Page 65 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼◆2012原書部門◆ 管理人 12/10/30(火) 15:53 ┣Re:◆2012原書部門◆(キジトラ) やまねこ会員 12/11/2(金) 21:51 ┣Re:◆2012原書部門◆(みちこ) やまねこ会員 12/11/9(金) 23:44 ┣Re:◆2012原書部門◆(コアラン) やまねこ会員 12/11/14(水) 12:58 ┣Re:◆2012原書部門◆(モリー) やまねこ会員 12/11/15(木) 16:46 ┣Re:◆2012原書部門◆(プルンキー) やまねこ会員 12/11/16(金) 20:08 ┣Re:◆2012原書部門◆(ワラビ) やまねこ会員 12/11/16(金) 23:02 ┣◆2012原書部門◆(BUN) やまねこ会員 12/11/17(土) 0:07 ┣Re:◆2012原書部門◆(SUGO) やまねこ会員 12/11/17(土) 15:33 ┣Re:◆2012原書部門◆(anya) やまねこ会員 12/11/17(土) 15:47 ┣Re:◆2012原書部門◆(MOMO) やまねこ会員 12/11/17(土) 17:46 ┣Re:◆2012原書部門◆(めめこ) やまねこ会員 12/11/17(土) 19:06 ┣Re:◆2012原書部門◆(asayaka) やまねこ会員 12/11/17(土) 22:53 ┗Re:◆2012原書部門◆(あんこ) やまねこ会員 12/11/18(日) 2:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ◆2012原書部門◆ ■名前 : 管理人 ■日付 : 12/10/30(火) 15:53 -------------------------------------------------------------------------
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キジトラ(WYN-2259) Moon Over Manifest The Wind in the Willows Vanished Not Just a Witch The Wonderful Wizard of Oz "Moon Over Manifest" by Clare Vanderpool, 2010 読み応えたっぷりの感動作。過去の物語にふれるうちに、自分の居場所を見つけていく少女が主人公。スケールは大きく描写は細やかで、ニューベリー賞受賞も納得。 "The Wind in the Willows" by Kenneth Grahame, 1908(邦題『たのしい川べ』) あこがれの古典を原書で読めたことに感激。川の流れのようにつづられる文章の美しさときたら! 個性豊かな動物たち、心にしみる場面の数々……。すばらしい!の一言。 "Vanished" by Sheela Chari, 2011 インドの古楽器ヴィーナをめぐるミステリー。つい引き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。アメリカに住むインド系家族の日常も興味深かったが、なにより音楽への愛情が胸に響いた。 "Not Just a Witch" by Eva Ibbotson, 1989 人間を動物に変身させる力を持つ魔女が、毛皮商人にだまされて……? すばらしいストーリーテリングに引きこまれ、愉快な気分で読み終えた。イボットソン、万歳! "The Wonderful Wizard of Oz" by L. Frank Baum, 1900(邦題『オズの魔法使い』) ひとつひとつのエピソードがおもしろく、助け合う仲間たちの姿に心をうたれた。少しも古びた印象がなく、これからも読み継がれていく名作だと実感した。 -------------------------------------------------------- 原書読破マラソンのおかげで、たくさんの原書を読めました。 その中で、とくに気に入った読み物5冊です。 |
みちこ(WYN-1057) The Half Life of Ryan Davis Piano Rock Here Come the Marines The Drover's Quest "The Half Life of Ryan Davis" by Melinda Szymanik, Pear Jam Books 姉の失踪から3年、苦しみから抜け出して自分らしく生きたいという願望を、高校生のライアンが語ります。YA向けスリラー小説。ちょっとショッキングな面もあるけれど、ライアンに共感しました。 "Piano Rock" by Gavin Bishop, Random House NZ 画家、絵本作家のガビン・ビショップが、ワカティプ湖畔で暮らした子ども時代の思い出を書いた作品。素朴で温かく、自身による挿絵もすてきで、読むのが楽しくてたまりませんでした。 "Here Come the Marines, Warkworth, 1943 (My New Zealand Story)" by Lorraine Orman, Scholastic NZ 第2次大戦中、アメリカ海兵隊が駐留する町で暮らした少女の日記。事実に基づいたフィクションです。歴史を学び、家族のストーリーを楽しめました。 "The Drover's Quest" by Susan Brocker HarperCollins NZ 19世紀後半、金鉱ラッシュのニュージーランドを舞台にした冒険物語。一押しです! すべてニュージーランドの作品です。絵本もいいものがたくさんあったけど、悩みに悩んで、読み物を4冊選びました。 |
コアラン(WYN−1053) The One and Only Ivan Paper Towns True (…Sort of) Where Things Come Back The Friendship Doll “The One and Only Ivan” by Katherine Applegate HarperCollins Children’s Books 客寄せにショッピングモールで飼われているゴリラが語る物語。 幸せとか友情について、しみじみ考えさせられました。 “Paper Towns” by John Green Speak 卒業を控えたフロリダの高校生たちの話。ティーンエイジャーの繊細さや無謀さがリアルに描かれていると思います。 “True (…Sort of)” by Katherine Hannigan Greenwillow Books トラブルメーカーの小学生の成長物語。重い問題も扱っていますが、読後はさわやかです。母親として考えさせられるところのある話でした。 “Where Things Come Back” By John Corey Whealey Atheneum Books for Young Readers 米国の田舎町で暮らす高校生の話と、布教のためエチオピアへ赴いた若者の話が同時進行。ふたつの話が徐々につながっていく構成が見事です。哲学的ながらミステリーの要素もあって、読み応えのある1冊でした。2012年プリンツ賞受賞作。 “The Friendship Doll” by Kirby Larson Delacorte Books for Young Readers 1927年に米国へ送られた日本人形が出会った子どもたちの物語。フレンドシップドールの歴史や大恐慌時代のアメリカの様子など、興味深く読みました。 |
モリー(WYN-2255) Never Fall Down Inside Out & Back Again My Name is Mina One Dog and His Boy War Horse "Never Fall Down" by Patricia McCormick,2012 クメール・ルージュの支配に翻弄されるカンボジアの少年の物語。小説の形をとっているが、インタビューと綿密な取材を元に書かれていて、とにかく壮絶。 "Inside Out & Back Again" by Thanhha Lai,2011 難民となり、アメリカに逃れたベトナム人少女。その激動の1年を描いた物語。詩の形式で、言葉少なに語られる少女の心情が切なかった。 "My Name is Mina" by David Almond,2010 (邦題『ミナの物語』) 主人公ミナの語りがとても魅力的だった。自分で考え、自分で表現する。その自由なところに憧れる。ありのままのミナを見守る母親の姿も良かった。 "One Dog and His Boy" by Eva Ibbotson,2011 個性的な犬と子どもたちの旅物語。大切な人の存在、居場所、生きがいがあってこそ、人も犬も幸せになれるのだと教えてくれる。犬の挿絵がとっても可愛い! "War Horse" by Michael Morpurgo,1982(邦題『戦火の馬』) 馬の一人称という珍しい形の物語。軍馬として戦地を駆け抜ける主人公が深めていく数々の絆に胸を打たれた。 -------------------------------------------------------- 他にも印象的な作品がたくさんあって、どの5作品にしようか迷いました。迷うほどたくさん読んでいたことに、びっくり! 原書マラソンのおかげです♪ |
プルンキー(WYN-2281) Little Panda OLIVE, the othER REINdEER Moon Bear Snowbaby Could Not Sleep when DINOSAURS came with everything "Little Panda" by Renata Liwska とにかく胸がきゅんとなるような、リウスカさんの愛らしいイラストの大ファンです! お母さんパンダがお出かけをして留守の間にトラに出会ってしまう子パンダが、危機一髪で助かる場面はとても意外で面白く、思わず笑ってしまいます。 "OLIVE, the othER REINdEER" by Vivian Walsh, J. Otto Seibold クリスマスイブに自分はサンタのトナカイではないかと勘違いをした犬のオリーブは、北極まで出かけ、最後にはサンタと一緒にプレゼントを配りに出かけます。ハチャメチャな内容とそれに合ったイラストが、とても楽しいです。 "Moon Bear" by Brenda Z. Guiberson, Ed Young 絶滅の危機に瀕しているツキノワグマの1年を追っています。シンプルな文章と、目を引く印象的なイラストが素敵です。 "Snowbaby Could Not Sleep" by Kara LaReau, Jim Ishikawa 夜どうしても寝付けないちっちゃなゆきだるま君を、お父さんゆきだるまとお母さんがゆきだるまが、一生懸命寝かしつけようとがんばるお話です。これからの季節の読み聞かせに、とてもお勧めです。 "when DINOSAURS came with everything" by Elise Broach, David Small どこへ行っても、「おまけ」に生きた恐竜をもらえる日。最初は腰を抜かすお母さんと、大喜びする男の子がとても対照的で愉快です。 以上です。 どうぞよろしくお願いいたします! プルンキー |
ワラビ(wyn-1001) Hayaletli Golun Cocuklari Kucuk Bir Kiz Taniyorum Yedi Yasinda Beyoglu Macerasi: Bilgi Avcilari Gizli Gorevde Gemici Dedem Kirimizi Elma "Hayaletli Golun Cocuklari" by Yesim Armutak, 2005 by Yesim Saytin Armutak, 2005, Gunisigi kitapligi 子ども時代のある夏をふりかえって語られる物語。原書マラソンに感想をアップできました。 "Kucuk Bir Kiz Taniyorum Yedi Yasinda" by Nezihe Meric 1992 7歳のアイシェの日常を語る短編集。トルコ語が生き生きとしていてひきこまれる。シリーズで、6歳から12歳まで1冊ずつシリーズで出ている。 "Beyoglu Macerasi: Bilgi Avcilari Gizli Gorevde" text by Sara Sahinkanat, illustrations by Ayse Inal Alican, 2011 IBBYオナーリストにトルコから選ばれた作品。メルマガにレビューを書かせていただきました。 "Gemici Dedem" by Sevim Ak, 2007 国際アンデルセン賞作家賞にノミネートされたトルコの作家セビム・アクの作品をまとめて読んだ中の1冊。メルマガにレビューを書かせていただきました。 "Kirimizi Elma" by Feridun Oral, 2008 国際アンデルセン賞作家賞にノミネートされたトルコの画家フェリドゥン・オラールの作品。こちらも、何冊か読んだ中から。 今年はトルコ語の本をたくさん読んだので、全てトルコ語の本にしてみました。特殊文字の説明は長くなるので省略しています。 ワラビ |
BUN(WYN-0003) The Art of Fielding The Art of Fielding Chad Harbach作/Little, Brown and Company/ 2012年05月01日 1冊だけでお恥ずかしいのですが、せっかく読んだので。アメリカの小さな田舎のカレッジを舞台にした青春小説。野球チームでめきめき力をつけ、プロのスカウトから注目される存在になった主人公が一度の悪送球をきっかけに、悩みのどん底に突き落とされる。さらに彼を取り巻く人々も、それぞれ人生の岐路に……。人は失うことをおそれるがゆえにもがき苦しみ、さらなる失意に打ちのめされる。では失いつくしたらどうなるのか……そんな物語。 |
SUGO(WYN-1012) Wonder Green "Wonder" by R.J. Palacio, Knopf Books, 2012 生まれつき顔に損傷がある少年が小学5年ではじめて学校へ行くようになり……本人、姉、友だちなどそれぞれの立場での物語が綴られ胸が苦しくなるものの、締めくくりではばんざいをしたくなりました。 "Green" by Laura Vaccaro Seeger, Roaring Brook, 2012 さまざまな緑を表現した絵本。各ページで部分的に切り取った穴が効果的で、ページをめくると思わず「おおっ」と声が出ます。 原書は割と読みますが守秘義務のため投票できず…でも初めて投票できてよかったです〜 |
anya(WYN-1049) Greyhound of a Girl No Crystal Stair Greyhound of a Girl by Roddy Doyle Marion Lloyd Books 死期の迫った祖母に伝えたいことがあるといって、主人公の前に曾祖母の幽霊が現れる。幽霊を含めた女四代のやりとりはユーモラスで楽しいが、親の思い、子の思い、生と死について考えさせられた。 No Crystal Stair by Vaunda Micheaux Nelson Carolrhoda Lab ハーレムで黒人のための書店を経営していたヘンリー・ミショーの生涯を、姪である作者が描いたドキュメンタリー・ノベル。知識の力を信じて書店を開き、地域の人々への啓蒙をつづけた主人公の姿に感動した。 |
MOMO(WYN-1013) Looking for Alibrandi Inside Out & Back Again Small Change for Stuart "Looking for Alibrandi" by Melina Marchetta, Knopf Books for Young Readers, 2006 どんな状況に置かれても、人生を肯定する主人公の少女の姿はすがすがしく、励まされる思いがした。苦難の山をひとつ越えると、人はひとまわり大きく、強くなるのだと、彼女を見ていてしみじみ思った。 "Inside Out & Back Again" by Thanhha Lai, HarperCollins, 2011 ベトナム戦争末期の1年間を、10歳の少女の視点で綴った散文詩形式物語。難民として渡ったアメリカでの暮らし、差別や偏見――現実はあまりに重いが、それでもしっかりふんばっている少女の姿に、未来へのひとすじの光を感じた。 "Small Change for Stuart" by Lissa Evans, Corgi Children's, 2012 展開に少々出来すぎのところはあるものの、コミカルでポップで謎いっぱいのストーリーはおもしろく、純粋に楽しめた。 |
めめこ(WYN-2176) CODE NAME Verity Raven Summer My name is Mina “CODE NAME Verity” by Elizabeth Wein 第二次世界大戦、前線で戦った少女ふたりの友情を描いた作品。この作品はフィクションだが、当時、本当に女の子のパイロットがいたことに驚いた。たくましく生き延びようとする姿、その反面少女ならではの繊細の心情、素直に怖いものは怖いと言える等身大の少女の描き方がよかった。後半、ちょっときついシーンもあるものの、読む価値あり。2012年ボストングローブ ホーンブック賞のオナー。2013年の全米図書協会賞ノミネート作品。今後、この作品がどう取り上げられるか、とても楽しみ。 “Raven Summer” by David Almond 少年が鳥に導かれるようにみつけたのは、捨てられた赤ちゃんだった。里親、捨て子、難しい問題も抱えながらも、物語はとても希望に満ちている。作風がちょっぴり明るくなった? と感じた作品。 “My name is Mina” by David Almond ミナの果てしない想像力、生きる喜びが本からあふれてきた。とにかくミナというキャラクターが大好きで夢中になった。素晴らしい内面の世界をもちつつも、外の世界とつながるのがちょっぴり苦手なミナの気持ちにも共感。アーモンド作品のなかの真骨頂だと思う。 もともとアーモンドさんのファンだった上に、来日されて講演を聞いたばかりだったので、すっかり頭のなかはアーモンドワールド(笑)なので、読み物部門&原書部門で合計三冊ランクインです。 |
asayaka(WYN-1058) Between Shades of Gray Moon Over Manifest "Between Shades of Gray" (2011) by Ruta Sepetys(邦訳『灰色の地平線のかなたに』野沢佳織訳 岩波書店 2012.01) 冒頭から緊迫感に満ちた重苦しい場面の連続だが、主人公のまっすぐな言葉にひきつけられた。物語を通して語られた真実の重みを感じた1冊。 "Moon Over Manifest" (2010) by Clare Vanderpool(未訳読み物) 歴史的事実を盛り込みながら細やかに描かれたストーリーや、生き生きとした人物描写の裏に、作者の故郷に対する深い愛情を感じた。 |
あんこ(WYN-1048) Raven Summer “Raven Summer” by David Almond, Ember(2009) 鳥に導かれて赤ん坊を見つけた少年たちの夏。主人公Liamの父は作家で、作者本人を思わせる。舞台となる英国北部の自然描写が美しい。 |