2004年1月刊行
弟のボビーはもうすぐ8歳。 「おりこうさん」の弟ボビーを驚かせてやろうと思った、ワニのプレゼントは兄弟の関係もちょっぴり変化させてくれる。 ワタナベユーコさんの描く、父さんや母さん、テディやボビーたちの表情はすっごく楽しい! どの挿し絵も、物語にぴったりなのだ。また、テディたちの住むチャイナタウンの様子もうかがえる。 さてさて、てんやわんやの騒動はどうなるでしょう……。 【作者】ロレンス・イェップ Laurence Yep 1948年アメリカのサンフランシスコに生まれる。中国系アメリカ人として生まれ、黒人街で育ち、常に「自分はアウトサイダーだ」と感じていた。十代の頃から雑誌に投稿を始め、1973年に初めての作品『スィートウォーター』(立風書房刊)を刊行後、現在まで60冊近い作品を発表している。日本語に翻訳されている作品に、ニューベリー賞銀賞受賞作『ぼくは黄泉の国へ渡った』(徳間書店刊)、『竜の王女シマー』(早川書房刊)、『少年殺人事件』『ドラゴン複葉機よ、飛べ』(晶文社刊)などがある。イェップの作品リストはやまねこ翻訳クラブの資料室参照。(http://www.yamaneko.org/bookdb/author/y/lyep.htm) |
2003年12月刊行
ヤッホー! げんきなグレゴリーは、村いちばんの元気もの。うさぎとかけっこしても勝てるくらい、足もはやく、帽子をふっとばすくらい、大声をだすこともできる。 さて、グレゴリーのおばあちゃんは、村いちばんのおいしいホットケーキをやけるんです。 あるひ、グレゴリーは「おばあちゃん、ホットケーキやいて!」と、お願いします。 おばあちゃんは「そのまえに、ちょっとしてほしいことがあるの」と言うがはやいが、グレゴリーは飛び出して走り出すのです。 きっとおばあちゃんのほしいものは、これだ!とはりきって連れてくるのは、くまやろば。ちがう、ちがう。おばあちゃんの欲しいものは……。 ヤッホー! ヤッホッホー!とさけびながら、グレゴリーがどのページでも元気はつらつ。 体がぴゅんぴゅん動く少年時代、こういう子ども、いまもまわりにいますよね。 さてさて、グレゴリーくん、最後にホットケーキ食べられるかな。 【作者】ロバート・ブライト Robert Bright 1902年〜88年。アメリカのマサチューセッツ州に生まれ、ヨーロッパで子ども時代をすごす。アメリカにもどってプリンストン大を卒業、新聞記者をへて、美術・音楽関係の評論家として活躍、その後、教師をつとめながら、作家となる。「想像力に富む人間の心の内なる子どもは、けっしていなくなることがない」という信条のもと、多くの児童書を執筆し、イラストを描いた。著書に『あかいかさ』(ほるぷ出版刊)、『おばけのジョージー』(福音館書店・品切れ)、『なかよしのクマさん』(冨山房刊・品切れ)『おばけのジョージーおおてがら』(徳間書店近刊予定)など。 【訳者】なかつかさ ひでこ 中務秀子 神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。1989年より児童図書館、幼稚園、小学校で、ストーリーテリング、読み聞かせ、選書をおこなってきた。スコットランド滞在中、英国児童文学に親しむ。第8回いたばし国際絵本翻訳大賞優秀賞受賞。子どもと本と猫をこよなく愛している。やまねこ翻訳クラブ会員。 |
2003年4月刊行
ハッチンスの新作絵本!
きょうは、とってもいい天気。 |
2002年12月刊行
ハリー・ポッターを見出した名物編集者が 「子どもが本当に楽しめる本」として世に贈るファンタジー! 探検家の両親が行方不明になり、おばさんの家にひきとられたアビー。 その港町は、かつて光の魔法使いが大事にしていた「魔法の粉アイスダスト」の貿易港でした。 いま、そのアイスダストが闇の魔法使いの手に! 仲良しの友人スパイク、伝説の老水夫、スターライト船長をはじめ、 多彩な登場人物が、かろやかにファンタジーの世界を紡ぎます。 装幀のブルーがすいこまれそうに美しい! 「晴れた日の遊園地みたいに、さわやかで、にぎやかで、楽しさいっぱいのファンタジー・ノベル」!!(訳者あとがきより) 【作者】マイケル・モロイ(Michael Molloy) 1940年ロンドン生まれ。美術学校で絵本を学んだのち、全国紙の記者となる。大人向けのミステリー作品が何冊かあるが、本書ははじめてのファンタジー。 |
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Last Modified: 2004/01/22
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