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フェントンくん作戦
by つー★☆

作戦名 フェんトンくん作戦
標的 吉本系動物おたく、10歳(以下Tと略)
目的 物語系読書へのいざない(親のふかーい愛情?)
投下本 恐竜探偵フェントン1「謎の足跡事件」
補足 Tは数年来物語系読書を拒んでいる。唯一教科書にて触れるのみ。 Tのテリトリーは動植物系図鑑全般。近い筋からの情報によると「漢字読めないんじゃなーい!(姉)」…… 自他ともに認める吉本系動物おたく。将来は、吉本に行くか獣医になるかと分析中。

某月某日

 第一次作戦開始。
図書館より「恐竜探偵フェントン」1と2を借りる。敵前にて「謎の足跡事件」読破。
T:少し気になる様子。本を手に取る。(おっ! 成功か?) 
「何? 恐竜? ふーん。」 敵は恐竜おたくだった経歴を持つ。 ぱらぱらとページをめくっている。「なんかこの絵、へんくなーい?」 うっ! Tは大事な本を絵で判断している様子。安易な計画であったか? 撤退★

第一次作戦失敗★ 直ちにつぎの作戦に入る。

<1998.8.28 第二次フェントンくん作戦>

前回の反省   

1.Tはファーブルに没頭していたため、他からのコンタクトを拒否する状況にあった。
2.私が目の前で読んでしまったため、不信をいだかれた。(計画を察知された)
3.私が恐竜、恐竜、と騒いだため、恐竜に関しては自分の方が熟知していると自負するTは、はなから私の勧めるものなどばかにした。(権威のなさを暴露)

某月某日  

第二次フェントンくん作戦開始。
図書館にてフェントンくんの再度貸し出しを求めるが、フェントンくん1はリクエストが入っていたため、貸し出し不可。やむなく、フェントンくん2のみで戦う事に。暗雲が……。計画変更か?
図書館より帰宅。たまには正攻法で戦おうと、正面突破をはかる。撃沈★
私:「誰のために借りてきたんだ!」(怒り狂う。)
T:「へ? ママが読むんでしょ?」(冷静)

  作戦は最大の山場へ! 我が軍の精神力が勝利の鍵か……。 (体力はあるのだが×××) 

<1998.8.29 第三次フェントンくん作戦:Tの逆襲>

前回の反省 みんな私のせいです。反省★

某月某日  

第三次フェントンくん作戦実行。
昨日までの事は忘れよう。(?)穏やかな気持ちでTの成長をまとう。やまねこデータをもとに、純粋な計画をたてる。その名も『本だなに鍵作戦』
「こどもに本を読ませたかったら本棚に鍵をかけて目に付くところへ置いておく」 そして「絶対に無理強いはいけない」

我軍には鍵のかかる本棚がない。また、本棚に入れたら絶対Tの目には触れないだろう。結果、Tの目に付く所に置き、決してその事にはふれない。忍耐あるのみ。神経戦である。

実行に移す。まずはテーブルに置き、Tの視覚に訴えてからTの愛する金魚のそばへ。Tは毎朝、毎晩、どんな時でも金魚をチェックするのだ。
数時間後、フェントンくんは1ミリも動いていない。Tに気づかせるべくパソコンのそばに移動。動かし過ぎか? どうも忍耐が足りない。精神力の弱さが…。

気を静めるべくやまねこの会議室に入り、新たなる情報を得る。 「登場人物と同じ名前のものがあると喜ぶ」
Tの金魚をフェントンンくんと命名。うーん、いい名だ。Tは少し拒んだが、どうにか了解を得る。休戦か?

★異常事態発生★

空の虹に幸せの予感を感じていた直後のことだった。Tが突然動いた。背後からTの声。
T:「さーてと、物語でも読むかなー!」
耳を疑った。恐る恐る振り向く。言葉を失う。(な、何を?) Tは本棚から本を取り出そうとしている。(え?フェントンくんは今どこだっけ?)目の前真っ白。状況判断不可。ドキドキ
Tの手には・・・・・・ファーブル昆虫記が・・・・・・
私:「それは…ものがた・・・り、じゃ・・・・・・・」
T:「あれ?ちがったっけえー? はっ! はっ! はっ!」(にやっ!)
私:さーーー(血の気が引く音) しばし放心状態。何が起きたのか? 我胞の損害は? 陣営を建て直せるか?

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