロップのつぼみを見つけると……。寒さを吹き飛ばす楽しい冬の絵本。 【カズノ・コハラ】 日本に生まれる。梅花女子大学児童文学科卒業。その後、イギリスに渡り、アングリア・ラスキン大学ケンブリッジキャンパスの美術学部で版画を学ぶ。2007年にイラストレーション修士課程を修了。『おばけやしきに おひっこし』(石津ちひろ訳、光村教育図書)で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれる。現在、イギリスのケンブリッジ在住。 【石津ちひろ(いしづ ちひろ)】 1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。詩や回文も含め、手がけた作品にはことばの魅力があふれている。著作絵本『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞を受賞。訳書に『フィリッパ・ラズベリーのうた』(フレーベル館)、「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわいい ことりさん』『サラちゃんと おおきな あかいバス』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2009年11月刊行外は雪。
【あらすじ】 外は雨。大好きな母さんが出かける準備をしている。世界中の何よりも私を愛してくれる母さんが行ってしまう。そして、冬。遠く離れた地へ働きに行った母。帰りを待つ少女の思いを、詩情あふれる文章と美しいイラストで描く。 【ジャクリーン・ウッドソン(Jacqueline woodson)】 1963年、アメリカ、オハイオ州に生まれる。児童文学作家。2001年、『ミラクルズボーイズ』(理論社)で、コレッタ・スコット・キング賞を受賞。おもな作品に、『レーナ』(理論社)、『あなたはそっとやってくる』(あすなろ書房)がある。現在、ブルックリン在住。 【E. B. ルイス(E. B. Lewis)】 1956年、アメリカ、ペンシルヴァニア州に生まれる。幼少期に、芸術家である2人のおじから影響を受け、画家を志す。深みと美しさを兼ねそなえた写実的な画風で、数々の賞を受賞しており、これまでに手がけた児童書は30を超える。 【さくま ゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳家。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)など、訳書に『ローザ』『リンカーンとダグラス』(光村教育図書)、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。 |
2009年11月刊行ケーキやさんとおひめさま
【あらすじ】 恋に落ちたケーキ屋さんとお姫様。初めて出会った日、握手をしようとしましたが、手が届きません。けれども好きな人に近づきたくて、ふたりは少しずつその距離を縮めてゆき――。ブラジルから届いたロマンチックな恋の絵本。 【ジョナス・リベイロ(Jonas Ribeiro)】 ブラジル、サンパウロに生まれる。サンパウロ・カトリック大学で、ポルトガル文学を学ぶ。これまでに、70冊以上の作品を手がけている。ブラジル国内の学校を訪問し、子どもたちへの読み聞かせも積極的に行っている。訪れた学校は800校以上にのぼる。 【タチアナ・パイヴァ(Tatiana Paiva)】 1977年、ブラジル、サンパウロに生まれる。幼い頃から絵を描くのが好きで、サンパウロ美術大学では、ビジュアルコミュニケーションを学ぶ。イラストレーター、デザイナーとして活躍。現在は、絵本のイラストやコラージュ作品を手がけている。 【おびか ゆうこ】 東京都に生まれる。国際基督教大学教養学部語学科卒業。出版社勤務、ドイツ留学を経て、子どもの本を翻訳、創作に携わっている。訳書に『エリーちゃんのクリスマス』(福音館書店)、『だいすきがいっぱい』(主婦の友社)、『すきすきちゅー!』『はるになったら』(ともに徳間書店)など多数。 |
2009年10月刊行水曜日にいつも
【あらすじ】 あのおじいさん、いつも戦争の本を読んでいるけれど、どうしてそんな本を読むの……? フランスの街角の小さな本屋さんを舞台に、本が介する少女と老紳士との心の交流を描いた絵本。少女の豊かな感受性が胸を打つ感動作。 【シルヴィ・ネーマン(Sylvie Neeman)】 1963年5月9日、スイスのローザンヌに生まれる。音楽一家であった。娘を二人出産した後に発表した初めての小説“Rien n’est arrive”(未訳)はマルグリット・デュラスを思わせる作風で注目を集めた。本書は、子どものためにかいた初めての作品である。献辞にあるエルザとマリーヌは、娘たちの名前だという。現在、スイスのモントルー在住。 【オリヴィエ・タレック(Olivier Tallec)】 1970年8月28日、フランスのブルターニュ地方モルレーに生まれる。ストラスブール造形芸術大学、デュペレ応用芸術学校卒業。広告代理店にデザイナーとして勤務した後、フリーのイラストレーターとして活躍している。料理が得意で、自宅に友人を招いて食事をするのが楽しみなのだとか。日本で紹介された絵本に『ママがいっちゃった…』(あすなろ書房)、「リタとナントカ」シリーズ(岩崎書店)がある。現在、パリ在住。 【平岡 敦(ひろおか あつし)】 1955年8月10日、千葉県に生まれる。早稲田大学卒業、中央大学大学院修了。大学でフランス語を教えるかたわら、翻訳家として活躍している。小学生のころから海外ミステリに親しみ、ミステリ作品の訳書が多数ある。一方、『この世でいちばんすばらしい馬』(徳間書店)など、児童書の良書の翻訳につとめている。 |
2009年10月刊行こどものきもちに
【あらすじ】 小さなサラちゃんは、学校帰りのバスが、ちょっぴり苦手。大きな子たちはうるさいし、特等席にはすわれないし……。ところがある日、お姉ちゃんが学校をお休みしたので、たったひとりで、バスに乗ることになり――。 【ジェーン・ゴドウィン(Jane Godwin)】 1964年、オーストラリアのメルボルンに生まれる。児童書の編集者として勤めるかたわら、絵本作家としてデビュー。その後、児童書も書き始める。現在は創作活動に専念し、多くの作品を発表している。日本では、『ファミリー・ツリー』(講談社)が紹介されている。本書は、学校訪問をした際に、子どもたちから聞いた話をヒントにして作られたという。現在、メルボルン在住。 【アンナ・ウォーカー(Anna Walker)】 オーストラリアのスインバン大学デザイン学部を卒業。雑誌やグリーティングカードのイラストを手がけ、フリーのイラストレーターとして活躍。その後、絵本作家となる。2008年、イラストを手がけた“Santa’s Aussie Holiday”で、オーストラリア児童図書評議会が新人画家に贈るクライトン賞を受賞。本書は、幼い頃、スクールバスの中でいちばん小さかった自身の体験をおもいだして、描いたという。 【石津ちひろ(いしづ ちひろ)】 1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。詩や回文も含め、手がけた作品にはことばの魅力があふれている。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞を受賞。訳書に『フィリッパ・ラズベリーのうた』(フレーベル館)、「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわいい ことりさん』『おばけやしきに おひっこし』(光村教育図書)など多数。 |
2009年9月刊行ごほうびは おこめ
【あらすじ】 けちな王様をこらしめよう! 算数のひらめきで村を救った女の子のお話。1つぶ、2つぶ、4つぶ、8つぶ……。30日目には、何つぶ? インドの昔話を細密画風に描いた楽しい絵本。左右に広がる大パノラマのイラストは、圧巻! 【デミ(Demi)】 1942年、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに、建築家の父と画家の母との間に生まれる。ロードアイランドデザイン学校、インドのバロダ大学などに学ぶ。グァテマラ、ブラジル、イギリス、日本など、文化の違う国々を旅し、東方芸術、仏教芸術への関心を深めた。『皇帝にもらった花のたね』(武本佳奈絵訳、徳間書店)など、これまでに130を超える子どものための絵本を発表している。本書では、伝統的な「インド細密画」を取り入れ、コンピューターを使ったレイアウトで効果的に表現している。現在、中国人の夫と一人息子とともに、ワシントンに暮らしている。 【さくま ゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳者。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)、訳書に『かわいいサルマ』(光村教育図書)、『よぞらをみあげて』(ほるぷ出版)、『あなたはそっとやってくる』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。 |
2009年9月刊行絶滅 したって……わたしが!?
【あらすじ】 エドウィーナはみんなから愛される恐竜です。たった一人、レジナルドを除いて。レジナルドは、恐竜が絶滅していることをわからせようとがんばりますが、誰もきいてくれません。悲しみに暮れていると、エドウィーナがやってきて……。 【モー・ウィレムズ(Mo Willems)】 アメリカ、ニューオーリンズで育つ。大学卒業後、マンガを描きながら世界中を旅した。帰国後、テレビ番組「セサミストリート」の脚本家、アニメーターとして活躍、エミー賞を6回受賞している。おもな絵本に、『ハトにうんてんさせないで。』『トリクシーのくたくたうさぎ』(ともにヴィレッジブックス)がある。 【青山 南(あおやま みなみ)】 福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。翻訳絵本に『きんようびはいつも』(ほるぷ出版)、「まっかな ちっちゃい きかんしゃの ぼうけん」シリーズ(BL出版)、『ハンタイおばけ』『にげろ! にげろ?』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2009年9月刊行かわいいおばけの絵本
【あらすじ】 マージョリィと猫のオスカーが引っ越したのは、なんと、おばけ屋敷! でも、大丈夫。だって、マージョリィは、ただの女の子じゃなくて……。日本出身、イギリスでデビューした期待の新人作家による、かわいいおばけの絵本。 【カズノ・コハラ】 日本に生まれる。梅花女子大学児童文学科卒業。その後、イギリスに渡り、アングリア・ラスキン大学ケンブリッジキャンパスの美術学部で版画を学ぶ。2007年にイラストレーション修士課程を修了。初めての絵本である本書で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれる。現在、イギリスのケンブリッジ在住。 【石津ちひろ(いしづ ちひろ)】 1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。詩や回文も含め、手がけた作品にはことばの魅力があふれている。著作絵本『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞を受賞。訳書に『フィリッパ・ラズベリーのうた』(フレーベル館)、「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわいい ことりさん』など多数。 |
2009年8月刊行世界は なに色?
【あらすじ】 ペンギンのエドナが住む世界は、白い氷と黒い夜空、青い海があるばかり。世界は、本当にそれだけ? 『はこ は はこ?』の作者が描いた、チャレンジする心を応援するハートフルなストーリー絵本。世界は、なに色? 【アントワネット・ポーティス(Antoinette Portis)】 カリフォルニア大学ロサンゼルス校で美術を学ぶ。グラフィックデザイナー、アートディレクター、ディズニー社のクリエイティブディレクターとして活躍した後、アーティストとして独立。日本で紹介された絵本に『はこ は はこ?』『きが き じゃない』(ともに、中川ひろたか訳、光村教育図書)がある。初めて制作した絵本『はこ は はこ?』で、ドクター・スース賞銀賞を受賞した。カリフォルニア州在住。 【ふしみ みさを】 上智大学文学部フランス文学科卒業。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、現在、フリーの翻訳家として活躍中。フランス語や英語の子どものための本の翻訳と紹介に努めている。訳書に『ビュンビュンきしゃをぬく』(岩波書店)、『めちゃくちゃはずかしかったこと』(あすなろ書房)、『せんをたどって』(講談社)、『せかいをみにいったアヒル』(徳間書店)など多数ある。 |
2009年8月刊行からだじゅうを かけめぐる ち
【あらすじ】 田島征三と韓国の人気若手作家とのコラボで生まれた、異色の訳絵本第2弾! パワフルなイラストと、ユーモアたっぷりのわかりやすいことばで体じゅうをめぐりめぐる血の働きを解明します。読むと元気がわいてくる絵本! 【ソ・ボヒョン(Seo Bo-hyun)】 1974年、韓国ソウル生まれ。延世大学児童学科卒業、同大学修士課程修了。出版社に勤務して児童書の編集に携わったのち、作家としてデビューした。現在、5歳になる娘と、やはり作家をしている夫、老犬一匹とともにソウル近郊に暮らしている。趣味はパズルとレゴブロック。地域の子どもたちが気軽に立ち寄ることができる、子どものための小さな図書館をつくる夢をもっている。 【田島征三(たしま せいぞう)】 1940年、大阪府生まれ。幼少期を高知県で過ごす。多摩美術大学図案科卒業。大学在学中に手刷り絵本『しばてん』(1971年に改作し、偕成社より出版)を制作。1969年より東京都西多摩郡日の出町で農耕生活を営みながら絵画や版画、絵本を制作。1988年、伊豆半島に移住する。絵本に、『とべバッタ』(偕成社)、『ガオ』(福音館書店)、『いろいろあっても あるきつづける』(光村教育図書)など多数。エッセイ集に『絵の中のぼくの村』(くもん出版)などがある。国内外での受賞多数。日本を代表する絵本作家として精力的な活動をつづけている。 【おおたけ きよみ】 白百合女子大学大学院修士課程修了後、日韓文化交流基金フェロー、大韓民国政府招聘留学生として、韓国の児童文学について6年間ソウルで学ぶ。訳書に、「韓国の絵本10選」(アートン)、『とらと ほしがき』『いぬとねこ』『おかあさんの おっぱい』(以上、光村教育図書)などがある。東京純心女子大学准教授。教育学博士。 |
2009年7月刊行どうして? あくびがちっともとまらない!
【あらすじ】 王様の悩みは、お姫様があくびばかりしていること。ごちそうを食べても、ぐっすり寝ても、おもしろい話を聞いても、お姫様のあくびはちっとも止まりません。そんなある日、お姫様がお城の庭を散歩していると……。 【カルメン・ヒル(Carmen Gil)】 スペイン、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシオンに生まれる。教師を経て作家となり、手がけた作品は50冊近くにのぼる。ヨーロッパやアジアなどでも翻訳されており、絵本“La sonrisa de Daniela”は、ミュンヘン国際児童図書館の優良図書に選定された。現在、執筆するかたわら、学校を訪問したり、詩の講座を開いたりしている。スペインのアラセナ在住。 【エレナ・オドリオゾーラ(Elena Odriozola)】 1967年、スペイン、ドノスティア=サン・セバスティアンに生まれる。祖父、父親ともに画家。美術とインテリアデザインを学び、8年ほど広告関連の会社に勤める。その後、絵本画家となり、多くの作品を発表。『おはなしの もうふ』『超じいちゃん』『ハンタイおばけ』(すべて光村教育図書)などがある。2006年、本書でスペインイラストレーション賞の優秀賞を受賞。 【宇野和美(うの かずみ)】 1960年、大阪府に生まれる。出版社勤務の後、1999年より2年半、バルセロナ自治大学大学院に留学、修士課程修了。児童文学の翻訳、紹介に携わり、スペインの魅力を伝えている。訳書に『はしれ! カボチャ』(小学館)、『ピトゥスの動物園』(あすなろ書房)、『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店)、『天のおくりもの』など多数。 |
2009年6月刊行みずたまりで ピョンピョン!
【あらすじ】 雨はどうして降るのでしょう? めぐりめぐる水の循環をお話仕立てに描いたユーモアたっぷりのエコロジー絵本! 田島征三と韓国の人気若手作家とのコラボレーションで生まれた異色の翻訳絵本。 【イ・ミエ(Lee Mi-ae)】 1964年、韓国南部の都市、大邱生まれ、ソウルの中央大学文芸創作学科卒業。小学生のころから作家になることを夢見ていた。大学在学中に作家としてデビューし、以来、詩や物語など子どものための文学作品を多数発表している。日本で紹介された絵本に『あわ一つぶでよめをもらったわかもの』(絵:イ・スヨン、少年写真新聞社)がある。雨が降る日、ちゃぷちゃぷと水たまりを踏んで歩いたり、窓の外をながめながら雨の音を聞いたりするのが好きだという。 【田島征三(たしま せいぞう)】 1940年、大阪府生まれ。幼少期を高知県で過ごす。多摩美術大学図案科卒業。大学在学中に手刷り絵本『しばてん』(1971年に改作し、偕成社より出版)を制作。1969年より東京都西多摩郡日の出町で農耕生活を営みながら絵画や版画、絵本を制作。1988年、伊豆半島に移住する。絵本に、『とべバッタ』(偕成社)、『ガオ』(福音館書店)、『いろいろあっても あるきつづける』(光村教育図書)など多数。エッセイ集に『絵の中のぼくの村』(くもん出版)などがある。国内外での受賞多数。日本を代表する絵本作家として精力的な活動をつづけている。 【おおたけ きよみ】 白百合女子大学大学院修士課程修了後、日韓文化交流基金フェロー、大韓民国政府招聘留学生として、韓国の児童文学について6年間ソウルで学ぶ。訳書に、「韓国の絵本10選」(アートン)、『とらと ほしがき』『いぬとねこ』『おかあさんの おっぱい』(以上、光村教育図書)などがある。東京純心女子大学准教授。教育学博士。 |
2009年6月刊行なんだ、コレ?
【あらすじ】 ある日、ぞうの子が見つけたのは、真っ赤な傘。でも、ぞうは初めて見るので、何だかわかりません。“ナンターラ”と名付けて、あれこれ使い方を試してみますが……。ちょっぴりとぼけたぞうのチャレンジがかわいい、ほのぼの絵本。 【イルソン・ナ(Il Sung Na)】 韓国、ソウルに生まれる。2001年ロンドンに渡り、翌年から、チェルシー・カレッジ・オブ・アートアンドデザインの基礎コースに通った。その後さらに、キングストン大学でイラストレーションとアニメーションを学ぶ。そこでの卒業制作展の作品が注目され、絵本作家となる。主な作品に『ぐーぐーぐー みんな おやすみ』(光村教育図書)がある。 【小島希里(こじま きり)】 1959年、東京に生まれる。翻訳家。訳書に、『ゼルダとアイビーのクリスマス』『ぼくのだいすきなケニアの村』『エレーナのセレナーデ』(BL出版)、『はじめまして ねこのジンジャー』(偕成社)、『きれいな絵なんかなかった―こどもの日々、戦争の日々』(ポプラ社)、『Tバック戦争』(岩波書店)など多数。 |
2009年5月刊行人種の壁をのりこえた友情の物語
【あらすじ】 1865年3月4日。大統領就任パーティーで、リンカーンは一人の男を待っていた。男の名はフレデリック・ダグラス。アメリカ奴隷制廃止運動の中心人物である二人の知られざる友情の物語。『ローザ』に続く、感動のノンフィクション絵本。 【ニッキ・ジョヴァンニ(Nikki Giovanni)】 1943年、テネシー州に生まれる。ラングストン・ヒューズ賞など数々の賞を受けた著名な女性詩人であり作家であり活動家。バージニア工科大学教授。日本でも『双子座のおんな』(晶文社)、『女と男』(工作舎)『ローザ』(光村教育図書)などが翻訳出版されている。「ローザ・パークス勇気ある女性賞」の最初の受賞者。現在、バージニア州在住。 【ブライアン・コリアー(Bryan Collier)】 メリーランド州で育ち、15歳で絵を描き始める。水彩とコラージュを用いたイラストは高い評価を得ており、『アップタウン』でエズラ・ジャック・キーツ賞新人賞、『ローザ』(光村教育図書)でコルデコット賞銀賞とコレッタ・スコット・キング賞を受賞している。現在、ニューヨーク在住。 【さくま ゆみこ)】 東京都に生まれる。編集者、翻訳家として活躍。玉川大学・大学院非常勤講師。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)、訳書に『ローザ』『おはなしのもうふ』(光村教育図書)、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)、『おいしそうなバレエ』(徳間書店)など多数。 |
2009年4月刊行ペンギン 空を飛ぶ。
【あらすじ】 ある日、わたしは1羽のペンギンに出会った。「空から落っこちたんだよ」と、ペンギンは言う。ペンギンが空を飛べないことくらい、わたしだって知っていた。でも――。ペンギンが再び空を飛ぶまでの奮闘を描くユーモアあふれる絵本。 【ゼバスティアン・メッシェンモーザー(Sebastian Meschenmoser)】 1980年、フランクフルト・アム・マインに生まれる。2001年からマインツやディジョンの美術大学で学ぶ。在学中から絵本作家として活躍。デビュー作である本書は、全世界で注目を浴びた。そのほかに、『リスとお月さま』『リスとはじめての雪』(コンセル)がある。現在、フランクフルト在住。 【関口裕昭(せきぐちひろあき)】 1964年、大阪府生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。在学中、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。最近のドイツ文化全般に深い興味を持ち、紹介に努めている。絵本の翻訳に、『うんちしたのはだれよ!』(偕成社)、『ちょっと まって、きつねさん!』(光村教育図書)がある。現在、明治大学情報コミュニケーション学部准教授。 |
2009年2月刊行あなにおちたのは、だれ?
【あらすじ】 ネズミとハリネズミとリスとウサギとヘビは、みんな友達です。ところが、ある日、ネズミはこんな噂をききます。ヘビは、ネズミをいじめる怖い動物なんだ――。噂を信じたネズミは、ヘビを恐れるあまりに穴に落ちてしまい……。 【ホリー・ケラー(Holly Keller)】 アメリカの絵本作家。家族とともにコネチカット州ニューヘイヴンに住み、『ファルファリーナとマルセル』(岩波書店)、『ママとパパをさがしにいくの』(BL出版)など多くの絵本を作る。本書では初めてコラグラフの手法で制作した。厚紙にさまざまな素材や紙を切って貼りつけ、アクリルジェッソやインクを塗ってから手動の銅版用プレス機にかけ、さらに水彩絵具で色づけしたという。ヘビの体はタマネギがはいっていたメッシュ袋、リスはカップケーキを焼くときに使うカップを使っている。 【福本友美子(ふくもと ゆみこ)】 慶應義塾大学卒業後、公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、評論、翻訳、書誌作成などをする。『としょかんライオン』(岩崎書店)、『シモンのおとしもの』(あすなろ書房)、『ハンダのびっくりプレゼント』『雲をみようよ』『トム』(光村教育図書)などの多数の訳書のほか、編著書に児童向けブックガイド『キラキラ読書クラブ』(共著 日本図書センター)がある。 |
2009年1月刊行スペインの注目コンビが描くお母さんの愛の物語
【あらすじ】 赤ちゃんを見失い、慌てて探した人間のお母さんと羊のお母さん。見つかったのは、それぞれ別の赤ちゃんでした。しばらく、その赤ちゃんの面倒をみた二人。無事、わが子が見つかり、元の生活に戻ったときに、感じたものは……。 【グスターボ・マルティン=ガルソ(Gustavo Martin Garzo)】 1948年、スペイン、バリャドリッドに生まれる。臨床心理士として働いたのち、創作活動を始める。現在では、児童書から小説まで手がけ、スペインを代表する作家として、幅広く活躍している。2004年、“Tres cuentos de hadas”で、スペイン国民文学賞児童文学部門の最優秀賞を受賞している。 【エレナ・オドリオゾーラ(Elena Odriozola)】 1967年、スペイン、ドノスティア=サン・セバスティアンに生まれる。祖父、父親ともに画家。美術とインテリアデザインを学び、8年ほど広告関連の会社に勤める。その後、絵本画家となり、多くの作品を発表。2006年、“La princesa que bostezaba a todas horas”という絵本で、スペインイラストレーション賞の優秀賞を受賞している。【宇野和美(うのかずみ)】 1960年、大阪府に生まれる。出版社勤務の後、1999年より2年半、バルセロナ自治大学大学院に留学、修士課程修了。児童文学の翻訳、紹介に携わり、スペインの魅力を伝えている。訳書に『はしれ! カボチャ』(小学館)、『ピトゥスの動物園』(あすなろ書房)、『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店)など多数。 |
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Last Modified:2009/12/19
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