12月『おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう!』 『チュンチエ―中国のおしょうがつ―』 |
11月『ちゅっ!』 |
10月『川のうた』 『くらくて あかるい よる』 |
9月『ねえ、おきてる?』 |
8月『じゃがいも畑』 |
7月『おじいちゃんの手』 |
6月『アリアドネの糸』 |
5月『フーくんの おへそ』 |
4月『にぎやかな ほん!』 |
3月『フィートは はしる』 |
2月『とかいのねずみと いなかのねずみ』 |
1月『しんと しずかな、ほん』 |
2011年12月刊行きみとぼく おんなじ? ちがう?
【あらすじ】 アメリカのエリオットとインドのカイラシュはペンフレンド。絵に手紙を添えてお互いのことを伝えます。二人とも木登りが大好きで、家族と住んでいて、バスに乗って友だちと学校へ…。二人のくらしはおんなじ? ちょっとちがう? 【ジェニー・スー・コステキ=ショー(Jenny Sue Kostecki-Shaw)】 カンザスシティ美術大学とイラストレーションアカデミーで学ぶ。グリーティングカードの会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターとなる。ネパールとインドを旅行中、本書の原題である“same, same but different”という言い回しに出会った。これは、現地の人々が異文化にふれたときによく使うのだという。ネパールの学校「サンシャイン・スクール」で、アメリカの子どもたちと絵や手紙を交換する活動に携わり、その経験が本書を生み出すきっかけとなった。夫のパトリックと娘のトゥルシーとともに、ニューメキシコ州北部の山の上に住んでいる。 【宮坂宏美(みやさか ひろみ)】 宮城県出身。弘前大学人文学部卒業。会社勤務の後、翻訳家となる。ネパールとインドには行ったことはないが、これまでシンガポール、インドネシア、アメリカ、イギリスなど、さまざまな国を訪れて異文化にふれてきた。主な訳書に『ロビンソン一家のゆかいな一日』(あすなろ書房)、『ルルとブロントサウルス』(小学館)、「ジュディ・モードとなかまたち」シリーズ(小峰書店)、「ランプの精 リトル・ジーニー」シリーズ(ポプラ社)など多数。東京都在住。 |
2011年12月刊行春節(チュンチエ)―中国の伝統行事
【あらすじ】 中国を舞台に厳かでにぎやかな春節(チュンチエ:旧暦のお正月)の様子を色鮮やかに伝える絵本。年に一度、お正月に数日だけ帰ってくる父さんと娘の交流をとおして、家族の絆の深さ、故郷の温かさを描く。解説ページつき。 【ユイ・リーチョン(Yu Li-qying)】 1980年、中国の安徽省安慶に生まれる。南京大学文学部卒業。現在、雑誌編集に携わる一方で、南京大学の修士課程に在籍し、演劇芸術について研究している。中国散文学会会員。15歳のころから物語や随筆、詩を書いている。 【チュ・チョンリャン(Zhu Cheng-liang)】 1948年、中国の上海市に生まれ、少年期を蘇州で過ごした。南京芸術学院で油絵を学ぶ。現在、美術系出版社の副編集長を務めるほか、絵本の創作に取り組んでいる。安野光雅氏が8カ国8人の絵本作家に呼びかけて制作した『まるいちきゅうのまるいちにち』(童話屋)に参加。 【中 由美子(なか ゆみこ)】 長崎市生まれ。中国、台湾、香港のすぐれた児童文学を翻訳し、日本に紹介している。日中児童文学美術交流センター理事。著書に『中国の児童文学』(久山社)、訳書に『島のみみずくトゥトゥウ』(童心社)、『パラパラ山のおばけ』(岩崎書店)など。 |
2011年11月刊行大好きのちゅっ!
【あらすじ】 お昼寝から目覚めた女の子。大好きなクマちゃんに、ちゅっ! 絵本にも、水そうの中のお魚にも、窓から見える雲にも、ちゅっ! すると、あらあら、ちゅっ! としたものたちが、お返しのちゅっ! 最後にママからも、ちゅっ! 【チョン・ホソン(Ho-Seon Jeong)】 1971年、韓国ソウルに生まれる。大学で産業デザインを学び、卒業後グラフィックデザイナーとして働きつつ、イラストレーション学校でまなんだ。現在、絵本作家として活躍している。本作を描くため、1000枚にもおよぶ赤ちゃんの写真を撮り、スケッチに明けくれたという。また、赤ちゃんがどのような物に愛着を感じ、どのように表現するのかを連日観察し、ヒントを得たという。 |
2011年10月刊行それで、
【あらすじ】 ユーフラテス、コンゴ、ナイル、そしてミシシッピ――。悠久の流れをたたえる川。川とともにあった人々の魂の声を語り伝える。ハーレム・ルネサンスの中心人物、L・ヒューズの代表作に詩情あふれるイラストを添えた珠玉の作品。 【ラングストン・ヒューズ(Langston Hughes)】 1902年、アメリカ、ミズーリ州に生まれる。詩、小説、児童文学など、創作分野は多岐にわたり、1919年に始まったハーレム・ルネサンス期に優れた作品を多数のこした。本作は18歳のときに書いた詩であり、彼の代表作として知られている。1967年没。 【E. B. ルイス(E. B. Lewis)】 1956年、アメリカ、ペンシルヴァニア州に生まれる。幼少期に、芸術家である2人のおじから影響を受け、画家を志す。深みと美しさを兼ねそなえた写実的な画風で、数々の賞を受賞しており、これまでに手がけた児童書は30を超える。現在、ニュージャージー州在住。
おもな作品に、『かあさんを まつ ふゆ』『むこうがわの あのこ』(光村教育図書)がある。 【さくま ゆみこ】 東京都に生まれる。編集者、翻訳家。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など、訳書に『ローザ』『おはなしの もうふ』(光村教育図書)、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『オオカミ族の少年』(評論社)など多数。現在、青山学院女子短期大学教授。 |
2011年10月刊行あかりが消えた夜のパーティー
【あらすじ】 いつもどおりの夏の夜。町は暑くて騒々しい。その時突然、あかりが消えた! 一瞬のパニックの後、ろうそくと懐中電灯の光を頼り、辺りを見回すと……。あわただしい現代の暮らしの中で失いかけた団らんの時を取り戻した家族の物語。 【ジョン・ロッコ(John Rocco)】 アメリカ、ロードアイランド州に育つ。ロードアイランド・デザイン・スクール、ニューヨーク市のビジュアル・アート・スクールに学んだ後、コンピュータグラフィックスの先駆者であるロバート・アベルに師事。その後、ディズニーに入社し、映画製作に携わっている。一方、本作を含め、これまでに6作の絵本を発表している。 妻と娘、愛犬とともに、ニューヨーク市ブルックリンに在住。2003年8月に北アメリカで起きた大規模停電を家族とともに体験した。仕事を離れるときは、ペンシルベニア州にある、1860年代の農家を改築した家で過ごすという。 【千葉茂樹(ちば しげき)】 1959年、北海道に生まれる。国際基督教大学卒業後、出版社に勤務し、児童書の編集に携わった。その後、北海道に居を移し、フリーの翻訳家として活躍している。訳書に『たまごのはなし』(ほるぷ出版)、『ゴハおじさんのゆかいなお話』(徳間書店)、『あたまにつまった石ころが』、『メアリー・スミス』(ともに光村教育図書)など多数。
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2011年9月刊行もうちょっと ねかせて……
【あらすじ】 「ママ!」「ママったら!」 朝の4時。エンジン全開のエドワード。「なんで よるなの?」無邪気に繰り返すエドワードと、どんな質問にもこたえるママの掛け合いにおもわず笑みがこぼれます。親子のふれあいにぴったりの絵本。 【ソフィー・ブラックオール(Sophie Blackall)】 1970年、オーストラリアに生まれる。シドニーでデザインを学び、その後数年間、テーマパークのキャラクターを描いたり、日曜大工のテレビ番組で助手を務めたり、家事のこつを雑誌に書いたりしていた。2000年にニューヨークのブルックリンへ移り、ニューヨークタイムズやボストングローブなどでイラストを描きはじめる。初めて絵を手がけた絵本“Ruby’s Wish”で、2003年度エズラ・ジャック・キーツ賞を受賞。 【もとした いづみ】
1960年、大分県に生まれる。大学卒業後、キャラクターの商品企画をしたり、編集者、ライターとして、新聞、雑誌などでコラムやインタビューを連載したり、広告のコピーを書いたりしていた。現在、絵本作家、児童文学作家、翻訳家として広く活躍。創作絵本『ふってきました』(石井聖岳絵、講談社)で、講談社出版文化賞、日本絵本賞を受賞。翻訳絵本に『ねないこティップ』『みーんな いすの すきまから』(フレーベル館)など多数。
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2011年8月刊行月のかがやく夜だから
【あらすじ】 ぼくとメイベルとエディが、じゃがいもを盗みにケニーさんの畑にしのびこんだのは、母さんの夜勤の日だった。母さんは、そりゃあ立派な人さ。だけどこの頃じゃ、食べるにはひどくことかいてたんだ。ぼくら子どもの分だってさ……。 【カレン・ヘス(Karen Hesse)】 1952年、アメリカ、メリーランド州生まれ。メリーランド大学で、英語、心理学、人類学を学んだ。大学卒業後、子育てをしながら、また、職を転々としながら子どものための詩や物語を発表し、1998年『ビリー・ジョーの大地』(伊藤比呂美訳、理論社)でニューベリー賞、スコット・オデール賞を受賞。邦訳絵本に『ふれ、ふれ、あめ!』(さくま ゆみこ訳、岩崎書店)など。現在、バーモント州に、夫と二人の娘とともに暮らしている。本や大好きな物であふれた屋根裏部屋が創作の場だそう。 【ウェンディ・ワトソン(Wendy Watson)】 アメリカ生まれ。絵本作家として、これまでに20を超える作品を発表しているほか、60以上の子どものための絵本や物語に挿絵を描いている。手がけた作品は、ニューヨークタイムズ・ベストブックに選ばれたり、アメリカ図書館協会の選定をうけたりと、高い評価をうけている。 【石井睦美(いしい むつみ)】 神奈川県生まれ。フェリス女学院大学文学部卒業。児童文学作家、翻訳家として活躍している。1990年『五月のはじめ、日曜日の朝』で、第三回毎日新聞はないちもんめ童話大賞、新美南吉児童文学賞受賞、2011年『皿と紙ひこうき』で、第51回 日本児童文学者協会賞を受賞した。創作絵本に『おにんぎょうさんのおひっこし』(長崎訓子絵、ポプラ社)、翻訳絵本に『ジャックのあたらしいヨット』(BL出版)などがある。
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2011年7月刊行おまえの その手は、なんでもやれる
【あらすじ】 どうだ、ジョーゼフ、わしの手は。まだまだ達者なわしの手で、おまえにも教えてやろう、ピアノやトランプ、野球を。そして、昔、わしができなかったことを……。手を通して描かれた、伝える祖父と受け継ぐ孫の物語。 【マーガレット・H・メイソン(Margaret H. Mason)】 アメリカ、デラウェア州のウィルミントンに生まれる。こどもの頃から物語を書いているという。ミシガン大学公衆衛生学部を卒業。現在、ミシガン州の保険医療制度を改善する仕事のかたわら、創作活動を続けている。夫と三人のこども、子犬とともにミシガン州のファーンデール在住。 【フロイド・クーパー(Floyd Cooper)】 アメリカ、オクラホマ州のタルサに生まれる。これまでに手がけたこどもの本は60冊以上。油絵の具で描いた絵を練り消しゴムで消すという独特の技法で作品を制作している。2009年“The Blacker the Berry”でコレッタ・スコット・キング賞を受賞。妻と二人のこどもとともにペンシルバニア州のイーストン在住。 【もりうち すみこ】 1955年、福岡県に生まれる。九州大学教育学部卒業。小学校教師の経験をもつ。こどもの心にうったえ、世界を広げる作品の紹介につとめている。訳書に『クモくんのにっき』(朔北社)、『リンカーン大統領のせいじつなことば』(国土社)、『ぬすみ聞き』(光村教育図書)など多数。
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2011年6月刊行かなしい心をときほどす
【あらすじ】 お父さんにしかられ、家をとびだしたアリアドネ。ポケットに入っていた糸だまをポーンとけりました。すると……。一本の糸が自由自在にかたちをかえて、少女を冒険の旅へ。ゆたかな想像力が悲しみをいやし、心が洗われる絵本。 【ハビエル・ソブリーノ(Javier Sobrino)】 1960年、スペインのアストゥリアス地方の町、ピミアンゴに生まれる。1984年より教職につき、現在もカンタブリア地方の公立小学校で教えている。1986年にカンタブリア地方の教師仲間とともに児童文学季刊誌『ペオンサ』を創刊。現在に至るまで編集に携わり、本の紹介や作家のインタビュー、評論にかかわるほか、子どもの本の普及にも尽力している。児童文学作家としては2001年にはじめての作品を刊行して以来、十数点を発表し、注目を集めている。 【エレナ・オドリオゾーラ(Elena Odriozola)】 1967年、スペイン、ドノスティア=サン・セバスティアンに生まれる。祖父、父親ともに画家。美術とインテリアデザインを学び、8年ほど広告関連の会社に勤める。その後、絵本画家となり、多くの作品を発表。『天のおくりもの』『おはなしの もうふ』『超じいちゃん』『ハンタイおばけ』(すべて光村教育図書)などがある。2006年、『あくびばかりしていた おひめさま』(光村教育図書)でスペインイラストレーション賞の優秀賞を受賞。 【宇野和美(うの かずみ)】 1960年、大阪府に生まれる。出版社勤務の後、1999年より2年半、バルセロナ自治大学大学院に留学、修士課程修了。児童文学の翻訳、紹介に携わり、スペインの魅力を伝えている。訳書に『フォスターさんの郵便配達』(偕成社)、『ティナの明日』(あすなろ書房)、『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『フーくんの おへそ』『ポインセチアは まほうの花』(ともに光村教育図書)など多数。
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2011年5月刊行おへそって、どうして あるの?
【あらすじ】 フーくんは4才の男の子。「おへそって、どうしてあるの?」パパに聞いても、お姉ちゃんに聞いてもわかりません。おじいちゃんはママに聞けって言うけれど……? 命の大切さ、命のつながりに触れる、楽しいスペインの絵本。 【ラモン・アラグエス(Ramón Aragüés)】 1975年、アメリカ、カリフォルニア州サクラメントに生まれ、スペインのアラゴン地方サラゴサに育つ。1997年、世界に飛び出す決意をし、スイス、フランス、アメリカなど数か国で働き、世界中を旅する。大人の体に夢見る子どもの心を持ち、作家、システムエンジニア、健康科学博士として活躍している。本書は、初めて手がけた子どもの本。 【フランチェスカ・ケッサ(Francesca Chessa)】 イタリアの人気イラストレーター。大学で建築学を修めた後、絵画を学んだ。手がけた絵本は、イタリアをはじめ、スペイン、フランスほかのヨーロッパの国々で、またカナダやアメリカ、韓国などでも紹介されている。 【宇野和美(うの かずみ)】
東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務ののち、バルセロナ自治大学大学院に留学。言語文学教育学科修士課程修了。訳書に『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『コドリーロのおやつ』(光村教育図書)など。 |
2011年4月刊行このよには たくさんの おとがある
【あらすじ】 にぎやかなのは、どんな音? 目ざまし時計のけたたましいベルの音、ホームランの大騒ぎ、にぎにぎしい公園のパレード、妹のいびき、そして……。子どもの日常の様々なにぎやかな場面を描いたかわいい絵本。おやすみ前におすすめ。 【デボラ・アンダーウッド(Deborah Underwood)】 アメリカ、ワシントン州ワラワラ市に育つ。父親は数学教授、母親は英語教師であった。大学卒業後、サンフランシスコでストリートミュージシャンをしたり、会計事務所で働いたりしていた。2004年から子ども向けノンフィクションのライターとして活躍している。創作絵本は、本作の姉妹篇である『しんと しずかな、ほん』(光村教育図書)のほか、これまでに2作品を発表している。 【レナータ・リウスカ(Renata Liwska)】 ポーランドのワルシャワに生まれ育つ。カナダのアルバータ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに学んだ。自分の子どもの頃の経験や思い出をイラストに盛り込むのが好きなのだという。現在、イラストレーターの夫とともに、カナダのカルガリーに暮らしている。 【江國香織(えくに かおり)】 東京都に生まれる。2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞。小説のほか、詩やエッセイも発表し、日本でもっとも注目される作家の一人として活躍している。絵本の翻訳に、「ステラとサム」シリーズ、『いやはや』(光村教育図書)など多数。 |
2011年3月刊行はしりたいんだ!
【あらすじ】 フィートは走るのが大好き。朝から晩まで走り続けます。ところが、今日はいつもと違う。何かがじゃまして走れません。じゃましていたのは風でした。負けるもんか、と風に立ち向かうフィートですが、風はますます強くなり……。 【ビビ・デュモン・タック(Bibi Dumon Tak)】 1964年、オランダのロッテルダムに生まれる。ユトレヒト大学で、オランダ語とオランダ文学を学ぶ。おもに、子どものためのノンフィクションを手がける。子どものころ、たくさんの動物に囲まれて生活していたため、将来は獣医か鳥類学者になろうと思っていた。動物に対するこうした情熱が、のちに本の中に反映されることになる。本作がはじめての絵本作品。 【ノエル・スミット(Noëlle Smit)】 1972年、オランダのアルクマールに生まれる。アムステルダムでグラフィックデザインを学んだのち、ユトレヒト美術高等専門学校に進学。学校に通っているころから、新聞社や児童書出版社で経験を積む。卒業後、フリーランスのイラストレーターとして活躍。クラシックな色彩と、のびのびとした線、感情豊かな表現が魅力で、数多くの作家のために挿絵を描いている。 【野坂悦子(のざかえつこ)】 早稲田大学第一文学部卒業。1989年より翻訳家として活躍。特にオランダとベルギーの児童文学の紹介に力をそそいでいる。訳書に『おじいちゃん わすれないよ』(金の星社)、『フランダースの犬』(岩波書店)、『バロチェのなつやすみ』(講談社)、『ヒヤシンスひめ』(光村教育図書)など多数。紙芝居文化の会海外企画推進委員、JBBY(日本国際児童図書評議会)理事。 |
2011年2月刊行とかいと いなか どっちもいい!?
【あらすじ】 牛のうんちは嫌だけど、美しい星空においしい木の実。人ごみと車には参るけど、きれいな夜景にたくさんの仲間。“二つの世界はずいぶん違うけれど、どちらもすばらしい”作者が独自の解釈でかき下ろした新しいイソップのお話。 【カトリーン・シェーラー(Kathrin Schärer)】 1969年、スイスのバーゼル生まれ。バーゼル造形大学で学び、美術の教師となる。ことばに障害のある子どもたちに美術を教えるかたわら、フリーのイラストレーターとして活躍。絵本では、本書のように絵と文を手がけた作品も多数ある。スイスをはじめ、ドイツ、オーストリアやアジアでも高い評価を受けている。 【関口裕昭(せきぐち ひろあき)】 1964年、大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。在学中、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。近現代のドイツ文化全般に深い興味を持ち、紹介に努めている。絵本の翻訳に『うんち したのは だれよ!』(偕成社)、『空の飛びかた』『フリードリヒばあさん』(光村教育図書)など。明治大学情報コミュニケーション学部准教授。 |
2011年1月刊行しずかさには いろいろある
【あらすじ】 しずかになるのは、どんな時? ジャムサンドをひっくり返した時、かべに落書きしちゃったわけを考えている時、願い事をしている時、そして……。子どもの日常の様々なしんとする場面を描いたかわいい絵本。おやすみ前におすすめ。 【デボラ・アンダーウッド(Deborah Underwood)】 アメリカ、ワシントン州ワラワラ市に育つ。父親は数学教授、母親は英語教師であった。大学卒業後、サンフランシスコでストリートミュージシャンをしたり、会計事務所で働いたりしていた。2004年から子ども向けノンフィクションのライターとして活躍している。創作絵本は、本作のほかこれまでに2作品を発表している。 【レナータ・リウスカ(Renata Liwska)】 ポーランドのワルシャワに生まれ育つ。カナダのアルバータ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに学んだ。自分の子どもの頃の経験や思い出をイラストに盛り込むのが好きなのだという。現在、イラストレーターの夫とともに、カナダのカルガリーに暮らしている。 【江國香織(えくに かおり)】 東京都に生まれる。2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞。小説のほか、詩やエッセイも発表し、日本でもっとも注目される作家の一人として活躍している。絵本の翻訳に、「ステラとサム」シリーズ、『いやはや』(光村教育図書)など多数。 |
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Last Modified:2011/12/21
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