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 ▼第24回(2021年)▼オールタイム部門▲  やまねこ翻訳クラブ 21/11/21(日) 14:44

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 ■題名 : 第24回(2021年)▼オールタイム部門▲
 ■名前 : やまねこ翻訳クラブ
 ■日付 : 21/11/21(日) 14:44
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   第24回(2021年)▼オールタイム部門▲投票の様子です。

≪投票内容≫

ハンドル名(※(=^_^=)は、匿名希望の会員です。)

タイトル(※【】内のシリーズ名は、管理人が便宜上付記したものです。)
出版社名
その他の書誌情報
投票コメント

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みちこ(WYN-1057)

影を呑んだ少女
東京創元社
フランシス・ハーディング作 児玉敦子訳
幻想的な長編小説という意味では決して好みではないのに、ハーディングの作品には引きつけられる。本書から学んだのは、「何かにとりつかれてしまったら、それを恐れるばかりではなく、折り合っていくというのもある」ということ。

長い冬(ローラ物語1)
岩波書店
ローラ・インガルス・ワイルダー作 谷口由美子訳
コロナ禍の冬に再読してグッときました。インガルス一家の絆はすごい。

ミシシッピがくれたもの
東京創元社
リチャード・ペック作 斎藤倫子訳
最初はわかりづらいところもあったけれど、わかりづらいのも無理はないこの物語。読み進むにつれて何度もびっくりさせられた。史実に基づいているが物語の展開もみごと。すごい話だった!

走れ、走って逃げろ
岩波書店
ウーリー・オルレブ作 母袋夏生訳
映画を見てから何年も経ってやっと読めた。映画で描かれている以上に、あちこち転々として生きのびたんだな。ここまで苛酷な経験を書き綴って本にしてくれたことに感謝。

ぼくだけのぶちまけ日記
岩波書店
スーザン・ニールセン作 長友恵子訳
いじめっ子を銃殺して自殺したお兄さんを持つ主人公の日記。重たいはずなのにユーモアがあってとても読みやすく、おもしろかった。ひどいいじめもあるけど、いい人たちもいっぱい。

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Incisor (WYN-2016)

梨の子ペリーナ
BL出版
イタロ・カルヴィーノ再話 関口英子訳 酒井駒子絵 2020.8.31
格調高く響きわたる訳文に心がふるえ、豊かで美しい絵に目がよろこび、感性が贅沢なおもてなしをいただいたような心地で、芯のあるペリーナのものがたりを味わった。

死について考える本
あかね書房
メリー=エレン・ウィルコックス作 おおつかのりこ訳 2020.9.23
作者、訳者をはじめ本書の作り手の方々のまっすぐな思いが何より心強い。読みながら
その思いに守られているように感じ、ひとりだけれど、ひとりでないと思える。

セント・ギルダの子
岩波書店
ベス・ウォーターズ 文 絵 原田勝訳 2020.9.17
受け取るものが多い作品。表紙と裏表紙の裏もとても美しく、ずっと眺めていたい。布にしてみたい。

わたしの心のなか
鈴木出版
シャロン・M・ドレイパー作 横山和江訳 2014.9.19
この物語のラストから始まる未来が希望か否か。みずみずしいメロディの感性、豊かな才能がもっともっとありのままに表現されるために、その道標を自分の心に問い続ける。

飛び込み台の女王
岩波書店
マルティナ・ヴィルトナー作 森川弘子訳 2016.9.15
2016年読み物部門に投票した本書を、「はじめての海外文学トークイベント」で思い出し、素敵なレビューとともにさらに味わうことができて幸せでした。

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キジトラ(WYN-1060)

かちんこちんのムニア
徳間書店
アスン・バルソラ作、宇野和美訳、1996.5
心がかちんこちんになることって、子どもでも大人でもあるはず。じっくり時間をかけて自分の気持ちを和らげていくムニアちゃんの姿が、温かいまなざしで描かれる。イラストのタッチも味があって素敵。

内なる町から来た話
河出書房新社
ショーン・タン作、岸本佐和子訳、2020.8
一編一編のお話が強い力を持っている。絵を見ていると、自分の心の内をのぞいているような気になる。

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ワラビ(wyn-1001)

こどもってね……
きじとら出版
ベアトリーチェ・アレマーニャ

3人のママと3つのおべんとう
ブロンズ新社
クク・チスン

囚われのアマル
さ・え・ら書房
アイシャ・サイード

サンサン
てらいんく
曹文軒

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☆BUN(WYN-0003)☆

11番目の取引
鈴木出版
アリッサ・ホリングスワース作 もりうちすみこ訳
ちがう文化の共通点の少ない友人と少しずつわかりあっていくことが、場面のつみかさねで生き生きと描かれている。

キッズライクアス
サウザンブックス社
ヒラリー・レイル作 林真紀訳
自閉症の高校生の一人称で、自分も、周囲の友人達や大人達もそれぞれもがきながら、お互いを理解しようとするさまが描かれていて、ぐっときた。

おじいちゃんとの最後の旅
徳間書店
ウルフ・スタルク作 菱木晃子訳
すみからすみまでスタルク節。どの登場人物も、美点も欠点もそのままに、愛情をこめて描かれている。

三つの金の鍵―魔法のプラハ
BL出版
ピーター・シス作  柴田元幸訳
体のなかにとけこんでいるプラハの魔法をシスが精緻な絵で描いた作品。やまねこ初年度にいたばしの絵本展で原書を手に取った記憶が。ピーター・シス展を契機にあらためてじっくり読みました。

エーミールと探偵たち
岩波書店
エーリヒ・ケストナー作 池田香代子訳
今さらでお恥ずかしいのですが、ほんとおもしろかった。スリルを増すための筋立てではなくすべてが自然に展開していくのに、ハラハラドキドキなところがすばらしいです。

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shoko(WYN-1042)

兄の名は、ジェシカ
あすなろ書房
ジョン・ボイン作/原田勝訳/2020.4

キャラメル色のわたし
すずき出版
シャロン・M・ドレイパー作/横山和江訳/2020.8

民主主義は誰のもの?
あかね書房
プランテングループ文/マルタ・ピナ絵/宇野和美訳/2019.7

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hanemi(WYN-0036)

三つの金の鍵 魔法のプラハ
BL出版
ピーター・シス作/柴田元幸訳
原画展で見て、プラハが恋しくなって再読し、シスの一部はプラハでできていることを確認。金のアクリル絵の具は印刷では再現できないみたいで残念……。そして、また原画が見たくなるという無限のループ。

【そばかすイェシ】そばかすイェシ/もっと!そばかすイェシ
徳間書店
ミリヤム・プレスラー作/斎藤尚子訳
原書は1999年、邦訳は2002年刊行だが、古さはあまり感じず、単純に面白かった。実はこちらは新訳で、旧訳と読み比べてみたが、編集者の手のあとが見え隠れして、興味深かった。

点子ちゃんとアントン
岩波書店
エーリヒ・ケストナー作/池田香代子訳
ドイツの作品なのに、なんで〈点子ちゃん〉?と疑問に思い続けて数十年。今なら〈点子ちゃん〉とはしないだろうけれど、今さらほかの名前にはできないのかな。

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からくっこ

あのころはフリードリヒがいた
岩波書店
ハンス・ペーター・リヒター 作 , 上田 真而子 訳 2000/06(新版)
読みたい、読むべきと思いつつ、長年ためらっていました。つらい話と知っていたから。ついに決心して本を開き、覚悟していた以上にずしんと衝撃を受けました。それだけの重みがある本。人類が未来永劫、読み継いでいくべき作品。

町にきたヘラジカ
徳間書店
フィル・ストング 作 クルト・ヴィーゼ 絵 瀬田貞二 訳 2021/01(復刊なのでオールタイムに投票)
古き良き時代のほのぼのとした児童文学、はずれのない瀬田貞二訳。復刊されてうれしい。主人公はフィンランドから北米への移民二世。アメリカという国はいろんな国や地域からの移民がつくったんだよなあ、ということが自然に伝わってくるお話。

シモンのアメリカ旅行
あすなろ書房
バーバラ・マクリントック 作/福本友美子 訳/2010年11月
ツイッターで盛り上がった「#児童書でめぐるアメリカ50州」で発掘した絵本。これは楽しい! シモンくん、広大なアメリカじゅうで落とし物をしまくります。読者は随所で「あっ、落とし物、みっけ!」と歓声を上げることに。20世紀初頭の風俗もおもしろい。

モンゴルのことばとなぜなぜ話
大阪大学出版会
塩谷茂樹 編訳・著/思沁夫 絵・コラム 2014.11
モンゴルの大自然と人間の濃密なかかわりがよく伝わってくる民話の数々。「ウシのじん臓はブドウのふさのような形」なんだって! はじめて知った。コラムはどれも興味深いし、言語の解説には専門家の熱い本気を感じる。この本で心をつかまれた子は、大きくなったらかの国の草原へ(なんらかの形で)旅立つよね、きっと。

フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人
さ・え・ら書房
ジョセフ・ダグニーズ文 ジョン・オブライエン絵 渋谷弘子訳 2010/9
自然の驚異、数字のふしぎ、好きなものを極める喜び、支えてくれる人のありがたさ、いろんなことが一冊の絵本から力強く伝わってきて感動しました。これから人生を切り拓いていく子どもたちに(そして彼らを見守る大人にも)ぜひ読んでほしい。独特の絵もすてき。

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おちゃわん(WYN-1054)

野生のロボット
福音館書店
ピーター・ブラウン 著 前沢明枝 訳
大嵐で島に打ち上げられたロボットが活躍する話。

ラン パン パン インドみんわ
評論社
再話マギー・ダフ 絵 ホセ・アルエゴ/アリアンヌ・ドウィ 訳 山口 文生
王様に囚われた妻を取り戻すために戦う夫のクロドリ。
絵も素敵。リズムにのってわがままな王様をコテンパンにやっつけちゃう。痛快!

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maika(WYN2382)

世界を変えた100人の女の子の物語
河出書房新社
エレナ・ファヴィッリ、フランチェスカ・カヴァッロ、芹澤恵(翻訳)、高里ひろ(翻訳)
こんな素敵な本を読むことができるなんてと、現代の子どもが心底うらやましくなった1冊。女性も男性と同様に色々な分野で活躍していることを知り、彼女たちの言葉に勇気をもらえる。

山賊のむすめローニャ
岩波書店
アストリッド・リンドグレーン(著)、イロン・ヴィークランド(著)、ヘレンハルメ 美穂(翻訳)
子どもの頃、岩波世界児童文学集の中で一番好きだった作品。新しい翻訳で出版されてとても嬉しいです。大人になってから読んでも、自然の美しさや子どもたちの冒険に夢中になります。

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(=^_^=)

梨の子ペリーナ
BL出版
イタロ・カルヴィーノ再話 関口英子訳 酒井駒子絵

ぼくとテスの秘密の七日間
フレーベル館
アンナ・ウォルツ作 野坂悦子訳

桜の木の見える場所
小学館
パオラ ペレッティ作 関口英子訳

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mipo

おいでフレック、ぼくのところに
偕成社
著者 エヴァ・イボットソン (著),三辺 律子 (訳)
犬が賢く可愛くて、とにかく癒される!読んでるときはロマン溢れる物語の展開にワクワクし、本を閉じたあとは幸せな気分に浸れる、そんな作品です。

シチリアを征服したクマ王国の物語
福音館文庫
ディーノ・ブッツァーティ 作 / 天沢 退二郎 訳 / 増山 暁子 訳
人里におりてきたクマ、ばけ猫、人食い鬼、ゆうれい、魔法使い。いろんなキャラクターが出てきて楽しい!とにかく絵にひきこまれます。ひねりの効いたユーモアは大人にこそ読んでほしい。

夢の彼方への旅
偕成社
作: エヴァ・イボットソン 訳: 三辺律子
アマゾンの大自然にうっとりして、冒険してみたい気持ちを刺激され、豊かな読書体験が得られます。

おーい灯台
評論社
作: ソフィー・ブラッコール 訳: 山口 文生
360度海を見渡せる灯台の佇まいが美しくて画集のようです。せわしない暮らしの中でふと立ち止まって、人生で何が大切なのかを考えたくなる作品です。

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モリー(WYN-1059)

ぼくとテスの秘密の七日間
フレーベル館

まめまめくん
あすなろ書房

March1 非暴力の闘い
岩波書店

ウサギとぼくのこまった毎日
徳間書店

おじいちゃんとの最後の旅
徳間書店

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(=^_^=)

少年キム
岩波書店(岩波少年文庫)

わたしの全てのわたしたち
ハーパーコリンズ

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いけだ(WYN-2351)

キャラメル色のわたし
鈴木出版
シャロン・M・ドレイパー作/横山和江訳
昨年気づかず、投票しなかったのが悔やまれる。学校での差別的な事件や、クライマックスの事件は衝撃的で、ひじょうに考えさせられる作品だった。

おやすみなさいトムさん
評論社
ミシェル・マゴリアン作/中村妙子訳
後半ずっと泣きながら読んだ。

【わたしがいどんだ戦い】わたしがいどんだ戦い 1939年/わたしがいどんだ戦い 1940年
評論社
キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー作/大作道子訳
つらい経験をしてきたエイダの心の成長がとてもよかった。

ガンプ―魔法の島への扉
偕成社
エヴァ・イボットソン作/三辺律子訳
本当に面白いファンタジー。いやなキャラクターが、いい味を出している。

11番目の取引
鈴木出版
アリッサ・ホリングスワース作/もりうちすみこ訳
現在のアフガニスタンに目を向ける意味でも、とてもいい作品。主人公を支える人の輪が広がっていくのがいい。

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なおじ(WYN-2355)

おばあちゃんの記憶
さえら書房
エルヴェ ジャウエン (著), 小野 ゆり子 (翻訳)
フランス独特のユーモアで笑い飛ばそうとしているが、アルツハイマーの方を家族に持つ人の日々は、現実においても壮絶なものであろうと非常に考えさせられる。

抵抗のディーバ
岩崎書店
ジャン クロード ムルルヴァ (著), 横川 晶子 (翻訳)
読んでいて心がえぐられるような思いもするが、勇気を持ち行動することの代えがたさや尊さを改めて突きつけられる作品。

ちいさな ちいさな: めに みえない びせいぶつの せかい
ゴブリン書房
ニコラ デイビス (著), エミリー サットン (イラスト), 越智 典子 (翻訳)
とても分かりやすい科学絵本。色彩のバランスも良く、絵柄も親しみやすい。残念ながらコロナ禍となっている今に、微生物の世界を探検するにはうってつけの絵本。

レッド あかくてあおいクレヨンのはなし
子どもの未来社
マイケル・ホール (著), 上田 勢子 (翻訳)
個性を大切にしたいととても自然に感じることのできる作品。

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モーモー(WYN-1062)

クリスマスのあかり〜チェコのイブのできごと〜
福音館書店

コピーボーイ
岩波書店

ちいさなタグボートのバラード
東京外国語大学出版会

おばあちゃんはハーレーにのって
偕成社

どうして?
化学同人

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