2003年12月刊行平凡社のオルファース絵本、4作目! デビュー作品です!
オルファース絵本の4作目は、デビュー作である『ゆきのおしろ』 白いゆきのこたちの間で、マリーレンちゃんの赤いコートがとても綺麗に映えています。 美しいお城で、ゆきのこたちや女王様たちと楽しく遊んでも、やっぱり最後は……。 わらべうたで、子どもは風の子といいますが、雪の中で遊ぶのも大好きな子どもたち。 朝おきて、外が銀世界だと大喜びの子どもたち。 その楽しさをオルファースが、マリーレンちゃんに投影し、美しい絵本に仕上げています。 【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。 【訳者】秦 理絵子 はた りえこ 東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1981年に新しい運動芸術・オイリュトミーと出会い、ミュンヘンのオイリュトミー学校で学び、1987年帰国公演を機に全国各地でオイリュトミストとして活動する。幼児から大学生まで、また大人のための多くのクラスを持ち、NPO法人東京シュタイナーシューレの教員を務める。オルファースの絵本のあたたかい感触に魅せられ、子育ての中でも親しんできた。著書に『シュタイナー教育とオイリュトミー 動きとともにいのちは育つ』(学陽書房)、絵本の翻訳に、オルファース『森のおひめさま』『うさぎのくにへ』『風さん』(平凡社)がある。 |
2003年11月刊行
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2003年10月刊行韓国の四季の絵本、秋、冬が届きました!春、夏あわせてどうぞ。
〈秋〉おおいそがし、こいそがし 【作者】ユン・クビョン 1943年全羅南道生まれ。ソウル大学哲学科卒業。忠着た大学哲学科教授を経て、現在農業に従事する。『こども村』『おたまじゃくし絵本』『かたつむり科学童話』『赤ちゃん絵本』などを企画、著書として『実験学校ものがたり』『雑草はない』(いずれも未邦訳)などがある。 【画家】イ・テス 1961年ソウルに生まれ、京畿道で育つ。弘益大学西洋画科卒業。こどもと自然をテーマにした細密画で支持を得る。絵本作品に『赤ちゃん絵本』『細密画で描くこどものための植物図鑑』『細密画で描くこどものための動物図鑑』(いずれも未邦訳)などがある。 【訳者】小倉紀藏(おぐら きぞう) 東京都生まれ。東海大学外国語教育センター助教授。おもな著書に『韓国、ひき裂かれるコスモス』(平凡社)、『韓国は一個の哲学である』(講談社)、『韓国語はじめの一歩』(筑摩書房)などがある。 【訳者】黛まどか(まゆずみ まどか) 神奈川県生まれ。女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」(http://homepage3.nifty.com/hepburn/)代表。おもな著書に『サランヘヨ 韓国に恋して』(実業之友社)、『星の旅人 スペイン「奥の細道」』(光文社)などがある。 |
2003年9月刊行
アパートのベランダにすわっている、あの白いのはなぁに? 【作者】イ・ホベク 1962年ソウル生まれ。ソウル大学校応用美術学科でグラフィックを専攻後、高麗大学校大学院でコミュニケーション学を学ぶ。89〜93年フランス在住。94年にソウルで絵本の企画会社「チェミマジュ」を設立、現在「図書出版チェミマジュ」代表として絵本の企画および出版分野で活躍している。おもな著者に、『街に行った子カバ』『チュドルは画家』(ともに未邦訳)がなど。 【訳者】黒田福美 1956年東京生まれ。桐朋学園大学演劇科卒業。映画、テレビドラマなどで俳優として活躍する一方、芸能界きっての韓国通としても知られる。おまな著書に、『ソウルマイハート』(草風館、のちに講談社文庫)、『ソウルの達人 最新版』『となりの韓国人 傾向と対策』(ともに講談社)などがある。 |
2003年9月刊行『森のおひめさま』『うさぎのくにへ』につづく平凡社オルファースの翻訳絵本
ごきげんな「風さん」、ハンスという少年にであったよ。 こぶねを吹いて 一緒に走る ばらの実の子と遊び、 雲にものるよ。 秋のすてきな一日です。 秋の季節にすてきな絵本の贈り物が届きました。 平凡社よりオルファース3作目の翻訳は『風さん』。 リズミカルな翻訳でオルファースの世界を楽しみましょう。 【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。 |
2003年6月刊行韓国の四季の絵本
「韓国の四季の絵本」は、1997〜2000年に韓国で出版され、 今日は家族みんなで土おこしの日。峠の向こうの畑まで、スニがおやつを届けることになりました。 小川の道、花の道、てくてく、さくさく、歩いてゆくと……。 いろいろな声がスニちゃんに届きます。「おや、スニちゃん、どこゆくの」 春の情景とともに、やわらかい空気も感じさせる絵本。 〈夏〉つまんなくってさ 夏のある日、トリはこいぬのポクシルと家でお留守番。退屈しのぎに小屋の動物たちをみんな外に出してしまい、あら大変! 山羊の手綱をほどき、うさぎ小屋やにわとり小屋もすっかり開けます。ぶたや牛小屋の柵もはずしました。 動物たちは大喜び、走りまわって、さて、どこへ行くの?! ランニングシャツ1枚着た少年トルが、笑ったり泣いたり大忙しです! 【作者】ユン・クビョン 1943年全羅南道生まれ。ソウル大学哲学科卒業。忠着た大学哲学科教授を経て、現在農業に従事する。『こども村』『おたまじゃくし絵本』『かたつむり科学童話』『赤ちゃん絵本』などを企画、著書として『実験学校ものがたり』『雑草はない』(いずれも未邦訳)などがある。 【画家】イ・テス 1961年ソウルに生まれ、京畿道で育つ。弘益大学西洋画科卒業。こどもと自然をテーマにした細密画で支持を得る。絵本作品に『赤ちゃん絵本』『細密画で描くこどものための植物図鑑』『細密画で描くこどものための動物図鑑』(いずれも未邦訳)などがある。 【訳者】小倉紀藏(おぐら きぞう) 東京都生まれ。東海大学外国語教育センター助教授。おもな著書に『韓国、ひき裂かれるコスモス』(平凡社)、『韓国は一個の哲学である』(講談社)、『韓国語はじめの一歩』(筑摩書房)などがある。 【訳者】黛まどか(まゆずみ まどか) 神奈川県生まれ。女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」(http://homepage3.nifty.com/hepburn/)代表。おもな著書に『サランヘヨ 韓国に恋して』(実業之友社)、『星の旅人 スペイン「奥の細道」』(光文社)などがある。 |
2003年5月刊行1992年ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品
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どうぶつえん アンソニーブラウン 著 藤本朝巳 訳 ISBN4-582-83155-9 定価:本体 1500円 |
【作者】アンソニー・ブラウン Anthony Browne
1946年イギリス、シェフィールド生まれ。リーズ美術大学にてバウハウスを理念とする教育を受ける。卒業後、しばらくグラフィックデザインや広告関係の仕事をする。その後、マンチェスター王立病院で医学教材の制作、またグリーティングカードの制作をしながら生計をたてる。1976年初めての絵本を刊行。以後、はみっしゅ・ハミルトン社の編集者ジュリア・マクレーのもとで続々とシュールで独特な作品を発表、人気絵本作家としての地位を築く。2000年には国際アンデルセン賞画家賞を受賞。作品に『こしぬけウィリー』(評論社)、『すきです、ゴリラ』(ケイト・グリーナウェイ賞受賞作、あかね書房)、『ウィリーの絵』(ポプラ社)、『ナイトシミー――元気になる魔法』(平凡社)など多数。
【訳者】藤本朝巳 ふじもとともみ
1953年熊本生まれ。世界の絵本、昔話を研究するかたわら、子どもたちに絵本の開き読みなどをして読書普及活動も行っている。著書に『絵本はいかに描かれるか――表現の秘密』『昔話と無か話絵本の世界』(ともに日本エディタースクール出版部)、『子どもに伝えたい昔話と絵本』(平凡社)など。絵本の翻訳に、『ロンポポ――オオカミと三人のむすめ』『七ひきのねずみ』(ともに古今社)、『こびととくつや――グリム兄弟の童話から』(平凡社)などがある。現在、フェリス女学院大学文学部教授。
2003年4月刊行
版を重ね、読みつがれてきた、あそび心あふれるオルファースの愛らしい絵本 ふたごのような、ふたりの子どもが、ふとしたことから森の中でうさぎと出会います。 |
2003年2月刊行
いつの日にか自由になって、自分のひなを育てたい。 そう願いつづけた鶏小屋のめんどり。 卵をわざと産まず、役にたたないと小屋をだされ、 運良く殺される前にめんどりは外の世界へ旅立つ そして 野原で見つけた一つの卵をあたため始め……。 「――夢をかなえるということは、奇跡とおなじです。神さまがではなく、自分がかなえる奇跡。……みなさんは、どんな夢をお持ちですか?……夢を持っている人は、もっとも自分らしく生きられるし、いつでも、この世の主人公なのです。」 (巻末の「著者の言葉」より) 【作者】ファン・ソンミ 1963年生まれ。ソウル芸術大学で文芸創作を学ぶ。1977年、第1回タムナ文学賞童話部門を受賞。深い主題意識と緻密な心理描写、簡潔でありながら豊かな象徴性を内包する文章で、個性ある作品をたゆみなく発表し、子どもたちはもちろん、大人にも愛されている作家である。 |
2003年2月刊行
幸せな子どもの1日を ちいさな すてきな なかまたちと きょうも たくさん わらって あそんだ おひめさまが、1日のはじまりを窓をあけて感じます。 朝の風、露、楽しい1日がはじまり、小さな仲間たちが次々やってきます。 遊ぶだけではありません。 かしこく、りこうになるように、勉強の時間もあるのです。 勉強が終わると、楽しい遊びの時間。はしりまわり、昔話を聞きます。 そして、星がひかり、夜になります。 おやすみなさい。今日もたくさん笑って遊んだ1日。 翻訳は『シュタイナー教育とオイリュトミー』(学陽書房)の秦理絵子さん。 ご自身も、子育ての中で、オルファースの絵本に親しまれてきたそうです。 下記にご紹介する文章は、絵本の最後に秦さんが書かれた文章の一部です。 『森のおひめさま』とジビュレ・フォン・オルファース 小さな子は、森や野原の中で、土や水や風、そして光の精と出会います。オルファースの目は、そんな「見えない存在」のことも、いきいきととらえます。 秦 理絵子 【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。 |
2003年1月刊行
小さい子どものいる暮らしでは かわいい天使がかいじゅうになる時が……。 フランスで人気のこの絵本では、子どもを寝かしつける パパの奮闘ぶり(?)が描かれています。 物語は会話だけで進行、父子の会話を読んでいくと、 自分の家のことのように思えるのでは。 読み聞かせしている絵本はなんでしょう? そして、ラストは、「!!!」 【作者】マリオ・ラモ 1958年、ブリュッセル生まれ。子どもの頃は、森のはずれにある母方の祖母の家によく泊まりに行き、夏休みはポルトガルで過ごした。ブリュッセルのラ・カンブル国立芸術学院で、グラフィック・コミュニケーションを勉強。その頃、ソウル・スタインバーガーとトミー・アンゲラーの作品に出会い、強い影響を受ける。イラストレーターとして独立後、1992年頃から、子どもの本のイラストを始める。邦訳に『おっかなびっくりしまうまくん』(セーラー出版)、『くまのオルソン』(徳間書店)がある。「ぼくは本が大好物。紙と鉛筆があれば何でもできるなんて、魔法だよ」 |
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Last Modified: 2004/09/14
担当:さかな
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