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2026年5月刊行

金原瑞人選モダン・クラシックYA
バッファロー・ドリーマー
原題:”BUFFALO DREAMER”
ヴァイオレット・ダンカン作
小澤なつみ訳
金原瑞人選
ISBN 978-4-86793-152-3
定価 本体2,200円+税
全米図書賞最終候補作!
12歳の夏休み、母親の生まれ育ったカナダの先住民居留地で、クリー族の伝統と文化、そして祖父をはじめとする北アメリカ先住民族たちのたどった苦難の歴史を学んでいく少女サマー。毎晩見る、不思議な夢の意味を知ったとき、彼女は強く生きる決意を固める。
【作者】ヴァイオレット・ダンカン(Violet Duncan)
ケヒウィン・クリー・ネイション出身の平原クリー族、そしてタイノ族の一員で、1991年からカナダ国内、そして海外で活躍中。その芸術的な活動はアメリカ、カナダ、ヨーロッパでひとびとのこころをつかみ、ネイティブ・ダンサー、フープ・ダンサー、振付師、ストーリーテラー、作家としての才能を示してきた。たぐいまれなミス・インディアン・ワールドとして、北アメリカ先住民族の顔をつとめた経験ももつ。
また30年以上にわたり、文化アドバイザー、指導補助員、メンター、そしてひとびとに力をみなぎらせる演説者として活躍してきた。先住民族の若者のエンパワーメントに全力を尽くすことを使命としており、その活動を通じて、先住民族の文学、舞台、伝統をひろめる場を設けることを目標としている。
文学を通して、先住民族を描き、文化をひろめねばならないという思いがその創作のモチベーションであり、これまでにI am Native(『わたしは先住民族』)、When We Dance(『わたしたちがおどるとき』)、Let’s Hoop Dance(『フープ・ダンスをしよう!』)といった子ども向け作品を自費出版し、受賞歴をもつ。
その芸術・文学面での功績にくわえ、ヴァイオレットの深い見識は、メンタルヘルスに関連したトレーニングや、伝統儀礼、さらには先住民コミュニティ内での就労といった分野にもわたる。先住民族の若者の福祉、アイデンティティ、帰属意識、リーダーシップに関わるコミュニティの支援活動に向けたカリキュラムを共同作成したこともあり、現在は中学校において、ストレスとうまく付き合い、創造力を爆発させ、自信を高める方法を学ぶ新しいプログラムを企画している。
【翻訳者】小澤なつみ
立教大学文学科英米文学専修卒業。会社勤務を経て翻訳を学ぶ。『ディス・イズ・マイ・トゥルース──わたしの真実』(静山社)、『歴史の語り手たち──過去が人類の物語になるまで』(東京堂出版)に翻訳協力。
【選者】金原瑞人
岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。
2026年2月刊行

金原瑞人選モダン・クラシックYA
カリーム、シリアとアメリカのはざまで
原題:”KAREEM BETWEEN”
シファー・サルタージ・サファディ作
山田 文訳
金原瑞人選
ISBN 978-4-86793-133-2
定価 本体2,200円+税
全米図書賞受賞作!
シリア系の両親を持ち、アメリカに生まれた、フットボールを愛する少年カリーム。本当の自分の姿、本当の自分の居場所を探して迷っていた彼は、イスラム教徒入国禁止の大統領令によって家族を引き裂かれてしまう。そのとき、彼が気づいた大切なこととは……。
【作者】シファー・サルタージ・サファディ(Shifa Saltagi Safadi)
著書に本書をはじめとする小説のほか、The Gift of Eidなど数冊の絵本がある。英文学の学士号をもち、地元の中学校で英語表現(ELA)を教えていて、「ムスリム・マミー・ブログ」でムスリムの本を紹介している。シリアで生まれ、少女時代に両親とともにアメリカへ移住した。シカゴの近くで夫と四人の子どもと暮らしている。
【翻訳者】山田文
訳書にヴィーラ・ヒラナンダニ『夜の日記』(作品社)、ヴィエト・タン・ウェン編『ザ・ディスプレイスト 難民作家18人の自分と家族の物語』(ポプラ社)、レア・イピ『FREE 歴史の終わりで大人になる』(勁草書房)、キエセ・レイモン『ヘヴィ あるアメリカ人の回想録』(里山社)など。
【選者】金原瑞人
岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。
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