Page 35 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼★2009読み物部門★ 管理人 09/10/30(金) 21:08 ┣Re:★2009読み物部門★(蒼子) やまねこ会員 09/11/6(金) 19:58 ┣Re:★2009読み物部門★(ゆま) やまねこ会員 09/11/10(火) 5:17 ┣Re:★2009読み物部門★(ぐりぐら) やまねこ会員 09/11/10(火) 16:28 ┣Re:★2009読み物部門★(みーこ) やまねこ会員 09/11/10(火) 17:16 ┣Re:★2009読み物部門★(niki) やまねこ会員 09/11/10(火) 17:56 ┣Re:★2009読み物部門★(SUGO) やまねこ会員 09/11/11(水) 12:18 ┣Re:★2009読み物部門★(ワラビ) やまねこ会員 09/11/13(金) 7:42 ┣Re:★2009読み物部門★(ち〜ず) やまねこ会員 09/11/13(金) 13:40 ┣Re:★2009読み物部門★(ちゃぴ) やまねこ会員 09/11/13(金) 18:01 ┣Re:★2009読み物部門★(hanemi) やまねこ会員 09/11/13(金) 19:13 ┣Re:★2009読み物部門★(asayaka) やまねこ会員 09/11/13(金) 21:38 ┣Re:★2009読み物部門★(くらら) やまねこ会員 09/11/14(土) 10:37 ┣Re:★2009読み物部門★(おとむとむ) やまねこ会員 09/11/14(土) 13:09 ┣Re:★2009読み物部門★(みちこ) やまねこ会員 09/11/14(土) 14:09 ┣Re:★2009読み物部門★(さかな) やまねこ会員 09/11/14(土) 17:29 ┣Re:★2009読み物部門★(NON) やまねこ会員 09/11/14(土) 18:33 ┣Re:★2009読み物部門★(muzu) やまねこ会員 09/11/15(日) 1:08 ┣Re:★2009読み物部門★(yoshiyu) やまねこ会員 09/11/15(日) 8:40 ┣Re:★2009読み物部門★(あんこ) やまねこ会員 09/11/15(日) 10:47 ┣Re:★2009読み物部門★(shoko) やまねこ会員 09/11/15(日) 18:28 ┣Re:★2009読み物部門★(からくっこ) やまねこ会員 09/11/15(日) 19:48 ┣Re:★2009読み物部門★(ぎねびあ) やまねこ会員 09/11/15(日) 20:26 ┣Re:★2009読み物部門★(おちゃわん) やまねこ会員 09/11/15(日) 21:48 ┣Re:★2009読み物部門★(えみりい) やまねこ会員 09/11/15(日) 23:57 ┣Re:★2009読み物部門★(MOMO) やまねこ会員 09/11/16(月) 0:10 ┣Re:★2009読み物部門★(anya) やまねこ会員 09/11/16(月) 0:32 ┗Re:★2009読み物部門★(りり) やまねこ会員 09/11/16(月) 1:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ★2009読み物部門★ ■名前 : 管理人 ■日付 : 09/10/30(金) 21:08 -------------------------------------------------------------------------
投票開始は、11月1日です。 日付が変わったら、投票していただいてかまいません。 -------------------------------------------------- こちらは★読み物部門★です。 読み物部門の投票は、この発言に返信する形でお願いします。 題名の後ろにハンドルを、 → Re:★2009読み物部門★(しろねこ) 内容の最初に、ハンドルと会員番号をお忘れなく。 投票フォーム ★読み物部門★ -------------------------------------------------------- ハンドル(WYN-****) <前半:タイトルまたはシリーズ名のみ> (1位から順番にタイトル、またはシリーズ名のみ書き出してください。 エクセル処理のため、『 』や副題は書かないでください。 シリーズものは、1つにまとめて、投票してください。 シリーズものに投票される場合は、わかる範囲でシリーズ名で投票してください。 5位まで全部書かなくてもかまいません) タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ タイトルまたはシリーズ名のみ <後半:書誌情報とコメント> (順位・『タイトル』・書誌情報・コメントをお願いします。 前半の順番と同じになるよう、最後にご確認ください) 1位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) 2位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) 3位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) 4位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) 5位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 (コメント) -------------------------------------------------------- 管理人 |
蒼子(WYN-0031) アーサー王ここに眠る 勇者の谷 殺人者の涙 不幸な少年だったトーマスの書いた本 キャットと魔法の卵 1位『アーサー王ここに眠る』 フィリップ・リーヴ作 井辻朱美訳 東京創元社(2009.04) 生きていくための物語の意味を感じました。 2位『勇者の谷』 ジョナサン・ストラウド作 金原瑞人・松山美保訳 理論社(2009.08) 上記と逆でこちらは伝説なんかにとらわれず、自分の目で見て、経験することの大切さが伝わってきます。 気持ち的には1位と同点なので、最後は好みで決めました。 3位『殺人者の涙』 アン=ロール・ボンドゥ作 伏見操訳 小峰書店(2008.12) 生きるって難しいけれど、難しいからこその喜びがあると教えてくれます。 4位『不幸な少年だったトーマスの書いた本』 フース・コイヤー作 野坂悦子訳 あすなろ書房(2008.12) 父親の暴力という重いテーマですが、乗り越えていくトーマスの姿にずしりときました。 5位『キャットと魔法の卵』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 田中薫子訳 徳間書店(2009.08) 白黒画面からカラー画面にかわっていくような最後のカタルシスが DWJ の醍醐味。 以下次点です。 『あたしが部屋から出ないわけ』 アメリー・クーテュール作 末松氷海子訳 文研出版(2008.12) 「ラッセとマヤのたんていじむしょ」シリーズ 『ダイヤモンドのなぞ』『ミステリーホテルの怪』『カフェ強盗団』『サーカスのどろぼう』 マッティン・ビードマルク作 ヘレナ・ビリス絵 枇谷玲子訳 主婦の友社(2009.01/2009.03) 『ハートビート』 シャロン・クリーチ作 もきかずこ訳 偕成社(2009.03) 『ムーンレディの記憶』 E・L・カニグズバーグ作 金原瑞人訳 岩波書店(2008.10) 『プーカと最後の大王(ハイ・キング) ――時間のない国で 2――』 ケイト・トンプソン作 渡辺 庸子訳 東京創元社(2008.12) 『魔使いの戦い 上下』 ジョゼフ・ディレイニー作 金原瑞人・田中亜希子訳 東京創元社(2009.02) 「バンパイア・ガールズ」シリーズ 『no.2:テレビに吸血鬼?』『no.3:吸血鬼のDNA?』 シーナ・マーサー作 田中亜希子訳 理論社(2009.01/2009.08) 『モンタギューおじさんの怖い話』 クリス・プリーストリー作 デイヴィッド・ロバーツ絵 三辺律子 訳 理論社(2008.11) 『三つ穴山へ、秘密の探検』 ペール・オーロフ・エンクイスト作 菱木晃子訳 中村悦子絵 あすなろ 書房(2008.11) 『聖人と悪魔 呪われた修道院』 メアリ・ホフマン作 乾侑美子訳 小学館(2008.10) |
ゆま(WYN-1032) プリンセス・アカデミー ステフィとネッリの物語シリーズ グリーンフィンガー 13の理由 ロジーナのあした 1位『プリンセス・アカデミー』シャノン・ヘイル作 代田亜香子訳 小学館(2009.06) おきさき候補というおとぎ話には定番の設定の中、主人公ミリは、現代女性さながらに、恋、友情、冒険にと大活躍。痛快で読み応えたっぷりの物語だった。 2位「ステフィとネッリの物語」シリーズ 『海の深み』『大海の光』 アニカ・トール作 菱木晃子訳 新宿書房(2009.04/2009.08) いよいよ完結を迎えたこのシリーズ。少女から次第に成長し、戦争の暗い影の中でも自分の道を歩むステフィが頼もしい。完結後のふたりの将来も知りたい、続編があれば……と思った。 3位『グリーンフィンガー 約束の庭』 ポール・メイ作 シャーン・ベイリー絵 横山和江訳 さ・え・ら書房(2009.06) 主人公ケイトの傷ついた心が庭作りを通して癒され、ケイト自身も成長していく、その過程が丁寧に描かれていた。美しい庭園までが目に浮かぶようだった。 4位『13の理由』 ジェイ・アッシャー作 武富博子訳 講談社(2009.03) 起こってしまったことは変えられない、悲しい……と分かっていても、読み進まずにはいられなかった。それでも光を感じさせるラストでよかったと思える。 5位『ロジーナのあした―孤児列車に乗って』 カレン・クシュマン作 野沢佳織訳 徳間書店(2009.04) 到着地が分からないままに、列車に乗ったロジーナが痛々しく思えて、一気に終わりまで読んだ。さまざまな出会いや出来事を経て、自分で道を開いていこうとする姿がすがすがしい。 そのほかによかった作品は、『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』、『パパの電話を待ちながら』、『ルルと魔法のぼうし』、『ティナの明日』、『メイク・ビリーブ・ゲーム』……今年中に読むことができず、残念だった本も多数(涙)。 |
ぐりぐら(WYN-1039) ジェミーと走る夏 ダイドーの冒険シリーズ 三つ穴山へ、秘密の探検 リンゴの丘のベッツィー 1位『ジェミーと走る夏』 エイドリアン・フォゲリン作 千葉茂樹訳 ポプラ社 2009.07 グレースばあちゃん、サイコー! 2位「ダイドーの冒険シリーズ」 『ウィロビー・チェースのオオカミ』ジョーン・エイキン作 こだまともこ訳 冨山房 2008.11 登場人物たちがとても魅力的。物語の醍醐味がたっぷり堪能できる作品。 3位『三つ穴山へ、秘密の探検』 ペール・オーロフ・エンクイスト作 菱木晃子訳 中村悦子絵 あすなろ書房 2008.11 こんなすてきなおじいちゃんが欲しい! 4位『リンゴの丘のベッツィー』ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作 多賀京子訳 佐竹美保絵 徳間書店 2008.11 子どもの自主性に任せるって難しいけれど大切だと思わせてくれた作品。 |
みーこ(WYN-1020) 16歳。死ぬ前にしてみたいこと モンタギューおじさんの怖い話 Eggs ビーバー族のしるし シュガー&スパイス 1位 『16歳。死ぬ前にしてみたいこと』ジェニー・ダウンハム著 代田亜香子訳 PHP研究所(2008.10) 彼女が、死ぬ前にちゃんと生きたい、と思ったところから先はずっと泣きながら読んでいました。あんなに泣いた本は、たぶん初めてです。 2位 『モンタギューおじさんの怖い話』クリス・プリーストリー著 デイヴィッド・ロバーツ画 三辺律子訳 理論社(2008.11) モンタギューおじさんが聞かせてくれる話も怖いですが、最後に明かされるおじさんの現状はもっと怖いです……。 3位 『Eggs 夜明けなんて見たくない』ジェリー・スピネッリ作 千葉茂樹訳 理論社(2009.07) スピネッリの作品を読むと、いつも心が痛くなります。でも、読まずにはいられない。今回もいい作品でした。 4位 『ビーバー族のしるし』エリザベス・ジョージ・スピア著 こだまともこ訳 あすなろ書房(2009.02) 白人の少年マットとインディアンの少年エイティアン。ふたりが友情を育てていくようすもすばらしいですが、マットが森でひとりで暮らすようすが、うそっぽくなく細かく描かれているのがすごいと思いました。 5位 『シュガー&スパイス』ジーン・ユーア作 渋谷弘子訳 小林郁絵 フレーベル館(2009.02) 個人的に、わたしに必要な本でした。これからも折に触れて思い出すことでしょう。 |
niki (WYN-2185) ベルおばさんが消えた朝 殺人者の涙 ルール! 不幸な少年だったトーマスの書いた本 リンゴの丘のベッツィー 1位 『ベルおばさんが消えた朝』 ルース・ホワイト作 光野多惠子訳 徳間書店 2009.3 ★自己の存在意義に対する渇望――愛よりも重い苦悩を抱えたおとなを 許せるようになったとき、人は子ども時代に別れを告げるのかもしれな い。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/419862710X/yamanekohonya-22/ 2位 『殺人者の涙』 アン=ロール・ボンドゥ作 伏見操訳 小峰書店 2008.12 ★衝撃的なまでの秀作。人生の理不尽さがいやというほど詰まっていると いうのに、 生きるという営みに向けて静かに背中を押しだしてくれるのだ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4338144289/yamanekohonya-22/ 3位 『ルール!』 シンシア・ロード作 おびかゆうこ訳 主婦の友社 2008.12 ★主人公が自閉症の弟のために書きだしている、世間のしきたりや人間関 係のルール。 これが妙に鋭くて、ハッとさせられたり、ふむふむと納得したり……。 生きにくさに悩んでいる人・悩んだことのある人にぜひ読んでほしい。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072578746/yamanekohonya-22/ 4位 『不幸な少年だったトーマスの書いた本』 フース・コイヤー作 野坂悦子訳 あすなろ書房 2008.12 ★勇気を奮って一歩踏みだしたからといって何かが変わるとは限らない。 それでも、何かを変えるのは、いつだって小さな一歩が始まりなのだ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751522108/yamanekohonya-22/ 5位 『リンゴの丘のベッツィー』 ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作 多賀京子訳 徳間書店 2008.11 ★人間の強さというものは、自分の頭で考え、自分で状況を切りひらいて いくなかで はぐくまれるものなのだなあ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198626448/yamanekohonya-22/ |
トゥルー・ビリーヴァー ロジーナのあした 靴を売るシンデレラ トビー・ロルネスシリーズ ルール! 1位『トゥルー・ビリーヴァー』ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作 こだまともこ訳 小学館 2009.6 今年のダントツ1位! ラヴォーンを応援しながら、十代の切ない気持ちを疑似体験したようだった。はやく続きが読みたい! 2位『ロジーナのあした―孤児列車に乗って』カレン クシュマン作 野沢佳織訳 徳間書店 2009.4 はじめはロジーナに感情移入できなかったが、列車で旅をするうちにロジーナも心を開き精神的にも成長していく姿が好ましかった。 3位『靴を売るシンデレラ』ジョアン バウアー作 灰島かり訳 小学館 2009.7 勢いのある痛快な作品。どんな困難にもめげない主人公、そしてパワフルなお年寄りから元気をもらった。 4位「トビー・ロルネス」シリーズ 『最後の戦い』ティモテ・ド・フォンベル作 伏見操訳 岩崎書店 2009.3 コロボックルよりも小さな彼らの世界が大きく見えるから不思議。かなり厳しい展開に読む手が止まらなかった。 5位『ルール!』シンシア・ロード作 おびかゆうこ訳 主婦の友社 2008.12 駐車場を車椅子で全速で走る場面が好き! こういう作品がもっと日本で刊行されればいいのにと思った。 次点は、こちらです〜今年は小学館の SUPER!YAシリーズが大注目でした。 『ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの』 『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』 『ハートビート』 「クロニクル千古の闇」シリーズ『復讐の誓い』 『もう、ジョーイったら!2 父さんと、キャッチボール』 『リーコとオスカーともっと深い影』 「魔使い」シリーズ『魔使いの戦い』 『コリアンダーと妖精の国』 『ドリーム・ギバー―夢紡ぐ精霊たち』 『しあわせの子犬たち』 *==* WYN-1012 SUGO *==* |
ワラビ(wyn-1001) アーサー王ここに眠る 殺人者の涙 トビー・ロルネスシリーズ 靴を売るシンデレラ トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー 1位 『アーサー王ここに眠る』 フィリップ・リーヴ作 井辻朱美訳 東京創元社 2009.04 物語とはどう作られるのかが、見事に表された物語。 2位 『殺人者の涙』 アン=ロール・ボンドゥ作 伏見操訳 小峰書店 2008.12 読み終えた後、止まらない涙の中、幸せとは何かを考えさせられた。 3位 「トビー・ロルネス」シリーズ ティモテ・ド・フォンベル作 伏見操訳 岩崎書店 3巻『エリーシャの瞳』2009年1月、4巻『最後の戦い』2009年3月 新鮮な世界観に心を奪われました。 4位 『靴を売るシンデレラ』ジョアン バウアー作 灰島かり訳 小学館 2009.07 主人公を応援しながら、いろんなことを教えてもらって元気が出た。 5位 『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』シャロン・クリーチ作 せなあいこ訳 評論社 2009.08 大好きなクリーチの作品。おいしそうな料理と共に、少女の心がうまく表現されています。 次点作 『ドラゴンキーパー 紫の幼龍』 『パーシーと気むずかし屋のカウボーイ』 「ポークストリート小学校のなかまたち」シリーズ 「リストとゆかいなラウハおばさん」シリーズ 『ジェミーと走る夏』 『プーカと最後の大王』 |
ち〜ず(WYN-1040) ステフィとネッリの物語シリーズ ラッセとマヤのたんていじむしょシリーズ 1位 「ステフィとネッリの物語」シリーズ 『海の深み』 アニカ・トール作/菱木晃子訳/新宿書房 (最終巻『大海の光』を読了できなかったのがとても心残りですが、シリーズ3巻まで読んで間違いなく生涯ベストに入りました。4巻ではネッリの心のうちが描かれますが、3巻まではステフィが苦しみ抜きながらも心の葛藤を克服していく様がありありと描かれます。ステフィにはたくさんたくさん励まされました。本の力というものをこれほど感じたことはありません。日本に紹介していただいて本当に感謝しています。) 2位 「ラッセとマヤのたんていじむしょ」シリーズ 『恐怖のミイラ』 マッティン・ビードマルク作/枇谷玲子訳/主婦の友社 (このシリーズ、どれも好きなのですが、特に『恐怖のミイラ』のなぞときが面白かったです。思わず「なるほどー」とうなってしまいました。子どものときにこのシリーズに出合っていたら、きっと「ラッセとマヤごっこ」をしていたと思います!) |
ちゃぴ(WYN-1026) ステフィとネッリの物語シリーズ トゥルー・ビリーヴァー 聖人と悪魔 ムーンレディの記憶 クロニクル千古の闇 1位 「ステフィとネッリの物語」シリーズ 『海の深み』『大海の光』 アニカ・トール作 菱木晃子訳 新宿書房(2009.04/2009.08) ナチスのユダヤ人迫害の時代を描きながら、運命のうねりのなかでどう生きるかといった普遍のテーマを持つ。ステフィとネッリの姉妹に共感して読める。いつまでも読み続けていたかった。 2位 『トゥルー・ビリーヴァー』ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作 こだまともこ訳 小学館 2009.6 ラヴォーンの揺れ動く気持ちが瑞々しい。胸キュンの年頃っていいな。すがすがしいラストに嬉しくなった。 3位 『聖人と悪魔 呪われた修道院』 メアリ・ホフマン作 乾侑美子訳 小学館 2008.10 清らかさと陰鬱さがともに漂う作品。推理小説であり、恋愛小説であり、歴史小説でもある。フレスコ画とその顔料作りが詳しく紹介され、興味をそそられた。 4位 『ムーンレディの記憶』E.L.カニグズバーグ作 金原瑞人訳 岩波書店 2008.10 ばらばらに見えたことが、あることを機に集束し、一気に展開していくストーリーが見事。ストーリー、推理の楽しみだけでなく、歴史、芸術を知る満足感を与えてくれた。 5位 「クロニクル千古の闇」シリーズ 『復讐の誓い』 ミシェル・ペイヴァー作 さくま ゆみこ訳 評論社 トラクとレンの愛情が深まってきた。悩みながら、間違えながら、たがいを大切に思っていくのがいい。 |
hanemi(WYN-0036) グリーンフィンガー 約束の庭 パパの電話を待ちながら ダリウスが飛んだ! トゥルー・ビリーヴァー リンゴの丘のベッツィー 1位 『グリーンフィンガー 約束の庭』 ポール・メイ作 横山和江訳 さ・え・ら書房 (この本を読んだら、ガーデニング熱が高まりました。草むしりをしたところでストップしていますが……。) 2位 『パパの電話を待ちながら』 ジャンニ・ロダーリ作 内田洋子訳 講談社 (今年はイタリアの国民的作家ジャンニ・ロダーリの邦訳作品をまとめて読んでみました。この作品は新訳。次は原書で読みます。) 3位 『ダリウスが飛んだ!』 ビル・ハーレイ 作 日当陽子訳 PHP研究所 (児童文学のステレオタイプ的な話かもしれませんが、平和なエンディングに心が温まりました。) 4位 『トゥルー・ビリーヴァー』 ヴァージニア・ユウワー・ウルフ 作 こだまともこ訳 小学館 (『レモネードを作ろう』の続編。ラヴォーンの育った環境が前作よりもよくわかります。続編が楽しみ。) 5位 『リンゴの丘のベッツィー』 ドロシー・キャンフィールド フィッシャー作 多賀京子訳 徳間書店 (原書が刊行されたのは1917年刊行。でも、温室育ちのベッツィーが田舎でたくましくなっていく姿に学ぶことが多いと思います。) 次点 『あたしが部屋から出ないわけ』 (ひきこもりの子の気持ちが少しわかります。) 『ルール!』 (「だとしても、やっぱりきついよ」というキャサリンの言葉が忘れられません。) |
asayaka (WYN-2210) トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー グリーンフィンガー ビーバー族のしるし 1位 『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』 シャロン・クリーチ作 せなあいこ訳 評論社 2009.08 トレッリおばあちゃんのキャラクターも、孫のロージーに語りかける言葉も、おいしそうな料理も魅力的。素直で一途なロージーがかわいい。 2位 『グリーンフィンガー 約束の庭』 ポール・メイ作 横山和江訳 さ・え・ら書房 2009.06 悩み、迷いながらも、家族、友達、自分自身と向き合い、しっかりと次の一歩を踏み出したケイトの勇気とパワーに感動。 3位 『ビーバー族のしるし』 エリザベス・ジョージ・スピア作 こだまともこ訳 あすなろ書房 2009.02 まったく異なる環境で育ったふたりの少年が、互いへの理解を深めていく過程で自らも見つめ直し、成長していく姿がたのもしい。 |
くらら(WYN-1046) トゥルー・ビリーヴァー 国境まで10マイル ビーバー族のしるし オックスフォード物語 殺人者の涙 1位 『トゥルー・ビリーヴァー』ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作 こだまともこ訳 小学館 2009.06 貧しく危険な地域で育つ子どもが大学を目指すのはどんなに大変なことか。それでも信じる心を持って進んでいくラヴォーンに勇気をもらいます。今の日本で、自分は恵まれていないと思うティーンに読んでほしいです。 2位 『国境まで10マイル』デイヴィッド・ライス作 ゆうきよしこ訳 福音館書店 2009.03 メキシコ系アメリカ人の少年少女たちを描いた、おかしみとせつなさのある短編9編。「もうひとりの息子」「さあ、飛びなさい!」「最後のミサ」が特に印象に残りました。 3位 『ビーバー族のしるし』エリザベス・ジョージ・スピア作 こだまともこ訳 あすなろ書房 2009.02 これは名作。大自然のなかで生きる少年の冒険にどきどきすると同時に、異文化に対する敬意や人間の気高さが描かれているのを感じました。 4位 『オックスフォード物語』ジリアン・エイブリー作 神宮輝夫訳 偕成社 2009.06 19世紀のオックスフォード大学街のようすが、女の子の視点から生き生きと伝わってきます。文体を含め、別世界に浸りきりました。 5位 『殺人者の涙』アン=ロール・ボンドゥ作 伏見操訳 小峰書店 2008.12 とてつもなく力強い、寓話のような物語。冒頭でいきなりむごい場面があるのですが、罪とは何か、愛とは何かと思いながら、最後まで引きこまれて読みました。 ほかに『ベルおばさんが消えた朝』『三つ穴山へ、秘密の探検』『パーシーと気むずかし屋のカウボーイ』などが印象に残っています。 |
おとむとむ(WYN-2033) 永遠に生きるために リーコとオスカーともっと深い影 ハートビート 龍のすむ家シリーズ 靴を売るシンデレラ 1位 『永遠に生きるために』 サリー・ニコルズ作 野の水生訳 偕成社(2009.1) 真摯に死と向き合った少年の生き様に、たくさんのことを考えさせられました。 2位 『リーコとオスカーともっと深い影』 アンドレアス・シュタインヘーフェル作 森川弘子訳 岩波書店(2009.4) 主人公の難しいキャラクター設定を、個性としてこんなにも優しく自然に描いているところが素敵です。 3位 『ハートビート』 シャロン・クリーチ作 もきかずこ訳 偕成社(2009.3) 命の尊さを理解し、家族への愛情をゆっくりと深めていくアニーがまぶしい。 4位 「龍のすむ家」シリーズ 『龍のすむ家4 永遠の炎』 クリス・ダレーシー作 三辺律子訳 竹書房(2009.9) スケールの大きな展開に驚くばかりでした。 5位 『靴を売るシンデレラ』 ジョアン バウアー作 灰島かり訳 小学館(2009.7) 主人公とおばあちゃん社長から元気をもらいました。 |
みちこ(WYN-2089) シュガー&スパイス グリーンフィンガー 永遠に生きるために 1位 『シュガー&スパイス』 ジーン・ユーア作 渋谷弘子訳 フレーベル館 2009.2 学校でも家でも厳しい毎日を強いられている主人公ルースのがんばりと正直さに、喝を入れられた気がしました。 2位 『グリーンフィンガー 約束の庭』 ポール・メイ作 シャーン・ベイリー絵 横山和江訳 さ・え・ら書房 2009.6 主人公が庭仕事を通して癒されていくなんて、『秘密の花園』みたいだなと思い、興味を持ちました。期待を裏切らないいい作品で、最後のほうは涙なみだ。 3位 『永遠に生きるために』 サリー・ニコルズ作 野の水生訳 偕成社 2009.1 白血病で余命1年の男の子、サムの物語。途中で読むのがつらくなりましたが、その後は一気に読みました。死について、生きることについて、いろいろ考えさせられました。 今年も新刊はあまり読めなかったので、3冊のみ投票します。 来年はもっと新刊を読みたいものです。 |
さかな(WYN-0021) アンドルー・ラング世界童話集 殺人者の涙 ポークストリート小学校のなかまたちシリーズ 13の理由 ムーン・ランナー―ほんとの友だちのしるし 1位『アンドルー・ラング世界童話集』 「むらさきいろの童話集」「べにいろの童話集」「ちゃいろの童話集」「だいだいいろの童話集」「くさいろの童話集」「ふじいろの童話集」 アンドルー・ラング編 西村醇子監修 生方頼子/大井久里子/菊池由美/熊谷淳子/児玉敦子/杉田七重/杉本詠美/武富博子/田中亜希子/ないとうふみこ/中務秀子/西本かおる/宮坂宏美/吉井知代子訳 東京創元社 (2008.11から2009.09) 今年の9月に12冊全巻刊行されたラング世界童話集。わが家5人みんなの大好きな本で、小学校2年生の末っ子から、つれあいまで楽しんでいます。また、子どもたち3人共通して楽しめる本がラングで、何か読む?と私が聞くと3人で聞くなら色のついた話!というリクエストがかえってきます。年齢差があってもこれほど心の底から楽しめる昔話の底力、家族の姿をみていると強く感じています。 2位『殺人者の涙』 アン=ロール ボンドゥ作 伏見 操訳 小峰書店 (2008.12) 言葉のもつ命を感じる物語でもあり、パブロ・ネルーダの詩が印象的に挿入され、深い余韻を残します。 3位『ポークストリート小学校のなかまたち』シリーズ パトリシア・ライリー ギフ作 もりうすみこ訳 さ・え・ら書房 (2008.11から2009.04)) 『ライオンの風にのって』『からまっちゃんスパゲッティの宙返り』『ターザンロープがこわい』『みんなそろって、はい、チーズ!』『コンクリートで目玉やき』 シリーズ2期の5冊も、ポークストリート小学校の子どもたちの話はいずれもおもしろく読ませるもので、低学年向けの作品として秀逸です! イラストは日本人の画家さんによるものですが、物語にぴったりあっているのも見所のひとつ。どれもいいのですが、今期では『からまっちゃんスパゲッティの宙返り』『ターザンロープがこわい』の2冊は特におもしろかった! 4位『13の理由』 ジェイ・アッシャー作 武富博子訳 講談社 講談社 (2009.03) ひりひりする題材を真摯に描いていてその筆力、ストリーテラーの力ゆえにしっかりと読ませるYA作品。繊細な翻訳もすばらしい! 5位『ムーン・ランナー キャロリン・マーズデン作 宮坂 宏美訳 ポプラ社 (2008.12) この作者は、ページ数が負担のないもので中身の濃い、読後感を強く残す作品を書いていますがこの作品もそうでした。わが家の子どもたちでは上の子とまんなかの子が読み、それぞれ共感するところがあったようです。特に主人公の少女たちの友情がどうなるかハラハラしたと言っていました。もっとこの作者の作品を読みたいです。 |
NON(WYN-1019) マルコヴァルドさんの四季 パーシーと気むずかし屋のカウボーイ Eggs ビーバー族のしるし リンゴの丘のベッツィー <後半:書誌情報とコメント:お時間のない方はこちらだけでOK> 1位 『マルコヴァルドさんの四季』 (イタロ・カルヴィーノ作/セルジオ・トーファノ絵/関口英子訳/岩波書店) とうが立ったといわれようが、ひねくれものといわれようが、ペシミストといわれようが、これが一番おもしろかったんです。はい。 2位 『パーシーと気むずかし屋のカウボーイ』 (「パーシー」) (ウルフ・スタルク作/はたこうしろう/菱木晃子訳/小峰書店) パーシーワールド、一段とパワーアップしたのでは? 老カウボーイのせつない気持ちにじんときました。そして、おなじみウルフくんのかわいい悲劇が、あまずっぱい。 3位 『Eggs』(夜明けなんて見たくない) (ジェリー・スピネッリ作/千葉茂樹訳/理論社) 子どもは、「ちゃんとした」おとなのいないところで、自分で成長していくものだと、バーチャル証明してくれる。プリムローズの口調にシビれた。 4位 『ビーバー族のしるし』 (エリザベス・ジョージ スピア著/こだまともこ訳/あすなろ書房) いつでもなんでも欲しいものが手に入る現代の子どもたちには、なんでも自分でしていた時代があったことを知っていてほしい。地球にやさしく、省エネを! なんて呼びかけるより、この本をすすめたい。第一、とってもおもしろいんだから。 5位 『リンゴの丘のベッツィー』 (ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作/佐竹美保絵/多賀京子訳/徳間書店) 自分のことは自分でやる。その楽しさを知りはじめたベッツィーの、とまどいながらもできた!という喜びがつたわってくる。たくさんの小学生に読んでほしい。何かをつかみとってほしい。 |
muzu(WYN-1056) トビー・ロルネスシリーズ トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー グリーンフィンガー ルルと魔法のぼうし クレメンタインシリーズ 1位「トビー・ロルネス」シリーズ ティモテ・ド・フォンベル作 伏見操訳 岩崎書店 3巻『エリーシャの瞳』(2009.01)、4巻『最後の戦い』(2009.03) 気づけば、身長1.5ミリのトビーと同じ目線になって樹の世界の広がりに身をゆだねていました。すっかりはまって4巻通して一気読み。単なる冒険・闘いものではなく、環境破壊に警鐘を鳴らす社会派(?)作品です。 2位『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』シャロン・クリーチ作 せなあいこ訳 評論社 (2009.08) 思春期にさしかかった少女の胸がきゅっとなるような感覚、自分でもどう扱っていいのかわからないそんな心を、おしゃべりと料理でうまく導いてくれるトレッリおばあちゃんがとってもいいです。 3位『グリーンフィンガー 約束の庭』ポール・メイ作 シャーン・ベイリー絵 横山和江訳 さ・え・ら書房(2009.06) ケイトの心の成長や庭の美しさも心に残りましたが、わたし自身も田舎へ移住しているので、ケイトパパのなんでもやろう精神やママの焦りにも共感するところが多かったです。 4位『ルルと魔法のぼうし』スーザン・メドウ作 おおつかのりこ訳 徳間書店(2009.07) うちの子とふたり、お気に入りの本になりました。手品と魔法を厳密に区別しない子ども心にぴったりなのかもしれません。 5位「クレメンタイン」シリーズ サラ・ペニーパッカー作 前沢明枝訳 ほるぷ出版(2008.12) 3巻『それはないよ!? クレメンタイン』 このシリーズ、親として自分はどうかと反省させられます。3巻はクレメンタインの成長を見守りながら、そっと背中を押してくれる先生や大人たちの存在が光っていました。 |
yoshiyu(WYN-1028) トゥルー・ビリーヴァー 1位 『トゥルー・ビリーヴァー』 ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作 こだまともこ訳 小学館 2009.06 原書で読んだときの感動をまた味わえて、よかったです。 娘がラヴォーンぐらいの年齢になったら、ぜひ読ませたい。 読み物はあまり読めていないので、1位のみの投票です。 (絵本もそんなに読めてませんが^^;) 今年は、久しぶりに投票できてよかったです。 来年はもっともっと読みたいなぁ。 |
あんこ(WYN-1048) ダイドーの冒険シリーズ ステフィとネッリの物語シリーズ ビーバー族のしるし 1位 「ダイドーの冒険シリーズ」『ウィロビー・チェースのオオカミ』ジョーン・エイキン作 こだまともこ訳 冨山房 2008.11 こういう児童文学がもっと読みたい! 登場人物が生き生きしている。 2位 「ステフィとネッリの物語」シリーズ 『海の深み』『大海の光』 アニカ・トール作 菱木晃子訳 新宿書房(2009.04/2009.08) 主人公たちと共にその時代を生きた、そんな気持ちにさせてくれる秀作。 3位 『ビーバー族のしるし』エリザベス・ジョージ・スピア作 こだまともこ訳 あすなろ書房 2009.02 異文化に育った少年たちの出会いと交流。その心の気高さに希望を感じた。 今年もあまり読めず、3冊だけの投票です。 |
shoko(WYN-1042) 永遠に生きるために トゥルー・ビリーヴァー 13の理由 靴を売るシンデレラ ルール! ------------- 『永遠に生きるために』 サリー・ニコルズ作/野の水生訳(偕成社)2009.2 読みながら3回泣きました。生きること、死ぬこと、 考えられさせます。 『トゥルー・ビリーヴァー』 ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作/こだまともこ訳 小峰書店 2009.6 きびしい環境に暮らすラヴォーンが、恋や友情などに悩みながらも 大学をめざしていこうとする姿が潔い。読後さわやかです。 『13の理由』 ジェイ・アッシャー作/武富博子 (講談社) 2009.3 本を読む手がとまりませんでした。 ガーンときて、読んだあとしばらくショック状態。 衝撃的ですが、でも思春期の子たちに読んでほしい。 『靴を売るシンデレラ』 ジョアン バウアー作 灰島かり訳 小学館 2009.7 とっても痛快な作品。読みながら、「いいぞ!」とにやにやしました。 読み終えて元気になれます。 『ルール!』 シンシア・ロード おびかゆうこ (主婦の友社)2008.12 キャサリンの友だちと弟を想う気持ちがよく伝わってきます。 成長していくキャサリンの様子がすがすがしい。 もう、今回はかな〜〜〜り悩みました。 順位もそうだし、どの作品をいれるか、でも。 どれが1位でもまったくおかしくありません。 それだけ今年はたくさんよい本に出会えたということで、幸せでした。 なかなか紹介できなかったのが、残念ですが、うれしいな。 迷ったのはこちら〜。 「ステフィとネッリの物語」シリーズ 『海の深み』『大海の海』 『殺人者の涙』 「トビー・ロスネス」シリーズ 『16歳。死ぬ前にしてみたいこと』 『父さんと、キャッチボール?』 『ハートビート』 『ジェミーと走る夏』 『グリーンフィンガー』 |
からくっこ(WYN-1050) ステフィとネッリの物語シリーズ ダイドーの冒険シリーズ 殺人者の涙 靴を売るシンデレラ ぼくだけの山の家 ――― 1位「ステフィとネッリの物語」シリーズ 『海の深み』『大海の光』 アニカ・トール作/菱木晃子訳/新宿書房(2009.04/2009.08) 暗い時代にあって悩みながら成長していく姉妹が実在しているように感じられ、心の中でふたりを励ましたり、ときには励まされたりしながらこのシリーズを読んだ。読了したいまも、ふたりはどうしているだろう、などと考えてしまう。長く読み継がれていってほしい、骨太の傑作。 2位「ダイドーの冒険」シリーズ 『ウィロビー・チェースのオオカミ』 ジョーン・エイキン作/こだまともこ訳/冨山房(2008.11) 架空の時代のイギリスを舞台とした冒険物語。いきいきとした登場人物たちの魅力と、手に汗にぎる展開で、物語を読む楽しみにどっぷり浸らせてくれる。おもしろかった! ほかの巻も早く読みたい。 3位『殺人者の涙』 アン=ロール・ボンドゥ作/伏見操訳/小峰書店(2008.12) 人の魂をかたちづくるものは何かを教えてくれる、衝撃的で美しい物語。読んでいるあいだ、地の果てに吹きすさぶ風の音がずっと聞こえている気がした。 4位『靴を売るシンデレラ』 ジョアン・バウアー作/灰島かり訳/小学館 (2009/7/15) 生きていくのに大切なふたつのもの、勇気と笑顔をくれる作品。がんばるヒロインと、パワーあふれるお年寄りの姿に励まされる。爽快な読後感がとてもよかった。 5位『ぼくだけの山の家』 ジーン・クレイグヘッド・ジョージ作/茅野美ど里訳/偕成社 (2009.03) 子どものころに読んでいたら、主人公をまねて山へ家出する計画を立てたと思う(実現はできなくても)。遭難でも移住でもなく、家出であるところがこの本のポイント。自給自足の山のごちそうがおいしそう。 ほかによかった本: 『リンゴの丘のベッツィー』ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作/多賀京子訳/佐竹美保絵/徳間書店(2008.11) 『日曜日島のパパ』(ヴィンニ!シリーズ)ペッテル・リードベック作/菱木晃子訳/杉田比呂美絵/岩波書店(2009.06) からくっこ(WYN-1050) |
ぎねびあ(WYN-1045) アーサー王ここに眠る ステフィとネッリの物語シリーズ ドラゴンキーパーシリーズ 時間のない国でシリーズ ホワイトダークネス 1位 『アーサー王ここに眠る』 フィリップ・リーヴ作 井辻朱美訳 東京創元社(2009.04) やられた! のひとこと。古今東西の英雄譚はこうして作られた、と納得させられてしまうみごとな語り口。 2位 「ステフィとネッリの物語」シリーズ 第3巻『海の深み』第4巻『大海の光』 アニカ・トール作 菱木晃子訳 新宿書房(2009.04/2009.08) 前2作を含め、ユダヤ人姉妹の周囲に守られた生活と、その両親のつらい状況とが平行していくが、苛酷な状態のなかでも成長していく少女たちの姿が美しい。この先の話が是非読みたいのだけれど……。 3位 「ドラゴンキーパー」シリーズ 第2巻『ドラゴンキーパー 紫の幼龍』 キャロル・ウィルキンソン作 もきかずこ訳 金の星社(2009.02) どんでん返しに次ぐどんでん返しで期待にたがわぬおもしろさ。3巻の邦訳が待ちきれない。 4位 「時間のない国で」シリーズ 『プーカと最後の大王 時間のない国で2』 ケイト・トンプソン作 渡辺庸子訳 東京創元社 (2008.12) 前作の主人公の子どもたちがそれぞれにすばらしい。プーカの設定、最後の大王の意味、すべてが完璧にはまっている。さらなる続編を期待! 5位 『ホワイトダークネス(上・下)』 ジェラルディン・マコックラン作 木村由利子訳 あかね書房 (2009.03) 最後までなにがどうなるのかわからない息をのむ展開と、巧妙に織り込まれた伏線が話の終結に向かってみごとに収束していく手法は、さすがマコックラン。これまでの邦訳にはないイマドキの少女の語り口は意外だったが、読み進めるうちに、その語り口と内容とのギャップもかえっておもしろく感じられた。 次点(3作品) グリム姉妹の事件簿シリーズ『事件のかげに巨人あり』 マイケル・バックリー作 三辺律子訳 東京創元社 (2009.06) 魔法の森シリーズ 第2巻『消えちゃったドラゴン』 パトリシア・C・リーデ作 田中亜希子訳 東京創元社 (2009.08) いずれも原書の情報をみつけて、(実力はともかく)こういう作品が訳せたらいいなーと思ったところできっちり邦訳が出ていることに気づいたシリーズ。 どちらも昔話のからんだシリーズで、そしてどちらも訳文の日本語がとても自然でとても物語の雰囲気にぴったりで、読んでいてワクワクした。 『13の理由』ジェイ・アッシャー作 武富博子訳 講談社 (2009.03) これも原書情報があちこちで流れていて気になっていた作品。 訳が作品にぴったりあっていて素晴しかった。 |
迷いに迷って、時間切れ。 順位をつけるなんて最難関問題……。 おちゃわん(WYN-1054) 殺人者の涙 クロニクル千古の闇 シリーズ アーサー王ここに眠る ムーンレディの記憶 天井に星の輝く 1位『殺人者の涙』アン=ロール ボンドゥ作 伏見 操訳 小峰書店 濃密、強烈、鮮烈、純真。圧倒的な迫力に脱帽。 2位「クロニクル千古の闇」シリーズ『復讐の誓い』 毎年、一回、この世界にハマる。時間と空間を越えて飛べる。嬉しい! 3位『アーサー王ここに眠る』フィリップ・リーヴ作 井辻朱美訳 東京創元社 男にも、女にもなる語り手が新鮮。斬新な切り口で、歴史の新説を展開? 4位『ムーンレディの記憶』E.L.カニグズバーグ作 金原瑞人訳 岩波書店 2008.10 やっぱり大御所はうまい。読書を堪能したという満足感でいっぱいになれた。 5位『天井に星の輝く』ヨハンナ・ディレイニー作 佐伯愛子訳 白水社 2009.3 二人暮らしの母と娘。乳がんを患う母親。娘の戸惑いと迷いが切ない。 次点作 『勇者の谷』 『モンタギューおじさんの怖い話』 『グリーンフィンガー』 『ハートビート』 『時間のない国で 2』 『聖人と悪魔 呪われた修道院』 『魔法の館にやとわれて』 『デーモンズ・レキシコン』 |
えみりい(WYN-0041) 三つ穴山へ、秘密の探検 クレメンタインシリーズ 13の理由 グリーンフィンガー 約束の庭 ラッセとマヤのたんていじむしょシリーズ 1位『三つ穴山へ、秘密の探検』 ペール・オーロフ・エンクイスト作 菱木晃子訳 中村悦子絵 あすなろ書房(2008.11) 久しぶりに子どものようにわくわくしながら読みました! 2位「クレメンタイン」シリーズ サラ・ペニーパッカー作 前沢明枝訳 ほるぷ出版(2008.12) 主人公のクレメンタインの魅力は言うまでもありませんが、まわりの大人たちがとてもすてき。 3位『13の理由』 ジェイ・アッシャー作 武富博子訳 講談社(2009.03) 苦い話だし、自殺した女の子には共感できない。だけど、とてもひきこまれる作品で、心に残りました。 4位『グリーンフィンガー 約束の庭』 ポール・メイ作 シャーン・ベイリー絵 横山和江訳 さ・え・ら書房(2009.06) 主人公ケイトだけではなく、周囲の人々の心の変化が、再生していく庭のようすに重なって、心にしみました。 5位「ラッセとマヤのたんていじむしょ」シリーズ マッティン・ビードマルク作 枇谷玲子訳 主婦の友社 単純だけど意外性があって、とっても楽しい! |
MOMO(WYN-1013) 天井に星の輝く ゴースト・ガール 1位『天井に星の輝く』(ヨハンナ・ティデル作/佐伯愛子訳/白水社) 病気の母と二人暮らしの少女イェンナ。母親が死ぬかもしれないという恐怖と必死に戦い、その一方で、友だちに同情されたくないと強がるイェンナの心の動きひしひしと伝わったきました。母親が死んだら自分も死ぬと言っていたイェンナが、辛い体験を通して大きく成長した姿に涙が止まりませんでした。 2位『ゴースト・ガール』(トーニャ・ハリー作/築地誠子訳/ポプラ社) ナンセンスなのにシリアス。ホラーだけどコメディー。主人公シャーロットの一途過ぎる愛が大暴走する様子に大笑いしたり、じんときたり。設定も奇想天外! 物語世界をたっぷり楽しめました。 |
anya(WYN-1049) トゥルー・ビリーヴァー 靴を売るシンデレラ リンゴの丘のベッツィー 殺人者の涙 オックスフォード物語 1位 『トゥルー・ビリーヴァー』ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作 こだまともこ訳 小学館 2009.06 原書を読んだときの感動そのままに、何度も何度も涙がこみあげてきた。貧しくつらい環境から抜け出そうと努力する若者たちや、それを応援しようとする大人たち、みんながステキだ。また、恋や友情に揺れる思春期の心の動きにも胸がきゅんとなった。 2位 『靴を売るシンデレラ』ジョアン バウアー作 灰島かり訳 小学館 2009.07 痛快爽快なストーリーだが、単純なシンデレラストーリーではなく、主人公はとても切ない現実としっかり向き合っていく。主人公もだが、女社長や店長など、周囲の大人たちが魅力的。 3位 『リンゴの丘のベッツィー』ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作 多賀京子訳 佐竹美保絵 徳間書店 2008.11 自分で考えること、自分ですることがいかに大切かが、自然に伝わってくる作品。また、子どもの頃好きだったいくつかの本のエッセンスが集まったような、とても懐かしい香りを感じた。 4位 『殺人者の涙』アン=ロール・ボンドゥ作 伏見操訳 小峰書店 2008.12 罪や愛、生きることの意味など、非情に重いことを問いかけてくる深い深い作品だが、ストーリー展開の妙に引き込まれていっきに読んだ。 5位 『オックスフォード物語』ジリアン・エイブリー作 神宮輝夫訳 偕成社 2009.06 19世紀後半のオックスフォードを舞台に、好奇心いっぱいの少女が繰り広げる冒険と失敗が楽しい。もっともっとこの物語の世界に浸っていたくなった。 |
りり(WYN-1006) トゥルー・ビリーヴァー 永遠に生きるために 龍のすむ家シリーズ ティーン・パワーをよろしくシリーズ ヴァンパイアシリーズ す、すみません、駆け込み(ていうか遅刻)で書誌情報と感想が書けませんでした……。 1位はだいぶ前から決まっていたのですが……。 5位の本は多分シリーズの範疇だと思いますが、シリーズ名がよくわかりませんでした。今年の出版は『ヴァンパイアの運命』キャロライン・B. クーニー作 神戸万知訳 講談社 2009.04 絵本はあまり読めず、申し訳ありませんが今年は読み物のみの投票です。 |