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2019年6月号
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  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
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                                No.192
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2019年6月15日発行 配信数 2490 無料
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●2019年6月号もくじ●
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◎賞情報:第66回(2019年)産経児童出版文化賞翻訳作品賞発表!
 受賞作品レビュー:
 『ショッキングピンク・ショック!
伝説のファッションデザイナー エルザ・スキャパレリの物語』
          キョウ・マクレア文/ジュリー・モースタッド絵/八木恭子訳  『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』                      リン・シャオペイ文・絵/宝迫典子訳 ◎注目の本(未訳絵本):"The Lost Words"               ロバート・マクファーレン文/ジャッキー・モリス絵 ◎賞速報 ◎イベント速報 ◎読者の広場

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●賞情報●第66回(2019年)産経児童出版文化賞翻訳作品賞発表!
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 産経児童出版文化賞は、子どもたちに優れた本を与えることを目的に、1954年の学
校図書館法の施行とともに制定された。大賞を含む7つの賞からなり、そのうち翻訳
作品賞は2007年より設けられている。前年の1年間に初版として刊行された児童書が
対象で、毎年5月5日の「こどもの日」に発表される。
 2019年の翻訳作品賞には、以下の2作品が選ばれた。

★翻訳作品賞

 『ショッキングピンク・ショック!
         伝説のファッションデザイナー エルザ・スキャパレリの物語』
   キョウ・マクレア文/ジュリー・モースタッド絵/八木恭子訳/フレーベル館
 『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』
               リン・シャオペイ文・絵/宝迫典子訳/ほるぷ出版
Amazonで検索する:書名と作者名  Amazonで検索する:ISBN

 本号では、両受賞作品のレビューをお届けするとともに、翻訳者のかたからお寄せ
いただいたコメントをご紹介する。
 八木さん、宝迫さん、お忙しいなかありがとうございました。

▽産経児童出版文化賞受賞作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/jp/sankei/index.htm

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☆~~~~ 『ショッキングピンク・ショック! 伝説のファッションデザイナー ~~~~☆
|          エルザ・スキャパレリの物語』翻訳者 八木恭子さん  |
|                                    |
| このたびの受賞は本当に思いもよらない、「ショッキング!」でうれしい出来|
|事でした。じつはスキャパレリのことはまったく知らなかったのですが、訳し終|
|えるころにはその生き方と想像力あふれる作品のとりこになっていました。失敗|
|を恐れず前進しつづけ、自分らしさを表現しつづけたスキャパレリ。原書に描か|
|れているそんなスキャパレリの魅力をうまく伝えられているといいな、一歩踏み|
|だす勇気を感じてもらえたらうれしいなと思っています。          |
☆                                    ☆
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■レビュー■

『ショッキングピンク・ショック!
         伝説のファッションデザイナー エルザ・スキャパレリの物語』
キョウ・マクレア文/ジュリー・モースタッド絵/八木恭子訳
フレーベル館 定価1,600円(本体) 2018.11 40ページ ISBN 978-4577046524
"Bloom: A Story of Fashion Designer Elsa Schiaparelli"
text by Kyo Maclear, illustrations by Julie Morstad
HarperCollins Children's Books, 2018

 1890年にローマで生まれた少女エルザは、一風変わった感性を持っていた。顔じゅ
うに花を咲かせようと、自分の耳や口や鼻に種をまいて具合が悪くなったり、空を飛
ぼうと、3階の窓から飛び出して肥料の山に落下したりと、とんでもない失敗をする。
両親にはあまり愛されず孤独だったが、天文学者の伯父さんには温かく接してもらい、
夢見ることを教わった。エルザの中のアーティストの芽はぐんぐん育ち、やがてファ
ッションデザイナーとして開花。奇抜なデザインや色使いで、女性たちを魅了する。
 本書から伝わってくるのは、何より、自分を信じることの大切さだ。変わり者扱い
されて孤立しがちな子ども時代を過ごしても、独特の感性は、いつか大きく花開く。
本書の中ほどに、エルザ・スキャパレリが交流した偉大なアーティストたちが描かれ
たページがあるのだが、変わり者が勢ぞろいしていて、なんだかほほえましい。異質
さは豊かさでもあるのだと教えてくれる。
 とはいえ、魅力的な伝記絵本が次々と出版される昨今、同様のメッセージを持った
作品はたくさんあるように思う。その中でこの本が高く評価された理由はなんだろう
と考えてみた。まずは文章。スキャパレリ本人の一人称の形をとり、抑えたトーンで
始まるが、何かにときめく思いは生き生きと語られ、満ち足りた思いはすがすがしく
響く。イラストは、ファッションの世界にふさわしく、洗練された美しさを持つ一方
で、どこかかわいらしくて親しみやすい。本文では説明しきれない業績を作者2人が
解説した巻末の見開きページも秀逸だ。そして、スキャパレリが生み出したショッキ
ングピンクという色を取り入れた装丁のインパクトがすごい。ショッキングピンクの
背表紙、ショッキングピンクの題字、見返しは全面が無地のショッキングピンク。
 私が子どものころに学級文庫で読んだ伝記読み物シリーズは、「エジソン」や「ナ
イチンゲール」など人物の名字だけというシンプルなタイトルで、装丁も質実だった
が、それでもずらりと並んだ本の背を見てわくわくしたものだ。本書をはじめとする
最近の伝記絵本がまとめて書棚に並んだら、どんなにときめくことだろう。自分らし
さを大切に生きた先人たちの伝記は、未来を明るく照らしてくれる。

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【文】キョウ・マクレア(Kyo Maclear):英国人の父と日本人の母のもと、ロンド
ンに生まれる。4歳でカナダのトロントに移住。児童書、小説、エッセイなど幅広く
手掛ける作家。絵本 "Virginia Wolf"(『きょうは、おおかみ』イザベル・アーセノ
ー絵/小島明子訳/きじとら出版)は、2012年カナダ総督文学賞児童書(絵)部門受
賞作品。

【絵】ジュリー・モースタッド(Julie Morstad):バンクーバー在住の絵本作家、
イラストレーター。邦訳に『はるなつあきふゆの詩』(ジュリー・フォリアーノ詩/
石津ちひろ訳/偕成社)、『スワン アンナ・パブロワのゆめ』(ローレル・スナイ
ダー文/石津ちひろ訳/BL出版)、文と絵の両方を手掛けた『きょうがはじまる』
(石津ちひろ訳/BL出版)などがある。

【訳】八木恭子(やぎ きょうこ):石川県生まれ。アパレルメーカー勤務を経て翻
訳家に。訳書に「ぼくらのミステリータウン」シリーズ全11巻(ロン・ロイ作/フレ
ーベル館)、『マイ・ヴィンテージ・ハロウィン』(マリオン・ポール著/西本かお
る・蒲池由佳・村上利佳共訳/グラフィック社)、『モビテクチャー 動く住まい図
鑑』(レベッカ・ローク著/グラフィック社)などがある。

【参考】
▼キョウ・マクレア公式ウェブサイト
http://www.kyomaclear.com/

▼ジュリー・モースタッド公式ウェブサイト
https://juliemorstad.com/

                                (大作道子)

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☆~~~~ 『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』翻訳者 宝迫典子さん ~~~~☆
|                                    |
|〜感謝の言葉〜                             |
| 台湾絵本作家林小杯さんは、自作が日文翻訳される以前から度々来日し交流活|
|動を行っていらっしゃいました。その活動が実り、彼女の作品は台湾文化部の翻|
|訳出版補助事業の対象となりました。この作品は、外国の良作を見出すことに定|
|評のある“翻訳のほるぷ出版”編集者の目に留まります。そんな経緯を経た作品|
|は私の手元にしばらく留まり飛び立って行きました。ここで私の役割はおしまい|
|のはずでしたが、まさか大きな賞を受ける大役を与えられるとは望外の喜びで |
|す。このような作品を訳す機会を与えて下さいました皆様に厚く御礼申し上げま|
|す。                                  |
☆                                    ☆
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■レビュー■

『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』
リン・シャオペイ文・絵/宝迫典子訳
ほるぷ出版 定価1,600円(本体) 2018.08 36ページ ISBN 978-4593505975
『喀達喀達喀達』 by 林小杯
小典藏出版, 2014
Amazonで検索する:書名と作者名  Amazonで検索する:ISBN

 カタカタカタ、と聞こえてくるのは、おばあちゃんの大きなおもちゃが動くときの
音。おばあちゃんはこの「カタカタカタ」を使って、スカートもリュックも、かわい
いものをなんでも魔法のように作ってくれる。このところ、劇の発表会で「わたし」
が着る衣装を作るため、おばあちゃんもカタカタカタも、あまり休んでいない。そん
なある日、ずっと聞こえていたあの音が、急に止まった。修理のおじさんは「ふるす
ぎて なおせませんよ」と首をふる。明日は発表会なのに、どうしよう……!?
 今ではほとんど見かけなくなった足踏み式のミシン。親世代にもあまりなじみがな
いくらいだから、現代の子どもたちにとってはさらに未知のものだろう。この絵本は、
そんな昔ながらのミシンを「ミシン」という言葉はひとことも使わず、絵と音だけを
使って描く。そのことがかえって子どもたちの好奇心をそそり、わくわくするような
楽しい作品となっている。色鉛筆や水彩で描かれた絵はいきいきと躍動感にあふれ、
女の子の喜びや不安がページから飛び出してくるかのようだ。
 本作のタイトルでもある、カタカタカタというミシンの軽やかな音も作品の魅力の
ひとつ。誰にでも、幼い頃の記憶に残っている大切な音が、ひとつやふたつはあるの
ではないだろうか。母の機嫌がいいとき、キッチンから聞こえてくる口笛。眠りにつ
く前、本を読み聞かせてくれる父の声。わたしはそんなものを思い浮かべた。この作
品の女の子にとって、カタカタカタの音は特別なものだ。それは、大好きなおばあち
ゃんが自分のために何かを作ってくれている音だから。古いミシンが壊れてしまうと
いう展開に一抹の寂しさを覚えたが、たとえミシンの形が変わろうとも、おばあちゃ
んの愛情は少しも変わらない。女の子が成長し、子ども時代を振り返るとき、幸せな
記憶がよみがえるとともに、カタカタカタ……という心躍る音が聞こえてくるにちが
いない。古いミシンがどのように生まれ変わるのか、結末も見どころだ。

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【文・絵】リン・シャオペイ(林小杯):1973年台北生まれ。台湾にある中国文化大
学美術学部を卒業後、台東大学大学院児童文学研究科を修了。1999年に絵本作家デビ
ューを果たす。中国語圏を中心に数多くの賞に輝き、2015年にはイタリアのボローニ
ャ・ブックフェアに台湾代表として参加した。日本で紹介されるのは本作が初めてと
なる。

【訳】宝迫典子(ほうさこ のりこ):高知県生まれ。訳書に『たね、ぺっぺっ』
(李瑾倫文・絵/PHP研究所)やジミー・リャオの3部作『君のいる場所』『君と
いたとき、いないとき』『地下鉄』(いずれも小学館、作者名表記はジミー)などの
絵本がある。中国政府公認評茶員・茶芸師でもあり、紀行エッセイ『茶仏 お茶と寺
廟のある風景』(佼成出版社)を著すなど、活動は多岐にわたる。日本旅行作家協会
会員。

【参考】
▼リン・シャオペイ紹介ページ(Books from Taiwan ウェブサイト内)
http://booksfromtaiwan.tw/authors_info.php?id=46

【特殊文字】
『喀達喀達喀達』:「達」は「口(くちへん)」に「達」

                                (山本みき)

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●注目の本(未訳絵本)●よみがえる知覚――動植物の名を唱えて
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"The Lost Words" 『失われた言葉たち』(仮題)
text by Robert Macfarlane, illustrations by Jackie Morris
ロバート・マクファーレン文/ジャッキー・モリス絵
Hamish Hamilton, 2017, 128pp. ISBN 978-0241253588 (HB)
★2019年ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト作品
Amazonで検索する:書名と作者名  Amazonで検索する:ISBN

 日常の語彙から動植物の名前が消えつつあると感じたことはあるだろうか。2007年
の "Oxford Junior Dictionary" 改訂は、英語圏における大事件であった。小学生向
けに編まれた権威ある辞書で、IT用語の追加収録に代わって、自然界の言葉が数多く
削除されたのだ。本書 "The Lost Words" は、子どもの世界が自然から切り離されて
いく現状への抵抗から生まれた本である。キリスト受難の象徴とされる小鳥ゴシキヒ
ワ(goldfinch)の羽ばたく姿が表紙を飾り、全編を通じる金色の輝きと呼応する。
序文は宣言する。「この本は、失われた言葉を呼び戻すための呪文の書である」と。
 構成の巧みさが本書の大きな魅力だ。タンポポ(dandelion)のページを例にとろ
う。まず、大きな白い画面に浮かぶのは、草らしき輪郭線と散らばったアルファベッ
ト。スタイリッシュなデザインの中に「d_a_n_d_e_l_i_o_n」の文字が隠れているも
のの、意識をして探さなければ、その単語もタンポポのシルエットも目に映らない。
 だが次のページを開くと、堂々たる1株のタンポポが目に飛び込んでくる。その名
を歌う詩が、呪文となってタンポポを召喚したのだ! 金箔を背景に現れるタンポポ
は、写実的であるとともに、宗教画を思わせる神々しさを備え、見るものを圧倒する。
リズミカルで端的な詩にはアクロスティック(折句)の技法が用いられ、文頭の文字
に「D_A_N_D_E_L_I_O_N」の綴り(spell)が織り込まれている。作家の力量が発揮さ
れた技巧の妙は「呪文(spell)の書」たるゆえんであろう。
 そして、3つ目の見開きは、画家モリスの真骨頂といえる叙情的な水彩で描かれる
風景画である。タンポポの黄色い花と白い綿毛が、動物たちとともに生き生きと存在
し、今にも物語が始まりそうだ。本書では、ほかにもシダやカワウソなど、20種類の
動植物が失われた状態からの復活を果たし、自然界での確かな命を見せてくれる。
 自然を愛する2人の作家の才能が結実した本書は、書店協会による文学賞 "Books
Are My Bag Readers Awards" の「2017年最も美しい本」に選ばれた。さらに学校や
病院への寄贈を目的とするクラウドファンディングが成功をおさめ、舞台や楽曲も派
生。ひとつの社会現象となったこの本は、人々の意識を呼び覚ます魔法の書なのだ。

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【文】Robert Macfarlane(ロバート・マクファーレン):英国の作家、批評家。
2003年のデビュー作 "Mountains of the Mind" 以降、自然や旅をテーマとする著書
を多数発表し、高く評価されている。2017年、米国芸術文学アカデミーより英国とア
イルランドの若手作家に贈られる E. M. Forster Award を受賞。ケンブリッジ大学
英語学部准教授。

【絵】Jackie Morris(ジャッキー・モリス):英国の絵本作家、イラストレーター。
野生動物や神話をモチーフとした多くの作品で知られる。近年は読み物や絵本のテキ
スト執筆でも活躍。邦訳に『こおりのなみだ』(小林晶子訳/岩崎書店)、『ソロモ
ンの白いキツネ』(千葉茂樹訳/あすなろ書房)など。ウェールズ南西部の町で、海
と自然に囲まれ暮らす。

【参考】
▼ロバート・マクファーレン紹介ページ(British Council ウェブサイト内)
https://literature.britishcouncil.org/writer/robert-macfarlane

▼ジャッキー・モリス公式ブログ
http://www.jackiemorris.co.uk/blog/

                                (小島明子)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2019年MWA賞受賞作品発表
★2019年オーストラリア児童図書賞ショートリスト発表
                     (受賞作品の発表は8月16日の予定)
★2019年ブランフォード・ボウズ賞ショートリスト発表
                     (受賞作品の発表は6月27日の予定)
★2018年度アンドレ・ノートン賞受賞作品発表
★2018年度アガサ賞ヤングアダルト部門受賞作品発表
★2019年ボストングローブ・ホーンブック賞発表
★2019年ニュージーランド児童書及びヤングアダルト小説賞候補作品発表
                     (受賞作品の発表は8月7日の予定)
★2019年チルドレンズ・ブック賞受賞作品発表
★2019年CBI最優秀児童図書賞(旧ビスト最優秀児童図書賞)発表

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 絵本と木の実の美術館
 「創立10周年記念企画展『マオシャン・コニーは、ここからはじまった』」
 三菱地所アルティアム
 「『ロボット』誕生100年記念 チャペック兄弟の絵本・ブックデザイン・舞台」
                                    など

★講座・講演会情報
 Fairfield-room「見ル聞ク賢治 宮沢賢治さんを絵本で見る・聞く会」 など

★イベント情報
 八ヶ岳小さな絵本美術館「絵本セミナー」
 東京・千葉・大阪・兵庫・愛知・埼玉「英語劇『はらぺこあおむしショー』」など

 詳細やその他のイベント情報は、「児童書関連イベント情報掲示板」をご覧くださ
い。なお、空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

                          (山本真奈美/冬木恵子)

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●読者の広場●海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
ください。

※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
※タイトルには必ず「読者の広場」とお入れください。
※掲載時には、趣旨を変えない範囲で文章を改変させていただく場合があります。
※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●

 本誌でご紹介した本を、各種のインターネット書店で簡単に参照していただけます。
こちらの「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm
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           ・☆・〜 次 号 予 告 〜・☆・

 詳細は10日ごろ、出版翻訳ネットワーク内「やまねこ翻訳クラブ情報」のページに
掲載します。どうぞお楽しみに!
          http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/

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▽▲▽▲▽   海外児童書のシノプシス作成・書評執筆を承ります   ▽▲▽▲▽

 やまねこ翻訳クラブ( yagisan@yamaneko.org )までお気軽にご相談ください。

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             http://www.litrans.net/
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          http://honyakuwhod.blog.shinobi.jp/
未訳書から邦訳新刊まで、あらゆる海外ミステリの情報を厳選して紹介。翻訳家や
編集者の方々へのインタビューもあります!    〈フーダニット翻訳倶楽部〉
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●編集後記●昨年に続き、今年も産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞作品をご紹介す
ることができました。受賞の言葉を寄せてくださったおふたりに、心から感謝申し上
げます。発行後すぐに、カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞の受賞作品が発表
されます。どの作品が選ばれるのか、結果が楽しみです。(み)
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発 行 やまねこ翻訳クラブ
編集人 三好美香/森井理沙/平野麻紗(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 赤塚きょう子 市中芳江 大作道子 尾被ほっぽ 加賀田睦美
    かまだゆうこ 蒲池由佳 熊谷淳子 小島明子 冬木恵子 増山麻美
    安田冬子 山本真奈美 山本みき
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
    からくっこ ながさわくにお BUN mapleleaf ゆり
    html版担当 ayo
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