Page 78 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▼2014オールタイム部門▲ 管理人 14/10/31(金) 11:53 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(みちこ) やまねこ会員 14/11/2(日) 9:13 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(ナウシカ) やまねこ会員 14/11/4(火) 5:33 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(林檎) やまねこ会員 14/11/4(火) 10:22 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(SUGO) やまねこ会員 14/11/4(火) 15:16 ┣(=^_^=) やまねこ会員 14/11/7(金) 23:39 ┃ ┣(=^_^=) 管理人 14/11/8(土) 22:27 ┃ ┃ ┗(=^_^=) やまねこ会員 14/11/9(日) 6:08 ┃ ┗(=^_^=) やまねこ会員 14/11/9(日) 7:36 ┃ ┗(=^_^=) 管理人 14/11/14(金) 14:42 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(winter) やまねこ会員 14/11/9(日) 7:13 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(キジトラ) やまねこ会員 14/11/10(月) 14:01 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(ワラビ) やまねこ会員 14/11/13(木) 23:16 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(hanemi) やまねこ会員 14/11/14(金) 20:19 ┃ ┗(=^_^=) やまねこ会員 14/11/15(土) 8:46 ┣(=^_^=) やまねこ会員 14/11/15(土) 17:35 ┃ ┗(=^_^=) やまねこ会員 14/11/16(日) 9:46 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(ayo) やまねこ会員 14/11/16(日) 6:35 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(ちゃぴ) やまねこ会員 14/11/16(日) 15:55 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(shoko) やまねこ会員 14/11/17(月) 5:59 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(ロールちゃん) やまねこ会員 14/11/17(月) 16:07 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(MOMO) やまねこ会員 14/11/17(月) 17:35 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(くるり) やまねこ会員 14/11/17(月) 19:15 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(みーこ) やまねこ会員 14/11/17(月) 21:59 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(コアラン) やまねこ会員 14/11/17(月) 22:51 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(muzu) やまねこ会員 14/11/17(月) 23:52 ┣Re:▼2014オールタイム部門▲(おちゃわん) やまねこ会員 14/11/18(火) 0:04 ┗Re:▼2014オールタイム部門▲(あんこ) やまねこ会員 14/11/18(火) 8:55 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ▼2014オールタイム部門▲ ■名前 : 管理人 ■日付 : 14/10/31(金) 11:53 -------------------------------------------------------------------------
投票開始は、11月1日(土)午前0時です。 -------------------------------------------------- こちらは▼オールタイム部門▲です。 オールタイム部門の投票は、この発言に返信する形でお願いします。 題名の後ろにハンドルを、 → Re:▼2014オールタイム部門▲(しろねこ) 内容の最初に、ハンドルと会員番号をお忘れなく。 投票フォーム ▼オールタイム部門▲ -------------------------------------------------- ハンドル(WYN-****) <前半:タイトルまたはシリーズ名のみ> (順位は不要です。タイトル、またはシリーズ名のみ書き出してください。 エクセル処理のため、『 』や副題は書かないでください。 シリーズものは、1つにまとめて、投票してください。 シリーズものに投票される場合は、わかる範囲でシリーズ名で投票してください。 5冊全部書かなくてもかまいません) タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ <後半:書誌情報とコメント> (『タイトル』・書誌情報・コメントをお願いします。 原書部門とオールタイム部門については、順位は不要です。) シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) ・コメントの分量はなるべく100文字以内でお願いします。ネタバレしないようご注意ください。 ここに収まらない熱い思いは、読書室掲示板にて語り合いましょう! -------------------------------------------------- 管理人 |
みちこ(WYN-1057) オズの魔法使いシリーズ アル・カポネによろしく このTシャツは児童労働で作られました。 イクバルと仲間たち シャーロット・ドイルの告白 「オズの魔法使い」シリーズ『完訳オズのリンキティンク』 ライマン・フランク・ボーム作/田中亜希子訳/復刊ドットコム 2013.01 シリーズ後半、どれもよかったけれど、キャラクターとしてはリンキティンク王が大好きです。笑いと涙をありがとう! 『アル・カポネによろしく』 ジェニファ・チョールデンコウ作/こだまともこ訳/あすなろ書房 2006 後半が特によかった。実在の場所と歴史に基づいていることもおもしろい。一人称の語りもいい。 『このTシャツは児童労働で作られました。』 シモン・ストランゲル作/枇谷玲子訳/汐文社 2013.02 ノルウェーの若者たちをリアルに描きながら、アジアの児童労働という問題に真っ向から向き合っている。作者の思いをしっかり受け止めたい。 『イクバルと仲間たち』 スーザン・クークリン作/長野徹、赤塚きょう子訳/小峰書店 2012.09 『イクバルの闘い』を読んで衝撃を受けたのは6年前。そのイクバルについてノンフィクションで読むことができてうれしい。児童労働の現実を知るのはつらいけれど、とてもいい作品。 『シャーロット・ドイルの告白』 アヴィ作/茅野美ど里訳/あすなろ書房 2010 船という孤立した場所でのできごとを告白するその語り口に、冒頭からゾクゾク! 19世紀の船旅のことを乗組員の立場で知るのはすごく新鮮で刺激的でもあった。 *次点 『白銀の夜をこえて』S.フレミング作/百々佑利子訳/あかね書房 1980 『ペーパータウン』ジョン・グリーン作/金原瑞人訳/岩波書店 2013.01 |
ナウシカ(WYN-2165) チューリップ・タッチ 雪のおしろへいったウッレ 『チューリップ・タッチ』(アン・ファイン作/灰島かり訳/評論社) 間違いなく私のベスト5に入る作品。チューリップに救いの手を差し伸べてほしかったと願う反面、安易な解決法を提示しなかった作者の現実を見つめる冷静なまなざしに感服した。 『雪のおしろへいったウッレ』(エルサ・ベスコフ作/石井登志子訳/徳間書店) 春夏秋冬とめぐる季節。この順番、当たり前だと思っているけれど、ひょっとしたら、この秩序を保つために頑張っている誰かがいるのかも。本当にそんな感じがしてきます。 |
林檎(WYN-2180) 3万冊の本を救ったアリーヤさんの大作戦 かべ 鉄のカーテンのむこうに育って 金曜日のアンナ 不思議なことばの世界へ 母さん、ぼくは生きてます はしをつくる 1位 3万冊の本を救ったアリーヤさんの大作戦 マーク・アラン・スタマティー 作/徳永 里砂 訳/国書刊行会/2012年12月 2位 かべ 鉄のカーテンのむこうに育って ピーター・シス 作/ 福本 友美子 訳/BL出版/2010年10月 3位 金曜日のアンナ 不思議なことばの世界へ ヘレーネ・ウーリ 作/福井 信子 訳/大修館書店/1999年12月 4位 母さん、ぼくは生きてます アリ・ジャン 作/池田 香代子 訳・監修/マガジンハウス/2004年1月 5位 はしをつくる ライアン・アン・ハンター 文/エドワード・ミラー 絵/青山 南 訳/ほるぷ出版/2013年3月 |
SUGO **=** WYN-1012 **=** オールタイム部門にたくさん投票したのははじめてです! スターリンの鼻が落っこちた なぜカツラは大きくなったのか? 手で笑おう―手話通訳士になりたい くるみわりにんぎょう だいすきだっこ 『スターリンの鼻が落っこちた』 ユージン・イェルチン作/ユージン・イェルチン絵/若林千鶴訳/岩波書店/2013.2 読後、考えさせられる作品でした。 『なぜカツラは大きくなったのか?』 キャスリーン・クルル文/ピーター・マローン絵/宮坂宏美訳/あすなろ書房/2012.4 勉強になる内容で、とても興味深く読みました。 『手で笑おう―手話通訳士になりたい』 アン・マリー・リンストローム著/枇谷玲子訳/汐文社/2012.8 実話ということで、とても勉強になりました。 『くるみわりにんぎょう』 E・T・A・ホフマン原作/アンマリー・アンダーソン再話/アリソン・ジェイ絵/蜂飼耳訳/徳間書店/2012.9 宮崎駿さんが影響を受けたという作品。ジブリ美術館で上映している展示を観たい! 『だいすきだっこ』 ニック・ブランド文/フレヤ・ブラックウッド絵/灰島かり訳/岩崎書店/2013.2 大好きなブラックウッドさんの絵で、だっこがより心地よく感じられます。 |
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winter(WYN-2293) 光草〜ストラリスコ〜 秘密の花園 おはようスーちゃん スプーンおばさんのクリスマス どろんここぶた 『光草〜ストラリスコ〜』 ロベルト・ピウミーニ作/長野徹訳/小峰書房 1998 MOMOさんに教えて頂いて読みました。すでに内容の詳細は忘れてしまったというのに、読後の余韻がいつまでも残る作品。 『秘密の花園』 バーネット作/山内玲子訳/岩波少年文庫 2005 大自然(Nature)の自然(natural)な力を改めて感じる作品。 『おはようスーちゃん』 ジョーン・G・ロビンソン作/中川李枝子訳/アリス館 2007 スーちゃんのなんてことない日常を描いたほのぼの作品。思い出のマーニーと同一作家であったことに驚きました。 『スプーンおばさんのクリスマス』 アルフ・プリョイセン作/ビョーン・ベルイ絵/おおつかゆうぞう訳 偕成社 1979 北欧のクリスマスを垣間見れる絵本。おばさんとご主人の個性あふれるセリフが楽しい。 『どろんここぶた』 アーノルド・ローベル作/岸田衿子訳/文化出版局 1971 どろんこが大好きなこぶたの奮闘記。こんなかわいいぶたなら飼ってみたい! |
キジトラ(WYN-1060) ステフィとネッリの物語シリーズ フラワー・ベイビー チ・カ・ラ。 ヘビとトカゲきょうからともだち 本はこうしてつくられる 「ステフィとネッリの物語」シリーズ (アニカ・トール作、菱木晃子訳、新宿書房) 『海の島』2006、『睡蓮の池』2008、『海の深み』2009、『大海の光』2009 つらい歴史に心が痛むが、赤毛のアンを思わせる素晴らしい物語に感動した。 『フラワー・ベイビー』 (アン・ファイン作、墨川博子訳、評論社、2003) ストーリー以上のなにかを感じさせる、力と深みのある作品。 『チ・カ・ラ。』 (イングリッド・ロウ作、田中亜希子訳、小学館、2011) 一風変わった設定だが、描かれるテーマは普遍的。児童文学の「正統さ」がいい。 『ヘビとトカゲ きょうからともだち』 (ジョイ・カウリー作、ガヴィン・ビショップ絵、もりうちすみこ訳、アリス館、2011) ウィットに富んだ小話にクスッとさせられる。低学年向けのつくりだが、かなり大人テイスト。 『本はこうしてつくられる』 (アリキ作、松岡享子訳、日本エディタースクール出版部、1991) 1冊の絵本が読者に届くまでの過程を描く知識絵本。擬人化された猫ちゃんたちのプロフェッショナルなお仕事ぶりがほほえましい。 |
ワラビ(wyn-1001) おいでフレック、ぼくのところに 混沌の叫びシリーズ ワンダ*ラ いのり こんな家にすんでたら 『おいでフレック、ぼくのところに』 エヴァ・イボットソン、訳:三辺律子、偕成社、2013.09 昨年のやまねこ賞に投票されていた作品を後追いで読んだ。 「混沌の叫びシリーズ」 『人という怪物』(下のみ)2013.9 パトリック・ネス作/金原瑞人・樋渡正人訳/東京創元社 昨年のやまねこ賞でシリーズで投票したものの、1冊だけ間に合わなかったのを 後から読んだ。 『ワンダ*ラ』(1〜3) トニー・ディテルリッジ作 文溪堂 近未来の物語。ディテルリッジが文も絵も担当しているシリーズで、 その世界観がおもしろく楽しめた。まだ続いているので、続けて読みたい。 『こんな家にすんでたら』 ジャイルズ・ラロッシュ文・絵/千葉茂樹訳/偕成社/2013.02 『いのり 聖なる場所』』 フィリモン・シタージス文 ジャイルズ・ラロッシュ絵/さくまゆみこ訳/光村教育図書/2004 行ったことのない場所や世界への窓を開いてくれる絵本2冊。ペーパークラフトの素晴らしさにも 目を奪われる。 |
hanemi(WYN-0036) ピトゥスの動物園 わたしたちの島で 秘密の花園 いつも いつまでも いっしょに! ポレケのしゃかりき思春期 グーテンベルクのふしぎな機械 『ピトゥスの動物園』(サバスティア・スリバス作/宇野和美訳/あすなろ書房) 半世紀以上前の作品なのに古さを感じさせないのは、翻訳が比較的最近(8年前)なのと、普遍的なテーマだからだろうか。安心して読める話。 『わたしたちの島で』(アストリッド・リンドグレーン作/尾崎義訳/岩波少年文庫) 映画を見る前に原作を読まなきゃ!と、今さらながら読んだ。チョルベンとメルケルさんの世代を超えたひそやかな友情になごむ。 『秘密の花園』(フランシス・ボジソン・バーネット作/土屋京子訳/光文社古典新訳文庫) 読書会のために再読。庭の描写が素晴らしく、コマドリの描写は愛にあふれている。植物を育てるのには草抜きが重要だとか、雨のあとは草抜きをする絶好の機会だといったアドバイスもあり、なかなか実用的だが、メアリは蚊にさされたりしないので、リアリティはない。この本を読むたびに、草むしりをしたり、バラの剪定をしたり、追肥をしたり……とにかく庭いじりをしたくなる。 『いつも いつまでも いっしょに! ポレケのしゃかりき思春期』(フース・コイヤー作/野坂悦子訳/福音館書店) お父さんのダメっぷりがすごい。ポレケもそれはわかっていて、それでも、お父さんのことは好きで、なんだかせつない……。クラスメートの大半が移民だったり、特殊な家庭環境だったり、児童書とは思えないすごい内容。シリーズ化され、オランダでは第5作まで出ていて、映画化もされているらしいけれど、日本で出ているのはこれ1作のみ。シリーズ何作めかがイタリア・アンデルセン賞にノミネートされていたので、読んでみた。 『グーテンベルクのふしぎな機械』(ジェイムズ・ランフォード文・絵/千葉茂樹訳/あすなろ書房) グーテンベルクが印刷した聖書の写真が載っているけれど、ほんとうに美しい。この絵本も負けず劣らず美しい。わたしが編集に携わっていたのは、写植からDTPへ移り変わろうとしている時期で、活版印刷を経験できなかったのは残念だ。 次点 『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』(フランシスコ・X・ストーク作/千葉茂樹訳/岩波書店) 『日ざかり村に戦争がくる』(フアン・ファリアス作/宇野和美訳/福音館書店) |
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ayo(WYN-1061) わたしのすてきなたびする目 ふたりの星 けしつぶクッキー 百まいのドレス 『わたしのすてきなたびする目』 ジェニー・スー・コステキ=ショーさく/美馬しょうこやく/偕成社/2013.6 読む人を元気にする本。幼稚園のときアイパッチをしていたという小2の女の子にあげたら、とても喜ばれた。病院の待合に置いておいてほしい。 『ふたりの星』 ロイス=ローリー作/掛川恭子,卜部千恵子共訳/童話館出版/2013.11(講談社1992年刊の再刊) 二次大戦中のデンマークが舞台。ドイツ統制化でなお、ユダヤ人を助け逃がそうとする人々を描いている。みんなに知っていてほしい。 『けしつぶクッキー』 マージェリー・クラーク作/モウドとミスカ・ピーターシャム絵/渡辺茂男訳/童話館出版/2013.10(ペンギン社1981年刊の再刊) かならずしもきちんと納まらない、昔話風のお話が好ましい。全頁に素朴な飾り枠が施されているので、読んでいて気持ちが高揚する。 『百まいのドレス』 エレナー・エスティス作/石井桃子訳/ルイス・スロボドキン絵/岩波書店/2006.11 女の子とたちの友達づきあいの難しさは、今も昔も変わらない。ハッピーエンドではないけれど、次はきっともっと上手に...とヒントと勇気をもらえると思う。 |
ちゃぴ(WYN-1026) ミルクこぼしちゃだめよ! サティン入江のなぞ おいでフレック、ぼくのところに 『ミルクこぼしちゃだめよ!』 スティーヴン・デイヴィーズ文 クリストファー・コー絵 福本友美子訳 ほるぷ出版。。。。。。。。2013.07 カラフルな絵と、リズミカルな言葉の繰り返し。心温まるクライマックスもあって、読後の満足感が大きい。 『サティン入江のなぞ』 フィリッパ・ピアス作 高杉一郎訳 岩波書店 1986.07 ずっと読みたかった作品。少しずつ謎が明かされ引き込まれた。おばあちゃん深い愛に感動。 『おいでフレック、ぼくのところに』 エヴァ・イボットソン作 シャロン・レンタ絵 三辺律子訳 偕成社 2013.09 実にイボットシンらしい作品。 |
shoko(WYN-1042) 日ざかり村に戦争がくる おいでフレック、ぼくのところに 『日ざかり村に戦争がくる』(フアン・ファリアス作/宇野和美訳/福音館書店 2013.09) 戦争がくるといっても、戦闘が描かれるわけではない。じわじわと日常をむしばむ非日常が戦争の恐ろしさを伝えている。 『おいでフレック、ぼくのところに』(エヴァ・イボットソン作/三辺律子訳/偕成社) ザ・児童書ともよべる、王道の物語。かわいらしい表紙とイラストをみて、あなどると泣くことになる。 |
ロールちゃん(WYN-2286) まちのいぬといなかのかえる わたしからあなたへ 天使のすむ町 トリクシーのくたくたうさぎ ひとりひとりのやさしさ 『まちのいぬといなかのかえる』 (モー・ウィレムズ文、ジョン・J・ミューズ絵、さくまゆみこ訳、岩波書店、2011.2) 四季のうつろいを背景に、ともだちとの出会い、思い出、別れが見事に描かれている。 『わたしからあなたへ』 (アデル・ジェラス作、クリフ・ライト絵、なおのようこ訳、草炎社、2006.9) 子どもへの思いがシンプルかつ優しさあふれる言葉で綴られていて、温かい気持ちにさせられる。 『天使のすむ町』 (アンジェラ・ジョンソン作、冨永星訳、小峰書店、2006.5) 出自に関する衝撃の事実を知った少女の心情が丁寧に描かれていて、一気に読み進められた。 『トリクシーのくたくたうさぎ』 (モー・ウィレムス作、中川ひろたか訳、ヴィレッジブックス、2006.10) まだ言葉をうまくしゃべれないながらも、パパとママに必死にSOSを出そうとする主人公が愛おしくてたまらない。 『ひとりひとりのやさしさ』 (ジャクリーン・ウッドソン作、E.B.ルイス絵、さくまゆみこ訳、BL出版、2013.7) 一つ一つの言葉がずっしりと胸に響き、いじめについて深く考えさせられる作品。 |
MOMO(WYN-1013) さよならを待つふたりのために マルセロ・イン・ザ・リアルワールド 『さよならを待つふたりのために』(ジョン・グリーン作/金原瑞人・竹内茜訳/岩波書店) 生と死をあつかった作品でありながら、重苦しさがなく、読後感も清々しかった。 『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』(フランシスコ・X・ストーク作/千葉茂樹訳/岩波書店) 正直に生きることがいかに難しく、大変かを、マルセロを通してあらためて感じた。 |
くるり(WYN-0005) フェリックスとゼルダ 発電所のねむるまち 宝石の筏で妖精国を旅した少女 時をつなぐおもちゃの犬 1位「フェリックスとゼルダ」モーリス・グライツマン作/原田勝訳/あすなろ書房 『フェリックスとゼルダ』 2012.07 『フェリックスとゼルダ その後』 2013.08 無邪気さや楽観が、現実をズレて捉えるときに生まれるユーモアは、子どもの生きる力そのもの。それを描くのが誰よりうまいグライツマンにしか書けないホロコーストの物語。簡単には感想を語れないほど、心の深いところに刻まれている。 2位『発電所のねむるまち』 マイケル・モーパーゴ作/杉田七重訳/あかね書房 2012.11 単純な「反」原発の話ではなく、原発によって、世界や人がどれほど美しいものを奪われるかを書いている。 3位『宝石の筏で妖精国を旅した少女』 キャサリン・M・ヴァレンテ作/水越真麻訳/早川書房 2013.08 ヴァレンテの物語る力を、これでもかというほど楽しめた。こういう生々しいファンタジー大好き。 4位『時をつなぐおもちゃの犬』 マイケル・モーパーゴ作/杉田七重訳/あかね書房 2013.06 おもちゃの犬だけじゃなくて、サッカーも時をつないでいるところが、サッカー好きの心をぎゅっと掴んだ。モーパーゴは、戦争の話を悲劇を伝えながらも優しくあたたかく描ける、本当に稀有な作家だと思う。 |
みーこ(WYN-1020) ただいま!マラング村 紙のむすめ サルとトラ ぼうし フランシスのいえで 『ただいま!マラング村 タンザニアの男の子のお話』 ハンナ・ショット作 佐々木田鶴子訳 齊藤木綿子絵/徳間書店/2013.9 これが実話だなんて……、本当に驚きました。 『紙のむすめ』 ナタリー・ベルハッセン文 ナオミ・シャピラ絵 もたいなつう訳/光村教育図書/2013.8 切り絵がとても美しいです。 『サルとトラ ラオス・モン族の民話』 ヤン・サン再話 ドゥア・リー下絵 ヤン・ロン刺繍 ヤン・イェン刺繍 やすいきよこ訳/福音館書店/2005.9 こちらはすてきな刺繍絵本。トラのおまぬけぶりに笑ってしまいます(笑) 『ぼうし』 ジャン・ブレット作 松井るり子訳/ほるぷ出版/2005.12 細かく描かれたイラストが素晴らしい。メインのおはなしとともに、別のおはなしも進んでいきます。 『フランシスのいえで』 ラッセル・ホーバンさく リリアン・ホーバンえ まつおかきょうこやく/好学社/2014.6 とてもとてもかわいらしい家出です(^^) |
コアラン(WYN−1053) わたしは倒れて血を流す しずくの首飾り 『わたしは倒れて血を流す』(イェニー・ヤーゲルフェルト著/ヘレンハルメ美穂訳/岩波書店) ティーンの女の子のヒリヒリするような心に、なんだか苦しくなりました。 『しずくの首飾り』(ジェーン・エイキン著/猪熊葉子訳/岩波書店) 美しくて何度も読み返したくなるような物語ばかりの短編集。宝箱みたいな1冊です。 |
muzu(WYN-1056) あの雲を追いかけて 青空のむこう ウィッシュリスト アルケミスト クリスマスの猫 『あの雲を追いかけて』 アレックス・シアラー作 金原瑞人・秋川久美子訳 竹書房、2012年10月 シアラーの描く奇想天外な架空の世界にひきこまれました。作品ごとに違った魅力の舞台を考えつくその想像力に脱帽。 『青空のむこう』 アレックス・シアラー作 金原瑞人訳 求龍堂、2002年5月 某ファミレスで一気読み。最後の20ページで涙が止まらなくなりそうになり、あわてて会計をして車に戻って読みました。 『ウィッシュリスト 願い、かなえます』 オーウェン・コルファー作 種田紫訳 理論社、2004年4月 『アルケミスト 夢を旅した少年』 パウロ・コエーリョ作 山川紘矢+山川亜希子訳 角川書店、1997年2月 図書館で見つけて新しい本かと思いきや、ずいぶん前からベストセラーだったんですね。もっと早くに読みたかったかも。 『クリスマスの猫』 ロバート・ウェストール作 坂崎麻子訳 徳間書店、1994年10月 これからの季節に、なんとなく毎年読み返したくなる一冊。 |
おちゃわん(WYN-1054) 指ぬきの夏 森のなかまたち 『指ぬきの夏』 エリザベス・エンライト作 谷口由美子訳 2009.6 岩波少年文庫 9歳半の三つ編みの女の子ガーネットが経験した一夏のお話。 元気がよくて、活発で、思い切りよく、突拍子もない。自然描写もすばらしい。ああ、そうだったと幼いころの感じ方を思い出した。 『森のなかまたち』フセーヴォロド P. シソーエフ作 岡田和也訳 未知谷 2011.5 極東ロシア、アムール川河畔に住む動物たちが主人公の16話。 広大な大自然の荒々しさと清々しさ、そして森に住む動物たちの存在が、命の豊かさを際立たせる。 |
あんこ(WYN-1048) 灰色の地平線のかなたに 『灰色の地平線のかなたに』(ルータ・セペティス作/野沢佳織訳/岩波書店/2012年1月) 第2次大戦中、ソ連がバルト3国に対して行った蛮行について無知だったので驚いた。辛い状況でも、人を思いやれることの尊さを感じた。 |