本格ファンタジー! |
にいるぶっくす 創刊!
“いっしょにいる”とやさしい気持ちになり、“そばにいる”とあんしんできる絵本です。 |
エラゴン
ドラゴンライダー1
遺志を継ぐ者 |
きみはおおきくてぼくはちいさい |
"むぎゅっ”とっちゃった |
クリストファー・パオリーニ 著
大嶌 双恵 訳
1,995円(税込)
ISBN 4-7897-2230-9
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グレゴワール・ソロタレフ 作
武者小路 実昭 訳
1,470円(税込)
ISBN 4-7897-2235-X
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イザベル・アスマ 絵
ロランス・クレインベルジェ 文
久保 純子 訳
1,260円(税込)
ISBN 4-7897-2236-8
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ドラゴンライダーとは……
竜と心を交わし、強靭な体と魔法を受け継ぎ、剣の使い手である誇り高き種族のこと。
主人公、15歳の少年エラゴンはそのライダーのひとり。かつては、ライダーたちの力で栄華を誇っていた森の山脈の国アラゲイジアは、いまはそのころの様子をとどめていない。エラゴンはあるとき、幼少のドラゴンと出会い育てることになる。そのことが、エラゴンの生きていく先を大きく変えていくことになり……。
数あるファンタジーの中でも、大作の1冊がこれ。3部作の1作目で、邦訳は643頁にわたる。読む前にひいてしまいそうな頁数だが、54頁まではがんばって読んでほしい。そこまできたらもう物語の世界から離れなくなる。ドラゴンに選ばれし者、エラゴンと共にこの大きな世界を楽しむことは大きな喜び! |
しずかな気持ちになる絵本。
いっぴきのちいさな子どものゾウと、ちいさくもなければ、おおきくもない王さまのライオンが出会う。ふたりは、一緒にいる時間が長くなるにつけ、離れられない不思議な結びつきを感じる。散歩をしたり、遊んだり、しかしいつのまにか……。
しっかり塗りこまれた絵の中に表情のはっきりした、ゾウとライオンがいる。ライオンの一番いい表情はちいさなゾウにお話を読んで聞かせるところ。本に目をおとし、枕元から照らされるやさしいスタンドの光。お話のあいだじゅう、ちいさなゾウは王さまをじっとみつめているのです。絵本を読みながら、しずかに、そして満ちたりたやさしい気持ちにもなるのです。
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ビビ・シェリのママにはもうすぐ赤ちゃんが生まれるのです。ママのおなかはおおきくて、まるくて、赤ちゃんが動いているのもわかるくらい素敵なのだけど、ビビは楽しくありません。ママが赤ちゃんの準備でビビとあまり一緒にいてくれないからです。そうしたら、かいじゅうザンザンがあらわれて……。
あたらしい家族を迎える、不安のようなやきもちのような、ビビのうまくあらわせない気持ちが、まっすぐに伝わってきます。でもね、あたらしい家族がくることは、やっぱりうれしいこと。最後のページをどうぞお楽しみに! |
【著】クリストファー・パオリーニ
Christopher Paolini
1984年生まれ。幼いころから『指輪物語』などのファンタジーに親しみ、両親から小説や絵画を学んだ。15歳で高校を卒業すると同時にこの物語を書きはじめる。17歳のとき、物語を自費出版したところ評判となり、作家カール・ハイアセンに見いだされ、本書がニューヨークのクノッフ社から出版されると、たちまち「ハリー・ポッター」シリーズをしのぐベストセラーとなる。『黄金の羅針盤』のフィリップ・プルマンなどとも交流を深め、有望な作家として世界中から注目を浴びている。現在は、家族のいるモンタナ州パラダイスバレーで、2作目を執筆中。
【訳】大嶌 双恵
Futae Oshima
翻訳家。おもな訳書にブラッシェアーズ『トラベリングパンツ』(理論社)、ハリソン『死ぬにはもってこいの日。』(柏艪舎)、セロー『ジョバンニの光』(ソニー・マガジンズ)などがある。札幌市在住。
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【作】グレゴワール・ソロタレフ
フランスで最も子どもたちに人気のある、代表的な児童書作家兼イラストレーターの一人。彼の創造するゆかいなキャラクターが、多くの子どもたちの共感を得ている。また、素材の持ち味を生かした、見開きの大きな絵をよく使うことも、彼の持ち味となっている。1953年、エジプトで、レバノン人の医師の父と、ロシア系の画家兼イラストレーターの母のもとに生まれる。父と同じ医師として5年間活動したが、その後息子にせがまれ、イラストレーションと創作に専念することを決意。1985年に処女作を発表し、以後フランスで出版された多数の作品は、アメリカ、ドイツ、日本、デンマーク、イタリア、イギリス、スイス、オーストラリア、スペイン、フィンランド、韓国などでも翻訳され、子どもたちを楽しませている。1996年には『サンタクロースの辞典』(朝日新聞社)で、ボローニャ・ブックフェアのグラフィック部門賞を受賞。このほか、ビールの「カールスバーグ」など、広告の世界でも高く評価されている。
【訳】武者小路実昭
1960年、東京生まれ。学習院大学大学院哲学専攻終了。訳書に『ネコのマッサージのしかた』(パルコ出版)、『フレネ学校、愛について』(あすなろ書房)、共訳書に『子どもが育つ魔法の言葉 for the Heart』(PHP研究所)、『ジャック・タチ映画の研究ノート』(愛育社)などがある。
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【絵】イザベル・アセマ
1972年、トゥルーズ生まれ。趣味でスマーフを描き、女友だちにプレゼントしていた。その後、ストラスブルグのアールデコの学校で、本格的なイラストレーションを学ぶ。
【文】ロウレンス・クランバーガー
アーサーとヴィクターの2児の母。幼稚園の先生。学校も、先生業も、授業をすることも嫌い。それよりも、この“おふざけさん”は、デザートを食べることが好きで、ロバや牛といった“すてき”な動物(世の中ではあまりよく思われていないかわいそうな動物たち) がお気に入り。
【訳】久保純子
1972年1月24日、東京生まれ。小学校時代をイギリスで過ごし、高校時代は米国に留学。'94年に慶應義塾大学文学部を卒業後、NHKに入局。“クボジュン” の愛称で親しまれる。'00年に結婚後、'02年1月に長女を出産。'04年4月より、フリーアナウンサーとして、英語教師として、新しい道を歩んでいる。著書に「なな転び八起き」(グラフ社)がある。
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