2002年12月刊行
ホワイト・ピーク・ファーム 【著/バーリー・ドハーティ】 1943年、イギリスのリバプールに生まれる。ダラム大学、リバプール大学、シェフィールド大学に学ぶ。『ディア ノーバディ』(新潮社)、『シェフィールドを発つ日』(福武書店)でカーネギー賞を二度受賞、『蛇の石 秘密の谷』(新潮社)など作品多数。 ローワンとゼバックの黒い影 リンの谷のローワン4 【作/エミリー・ロッダ】 1948年、シドニー生まれ。シドニー大学で英文学を学ぶ。『ローワンと魔法の地図』(あすなろ書房)で1993年度オーストラリア最優秀児童図書賞を受賞。本名のジェニファー・ロウ名で大人向きミステリーも書いている。 |
2002年11月刊行
【内容紹介】 大人気のオリビアが、2冊のボードブックになって新登場! ページをめくるたびにいろんなオリビアに会える、楽しいポップな絵本。 【作/イアン・ファルコナー】 雑誌「ニューヨーカー」の表紙画を手がける画家・イラストレーター。イラストの仕事のほか、ニューヨークシティーバレー団、サンフランシスコオペラ劇場、ロンドンのロイヤルオペラハウスの舞台装置や衣装デザインを手がける。ファコルナーが初めて手がけた絵本『オリビア』(あすなろ書房)は、17ヵ国で出版され、日本でもベストセラーになった。 |
2002年11月刊行
【内容紹介】 1947年に公開されてアカデミー賞を3部門受賞、1994年にはリメイクもされた同名の映画の原作本。クリスマスをひかえたニューヨークを舞台に、デパートのサンタクロース役として雇われた謎の老人が、そのささやかな善意から、人々がどこかにおき忘れてきてしまったものを、それぞれの心にそっととどける。そして、善意は善意を呼び、やがてそれが〈奇跡〉へ変わっていくという、心あたたまる物語。 【著/ヴァレンタイン・デイヴィス】 ミシガン大学卒業後、イェール大学大学院で演劇を学ぶ。小説に本書のほか『春の珍事』、映画脚本に『34丁目の奇跡』『グレン・ミラー物語』などがある。 |
2002年10月刊行
【内容紹介】 父さんが、弟が、次々と消えていく。だれかが、わたしの記憶を消そうとしている……。ふたごの姉弟ジェシカとオリバーが、古代から現代まで、時を超えて謎に挑む歴史ロマンファンタジー。「ネシャン・サーガ」に続く、ラルフ・イーサヴの最新作。 【著/ラルフ・イーザウ】 1956年ベルリン生まれ。コンピュータのソフトウェア設計の仕事をしながら、無味乾燥なデータの世界から逃避しようと物語を書きはじめる。ファンタジーの伝統とコンピュータゲームの興奮を合わせ持つ独特の作風にミヒャエル・エンデが注目し、自ら出版社に原稿を持ちこんだのがデビューのきっかけという。「ネシャン・サーガ」シリーズに続き、1997年に発表した本書でドイツ児童書界で最も権威あるブックステフーダー賞を受賞。この賞の審査員の半数は子どもの読者であり、受賞作は「その年、子どもに愛された本」でもある。2001年、20世紀を根底から問い直す大作『暁の円卓』(全4巻)が完結し、名実ともに「エンデに次ぐドイツ・ファンタジーの旗手」となる。南ドイツ、シュツットガルト近郊在住。http://www.isau.de/ |
2002年9月刊行【内容紹介】 日照りの年、ジョルジュのもとに突然あらわれた〈ほお傷の男〉アントニオ・ルイニ。それは、ミラノからアルプスまでその名をとどろかせる恐ろしい〈奴隷商人〉だった……。煙突掃除の少年たちの友情を描いた不朽の名作、待望の復刊! 【作/リザ・テツナー】 1894年、ドイツ東部に生まれる。1933年、ナチスの政権掌握とともにスイスに亡命。1963年に亡くなるまで、『黒い兄弟』の舞台になっているルガーノ近郊で創作活動に従事した。代表作である『黒い兄弟』は、1941年に出版されて以来、ヨーロッパ各国で翻訳出版、テレビドラマ化され、子どもたちの圧倒的人気を呼んだ。 |
2002年9月刊行【内容紹介】 道のまんなかに落ちてた3個のピーナツ。パチン! と殻を割ってみれば……? みんなが見向きもしないもの、見すごしてしまったものの中にひそんでいた真実。目に見えるものにとらわれず、ほんとうの姿を心のままに感じとることができる人だけに起こるすてきな物語。 【作/ブロック・コール】 1938年、アメリカ、ミシガン州生まれ。オハイオ州のケニヨン大学で学び、ミネソタ大学大学院で博士号取得。ウィスコンシン大学で哲学の教職についたのち、1979年、最初の絵本
The King at the Door を発表。2000年に出版された絵本 Buttons はボストングローブ・ホーンブック賞銀賞を受賞。『〈ヤギ〉ゲーム』『がんばれ、セリーヌ』(ともに徳間書店)など、YA向きの読みものの評価も高い。ニューヨーク州バッファロー在住。 |
2002年8月刊行【内容紹介】 あきらめないで! どんなに高いかべだって、のりこえる方法はきっと、みつかる。ちいさな知恵と勇気で世界を変えた1ぴきのねずみの物語。日本でも人気の高い絵本作家、レオ・レオーニの傑作を復刊。(1990年、佑学社から出版された『ティリーとかべ』を改訂・改題。) 【作/レオ・レオーニ】 1910年、オランダのアムステルダムに生まれる。イタリアで広告関係の仕事をした後、1939年に渡米。絵本作家として、また国際的デザイナーとしても有名。主な絵本に『あおくんときいろちゃん』(至光社)、『スイミー』『フレデリック』(共にコルデコット賞銀賞受賞・谷川俊太郎訳・好学社)など。1999年死去。 |
2002年7月刊行【内容紹介】 自由な教育方針の学校に転入してきたばかりのドリーニー。学校の雰囲気にはとまどっちゃうし、友だちと呼べるのはまだデュリだけだけど、ひとり、気になる女の子が……。ニューヨークに生きる女の子たちのシンプルな友情の物語。 【作/ヴァージニア・ハミルトン】 1936年、オハイオ州イエロースプリング生まれ。母方の祖父は逃亡奴隷、父方の祖母はチャロキー・インディアン。アンティオーク・カレッジ、オハイオ州立大学で社会学を学ぶ。1972年、『ジュニア・ブラウンの惑星』、1957年、『偉大なるM.C.』(共に岩波書店)でニューベリー賞を受賞。1992年、国際アンデルセン賞受賞。2002年2月死去。 |
2002年6月刊行【内容紹介】 ある夏の日、魚つりにでかけたウサギのベンジャミン。元気にボートをこぎだしたら、そこには思いもかけない大冒険が……。ガース・ウイリアムズの1951年の作品『ベンジャミン・ピンクの冒険』をもとに、幼い読者に向けて文章を短くし、モノクロだった絵に彩色をほどこして、新たな息吹を吹きこんだ絵本。イラストのすばらしさだけでなくユーモアもあって、思わずにっこりしてしまう結末の待っている、魅力あふれる作品。 【作/ガース・ウイリアムズ】 1912〜1996。ニューヨーク生まれ。ロンドンのウエストミンスター美術学校、王立美術学校で美術を学ぶ。絵本に『しろいうさぎとくろいうさぎ』、さし絵にワイルダー作「インガルス一家の物語」シリーズ(ともに福音館書店)、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)など。 |
2002年5月刊行【内容紹介】 個性的なコブタが主人公の大人気絵本『オリビア』の第2弾。デビュー作より少しお姉さんになって、ますますパワーアップ! なんでもできちゃうオリビアが、今度はサーカスの舞台で大活躍。 【作/イアン・ファルコナー】 雑誌「ニューヨーカー」の表紙画を手がける画家・イラストレーター。イラストの仕事のほか、ニューヨークシティーバレー団、サンフランシスコオペラ劇場、ロンドンのロイヤルオペラハウスの舞台装置や衣装デザインを手がける。ファコルナーが初めて手がけた絵本『オリビア』(あすなろ書房)は、17ヵ国で出版され、日本でもベストセラーになった。 |
2002年5月刊行【内容紹介】 祖父母の家で過ごす休暇の、ちょっとした居心地悪さ。思い出の品に対する、自分だけの小さなこだわり。不器用さゆえ、気持ちを素直に表現できないもどかしさ。――だれもがおぼえのある、子ども時代の微妙な心の動きをさわやかに描いた短編集。英国ファンタジーの名手が贈る、8つの物語。 【著/フィリッパ・ピアス】 1920年、イギリス・ケンブリッジシャー生まれ。ケンブリッジ大学ガートン・カレッジ卒業。放送局、出版社勤務を経て、1955年、『ハヤ号セイ川をいく』(講談社)で作家としてデビュー。1958年、『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)でカーネギー賞を受賞。 【訳/片岡しのぶ】 和歌山生まれの岩手育ち。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳工房パディントン&コンパニイを夫と共同主宰。訳書にポール・フライシュマン『種をまく人』『風をつむぐ少年』『マインズ・アイ』、産経児童出版文化賞大賞受賞作『あなたがもし奴隷だったら…』(共にあすなろ書房)ほか。 |
2002年4月刊行【内容紹介】 家のまわりで偶然古い鳥の巣を見つけたのが、はじまりでした。今まで見たことのないおもしろい形、いつ、だれが、どうやってつくったのだろうという不思議。小さな生命が生まれた場所としての神秘。調べれば調べるほど、知らないことがたくさんあることを知りました。そして、それがみな、巣と関係していることに驚きました。身のまわりのなにげない自然を見ることから、地球全体の自然や生命の神秘や不思議を知ることにつながっていく楽しさやおもしろさを伝えたく、この絵本をつくりました。(刊行にあたっての作者のメッセージより抜粋)――世界の鳥の巣をめぐる、旅の絵本! 【文と絵/鈴木まもる】 1952年、東京に生まれる。東京芸術大学中退。画家。鳥の巣研究家。著書に「世界の鳥の巣の本」「鳥の巣の本」「詩画集鳥の巣のうた」「ぼくの鳥の巣コレクション」(以上岩崎書店)、「鳥の巣展覧会」(河出書房新社)、絵本に「まえむきよこむきうしろむき」「ヘルシー家のおひさま日記」(金の星社)、童話の挿絵に「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)などがある。日本や外国の鳥たちの使い終わった古巣を多数収集し、各地で「鳥の巣展覧会と絵本原画展」を開催している。 |
2002年4月刊行【あらすじ】 アメリカ合衆国憲法ができあがるまでの過程を、わかりやすく描いた物語。どんな理想のもとに人は集い、どんな議論を経て、合衆国憲法はつくりだされたのか。それまでにはなかった、まったく新しい概念である「国」という存在を、どのように位置づけたのか。学校で習っただけの知識では、難しくて無味乾燥に感じられた合衆国憲法も、その条文ひとつひとつにこめられた熱い思いを知ってから読むと、また印象が変わり、にわかに彩りを増したものとして映ります。アメリカを理解するための大きなヒントとなる一冊。 【著/ジーン・フリッツ】 中国に派遣された宣教師夫妻の一人娘として1915年に漢口に生まれ、そこで13年間を過ごす。アメリカ史に残る人物の児童向け伝記を多数発表し、その分野の第一人者。リンカーン、ワシントン、フランクリンなどの伝記は、アメリカ図書館協会や議会図書館やスクールライブラリージャーナルなど多数の教育図書機関の選定図書に指定されている。1982年に発表した自伝作品"Homesick : My Own Story"は、ホーンブック賞とニューベリー賞のオナーブックに選ばれた。その児童文学への長年にわたる多大な功績に対して、アメリカ図書館協会から「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」が贈られた。 【絵/トミー・デ・パオラ】 1934年、コネティカット州生まれ。1976年『まほうつかいのノナばあさん』(ほるぷ出版)でコルデコット賞銀賞を受賞。【訳/冨永星(とみながほし)】 京都生まれ。京都大学理学部数理科学系を卒業。国立国会図書館司書、イタリア大使館のイタリア東方学研究所図書館司書、自由の森学園教員などを経て、現在は一般向け数学啓蒙書、ノンフィクションの翻訳者として活躍。主な訳書に、『ゲルファント先生の学校に行かずにわかる数学』(岩波書店)、『箱』(文春ネスコ)などがある。 【監修/阿川尚之(あがわなおゆき)】 1951年、東京都生まれ。慶應義塾大学教授。米国ジョージタウン大学スクール・オブ・フォーリン・サービス及びロースクール卒。外国法事務弁護士でもある。著書に『アメリカン・ロイヤーの誕生』『海の友情』(中央公論新社)、『アメリカが嫌いですか』(新潮社)、『アメリカが見つかりましたか』(都市出版)などがある。 |
2002年1月刊行【あらすじ】 家族4人、一人にひとつずつ。色も形も大きさも、そっくり同じ小石があれば、家族全員生きのびることができる、きっと――。ナチに支配された世界しか知らなかった女の子が夢見ていたのは、ただ「生きる」こと。何ものにも屈することのなかった魂の美しさを描いた感動作。子ども時代、強制収容所で過ごした経験をもつ著者が語るノンフィクション。 【作/リラ・パール】 ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジを卒業。1960年代から、若い読者のために本を書きおろしている。本書は、彼女の50冊目の本。小学校で、マリオン・ブルーメンタール・ラザンがホロコースト体験について話すのを聞き、パールは感動した。「ぜひ本にしなければいけない物語が、ここにあると思った」という。ニューヨーク州ビーチハ―スト在住。 【作/マリオン・ブルーメンタール・ラザン】 1948年アメリカに渡り、ビオリア高校卒業後、ナタニエル・ラザンと結婚。メディカル・アシスタントとして働きながら、積極的に社会奉仕を行ってきた。この15年間、マリオンは子どもと大人を対象に、ホロコースト体験を語る活動を続けている。3人の子どもはそれぞれ結婚し、今では5人の孫がいる。ニューヨーク州ヒューレット在住。【訳/野坂悦子(のざかえつこ)】 1959年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業した後、ヨーロッパに5年間住む。おもな訳書に、ナチ占領時代のオランダを描いた『第八森の子どもたち』(福音館書店、産経児童出版文化賞推薦)、クルディスタンのホロコーストを伝える『いちじくの木がたおれ、ぼくの村が消えた』(梨の木舎)、絵本に『動物たちのひとりごと』(あすなろ書房)、『なんてかいてあるの?』(PHP研究所)、『ペピーノ』(朔北社)など。 |
2002年1月刊行【あらすじ】 水晶の守り手を選ぶため、水辺の民マリスの村へ向かったローワン。だが、そこに待ち受けていたのは……。意外な結末に向けて、物語は一気に進んでいく。スリルあふれるミステリアス・ファンタジー! 【作/エミリー・ロッダ】 1948年、シドニー生まれ。シドニー大学で英文学を学ぶ。『ローワンと魔法の地図』(あすなろ書房)で1993年度オーストラリア最優秀児童図書賞を受賞。本名のジェニファー・ロウ名で大人向きミステリーも書いている。 |
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Last Modified: 2002/12/3
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