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やまねこ賞 投票の様子 2017年絵本部門
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| ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆ みーこ WYN-1020 ☆★ 1位 ふたりはバレリーナ ふたりはバレリーナ／バーバラ・マクリントック作 福本友美子訳／ほるぷ出版 最後の場面がとても素敵。「ふたりはバレリーナ」という邦題が、一言でこの絵本を 表現していて素晴らしいです。 2位 まるぽちゃおまわりさん まるぽちゃおまわりさん／マーガレット・ワイズ・ブラウン作 イーディス・サッチ ャー・ハード作 アリス・プロベンセン絵 マーティン・プロベンセン絵 こみやゆ う訳／PHP研究所 「まるぽちゃおまわりさん」という言葉がぴったりの、愛らしいおまわりさん。すっ かりファンになってしまいました。 3位 マスターさんとどうぶつえん マスターさんとどうぶつえん／アーノルド・ローベルさく こみやゆうやく／好学社 動物が大好きなマスターさんと、マスターさんが大好きになった動物たちが生んだハ ッピーエンド。好きという気持ちがあふれています。 4位 こわい、こわい、こわい? こわい、こわい、こわい?（しりたがりネズミのおはなし）／ラフィク・シャミ文 カトリーン・シェーラー絵 那須田淳訳／西村書店 「こわい」を知らない、探しに行く、という発想がおもしろいです。見つかった瞬間、 なるほど〜って思いました。 5位 がっこうだってどきどきしてる がっこうだってどきどきしてる／アダム・レックス文 クリスチャン・ロビンソン絵 なかがわちひろ訳／WAVE出版 「がっこう」のどきどきが伝わってきます。用務員さんの言葉が心に残りました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ナウシカ（WYN-1265) 1位 こどものなかま 可愛らしい絵だけれど、自分の居場所探しという切実なテーマを内包している。子ど もはもちろん、大人にとっても、居心地の良い、自分が自分でいられる場所って大切！ 2位 みつけてん 大好きなクラッセンの絵本。ダークでシュールな前作と異なり、やや道徳的な本作。 でも、文章をシンプルにして絵で語る手法は健在！ 3位 こらっ、どろぼう！ 勘違い街道をひたすらつっぱしるマックス。これを読んだときの子どもたちの、ツッ コミの嵐が聞こえるような気がします。最後のオチもナイス！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ キジトラ（WYN-1060） 1位 こわい、こわい、こわい？ 『こわい、こわい、こわい？ しりたがりネズミのおはなし』ラフィク・シャミ文、 カトリーン・シェーラー絵、那須田淳訳、西村書店、2016.11 「コワイってもってる？」子ネズミは、いろいろな動物に質問をして歩きます。民話 のような雰囲気のストーリに、生き生きとしたイラストがマッチして、とても魅力的！ カメさんが列挙する「こわい」の数々に笑いました。 2位 ガルマンの夏 スティアン・ホーレ絵・文、小柳隆之訳、三元社、2017 ざわっとした読後感。古めかしい雑誌から切り抜いたようなコラージュ画は非現実的 でありながら、学校生活を目前とした少年ガルマンの心情がぴたりと胸に張り付いて くる。年取ったおばさんたち、パパやママの抱く不安にも共感。 3位 おぼろ月のおさんぽ 『おぼろ月のおさんぽ 「銀色」』ウォルター・デ・ラ・メア詩、カロリーナ・ラベ イ絵、海後礼子訳、岩崎書店、2017.3 お月さまの光で銀色に染まる木々や動物たち――。夜の美しい世界がやさしい絵で描 かれ、包まれるような温かさを感じました。 4位 サイモンは、ねこである。 ガリア・バーンスタイン作、なかがわちひろ訳、あすなろ書房、2017.8 ネコ科のみなさん、ばんざい！ ライオン、チーター、ピューマ、クロヒョウ、トラ。 スター動物がせいぞろいするなか、主役はやっぱり、ネコのサイモン君かな。 5位 もしきみが月だったら ローラ・パーディ・サラス文、ジェイミー・キム絵、木坂涼訳、光村教育図書、2017 お月さまの活躍ぶりが、詩的な文章で語られる科学絵本。絵も素敵です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みちこ（WYN-1057) 1位 走れ！！ 機関車 ブライアン・フロッカ作／日暮雅通訳／偕成社 アメリカの大陸横断鉄道を描いたノンフィクション絵本。迫力満点で夢とロマンを感 じます。 2位 きれいずき エミリー・グラヴェット作／福本友美子訳／フレーベル館 3位 いっぽんのせんとマヌエル マリア・ホセ・フェラーダ文／パトリシオ・メナ絵／星野由美訳／偕成社 4位 サイモンは、ねこである。 ガリア・バーンスタイン作／なかがわちひろ訳／あすなろ書房 5位 ガルマンの夏 スティアン・ホーレ絵・文／小柳隆之訳／三元社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まなみ（WYN−1063） 1位 星空 星空 The Starry Starry Night／ジミー・リャオ／トゥーヴァージンズ 読み聞かせで聞いたのが初めての出会いで、この本は絶対に欲しいと書店に駆け込み ました。美しい色使いの絵と、心にじわっと沁みる文で、何度読んでも泣いてしまい そうになります。宝物の一冊です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Incisor (WYN-2016) 1位 どれがいちばんすき？ ジェイムズ・スティーブンソン 作 千葉茂樹 編訳 2017.3.29 発行 岩波書店 たまらなくいとおしい気持ちでいっぱいになる。心がポカポカしてくる絵本。 2位 ヒルダさんと３びきのこざる クェンティン・ブレイク 文 エマ・チチェスター・クラーク 絵 村岡美枝 訳 2017. 5.17 発行 徳間書店 おしゃれなヒルダさんにうっとりしながら、３びきのこざるとのやりとりに微笑んで しまう。 3位 世界食べものマップ フェーベ・シッラーニ 文 ジュリア・マレルバ 絵 中島知子、赤塚きょう子 訳 2017.3.30 発行 河出書房新社 楽しくて楽しくて何度も眺めてしまう。ワクワクすればするほどお腹がペコペコに。 4位 うみべのまちで ジョアン・シュウォーツ 文 シドニー・スミス 絵 いわじょう よしひと 訳 BL出版 2017.7.15 現在と将来をまっすぐに見つめる少年の瞳にうつった波が息をのむほど美しかった。 5位 しろさんとちびねこ エリシャ・クーパー 作 椎名かおる 訳 2017.4.20 発行 あすなろ書房 かわいくてせつなくて力強い絵本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ＭＯＭＯ（WYN-1013） 1位 天女かあさん ペク・ヒナ作／長谷川義史訳／ブロンズ新社 天女さま、あなたのインパクトはすごすぎます。 2位 ファビアンのふしぎなおまつり マリット・テルンクヴィスト作／長山さき訳／徳間書店 左右に広がる仕掛けが、お祭りの世界も広げていきます。こんなお祭りにわたしも行 ってみたい。 3位 美術ってなあに？ スージー・ホッジ著／小林美幸訳／河出書房新社 子どものときにこの本に出合いたかったなあ。美術の“なぜなに”に正面から答えて くれる本。 4位 きれいずき 『きれいずき』エミリー・グラヴェット作／福本友美子訳／フレーベル館 アナグマくん、そりゃやりすぎでしょ〜！ 5位 劇場ってどんなところ？ 『劇場ってどんなところ？』フロランス・デュカトー文／シャンタル・ペタン絵／岡 室美奈子監修／野坂悦子訳／西村書店 劇場の舞台裏をのぞきながら知識が身につく本。ページの仕掛け、ヒミツの情報も楽 しい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ うりこひめ 1位 ちいさなあなたがねむる夜 ジーン・Ｅ・ペンジウォル文／イザベル・アルスノー絵／河野万里子訳 小さな命への愛おしさがこみ上げる、しみじみ味わえる1冊。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ hanemi（WYN-0036） 1位 どれがいちばんすき？、こうえん どれがいちばんすき？、こうえん／ジェイムズ・スティーブンソン作／千葉茂樹編訳 ／岩波書店 シンプルだけれど、真似しようと思ってもできないイラストが素敵な詩の絵本。読ん だ瞬間から、１位に投票しようと決めていました。１冊を選ぶのは無理なので、２冊 セットで。 2位 しろさんとちびねこ しろさんとちびねこ／エリシャ・クーパー作／椎名かおる訳／あすなろ書房 ねこらしいしぐさはこうやって伝承されていく。ちょっぴりせつない。 3位 うみべのまちで うみべのまちで／ジョアン・シュウォーツ文／シドニー・スミス 絵 ／いわじょうよ しひと訳／BL出版 抑えめの色合いだけれど、輝く海が美しい。 4位 あめのひ あめのひ／サム・アッシャー文・絵 ／吉上恭太訳／徳間書店 雨の日、外に出かけられなくて、家のなかで退屈している男の子の話だと思って読ん でいたら、ファンタジックな展開になってびっくり。水がきれい。 5位 いっぽんのせんとマヌエル いっぽんのせんとマヌエル／マリア・ホセ・フェラーダ文／パトリシオ・メナ 絵／ 星野由美訳／偕成社 作者の１人マリア・ホセさんが、線にこだわる自閉症の男の子マヌエルくんに出会っ たことから生まれた絵本。こういった絵本が一般に流通する本として出版されたこと が、まず素晴らしい。ピクトグラムは日本版オリジナル。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ winter(WYN-1065) 1位 あめのひ サム・アッシャーさく／吉上恭太やく／徳間書店 窓にくっついた雨つぶの絵に一目ぼれ。雨の日に書くお手紙ってなんだかすてき。 2位 ねむれないおうさま ベンジャミン・エルキン作／ザ・キャビンカンパニー絵／小宮由訳 ねむれないおうさま、一体どんな王様かと思ったら……。なるほど、ね。 3位 とびっきりのともだち エイミー・ヘスト文／エイミー・ベイツ絵／落合恵子訳 こんなともだち、わたしも欲しいな。最後のページの鉛筆画がいちばん好きかも。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ からくっこ（WYN-1050） 1位 世界食べものマップ フェーベ・シッラーニ 文 ジュリア・マレルバ 絵 中島知子、赤塚きょう子 訳 2017.3.30 発行 河出書房新社 何度ひらいても新たな発見があって見飽きないです。食べてみたいものも、ええっ？ とびっくりするものも満載で世界は広いと実感できる楽しい本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ モリー（WYN-1059） 1位 シャクルトンの大漂流 ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。青と白の色遣いが、すっごくきれい。シャクル トンの話をもっともっと詳しく知りたくなった。 2位 本の子 本の子が本の世界にいざなってくれる話。実際に文字が世界を形作っているのが楽し い。山も木も海も文字でできている。お馴染みの物語がたくさん出てくるのも嬉しい。 3位 天女かあさん 今回も細部まで作りこまれていて、すごい！ 4位 もしかしてオオカミ！？ 怖い本を読んだときの「あるある」、楽しい！ 5位 ゆめみるじかんよ こどもたち 優しい絵がすてき。不気味な声の正体……最後に読み返して確認しました〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Chicoco（WYN-0007） 1位 どれがいちばんすき？、こうえん ページを開いて最初の「かさ」でハートを射抜かれました。イラスト、訳、レイアウ ト、どれも粋なユーモアがあっておしゃれ。いろんなものへの愛にあふれていますが、 とくに犬愛を強く感じました。 2位 サイモンは、ねこである。 愛嬌のある猛獣たちがかわくてたまりません。笑顔になります。 3位 世界食べものマップ 何度もひらいて楽しめる絵本。海外の本や映画で食べものの名前が出てきたときに調 べてみると大抵のっているのでうれしくなります。 4位 キツネとねがいごと 美しい絵で、テーマは深い。老い、やがて死期を迎えることについて考えました。お となのための絵本。 5位 うみべのまちで 海が陽光を反射し、きらきら明るい風景のなかで進む〈ぼく〉の１日。それを支える のが、海の真っ暗な底にほられた炭鉱で働く父さん。色の対比がすばらしい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おとむとむ（WYN-2033） 1位 走れ！！機関車 ブライアン・フロッカ 作／日暮 雅通 訳／偕成社 (2017.01) 緻密かつダイナミック。当時の人々の興奮と期待が伝わってきてワクワク。 2位 ふたりはバレリーナ バーバラ・マクリントック作／福本友美子／訳／ほるぷ出版 (2016.10) ふたりの姿がシンクロしつつ進み、最後になんてまあ、ステキなこと。バレエファン にはたまらない！ 3位 サイモンは、ねこである。 ガリア バーンスタイン作／なかがわ ちひろ／訳／あすなろ書房 (2017.08) 動物たちの表情や視線が魅力的。シンプルで大胆な構図に、はっとする。 4位 天女かあさん ペク・ヒナ作／長谷川 義史 訳／ブロンズ新社 (2017.08) 独特な表情のキャラクターたち。関西弁と愛情たっぷりなストーリーにほっこり。 5位 ぼくのイスなのに！ ロス・コリンズ作／いしい ひろし 訳／PHP研究所 (2017.06) 不満たっぷりのねずみ君と、おとぼけ感たっぷりのシロクマ君、いいコンビです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ たろたろ（WYN-1055） 1位 チャーリーとシャーロットときんいろのカナリア チャーリーとシャーロットときんいろのカナリア／チャールズ・キーピング文・絵／ ふしみみさを訳／ロクリン社 友達を求める心、ひとりぼっちのさみしさを鮮やかな色彩と色に溶け込むデッサンで 表現している。シャーロットとカナリア、その色にせつなくなった。 2位 ウィニー ウィニー「プーさん」になったクマ／サリー・M・ウォーカー文／ジョナサン・D ・ ヴォス／さくまゆみこ訳／汐文社 出会った人に優しさをたくさんもらって育ったウィニー。作品は「大切にする」とい うことを丁寧に優しく伝えてくれる。後にウィニーがモデルとなった「プーさん」の 優しさに納得。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さかな（WYN-0021) 1位 どれがいちばんすき？ ジェイムズ・スティーブンソン 作／千葉 茂樹 編訳／岩波書店 詩はいつだってそばにおいておくものです。『こうえん』と共にこの詩集もそばにお いておくものなのです。 2位 サルってさいこう！ オーウェン・デイビー 作 越智 典子 訳 偕成社 タイトルどおりサルってさいこう！と思える、ナイスなサルがいっぱいです。 3位 エンリケタ、えほんをつくる リニエルス 作 宇野和美 訳 ほるぷ出版 わくわくするような色ばかりで描かれたキュートな絵本！ 4位 こどもってね ベアトリーチェ・アレマーニャ みやがわ えりこ訳 きじとら出版 こどもってね、という平易な語りで哲学の側面をみせてくれる深淵な文章に 描かれているこどもたちは、それぞれに個性的でやわらかな意志を感じます。 5位 いいにおいのおならをうるおとこ ジル・ビズエルヌ 文 ブルーノ・エッツ 絵 ふしみ みさを訳 ロクリン社 タイトルからもおもしろそうなことが伝わり、読んでやっぱりおもしろくて大笑い。 絵ものびやかでとてもすてきです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NON 1位 カランポーのオオカミ王 ウィリアム・グリル 千葉 茂樹 岩波書店 これだけしかない色と文字とで、なんという大きな物語と複雑な心の内（人とオオカ ミの）と、そしてわたしたちにとってだいじなものをつたえてくれたことか。大判で ある意味がほんとうにある絵本。 2位 こどもってね ベアトリーチェ・アレマーニャ みやがわ えりこ きじとら出版 絵を見ているだけで、ほんとうにいろいろな子がいるなと微笑んでしまう、文字通り カラフルな子どもたち。この絵本の価値がわかる人は信頼できる。 3位 ネコ博士が語る宇宙のふしぎ ドミニク・ウォーリマン ベン・ニューマン 日暮 雅道 徳間書店 ウォーリマン という人はほんとうに頭がいい人で、ニューマンという人はイラスト で話すのが最高にうまい人。このふたりがタッグを組んだら、科学はたのしくなる。 4位 TIMELINE タイムライン―地球の歴史をめぐる旅へ! ピーター・ゴーズ フレーベル館 これはもう、みてくださいというしかありません。歴史が好きな人も、わたしのよう に苦手な人も、きっと満足するはず。 5位 ちいさなあなたがねむる夜 ジーン・E・ペンジウォル イザベル・アルスノー 河野 万里子 西村書店 表紙をみただけでもう幸せになってしまいます。しずかな夜に、あたたかな部屋で、 やさしい目にまもられて……。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆BUN(WYN-0003)☆ 1位 カランポーのオオカミ王 「ロボは平原の王として、君臨しつづけた」という一文とともに、ちっちゃいオオカ ミたちが描かれる場面がすごくすき。ロボの最期をたどるころには滂沱の涙でした。 2位 はくぶつかんのよる 『あおのじかん』のイザベル・シムレールの作品。この人の絵がすきとしかいいよう がない。 3位 いろいろいっぱい 生き物たちのおりなす「ひとつのおおきくてうつくしいもよう」を絵がそのまま表現 している。このカラフルで、いとおしい世界をどうやったら守っていけるんだろう。 4位 こどもってね 単に「かわいいね」ですませられない、きれいごとじゃない子どもたちを描きながら、 やっぱりかわいい、いとおしいと思わせてくれるすばらしい絵本。 5位 エンリケタえほんをつくる カラフルでいくら見ても見あきない絵。エンリケタがおしゃべりしながらぐんぐん絵 本をかいていくのが、たのしいしうらやましい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ち〜ず 1位 やまとあな カイル・ミューバーン文／ヴァンサンティ・アンカ絵／おおさくみちこ訳／ワールド ライブラリー／2016年12月 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おちゃわん（WYN-1054) 1位 この本をかくして 「ぼくらがどこからきたか、それは金や銀より、もちろん宝石よりもだいじだ」どん な状況にあっても自分たちの根幹につながる昔話を守ることの大切さ。言葉を守るこ との大切さを再認識させてくれる。 2位 ガルマンの夏 なんだか不思議な味わいの絵本。若さと老い。得意と不得意。常態と非日常。なんで もないけど必ず出くわす人生の岐路と不安を、ユーモアをまぶしてたっぷり味わえる。 3位 天女かあさん この作者の手による人形が素晴らしい。表情、しぐさ、仕掛け。どれをとっても楽し めます。 4位 本の子 「わたしたちは物語でできている」物語ること、想像力に乗って飛翔すること。いつ だってすぐ傍にあることを思い出させてくれた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ コアラン（WYN-1053) 1位 ふたりはバレリーナ バレエが好きで、バーバラ・マクリントックが好きなので、この絵本はどんぴしゃり でした。 2位 こらっ、どろぼう! 「ちょっと、マックス〜！」と思わずつっこみたくなるお話。子どもに読み聞かせた らどんな感じなのか、興味あります。 3位 森のおくから 「むかし、カナダであったほんとうのはなし：という副題のとおり、こんなことが 本当にあっただなんて。湖にみんなが集まっている場面の絵がすてきです。 4位 ぼくの ねこは どこ? 文字なし絵本。細かく描きこまれた町のなかからねこをさがすのも楽しいし、ただ じっくりと見ているのも楽しい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ asayaka(WYN-1058) 1位 どれがいちばんすき？、こうえん 言葉のひとつひとつがすっと心に入ってきて、何気ない日常の風景やふだん目にして いるものがとても愛おしく感じられてくる。 2位 きれいずき アナグマのピートの徹底ぶりがすごい！ ユーモラスな絵にもみどころがいっぱいで、 楽しく読んだ。 3位 とびっきりのともだち 子犬に話しかける男の子の気持ちが少しずつ動いていく様子にじんとくる。可愛らし い犬の表情にもくぎづけ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SUGO（WYN-1012） 1位 こうえん 岩波書店 楽しい！ 軽やかでシニカルな面もあり、声に出して読みたくなるえりすぐりの詩が ぎっしり。読んだあとには「どれがいちばんすき？」と人に聞いてみたくなる。丁寧 な本作りにも、うっとり。 2位 この本をかくして マーガレット・ワイルド文／フレヤ・ブラックウッド絵／アーサー・ビナード訳／岩 崎書店 大切な本を守るために町をはなれ、父から息子へと託された先にあるものは？ 図書 館の役割を如実に描いている良作。 3位 カランポーのオオカミ王 最後まで読んだとき、胸が熱くなりました。 4位 くらやみのなかのゆめ ファン兄弟の絵による作品の初邦訳ということで、注目していた作品。カナダ人とし てはじめて宇宙飛行士になったクリス・ハドフィールドの子ども時代の話が、ぴった りの絵で描かれている。 5位 サイモンは、ねこである。 あすなろ書房 おはなし会で読むのが楽しみ！ 大胆な構図とウィットがたまらない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ くるり（WYN-0005） 1位 うみべのまちで ページのなかの海のまぶしさに思わず目を細めてしまうほどの圧倒的な絵、シンプル な言葉で炭鉱町の歴史や人生のドラマまでもを描き出すテキスト。絵本の力をあらた めて感じた作品だった。 2位 こうえん 「どれがいちばんすき？」と迷ったけれど、チェルシーに敬意をこめて、こちらを２ 位に。 3位 世界食べものマップ この本に投票しないわけには絶対にいかない。何度見てもどこを見ても楽しい。すば らしさしかない。 4位 こどもってね…… 「こどもってね、ちいさなひと」。そう、ちいさいけど、いろんなものがいっぱいつ まっているひとたちなんだなあって、あらためて思う。こどもが愛おしくなるけど、 人間も愛おしくなる。 5位 マウスさん一家とライオン 躍動感あふれる絵、リズムのよい言葉、まっすぐなストーリーに、ほっとする。絵本 っていいなあって思う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ モーモー(WYN-1062) 1位 こわい、こわい、こわい？ 主人公のネズミ、ミナの表情がとてもいいです。ヘビの迫力もすごい！ カメの「こ わい」には、訳者の工夫が光ってますね。 2位 ふたりはバレリーナ どの絵もほんとうに踊りだしそう。何度見ても飽きません。 3位 どれがいちばんすき？、こうえん ありふれたものを、こんなふうに違う目で見られるなんて、とても素敵。 4位 マスターさんとどうぶつえん 動物たちがほんとうにかわいい！ 5位 がっこうだってどきどきしてる シンプルでカラフルな絵がとても印象的です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ shoko(WYN-1042) 1位 走れ！！ 機関車 旅する気分が味わいながらわくわくして読んだ。イラストがすばらしく、原書を見て 一目ぼれした作品。 2位 シャクルトンの大漂流 臨場感たっぷりに、細やか、かつ大胆に描かれているイラストに圧倒される。迫力満 点のノンフィクション絵本。 3位 いいにおいのおならをうるおとこ いいにおいのおならを売ってしまう弟の発想力がゆかいで楽しい。読み聞かせにも！ 4位 あめのひ 後半のわくわく感に、いつもは憂鬱な雨も、いや、いいじゃないかと思えてしまった。 5位 イードのおくりもの インドで暮らすイスラームの様子がよくわかる。もちろんお話もよい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ちゃぴ（WYN-1026） 1位 どれがいちばんすき？、こうえん どれがいちばんすき？、こうえん／ジェイムズ・スティーブンソン作／千葉茂樹編訳 ／岩波書店 暮らしの一瞬を切り取って、違う角度からみたものや、隠された物語を感じさせる。 読むほどに魅力が増す。 2位 がっこうだってどきどきしている がっこうだってどきどきしてる／アダム・レックス文 クリスチャン・ロビンソン絵 なかがわちひろ訳／WAVE出版 初めて学校へ行く時の期待と不安の入り混じった気持ちを、視点をくるりと転換して 学校側から描いたのが素敵。子どもが学校に親しみを持てる。 3位 ６この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし ６この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし／ジェン・ブライアント文／ボ リス・クリコフ絵／日当陽子訳／岩崎書店 目が見えなくても読み書きしたい。望みをかなえるためにがむしゃらに取り組む、前 向きで純粋な姿が胸を打つ。 4位 くらやみのなかのゆめ くらやみのなかのゆめ／クリス・ハドフィールド作／ザ・ファンブラザーズ絵／さく まゆみこ訳／小学館 くらやみのなかのゆめ／クリス・ハドフィールド作／ザ・ファンブラザーズ絵／さく まゆみこ訳／小学館 5位 天女かあさん 天女かあさん／ペク・ヒナ作／長谷川義史訳／ブロンズ新社 ほんわかするような、ぞくぞくするようなふしぎな感触。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ キャメル（WYN-2162） 1位 つちづくり にわづくり ケイト・メスナー著 クリストファー・サイラス・ニール絵 小梨直訳 福音館書店 2017.5 虫や動物たちの世界と子供の世界がうまく一つになって、面白く、暖かく、豊かな気 持ちになる。庭いじりがしたくなる。 2位 どうぶつたちがねむるとき イジー・ドヴォジャーク著 マリエ・シュトゥンプフォヴァー絵 木村有子訳 偕成社 2017.6 丁寧で美しい絵。動物それぞれがどうやって「ねむる」かという視点が珍しい。 3位 はくぶつかんのよる イザベル・シムレール作 石津ちひろ訳 岩波書店 2017.6 美しい色彩。夜の博物館って本当にこういうことが起こるのかも… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ayo(WYN-1061) 1位 わたしのそばできいていて 本を読むのが苦手な子が克服するお話。絵も文もあたたかくて優しい気持ちになる。 2位 おうさま おうさまが恋のためにおうさまをさらりとやめるところが、素敵です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Mar (WYN-2254) 1位 森のおくから 2位 ちいさなあなたがねむる夜 3位 世界食べものマップ 4位 こどもってね…… 5位 マスターさんとどうぶつえん ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ワラビ（wyn-1001） 1位 うみべのまちで 心にしみてくる絵本でした。時代と風景、人生と生活・・・いろんなものが描かれて いる。光る海の絵が絶品。 2位 天女かあさん とにかく、この世界観が好き。今年もやられました。 3位 アームストロング トーベン・クールマン ああ、隅の隅まで力がそそがれた力作。それでも言い足りない。ニューヨークを空か ら見た絵が一番好き。 4位 しろさんとちびねこ 毎日の営みと人（猫）生が淡々と描かれていて、心にしみわたる。いいなあ。 5位 レッド レッド あかくてあおいクレヨンのはなし 『ぼくのつばさ』もそうですが、本当に自分とまわりから見られる自分がテーマの絵 本が何冊か出ていて、これからもっと出てほしいと思った。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ベス（WYN-0004） 1位 こらっ、どろぼう! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ anya（WYN-1049) 1位 シャクルトンの大漂流 シャクルトンの大漂流／ウィリアム・グリル／千葉茂樹訳／岩波書店 2位 世界食べものマップ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
担当：ワラビ（wyn-1001）
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