2010年12月刊行かわいい どうぶつたちの ふゆじたく
【あらすじ】 動物たちは、どんな冬じたくをするのでしょう? ふわふわのコートを着ている羊、森の中で食べものを集めるリス……。子どもたちが大好きな動物たちが冬を越す様子を、うさぎの子が紹介します。そして、季節がめぐり、春になると……。 【イルソン・ナ(Il Sung Na)】 1979年、韓国、ソウルに生まれる。2001年ロンドンに渡り、翌年から、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインの基礎コースに通った。その後さらに、キングストン大学でイラストレーションとアニメーションを学ぶ。そこでの卒業制作展の作品が注目され、絵本作家となる。主な作品に、『ぐーぐーぐー みんな おやすみ』、『ふしぎなナンターラ』(ともに小島希里訳 光村教育図書)など。イギリスをはじめ、アメリカやアジアでも高く評価されている。 【小島希里(こじま きり))】 1959年、東京都に生まれる。絵本や児童書を中心に翻訳家として活躍している。訳書に『エレーナのセレナーデ』(BL出版)、『はじめまして ねこのジンジャー』(偕成社)、『きれいな絵なんかなかった―こどもの日々、戦争の日々』(ポプラ社)など多数。 |
2010年11月刊行あの子と わたしを へだてるもの
【あらすじ】 その夏、町をしきる柵がいつもより大きく見えた。柵の向こう側にあるものは何もかもが遠く見えた。ふたりの少女をへだてる高い柵。少女たちの友情は、やがて、その柵をこえ……。人種をこえた少女たちの交流を詩情豊かに描く。 【ジャクリーン・ウッドソン(Jacqueline Woodson)】 1963年、アメリカ、オハイオ州に生まれる。児童文学作家。2001年、『ミラクルズボーイズ』(理論社)で、コレッタ・スコット・キング賞を受賞。おもな作品に、『レーナ』(理論社)、『あなたはそっとやってくる』(あすなろ書房)がある。現在、ブルックリン在住。 【E. B. ルイス(E. B. Lewis)】 1956年、アメリカ、ペンシルヴァニア州に生まれる。幼少期に、芸術家である2人のおじから影響を受け、画家を志す。深みと美しさを兼ねそなえた写実的な画風で、数々の賞を受賞しており、これまでに手がけた児童書は30を超える。現在、ニュージャージー州在住。 【さくまゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳家。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など、訳書に『ローザ』『かあさんを まつ ふゆ』(光村教育図書)、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。現在、青山学院女子短期大学教授。 |
2010年11月刊行「愛している」と…
【あらすじ】 子どもが世界を眺めていた。戦う兵士が、飢えに苦しむ人が、力をかさにきた人がいる。広い海が、深い森が、流れる涙がある。子どもは思った。いつか、愛していると言えるようになろう。愛していると言われたことがなくても……。 【ティエリ・ルナン(Thierry Lenain)】 1959年、フランスに生まれる。障害児の教師を勤めた後、子どものための物語を書き始め、平和や人生をテーマにした示唆に富んだ作品を発表しつづけている。また、学校を訪問して子どもたちと交流したり、ブログを通して社会問題に対する自身の考えを述べたりと、人や社会と積極的にかかわる姿勢を貫いている。日本映画が好きなのだそう。娘が二人、息子が一人いる。本作のイタリア語版は、2006年イタリア・アンデルセン賞最優秀賞を受賞している。 【オリヴィエ・タレック(Olivier Tallec)】 1970年、フランスのブルターニュ地方モルレーに生まれる。ストラスブール造形芸術大学、デュペレ応用芸術学校卒業。広告代理店にデザイナーとして勤務した後、フリーのイラストレーターとして活躍している。料理が得意で、自宅に友人を招いて食事をするのが楽しみなのだとか。日本で紹介された絵本に「リタとナントカ」シリーズ(岩崎書店)、『水曜日の本屋さん』(光村教育図書)がある。現在、パリ在住。 【平岡 敦(ひらおか あつし)】 1955年、千葉県に生まれる。早稲田大学卒業、中央大学大学院修了。大学でフランス語を教えるかたわら、翻訳家として活躍している。小学生のころから海外ミステリに親しみ、ミステリ作品の訳書が多数ある。一方、『この世でいちばんすばらしい馬』(徳間書店)など、児童書の良書の翻訳につとめている。 |
2010年10月刊行とべない まほうつかいの おとこのこ
【あらすじ】 トビィは飛べない魔法使い。そのせいで、友だちができません。そんなある日、森で出会ったドラゴンが、飛び方を教えてくれることになりました。ところがそこへ、ドラゴン退治にきたというナイトが現れ……。 【カズノ・コハラ】 日本に生まれる。梅花女子大学児童文学科卒業。その後、イギリスに渡り、アングリア・ラスキン大学ケンブリッジキャンパスの美術学部で版画を学ぶ。2007年にイラストレーション修士課程を修了。『おばけやしきに おひっこし』(石津ちひろ訳、光村教育図書)で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれる。現在、イギリスのケンブリッジ在住。 【石津ちひろ(いしづ ちひろ)】 1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。詩や回文も含め、手がけた作品にはことばの魅力があふれている。著作絵本『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞を受賞。訳書に「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわいい ことりさん』『サラちゃんと おおきな あかいバス』(ともに光村教育図書)など多数。 |
2010年9月刊行ポインセチアをかざるのは、なぜ?
【あらすじ】 メキシコのクリスマスといえば、ポサダを祝う子どもたちの歌声、色とりどりのピニャータ、マリアッチのメロディー、それに真っ赤なポインセチア。ポインセチアは真心のしるしなのです。メキシコに伝わるクリスマスの奇跡のお話。 【ジョアンヌ・オッペンハイム(Joanne Oppenheim)】 1934年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。サラ・ローレンス大学卒業後、バンク・ストリート大学で教育学修士号を取得。教職を経て作家になった。彼女が手がけた児童向けの作品としては、本書が日本で初めての紹介となる。 【ファビアン・ネグリン(Fabian Negrin)】 1963年、アルゼンチンに生まれ、メキシコで美術を学び、1989年よりイタリア在住。 イタリアをはじめ、ヨーロッパ各国でイラストレーターとして活躍中。彼が挿絵を手 がけ、これまでに日本で紹介された作品に、『ぼくのミラクルねこネグロ』(オスバ ルド・ソリアーノ:文、宇野和美:訳、アリス館)がある。 【宇野和美(うの かずみ)】 大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務ののち、3人の子どもとともにスペインに渡り、バルセロナ自治大学大学院に留学。言語文学教育学科修士課程修了。帰国後、翻訳者として活躍している。訳書に、『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『ピトゥスの動物園』(あすなろ書房)、『天のおくりもの』『コドリーロのおやつ』(光村教育図書)など。 |
2010年8月刊行おねがい、おじいちゃん なんとかして!
【あらすじ】 ジョセフは、生まれたときにおじいちゃんがくれたもうふが、大、大、大好き! いつでもどこでも一緒でした。ところがある日、ぼろぼろになったもうふをお母さんが捨ててしまい……。おじいちゃんと孫の深い絆を描いた絵本。 【ミュリエル・ブロック(Muriel Bloch)】 大学で近代文学と映画を学ぶ。ポンピドー・センターでひらいた子ども向けのワークショップをきっかけに、フランスのみならず世界中でお話をしてまわるようになる。 現在、ストーリーテラーとして活躍。学校や図書館、美術館だけでなく、病院や刑務所、またラジオでもお話を届けている。本書は、そんなお話のレパートリーの中から生まれた一冊。パリ在住。 【ジョエル・ジョリヴェ(Joelle Jolivet)】 フランスのヴァル=ド=マルヌに生まれる。応用美術の学校でグラフィックデザインと広告を学ぶ。版画と印刷にずっと興味があったため、美術大学で1年間、リトグラフを学ぶ。今でもリノカット版画は、イラストを描くうえで、いちばん好きな素材である。数多くの絵本を出版するほか、小説のカバーや新聞、雑誌のイラストも手がける。パリ郊外のイヴリー=シュル=セーヌ在住。 【ふしみ みさを(伏見 操)】 埼玉県に生まれる。子どもの頃、父親が自分を主人公にしたイラスト付きのお話をしてくれたことがきっかけで、絵本が好きになる。上智大学文学部フランス文学科卒業。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務などを経て、現在、翻訳家として活躍中。フランス語や英語の子どものための本の翻訳と紹介に努めている。訳書に『ぼくが まもって あげるね』(あすなろ書房)、『せんをたどって』(講談社)、『ビュンビュンきしゃをぬく』(岩波書店)、『いろいろペンギン』(光村教育図書)など多数。東京都在住。 |
2010年8月刊行ぼくのともだち91さい
【あらすじ】 フリードリヒばあさんは91歳。少し困ったところがあるけれど、ぼくの大事な友だち。ぼくは時々おばあさんに、物語を聞かせてあげる。何でもやってのけるフリードリヒばあさんの、不思議な、はてしない物語を。二人の心の交流を描く。 【ハインツ・ヤーニッシュ(Heinz Janisch)】 1960年、ハンガリーにほど近い、オーストリアのブルゲンラント州に生まれる。ウィーンでドイツ文学とジャーナリズム学を学んだあと、ラジオ局に勤めた。現在、子どもと若い人のための本の作家として活躍し、描写にすぐれた抒情的な作風で人気を集めている。オーストリア児童文学賞、ウィーン児童文学賞など受賞多数。ウィーンとブルゲンラント州とを行き来する生活をしている。 【ヘルガ・バンシュ(Helga Bansch)】 1957年、オーストリアのシュタイアーマルク州に生まれる。州都グラーツの大学を卒業後、25年間小学校教師を勤めた。2003年にウィーンに居を移し、フリーのイラストレーターとして活動をはじめ、多数の絵本に挿絵を描いている。現在、ウィーンとシュタイアーマルク州を行き来する生活をしている。 【関口裕昭(せきぐち ひろあき)】 1964年、大阪に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。在学中、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。近現代のドイツ文化全般に深い興味をもち、紹介に努めている。絵本の翻訳に『うんちしたのはだれよ!』(偕成社)、『ちょっとまって、きつねさん!』『空の飛びかた』(光村教育図書)など。明治大学情報コミュニケーション学部准教授。 |
2010年7月刊行はかることなら、なんでもおまかせ
【あらすじ】 マグナス・マクシマスは、ものをはかるのが大すきなおじいさん。「マグナス・マクシマスにはからせれば、まちがいない!」と、みんなはいいました。ところが、ある日、めがねがこわれて、はかることができなくなってしまい……。 【キャスリーン・T・ペリー(Kathleen T. Pelley)】 スコットランドに生まれる。エジンバラ大学を卒業後、16年間小学校の教師をつとめ、生徒にお話を語る。結婚後、家族とともにアメリカに移住、2003年に絵本The Giant Kingで作家としてデビューする。コロラド州在住。 【S. D. シンドラー(S. D. Schindler)】 アメリカのイラストレーター。これまでに50冊以上の児童書の挿絵を手がけ、数多くの賞を受賞している。おもな作品に『しゃっくりがいこつ』(セーラー出版)、『世界を動かした塩の物語』(BL出版)、『空飛び猫』(講談社)などがある。妻と養女とともにペンシルベニア州在住。 【福本友美子(ふくもと ゆみこ)】 慶應義塾大学卒業後、公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳などをする。『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『りこうすぎた王子』(岩波書店)、『牛をかぶったカメラマン』(光村教育図書)など多数の訳書がある。 |
2010年7月刊行おみまいにいこう!
【あらすじ】 動物園で働くエイモスさん。毎日忙しい仕事の合間をぬって、お友だちの動物と過ごす時間を大切にしています。ところがある日、風邪をひいて仕事をお休みしてしまいました。動物たちはみんな心配でしかたありません。そこで……。 【フィリップ・C・ステッド(Philip C. Stead)】 絵本作家。妻のエリンとともに、ニューヨークとミシガン州のアナーバーを行ったり来たりしている。作品に、“Creamed Tuna Fish and Peas on Toast”(未訳)がある。本書は、エリンと一緒につくった初めての絵本。 【エリン・E・ステッド(Erin E. Stead)】 本書がデビュー作。イラストは、木版画とえんぴつで描いている。まず、木版画で色がついている部分をつくり、そこに、えんぴつで細部を描き込んで、完成させるという。道具には、日本の彫刻刀やばれんを使っている。 【青山 南(あおやま みなみ)】 福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の訳書に『ラストリゾート』(BL出版)、『きんようびはいつも』(ほるぷ出版)、『ひらめきの建築家 ガウディ』『エドウィーナ』『インドのむかしばなし にげろ! にげろ?』(光村教育図書)など多数。 |
2010年6月刊行おひめさまは、ふわ、ほわ、ふわん
【あらすじ】 ヒヤシンスひめには、悩みがありました。体が、浮いてしまうのです。外に出て、思う存分遊びたいのに、できません。お城の窓から外を眺めるだけの毎日に、うんざりしていたある日、ひめはお城の外に出る決心をしますが……。 【フローレンス・パリー・ハイド(Florence Parry Heide)】 これまでに、子どもの本を80点以上手がけてきたベテラン作家。その作品は絵本や読み物、YA、ミステリー、詩集、歌集などさまざまな分野にわたり、娘たちと協力しあって書いた作品もある。日本では、『Scary もしこんなことになっちゃったら』(トランスワールドジャパン)が出版されている。5人の子どもの母親であるハイドは、ふわふわ浮かんだりすることなく、ウィスコンシン州ケノシャに住んでいる。 【レイン・スミス(Lane Smith)】 王様の家族ではないが、コルデコット銀賞、ニューヨーク・タイムズ・ベストイラスト賞、全米図書館協会が図書館向けに選定する栄誉賞など、多くの賞を受けている。『くさいくさいチーズぼうや&たくさんのおとぼけ話』『たのしいホッキーファミリー!』(ほるぷ出版)、『算数の呪い』(小峰書店)などがある。妻と共にコネチカット州に住んでいる。 【野坂悦子(のざかえつこ)】 お姫様にあこがれて、英文学を学んだのち、5年間ヨーロッパで過ごす。1989年より翻訳家として活躍。特にオランダとベルギーの児童文学の紹介に力をそそいでいる。訳書に『おじいちゃん わすれないよ』(金の星社)、『フランダースの犬』(岩波書店)、『バロチェのなつやすみ』(講談社)、『どうして?』『ぼくの!』(光村教育図書)など多数。紙芝居文化の会海外企画推進委員、JBBY(日本国際児童図書評議会)理事も務めている。神奈川県在住。 |
2010年6月刊行ここで耳をすますのが、わたしたちの仕事。
【あらすじ】 エラ・メイは、今夜もお屋敷の窓の下に身をひそめる。だんなさまと奥さまの話をぬすみ聞きするために……。残酷な運命を背負わされていた奴隷たちの小さな抵抗と、自由への願いを描いた衝撃の絵本。彼らを待ち受ける運命とは……? 【グロリア・ウィーラン(Gloria Whelan)】 1923年、アメリカ、ミシガン州のデトロイト生まれ。詩人、児童文学者。これまでに日本で紹介された作品に、全米図書賞を受賞した『家なき鳥』(代田亜香子訳、白水社)がある。現在、ミシガン州のセントクレア湖近くに暮らしている。緑の中を散策しながら作品の構想をねるのが日課だという。 【マイク・ベニー(Mike Benny)】 スポーツ選手の似顔絵を得意とし、TIME誌やNEW YORKER誌などのニュース情報誌上を中心に、20年近くイラストレーターとして活躍している。一方、子どものための絵本の挿絵も多数手掛け、躍動感あふれる画風で人気をあつめている。テキサス州オースティン在住。 【もりうち すみこ】 1955年、福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業。小学校教師の経験をもつ。子どもの心にうったえ、世界を広げる作品の紹介につとめている。訳書に『キング牧師の力づよいことば』『リンカーン大統領のせいじつなことば』(ともに国土社)、『ヨハネスブルクへの旅』(さ・え・ら書房)など。 |
2010年5月刊行絵で語るイソップものがたり
【あらすじ】 ライオンの背を、ねずみがうっかり駆け上がりました。ご恩返しはしますから、と命乞いするねずみを、鼻で笑って逃がしたライオンでしたが……。イソップの『ライオンとねずみ』を迫力のイラストで語る、2010年度コルデコット賞受賞作。 【ジェリー・ピンクニー(Jerry Pinkney)】
1939年、アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれる。フィラデルフィア芸術大学卒業。1964年に子どものための本の挿絵を初めて手がけ、以来、100を超える作品を発表している。作品をとおして、アフリカ系アメリカ人が抱える問題をひろく社会に訴えることをライフワークとしている。これまで日本で紹介された作品に、『おしゃれなサムとバターになったトラ』(ジュリアス・レスター文、さくまゆみこ訳、ブルースインターアクションズ)がある。コルデコット賞、コレッタ・スコット・キング賞など、受賞多数。ニューヨーク州南東部、ウエストミンスター郡在住。 【さくまゆみこ】 さくまゆみこ
東京都に生まれる。編集者、翻訳者。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)、訳書に『かわいいサルマ』、『1つぶの おこめ』(ともに光村教育図書)、『よぞらをみあげて』(ほるぷ出版)、『あなたはそっとやってくる』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。 |
2010年5月刊行すっごい建物がいっぱい!
【あらすじ】 蜂の巣みたいなドアの覗き穴、波のようにうねったお屋敷……ガウディの作品には、みんなびっくり! サグラダ・ファミリア教会をはじめ、人々を魅了し続けるガウディのお手本は? たぐいまれな独創性の秘密に迫るノンフィクション絵本。 【レイチェル・ロドリゲス(Rachel Rodriguez)】
アメリカのミシガン州に生まれる。先祖にはガウディと同じく、スペインのカタルーニャの人もいる。ジュリー・パシュキスとの絵本に“Through Georgia’s Eyes”(未訳)がある。サンフランシスコ在住。 【ジュリー・パシュキス(Julie Paschkis)】
アメリカのペンシルバニア州に生まれる。本書を描くにあたり、ガウディの作品や土地の雰囲気を知るため、バルセロナをなんども訪れた。日本で紹介されている絵本に『ほーら、これでいい! リベリア民話』(アートン)がある。シアトル在住。 【青山南(あおやまみなみ)】 福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の訳書に『ラストリゾート』(BL出版)、『きんようびはいつも』(ほるぷ出版)、『エドウィーナ』『インドのむかしばなし にげろ! にげろ?』『ハンタイおばけ』(光村教育図書)など多数。 |
2010年4月刊行みんなとおなじじゃなきゃ ダメ?
【あらすじ】 アンナは新しい自転車に、仲良しの7匹をかわるがわる乗せてあげました。でも、きりんのペッテルだけは、体が大きすぎて乗れません。「みんなと おんなじが いい!」と落ちこむペッテルでしたが……。スウェーデンの楽しい絵本。 【カタリーナ・クルースヴァル(Catarina Kruusval)】 1951年、スウェーデン南西部の都市、ハルムスタッドに生まれる。ヨーテボリ大学でグラフィックデザインを学んだ後、絵画教師、図書館員などの職を経て、フリーのイラストレーターになる。現在、スウェーデンでもっとも人気のある絵本作家のひとりとして活躍している。2000年に創設された、児童書の女性イラストレーターにおくられるオッティリア・アーデルボリ賞の最初の受賞者である。これまでに日本で紹介された絵本に『うみのともだち』『エレンのプレゼント』(ともに、ひしき あきらこ訳 文化出版局)、『エレンのりんごの木』(ひだに れいこ訳 評論社)がある。 【菱木晃子(ひしき あきらこ)】 1960年、東京都に生まれる。スウェーデン法の研究者であった父親の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学び、児童書の翻訳に携わるようになる。『まじょにはクッキー おとうとうさぎ!』(クレヨンハウス)、『おじいちゃんがおばけになったわけ』(あすなろ書房)、「セーラーとペッカ」シリーズ(偕成社)、『長くつ下のピッピ ニュー・エディション』(岩波書店)など訳書多数。2009年、スウェーデン王国より北極星勲章受勲。横浜市在住。 |
2010年2月刊行きょうもワクワク!
【あらすじ】 小さかった頃、ステラの周りにあるものは、すべてが大きく、なぞに包まれていた。文字はありんぼにみえたし、木々はステラにいろいろなお話をしてくれた。ところが今や、ステラは大きくなり……。ステラ誕生10年の記念出版絵本。 【メアリー=ルイーズ・ゲイ(Marie-Louise Gay)】 1952年、カナダのケベック州ケベック・シティに生まれ、英語とフランス語の両方を母語として育つ。モントリオールで美術学校に通った後、26歳でアメリカに渡り、カリフォルニア州のアカデミー・オブ・アート・カレッジに学ぶ。カリフォルニアの太陽が、彼女のイラストに明るい色彩をもたらした。カナダに戻って絵本の制作を始め、デザイン的でユニークな独自の画風で人気を博している。絵本「ステラシリーズ」は、12を超える言語に訳され、世界じゅうで親しまれている。現在、モントリオール在住。 【江國香織(えくに かおり)】 東京都に生まれる。目白学園女子短期大学国語国文科卒。 2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞。小説のほか、詩やエッセイも発表し、日本でもっとも注目される作家の一人として活躍している。絵本の翻訳に、『マドレーヌとローマのねこたち』(BL出版)、『うみべのおとのほん』(ほるぷ出版)、「ステラとサムシリーズ」『いやはや』(光村教育図書)、など多数。 |
2010年2月刊行わくわくする、すばらしい発見の毎日
【あらすじ】 19世紀のイギリス。望遠レンズなどない時代に、どうすれば鳥や鳥の巣に近づいて写真を撮ることができるでしょう。次々とユニークな方法を考え出し、撮影に成功した兄弟の冒険の日々を描いたノンフィクション絵本。 【レベッカ・ボンド(Rebecca Bond)】 オーストリアのウィーンに生まれ、アメリカのヴァーモント州にあるピーチャムという小さな村で育つ。夏になると、とりでやいかだを作って遊んだ。この自然に囲まれた環境が、今の自分を作ったと感じているという。ブラウン大学を卒業し、ロードアイランドのデザイン学校では、イラストレーションを学ぶ。絵本に『あかちゃんのゆりかご』『ゆきがふったら』『ドーナツだいこうしん』(すべて偕成社)などがある。マサチューセッツ州ボストン在住。自ら作った巣箱にできたアメリカコガラの巣を観察するのを楽しみにしている。 【福本友美子(ふくもと ゆみこ)】 慶應義塾大学卒業後、公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳などをする。『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『としょかんライオン』(岩崎書店)、『どうぶつフムフムずかん』(玉川大学出版部)、『たすけて!』『トム』『ハンダのびっくりプレゼント』(すべて光村教育図書)などの多数の訳書のほか、編著書に児童向けブックガイド『キラキラ読書クラブ』(共著 日本図書センター)などがある。庭に作ったえさ台に集まる鳥を、カーテンのかげから観察するのが好き。 |
2010年1月刊行ルネサンスを代表する天才建築家
【あらすじ】 15世紀、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドーム建設は、その巨大さゆえに当時の建築技術では不可能と思われていた。この難問を解決したのは、「変わり者」とばかにされていた建築家フィリッポ・ブルネレスキだった。 【トレイシー・E・ファーン(Tracey E. Fern)】 高校時代、新聞部で活躍。ハーバード大学で歴史と生物学を学び、さらにボストンカレッジ・ロースクールで法律を学ぶ。卒業後、数年間不動産会社で法律関係の仕事をしたが、書くことへの情熱は消えず、児童文学作家となった。現在、夫、二人の娘、オズィという名の犬とともにアメリカのマサチューセッツ州に住む。 【ポー・エストラーダ(Pau Estrada)】 バルセロナ大学で文学を学び、フルブライト奨学金を得てアメリカでデザインを学んだ。これまでにアメリカおよびヨーロッパでたくさんの児童書の挿絵を描いてきた。現在、生まれ故郷、バルセロナに住み、挿絵を描いたり、ビデオを制作するなど、人生を楽しんでいる。 【片岡しのぶ(かたおか しのぶ)】 和歌山県で生まれ、岩手県で育つ。国際基督教大学教養学部卒業。多数の翻訳を手がける。現在、翻訳工房パディントン&コンパニイを夫と共同で主宰する。主な訳書に『ナゲキバト』『ぼくの羊をさがして』(あすなろ書房)、『母からの伝言』『はるかな島』(光村教育図書)がある。 |
2010年1月刊行ふとんも、おもちゃも、くつしたも、
【あらすじ】 ある夜、メレルの前にとつぜんあらわれた小さなおばけ。まわりのものをなんでも「ぼくの!」と自分のものにしてしまいます。あきれながらも、いっしょに遊んでいるうちに、メレルとおばけの間には心の交流が生まれ……。 【マチルデ・ステイン(Mathilde Stein)】 1969年、オランダのハーグに生まれる。ラテンアメリカの言語とコミュニケーション学を研究。フランスのボルドーでは美術アカデミーに通った。フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語などさまざまな語学に通じ、ヨーロッパ各地でスポーツ関係など多くのイベントを手がけた。2005年、『こわがりぼうや(Bang Mannetje)』で児童書作家としてデビューし、大きな注目を集める。中央イングランド大学に勤めるかたわら、絵本の執筆にはげんでいる。イギリス在住。 【ミース・ファン・ハウト(Mies van Hout)】 1962年、オランダのエイントホーフェンに生まれる。絵画の教職資格を得たのち、グラフィックデザインを学ぶ。1989年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍をはじめ、現在は児童書の挿絵や絵本の仕事を中心に、精力的に活躍している。主な作品に、『こわがりぼうや』、表紙を手がけた作品に『コブタのしたこと』(ミレイユ・ヘウス文、金の石筆賞受賞、あすなろ書房)など。子どもたちとの交流を大切に、学校訪問も積極的に行っている。オランダ在住。 【野坂悦子(のざか えつこ)】 東京に生まれる。英文学を学んだのち、5年間ヨーロッパで過ごす。1989年より翻訳家として活躍。特にオランダとベルギーの児童文学の紹介に力をそそいでいる。訳書に『おじいちゃん わすれないよ』(金の星社)、『第八森の子どもたち』(福音館書店)、『フランダースの犬』(岩波書店)、『バロチェのなつやすみ』(講談社)など多数。2001年より紙芝居文化の会運営委員として、日本の紙芝居文化を海外に広めている。JBBY理事、神奈川県在住。 |
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Last Modified:2010/12/17
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