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  やまねこ翻訳クラブ 

                 やまねこ賞 投票の様子 2017年オールタイム部門

 

読み物絵本/オールタイム/原書


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みちこ(WYN-1057)

あの犬が好き
冒頭からすごくいい。ほんとうに男の子が語っているみたい!

おやすみなさいトムさん
愛されることを知らなかった少年と、愛することを忘れかけていた老人が心を通わせていく様子が、とてもよかった。

パディントンの本シリーズ
『くまのパディントン』『パディントンのクリスマス』
キャラクターとしてしか知らなかったパディントンを初めて読みました。なんともほのぼのして、いやされます。

ウェストール短編集 真夜中の電話
ウェストール作品、10年ぐらい前に数冊読んだ頃はよくわからなかったけど、今年再び向き合って、その魅力に引きこまれました。

レスター先生の生徒たち
200年以上前に書かれた物語。語り手の女の子たちみんな、なんてまじめで謙虚なのでしょう。やさしい気持ちになりました。イギリスの歴史を知る上でも貴重な作品です。

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ニャン公(WYN-2099)

時の旅人
アリソン・アトリー(作)松野正子(訳)
こういう子供冒険物語、好きです。私もしてみたい。

ふたりのロッテ
エーリヒ・ケストナー著 高橋健二訳
岩波少年文庫

ふしぎのくにのアリス
しかけえほん ルイス・キャロル作 ジョン・テニエル原画 うえのかずこ訳 大日本絵画
本のページをめくるたべに、わあっとわきでてくるしかに驚きの連続です。

百まいのどれす
エレナ―・エスティス作 ルイス・スロボドキン絵 石井桃子訳
昨今いじめが増えて、なおかつ陰湿化している。この本は、孤独な少女の物語。

トムは真夜中の庭で
人との出会いにはこんな形もあるんだと、子供頃に衝撃を受けた作品。

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★☆ みーこ WYN-1020 ☆★

アンドルーのひみつきち
アンドルーのひみつきち/ドリス・バーン文・絵 千葉茂樹訳/岩波書店
まさに秘密基地!

ペーパーボーイ
ペーパーボーイ/ヴィンス・ヴォーター作 原田勝訳/岩波書店

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モリー(WYN-1059)

ペーパーボーイ
スピロさんとのやりとりがいい。読点がないのに自然に読めるのがすごい。

ダーウィンと旅して
『ダーウィンと出会った夏』の続編。性別で可能性が狭められていた時代はやるせない。典型的なお嬢さんと思っていた従姉の意外性が良かった。

僕らの事情。
ジョーク満載の語り口が秀逸。テンポもよくって、すらすら読めてしまう。

殺人者の涙
文字や音楽の描かれ方がよかった。

ライオンとであった少女
アベラの状況はあまりにも悲惨だけれど、医者になって故郷に帰りたいとたどたどしい英語で言う姿に胸をうたれた。

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キジトラ(WYN-1060)

千年の森をこえて
キャシー・アッペルト作、片岡しのぶ訳、デイビッド・スモール絵、あすなろ書房、2011
老犬と猫の親子の物語が、千年前の魔性の生き物の運命と交わり、現実味とファンタジーが絶妙に交差する。生と死、愛と憎しみを包み込む森の存在を強く感じ、ずっと余韻が消えずにいる。

マドレンカ
ピーター・シス作、松田素子訳、BL出版、2001
ブロックをぐるりと回れば世界一周ができてしまうニューヨークの一角。明るいマドレンカの日常と、ミステリアスな世界観が混在して、なんとも魅力的な作品でした。

リンゴのたび
『リンゴのたび 父さんとわたしたちがオレゴンにはこんだリンゴのはなし』デボラ・ホプキンソン作、ナンシー・カーペンター絵、藤本朝巳訳、小峰書店、2012
アイオワ州からいくつもの州を越え、オレゴン州までリンゴを運んだ開拓者の家族をモデルとした絵本。苦労の連続もなんのその、ユーモラスな語りと陽気な絵が楽しい。

魔法にかけられたエラ
ゲイル・カーソン・レヴィン作、三辺律子訳、AZホールディングス、2016(※2000年刊行『さよなら、「いい子」の魔法』(サンマーク出版)の改訳)
「従順」の魔法をプレゼントされるとは、なんとも迷惑!(笑) 苦難を乗り切るヒロインの冒険がシンデレラのお話に突入する、パワフルなロマンティックファンタジー。女の子たちに読んでほしい1冊です。

逃れの森の魔女
ドナ・ジョー・ナポリ作、金原瑞人・久慈美貴訳、青山出版社、2000
「ヘンゼルとグレーテル」をモチーフとした、魔女の物語。あまりに切なくて、涙が止まらなかった。

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ナウシカ(WYN-1265)

海底二万海里
上下
誰もが知っている古典名作ですが、完全版を読むのは今回が初めて。これが150年前に書かれた本だとは、信じがたい。ノーチラス号は、オール電化なんですよ! 哀愁ただようミステリアスなネモ船長が、えもいわれぬ魅力を放っています。

イクバルと仲間たち
児童労働にたちむかった人々
恥ずかしながら、本作を読んで初めてイクバルのことを知りました。児童労働の実態はあまりに過酷で、どうやって解決できるものなのか途方に暮れてしまいますが、その第一歩として「知ること」が、この本でできます。

あたまにつまった石ころが
子どもたちへ読み聞かせをしていたら、読んでる私が感動して泣いてしまいました。夢中になれるものがあるのって幸せですね。小2と年長の娘たちには、まだよく分からなかったようですが、将来のことを考えるような年になったら、そっと手渡したいです。

スピリットベアにふれた島
始めは、腐りきってる主人公に嫌悪感しかなく、話に入っていけるか心配だったが、途中から、「だめー、そこで堪えて!」と心の中で叫びながら、彼の更生を願ってました。

アウシュヴィッツの図書係
本が禁止されているアウシュビッツで、わずか8冊の本を秘密裏に管理していた少女ーー実話に基づく物語です。生命が脅かされる過酷な状況にいても、知的好奇心を持ちつづけ、人間としての尊厳を保とうとする人々の存在に圧倒されました。

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Incisor (WYN-2016)
ペーパーボーイ
ヴィンス・ヴォーター 作 原田勝 訳 岩波書店 2016.7.8 発行
読者になれた幸運に感謝。

エイハブ船長と白いクジラ
マヌエル・マルソル 作・絵 美馬しょうこ 訳 2016.7.1 発行 ワールドライブラリー
静かに力強く響く語り口が、ダイナミックな構図としっとりとした色彩の世界観を照らし出している。

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まなみ(WYN−1063)

古王国記シリーズ
サブリエル―冥界の扉/ライラエル―氷の迷宮/アブホーセン―聖賢の絆/ガース・ニクス作/主婦の友社
チャーター魔術、冥界、死霊……圧倒的な世界観に惹きこまれてしまいます。重厚な物語にどっぷり浸りたいときは、ぜひ手にとってみてください。

ミッドナイトブルー
ポーリン フィスク作/ほるぷ出版
少女ボニーが自分の中にある黒い感情に気づき葛藤する場面や、命をかけて大切なものを守ろうとする純粋さに胸を打たれました。気球に乗って空のカーテンを通り抜け、ボニーがその先で見たものは……忘れられない一冊です。

エアボーン
ケネス オッペル作/小学館
飛行船が舞台というだけで胸が躍りますが、魅力的な登場人物たち、美味しそうなご馳走に、息もつかせぬ冒険の連続! 500ページ近い大作ですが、夢中になって一気に最後まで読みました。

11号室のひみつ
ヘザー ダイヤー文/ピーター ベイリー絵/小峰書店
あの伝説の美しい生き物が登場するお話、大好きです! 展開がとても面白く、子供と一緒にわくわくして読みました。

闇のダイヤモンド
キャロライン・B. クーニー作/評論社
読み終えて、胸がいっぱいになりました。物語の様々な要素が頭の中で渦巻いて絡み合って、とりとめもなく考えが交錯しました。たくさんの人に読んでもらいたい、今の世界に必要な作品だと思います。

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うりこひめ

さいこうのいちにち
ジーン・ウィリス文/トニー・ロス絵/小川仁央訳/評論社
地上に出てきたカゲロウの1日を、美しく静かに描いている絵本。今年はじめて出会ってから何度も読んでいます。精いっぱいの生き方が好き。

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hanemi(WYN-0036)

飛び込み台の女王
飛び込み台の女王/マルティナ・ヴィルトナー作/森川弘子訳/岩波書店
思春期前半の少女が主人公のスポーツ小説として、今まで読んだなかでベスト。

ペーパーボーイ
ペーパーボーイ/ヴィンス・ヴォーター 作/原田勝訳/岩波書店
周囲の人たちの細かいエピソードもよかった。登場人物たちのその後を頭のなかで思い描いている。

世界のまんなかの島
世界のまんなかの島 ~わたしのオラーニ~/クレア・A・ニヴォラ作/伊東晶子訳/きじとら出版
サルデーニャ島関連の本を読んだり、映像を見てから読み返したら、前に読んだときより数倍楽しめた。パーネカラザウを焼いているところや、おばあさんたちがかごにお菓子を入れて持っているのを見るだけで、ああ、あれね!と懐かしくなった。行ったことないけれど。

それいけ!あかいきかんしゃ
それいけ!あかいきかんしゃ/アンドリュー&ジャネット・マクリーン作・絵 /千葉茂樹訳/徳間書店
過去のやまねこ賞絵本部門1位?5位の作品を前作読んでいるなかで出会い、大好きになった。赤い蒸気機関車で働く3人のある1日の仕事ぶりがコントのように描かれている。ああ、こういうのいいなあ。絶版なのが惜しい。

紙のむすめ
紙のむすめ/ナタリー・ベルハッセン文/ナオミ・シャピラ絵/もたいなつう訳/光村教育図書
やまねこ賞入賞作でありながら、存在すら知らなかったけれど、すばらしかった。切り絵が美しい。物語も切り絵で構成されている。

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Chicoco(WYN-0007)

マリゴールドの願いごと
Pメールからはじまる友情(のような恋のような)。意外とトロルのエドに共感。

ピーティ
ピーティを大好きになり、いつまでも読んでいたかった。訳者のピーティ愛を感じるすばらしい訳文。

ペーパーボーイ
主人公に同化して読んでいたので(自然とそうなるようなすばらしい訳文でした)、ほんとうにドキドキしっぱなしでした。

十三番目の子
シヴォーン・ダウドの遺稿。十三番目の子を十三回目の誕生日にいけにえにささげれば、村に十三年の繁栄がもたらされる……という設定にまずひきつけられ、神話のような展開でおもしろかった。

ブロード街の12日間
コレラの原因をつきとめたジョン・スノウ医師のことを、こうしておもしろい物語で読める楽しさ。

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MOMO(WYN-1013)

おばあちゃんとバスにのって
『おばあちゃんとバスにのって』マット デ・ラ・ペーニャ文/クリスチャン・ロビンソン絵/石津ちひろ訳/鈴木出版
なんて素敵なおばあちゃん! 心がほっかほかになりました。

ランドルフ・コールデコット
『ランドルフ・コールデコット 疾走した画家』レナード・S・マーカス著/灰島かり訳/BL出版

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☆BUN(WYN-0003)☆

ハーレムの闘う本屋
骨太なノンフィクションだけど、とても読みやすく、ハーレムで黒人専門書店を開いていたルイス・ミショーの情熱や人柄が、周囲の人たちの証言から自然と浮かび上がってくる。

怪物はささやく
読み逃していたのをようやく。イチイの木の怪物を通じて自分の弱さと正面から向き合うことになる少年の姿。文章とさし絵が相まって、ぐいぐい迫ってくる。

ステフィとネッリの物語
第二次大戦下、ユダヤ人迫害を逃れてウィーンからスウェーデンに疎開した姉妹の物語。姉のステフィを引き取るメルタというおばさんが、一見とりつく島もないようだけど、じつは愛情深くて泣かせる。

りこうすぎた王子
アンドルー・ラングの創作童話。妖精から「りこうすぎる王子になるように」という贈り物をされたがために、人からうとまれるようになるというひと癖もふた癖もあるお話で、とても面白い。

飛び込み台の女王
才能を重たいリュックにたとえる比喩がとてもしっくりきた。才能を持って生まれるかどうかは運だけど、それを背負いつづけていくかどうかは、あくまでも人生の選択なのだ。

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shoko(WYN-1042)

ダーウィンと旅して

ペーパータウン

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winter(WYN-1065)

星どろぼう
アンドレア・ディノト作/アーノルド・ノーベル絵/やぎたよしこ訳/ほるぷ出版

ひつじのロッテ
アヌ・ストーナー作/ヘンリケ・ウィルソン絵/大島かおり訳/ひさかたチャイルド

かあさんふくろう
イーディス・サッチャー・ハード作/クレメント・ハード 絵/おびかゆうこ訳/偕成社

小さいおばけ
オトフリート・プロイスラー作/フランツ・ヨーゼフ・トリップ絵/はたさわゆうこ訳/徳間書店

トムは真夜中の庭で
フィリパ・ピアス作/高杉一郎訳/岩波書店

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おちゃわん(WYN-1054)

神々と戦士たち シリーズ
ミシェル・ペイヴァー 著 中谷友紀子 訳
あすなろ書房
毎回死と隣り合わせの戦いが展開する。大人の入口に立つヒュラスとピラ。二人の微妙な関係がもどかしくも微笑ましい。イルカに代わって登場する動物は牝ライオンとハヤブサ。ハヤブサ目線の文章は、作者はハヤブサだったことがあるのかもと思わせる。

ミスターオレンジ
トゥルース・マティ 作  野坂悦子 訳 朔北社
創作の持つ力、影響力を再認識させてくれた。「ヴィクトリー・ブギウギ」をこの目で見てみたいと思う。

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ち〜ず

300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート
エミリー・ジェンキンス文/ソフィー・ブラッコール絵/横山和江訳/あすなろ書房/2016年5月

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コアラン(WYN-1053)

二つの旅の終わりに
本当に読み応えのある物語。いろいろなことを考えさせられました。

スピリットベアにふれた島

主人公の怒りが強烈。赦すこと、赦されることについて、考えさせられました。

エベレスト・ファイル
エベレスト登山についてなにも知らなかったのですが、すっかり引きこまれて読みました。

草原のサラ
『のっぽのサラ』の続編。大草原が干ばつに見舞われて、家族にも試練のときがやってきます。『のっぽのサラ』を読んだひとにはぜひこちらも読んでほしいです。

人生の最初の思い出
詩のような絵本。白黒の絵が言葉と合っています。『のっぽのサラ』シリーズのお話と重なる気がします。

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おとむとむ(WYN-2033)

おやすみなさいトムさん

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ちゃぴ(WYN-1026)

アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ
ジャーヴィス作/青山南訳/BL出版
課題図書になった絵本。ワニのアランが、みんなを怖がらせることを頑張っているのが、価値観がひっくり返っていて楽しい。

ガストン
ケリー・ディプッチオ文/クリスチャン・ロビンソン絵/木坂涼訳/講談社
心がほっこりするお話。リズミカルな訳文がいい。生まれより育ちだね。

空飛ぶリスとひねくれ屋のフローラ
ケイト ディカミロ作/K・G・キャンベル絵/斎藤倫子訳/徳間書店
漫画が挿入されているのがおもしろい。

ドライバー マイルズ
ジョン・バーニンガム作/谷川俊太郎訳/BL出版
犬のマイルズの運転する車に乗って、解放的な気持ちに

カルペパー一家のおはなし
マリオン・アピントン作/ルイス・スロボドキン絵/清水眞砂子訳/瑞雲舎

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やまのまま(WYN-2302)

ナルニア国ものがたり
神様お願いです。もしも生まれ変われるのなら、来世はナルニア国の住人になれますように。

エルマーのぼうけん
息子が大好きだった本。「うりゅが、ようひつだ!」を何百回やらされたか。いつか孫にも読んでやれたらいいな。(期待はせずに待っていよう……)

すてきな三にんぐみ
永遠の名作。わたしにとっては、読み聞かせ絵本の定番中の定番です。

九月姫とウグイス
絵も訳文も、幻想的でひたすら美しい。

びりっかすの子ねこ
本当の幸せってなんだろう、と子ども心にも深く考えさせられた一冊。

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くるり(WYN-0005)

飛び込み台の女王
飛び込みという競技と13歳の少女たちの危うさのシンクロが見事で、スポーツ物として骨格がしっかりしていながら、児童書でしか書き得ない人生の深い哲学がある。

ペーパーボーイ
時代と季節と、吃音の少年の苦悩と、閉塞感に緊張して読み進めながら、最後の最後に感じるこの爽やかさよ! すてきな大人がいっぱい出てくるのもいい。

殺人者の涙
殺人者と親を殺された少年の不思議な絆、赦しと魂の再生という難しい設定とテーマを、児童書で書くことの意味を、深く考えさせられた。深い闇だからこそ光が見える結末に、たぶんその意味はある。

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ぱんぷるむーす

おいしそうなバレエ
文 ジェイムズ・マーシャル、絵 モーリス・センダック、訳 さくまゆみこ

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キャメル(WYN-2162)

スキャット
カール・ハイアセン著 千葉茂樹訳 理論社 2010.8
面白すぎて夜明け近くまでページを閉じられず、一気読み。危うくなっている自然と野生生物に対する、作者のこれでもかというくらい熱い気持ちが伝わってくるところが断然いい。

空の飛び方
セバスティアン・メッシェンモーザー作 関口裕昭訳 光村教育図書 2009.5
デッサン風の、でもすごく完成された絵、そしてとぼけたユーモア、最高です。

ペーパーボーイ
9784001164114
ヴィンス・ヴォーター著 原田勝訳 岩波書店 2016.7
主人公の気持ちがよく分かる。導き手となる知恵者の存在に励まされます。

ねこがおきくなりすぎた
ハンス・トラウスラー作 杉山香織訳 徳間書店 2016.5
猫がどうなっちゃうかにどきどきし、ヒトの騒ぎっぷりがおかしくてたまらない。

時の旅人
アリスン・アトリー著 小野章訳 評論社 1980.12
久々に読み返しました。今読んでも変わらずにしみじみと楽しめる大好きな作品。イギリスの田舎の農園の香りまで漂ってくる感じがします。

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くらら

おはようスーちゃん

りこうすぎた王子

サースキの笛がきこえる

漂泊の王の伝説

パパの電話を待ちながら

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ワラビ(wyn-1001)

14歳、ぼくらの疾走
映画公開に間に合わず、映画を観てから読書。うまくできた映画で、映画を思い出しながら読み進められた。これもまたよい経験でした。

ガストン
ケリー・ディプッチオ文/ クリスチャン・ロビンソン絵/木坂涼訳

13の理由
ジェイ・アッシャー作/武富博子訳
前から読みたかった本を、テレビドラマ化で話題になっていたのを機に読みました。心を揺さぶられる作品。訳者のあとがきも良かったです。

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ベス(WYN-0004)

私は売られてきた

ラスコーの洞窟

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ゆま(WYN-1032)

キイロドリゆめをかなえる
オルガ・デ・ディオス作、美馬しょうこ訳、ワールドライブラリー
読み聞かせで使いました。楽しかった!

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さかな(WYN-0021)

ミスターオレンジ
トゥルース・マティ 作 野坂 悦子訳 朔北社
自分の自由が何かをわかったら決してそれを奪われないようにすること。ミスター・オレンジがそれを教えてくれます。

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Joy(WYN-2332)

こねこのぴっち
ハンス・フィッシャー作/石井桃子訳/岩波書店/1954.12

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担当:ワラビ(wyn-1001)

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