2004年10月刊行!2005年ニューベリー賞受賞作!
日系3世の作家が書いた、自伝ではないけれど、自身の思い出をこめながらの物語――。 姉さんのリンが妹に教えた最初の日本語は「きらきら」 役にたちそうもないけれど、心に残って気持ちを助けてくれそうな言葉「きらきら」 だから妹のケイティもこの言葉がすぐに好きになった。 なにか、すてきなものを形容する時、2人はこの言葉を口にした。 裕福でない日系人家族の暮らしの実際は、きらきらすることよりは、苦しくて切ないことの方が多いけれど、2人が日常のささやかさの中に、きれいなもの、楽しいものを見つけながら生活していく様子が、細やかに書かれている。 個人的にも「きらきら」という言葉の響きが好きなのだが、この本を読んでより大事に好きになった。 【作者】シンシア・カドハタ Cynthia Kadohata
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2004年10月刊行
【作者】アンドリュー・ノーマン・ウィルソン A.N.Wilson 1950年イギリス生まれ。80年に発表した小説『愛の癒し』がサマセット・モーム賞など多数受賞し、ベストセラーとなる。以後、小説、エッセイ、伝記、歴史読物など、数多くの作品を発表して、高い評価を受けている。本書に登場する猫のタビサの絵本『ねこのタビサ』(冨山房)も執筆している。
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2004年6月刊行
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2004年4月刊行
『ハーメルンの笛吹き』はとても古いお話です。(中略) 冒頭 「伝説」より 語り手は101歳のペネロピー。 11歳の誕生日におきた不思議な話を語ってくれる――。 ペネロピーの子どもの頃は「イレブニングの儀式」という女の子の特権があった。 大人の女性の仲間入りをする日であり、森の奥深くに住んでいる賢者、カスバートに未来と才能を占ってもらうのだ。 ペネロピーはわくわくしていた、もうすぐイレブニングの日! ところが、その日を境にすべてが変わってしまう。 カスバートの所には行くのではなく、来てもらうことになり、ペネロピーの才能はディープ・ドリーミングだと教わる。 それはどんな才能? そして、ペネロピーはなにをしなくてはいけないの? たくさんの「?」が、しだいに紐解かれていく。 古い伝説が、ファンタジーの扉となり、ペネロピーを誘う。 「ネズミの襲撃」から救ってくれた笛吹きはだれだったのか。 ペネロピーの冒険に力を発揮してくれる相棒は、ネコのスカリー、ベル、ドラゴンのクェンティン、犬のユリシリーズたち。 彼らの活躍をみながら、私たちも笛吹きを行方をさがしてみませんか。 【作者】ビル・リチャードソン Bill Richardson カナダ・ヴァンクーヴァー在住の作家でブロードキャスター。本書は彼のヤングアダルト小説のデビュー作だが、数多くの賞にノミネートされ、カナダでベストセラーとなる。
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Last Modified: 2005/04/13
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