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 ▼第24回(2021年)★読み物部門★  やまねこ翻訳クラブ 21/11/21(日) 15:09

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 ■題名 : 第24回(2021年)★読み物部門★
 ■名前 : やまねこ翻訳クラブ
 ■日付 : 21/11/21(日) 15:09
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   第24回(2021年)★読み物部門★投票の様子です。

≪投票内容≫

ハンドル名(※(=^_^=)は、匿名希望の会員です。)

順位
タイトル(※【】内のシリーズ名は、管理人が便宜上付記したものです。)
出版社名
その他の書誌情報
投票コメント

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Incisor (WYN-2016)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳 2021.1.20
シオマラの内から湧き出る、みずみずしくて力強い言葉、文章に圧倒され、パワーをもらい、豊かな気持ちになった。まさに、言葉紡ぐ人だと思った。だからこそ母親のあり方が辛い。きめ細やかな翻訳過程を感じた。

2位
オール・アメリカン・ボーイズ
偕成社
ジェイソン・レノルズ ブレンダン・カイリー 作 中野怜奈訳 2020.11.18
目と心が見開かされる思いがした。目を、心を凝らし続け、顧み続けることを、生きている限り忘れてはいけないと思った。勝手な思い込みの恐怖で取り返しのつかないことにならないために。

3位
ルーパートのいた夏
徳間書店
ヒラリー・マッカイ作 冨永星訳 2020.12.31
愛情の薄い家庭環境と時代の波に翻弄されながらも懸命に生き抜いていく子どもたちのひたむきなまなざしに圧倒されっぱなしだった。どこまでもまっすぐなクラリーに、現実に向き合っていく勇気をもらう。

4位
きみにもできる!よりよい世界のつくりかたSDGsにつながる小さな一歩
廣済堂あかつき
ケイリー・スウィフト文 リーフ・ジェフリーズ絵 宮坂宏美訳 2021.3.20
よりよい世界のつくりかたとは、自分を大切にすることから始まることに衝撃。読みながら、自分がだいじにされ、肯定されているように感じ、自分ができることに思いをはせていき、やがて大きな力につながるという視野が広がった。

5位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
アディーブ・コラーム著 三辺律子訳 2020.12.16
イランでのダリウスの場所が、そこの誰にとっても手ばなしがたくなっていくように、からっぽだったダリウスの心が満たされていくさまにイランのお茶のようなあたたかさを感じた。

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ワラビ(WYN-1001)

1位
ぼくの弱虫をなおすには
徳間書店
K・L・ゴーイング

2位
フレディ・イェイツのとんでもなくキセキ的な冒険
岩崎書店
ジェニー・ピアソン

3位
春のウサギ
小学館
ケヴィン・ヘンクス

4位
チェリーシュリンプ わたしは、わたし
金の星社
ファン・ヨンミ

5位
ゴリランとわたし
岩波書店
フリーダ・ニルソン

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hanemi(WYN-0036)

1位
見知らぬ友
福音館書店
マルセロ・ビルマヘール作/宇野和美訳
淡々とした日常的な物語のなかに、非日常的なものが紛れ込み、なんともいえないあじわいがある。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作/田中亜希子訳
ポエトリー・スラムって、言葉をつかった格闘技のようだ。

3位
春のウサギ
小学館
ケヴィン・ヘンクス作/原田勝 &大澤聡子訳
劇的な事件が起きるわけでもなく、淡々とした日常生活がていねいに描かれる。こういう作品が読みたかった!

4位
ぼくと石の兵士
PHP研究所
リサ・トンプソン作/櫛田理絵訳
イギリス人にとっての第一次大戦の重みや、軍隊を持つ国には戦後なんてないことなどがなんとなくわかる。

5位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
アディーブ・コラーム作/三辺律子訳
イランのお菓子や料理が出てくるたびに付箋を貼っていたら、付箋だらけになってしまった。

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キジトラ(WYN-1060)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作、田中亜希子訳、2021.1
母親との葛藤、初めての恋。全編がシオマラのみずみずしい言葉にあふれ、ずっとひたっていたいような、読み終わるのがもったいない一冊でした。

2位
ヤーガの走る家
小学館
ソフィー・アンダーソン作、長友恵子訳、2021.3
「ヤーガ」になる運命をきらい、ふつうの友だちを求める主人公が、過ちを重ね、大切な者を傷つけ、そして強くなる。後半は、ずっと泣きながら読んでいました。

3位
ミシシッピ冒険記 ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット作、中村智子訳、2021.7
「ハックルベリー・フィン」へのオマージュらしく、ミシシッピ川を内陸に遡る子どもたち。20世紀初頭を舞台としたクラシックな冒険談に、現代作家の問題意識が織り込まれ、とても読みごたえのある作品だった。

4位
橋の上の子どもたち
講談社
パドマ・ヴェンカトラマン作、田中奈津子訳、2020.11
父親の暴力から逃れた姉妹は、路上生活をする少年たちと仲間となり、懸命に日々を生きていく――。DV、貧困、大人による搾取など、舞台のインドだけでなく、世界中で子どもたちが窮状に陥っていることを思う。

5位
ブラックホールの飼い方
小学館
ミシェル・クエヴァス作、杉田七重訳、2020.10
まず、ブラックホールがかわいいペットになるという発想に驚いた。深い悲しみがテーマとなる作品だが、ユーモアたっぷりで一気読み!

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(=^_^=)

1位
海を見た日
鈴木出版
子どもたち4人とも愛おしくて抱きしめたくなりました。読後感のよさが今年一番でした。

2位
オマルとハッサン  4歳で難民になったぼくと弟の15年
合同出版
グラフィックノベル形式のおかげで難民生活のようすがとてもよくわかる良作です。

3位
サフラジェット 平等を求めてたたかった女性たち
合同出版
原書を読んだときに絵と文の豊富さに圧倒されました。資料的価値のあるものなので日本で刊行されたことは、すばらしいと思います。

4位
彼方の光
偕成社

5位
ゴースト・ボーイズ ぼくが十二歳で死んだわけ
評論社

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(=^_^=)

1位
海を見た日
鈴木出版
M・G・ヘネシー (著)、杉田七重 (翻訳)
アメリカのLAにおける里親制度の現状をふまえ、決して責任感が強いとはえない里親の家に預けられた四人の子供たちの心情を丁寧に描かれている。つらく困難な生活を強いられているにも関わらず、つねに前向きで芯の強い子供たちが愛おしくなり抱きしめたくなった。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド(著)、田中亜希子(翻訳)
全編が詩で綴られているため、とことん無駄がそぎ落とされ、主人公の感情のほとばしりが生々しく感じられた。

3位
ブラックホールの飼い方
小学館
ミシェル クエヴァス (著)、杉田七重 (翻訳)
あのブラックホールのミニチュアをペットにしてしまうお話。奇想天外な設定だが読み進めていくうちにかわいく思えてしまうところがすごい。

4位
ぼくはおじいちゃんと戦争した
あすなろ書房
ロバート・K・スミス (著)、こだまともこ (翻訳)
コミカルで楽しい作品で何度もくすっと笑ってしまった。でも、おじいちゃんが“戦争”を軽んじてはならないと何度も孫に伝えようとする姿勢に大人の役割について考えさせられた。

5位
子どもを守る言葉「同意」って何?
集英社
レイチェル・ブライアン (著)、中井はるの(翻訳)
子供たちが自分で自分のことを守るために必要なことを、「同意」と「バウンダリー(境界線)」というキーワードで分かりやすく解説されている。大人でも勉強になった。

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みちこ(WYN-1057)

1位
エヴィーのひみつと消えた動物たち
ほるぷ出版
マット・ヘイグ作 宮坂宏美訳
冒頭からおもしろくて、かつ説得力があった。子ども向けの親しみやすいストーリーの中で、人間の愚かさや何が正しいのかを語ってくれている。

2位
オン・ザ・カム・アップ〈いま、這いあがるとき〉
岩崎書店
アンジー・トーマス作 服部理佳訳
厳しい内容だけど、最後は穏やか。他人が作った歌をうたわされるなんてまっぴら。お金儲けより自分らしさが大事。そんな気持ちに深く共感した。差別社会を背景にして、主人公ブリとその家族の生き方をメインにしているところもよかった。

3位
わたしは夢を見つづける
小学館
ジャクリーン・ウッドソン作 さくまゆみこ訳
全米図書賞を受賞した時から読みたかった作品がやっと邦訳されてうれしい。詩形式なので詳細に書かれているわけではないのに、ウッドソンの子ども時代がよくわかる。

4位
オール・アメリカン・ボーイズ
偕成社
ジェイソン・レノルズ、ブレンダン・カイリー共作 中野怜奈訳
最初のほうはひどい現実を読むのがつらかったけれど、だんだん希望が見えてきた。後半は、気持ちが変に高揚しそうで怖いような、でもいざとなったらおびえる自分が見えるような、複雑な気持ちだった。歴史的なことの注をしっかりとつけているところもいいと思う。

5位
子どもを守る言葉『同意』って何? YES,NOは自分が決める!
集英社
レイチェル・ブライアン文・絵 中井はるの訳
自分のことは自分で決める。それが具体的にどういうことなのか、親しみやすい文と絵で伝えている。自分を守ることについて、とても大事なことを教えてくれる本。

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めい

1位
見知らぬ友
福音館書店
宇野和美
子どもが読むならという視点で1位を選びました。短編集です。星新一が好きな人には絶対に薦めるし、短時間で味わえて手に取りやすい。

2位
子どもを守る言葉「同意」って何?
集英社
レイチェル・ブライアン
どんな人でも、これを読んで安心してほしいし、生きる上でずっと大切なこととして心の隅に置いてもらえたらと思い入れました。私はこれで勇気をもらいました。子どもだけでなく、大人も、この本を一回は読んでもらいたいと思い、入れさせてもらいました。どんな人も安心して暮らせる世の中になることを願って入れました。

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(=^_^=)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェト

2位
ルーパートのいた夏
徳間書店
ヒラリー・マッカイ

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maika(WYN-2382)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド、 田中 亜希子(翻訳)
自分らしい生き方を模索する主人公の気持ちがダイレクトに伝わってくる。今まで言葉にならなかった苦しみや喜びを詩で表現できるようになる過程に引き込まれる。10代の子が読んだら「これ、わたしのこと!」と深く共感できるのでは。

2位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
アディーブ・コラーム、三辺律子(翻訳)
半分イラン人、ゲイ、鬱と、いわゆる「普通」の高校生ではないことに悩む主人公のダリウスがチャーミングで、気づけば一緒に笑ったり泣いたり。スタトレ関連のジョークや大好きなお茶に関する蘊蓄も面白く、楽しめるポイントがいくつも見つかる作品。

3位
ぼくの弱虫をなおすには
徳間書店
K・L・ゴーイング、久保陽子(翻訳)
怖いものを克服しようとする主人公と親友を通して、たくさんの勇気を受け取ることができるだけではなく、1976年のアメリカにおける人種差別の状況もよくわかるようになる作品。

4位
分解系女子マリー
小学館
クリス・エディソン、橋本恵(翻訳)
STEMが得意な女の子4人がハイテク企業の謎を解決するというあらすじがとにかく面白く、ストーリーもテンポがいい。友情やあきらめないことの大切さを教えてくれる。早くシリーズの続きを読みたい。

5位
美しき野生 ブック・オブ・ダスト1
新潮社
フィリップ・プルマン(著)、大久保寛(訳)
11歳の少年マルコムを中心に、『黄金の羅針盤』の10年前を描いた作品。最初のページから物語に引き込まれ、ファンタジーの素晴らしさを再実感しました。ダーク・マテリアルズ(ライラの冒険)シリーズも復刊されて嬉しいです。

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(=^_^=)

1位
ドラゴンの来襲 魔笛の調べ
評論社
岩城義人訳

2位
【ねこと王さま】ねこと王さま しごとをさがす
徳間書店
市田泉訳

3位
ヤーガの走る家
小学館
長友恵子

4位
色どろぼうをさがして
ポプラ社
大作道子

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ゆま(WYN-1032)

1位
海を見た日
鈴木出版
M・G・ヘネシー作、杉田七重訳
同じ家に住みながら、気持ちも行動もバラバラだった子どもたちが、1つの冒険をきっかけに、きょうだい、家族となる。爽やかで心地いい展開だった。

2位
見知らぬ友
福音館書店
マルセロ・ビルマヘール作、宇野和美訳
遠い遠いアルゼンチンが舞台なのに、どこか懐かしさを感じる物語集。ひとつひとつにう〜んと考えさせられたり、くすりと笑ったりしながら読んだ。

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☆BUN(WYN-0003)☆

1位
オマルとハッサン: 4歳で難民になったぼくと弟の15年
合同出版
ヴィクトリア・ジェミスン作 中山弘子訳 滝澤三郎監修
難民キャンプの現実を内側から描いていることも貴重だけれど、何より、厳しい生活のなかで生まれる友情、愛情が心にしみて、ぼろぼろ泣きながら読んだ。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳
抑圧的な母のもとで、それでもまっすぐに成長するシオマラの強さ。詩という表現方法を知って、燃える思いを吐露していく。憑依したかのような訳がすごい。

3位
ゴースト・ボーイズ: ぼくが十二歳で死んだわけ
評論社
ジュエル・パーカー・ローズ作 武富博子訳
「変化を起こせるのは生きている人だけ」ゴースト・ボーイズたちのその思いがまっすぐに伝わってくる。主人公が死んだところから始まりながらも、希望を捨てていない物語。

4位
ミシシッピ冒険記〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット
イタリア人作家が20世紀初頭のアメリカを舞台にして書いたザ・冒険小説。謎とアクションがつぎからつぎへと展開して、一気読みでした。

5位
わたしは夢を見つづける
小学館
ジャクリーン・ウッドソン
南部、ニューヨーク、公民権運動。それらを体のなかに取りこみながら成長したウッドソンの自伝。物語を語ることが自分のかがやきなのだと気づいていく場面が美しい。

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NON(WYN-0019)

1位
わたしは夢を見つづける
小学館
ジャクリーン・ウッドソン作 さくまゆみこ訳
しっとりと、しっかりと詩で自分の人生をふりかえるウッドソンは超クールだ。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳
ことばをもっていることで、ことばをかけてもらったことで救われたX。ことばのチカラだなあ。

3位
海を見た日
鈴木出版
ヘネシー,M.G.作 杉田七重訳
みんなひっしで生きている。せつなくて、あったかくて、ちからづよい話。

4位
色どろぼうをさがして
ポプラ社
エヴァ・ジョゼフコヴィッチ作 大作道子訳
主人公の心理を巧みにつかったミステリともファンタジーともいえるお話です。

5位
彼方の光
偕成社
シェリー・ピアソル作 斎藤倫子訳
逃げる側も助ける側も人間的だったことが、生々しくかいてあります。もちろん一気読み。

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(=^_^=)

1位
ミシシッピ冒険記
岩崎書店
童心にかえって、ハラハラドキドキしっぱなし! カタログや新聞のイラストも楽しくて、目を皿のようにして見てしまった。

2位
彼方の光
偕成社
地下鉄道のことをもっと知りたくなった。逃亡奴隷を手助けする人たちが聖人ばかりでなく、小銭稼ぎの面を持っていたり、亡き夫の遺志を継いでしぶしぶやっていたりするところが、逆にリアルでいい。

3位
きみのいた森で
評論社
別々の世界へとはなれてしまったふたりが再会できるのか、できるとしても、どうやって読者が納得する結末にするのか、気になって気になって一気読み。

4位
詩人になりたいわたしX
小学館
節度をもとめる厳しい母親、初恋、そして性の目覚め。とまどい、反抗、ストレスフルな思春期の心の動きが、美しいことばによって描かれている。若者っぽい生き生きとした言葉が使われているのに下品じゃない。そのバランスが絶妙。

5位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店
最後の最後で作品に対する印象ががらりと変わった。そうか、そういう話だったのか!!!

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おちゃわん(WYN-1054)

1位
パラリンピックは世界をかえる
福音館書店
ローリー・アレクサンダー 作 アラン・ドラモンド 絵 千葉茂樹 訳
びっくり、びっくり、びっくりの連続。力強く前へ進むことを、教えてくれる本。結果としてパラリンピックという祭典が、人類にもたらされた。素晴らしい。

2位
きみのいた森で
評論社
ピート・ハウトマン作 こだま ともこ 訳
ミステリーとSFと、よじれてしまった世界が絡み合い、ドキドキしながらお話を追っていくことになります。面白い!

3位
ミシシッピ冒険記
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット 著  中村智子 訳
展開の速さと次々現れる怪しげな人物。4人の子供たちの痛快な冒険物語。辛いことも数々起こりはするけれど、大金持ちへと続く旅は止まらない。

4位
オマルとハッサン
合同出版
ヴィクトリア・ジャスミン作 オマル・モハメド原案  イマン・ゲディ彩色 中山弘子 訳 
オマルとハッサンはソマリアの内戦で村を追われ、隣国ケニアの難民キャンプに暮らす。難民であるとは、キャンプで暮らすとはどういうことか。オマル自身の体験に基づき、グラフィックノベルで親しみやすいキャラクターによって日々の生活が描かれる。

5位
橋の上の子どもたち
講談社
パドマ・ヴェンカトラマン 作  田中奈津子 訳
父親の暴力から逃れるために、障害を持つ姉を連れて家を飛び出すヴィジ。障害を持つ姉ラクがとてもいい。

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なおじ(WYN-2355)

1位
色どろぼうをさがして
ポプラ社
エヴァ ジョゼフコヴィッチ (著), 大作 道子 (翻訳)
状況設定が重い中でも、水辺でのトンガリの姿や、瑞々しい演劇シーンのおかげでバランスが良く、次々とページをめくりたくなりました。本作のその後の展開が、読後時間が経っても気になっています。

2位
ぼくはおじいちゃんと戦争した
あすなろ書房
ロバート・K・スミス (著), 早川 世詩男 (イラスト), こだま ともこ (翻訳)
何事もエスカレートしていくと想定以上に大変なことになるという恐さを教えてくれながら、ユーモアもふんだんに散りばめられている作品。バランスが取れていて、読後感も良かったです。

3位
きみにもできる! よりよい世界のつくりかた SDGsにつながる小さな一歩
廣済堂あかつき
ケイリー・スウィフト (著), リース・ジェフリーズ (イラスト), 宮坂 宏美 (翻訳)
SDGsを網羅的に取り扱ってくれているとても分かりやすい本。先進国でありながら欧米諸国に比べて「行動する」ことが苦手な日本にとって、このような本が紹介してもらえることがとても必要だと感じました。

4位
森の王さま キング・クー
小峰書店
読んでいる間は小学生の自分に戻って満喫してしまいました!クーの巧みな頭脳と罠で悪者をやっつけていく様子が爽快で、スピード感やワクワクに溢れた作品でした。

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からくっこ

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
作/エリザベス・アセヴェド 訳/田中亜希子/2021/1/20
詩の言葉で語られる十代の少女の豊かな感情、それをぴったりの日本語で表現した翻訳のすばらしさ。読み始めてすぐ、今年のやまねこ賞はこれ!と思いました。

2位
海を見た日
鈴木出版
M・G・ヘネシー (著), 杉田七重 (翻訳) 2021/5
アメリカの里親制度のきれいごとではない実態と、それぞれに困難を抱える子どもたちの心のうちが詳細に描かれて、つらい場面も多いが、読後は胸が温かくなった。若い読者にぜひ薦めたい、良質なYA。語り手が変わるごとに雰囲気が変わる翻訳が見事。

3位
チェスターとガス
小峰書店
ケイミー・マガヴァン作/西本かおる訳/2021.9
犬という存在の、なんという愛おしさ。大切なパートナーである人間の少年の役に立ちたい、ひたむきにそう願い、一生懸命考える犬のチェスターの姿に、何度も涙がにじみました。心が通じるとはどういうことかを考えさせられます。

4位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
著者:アディーブ・コラーム 訳者:三辺律子 2020年12月16日
いろいろ複雑に抱え込んでいるダリウスの生きづらさは彼だけのもので、まったく同じ状況の読者はいないだろう。でも、そこを飛び越えて共感をおぼえる。この物語に救われる読者(特にYA世代)がきっといる。

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ちゃぴ(WYN-1026)

1位
海を見た日
鈴木出版
M・G・ヘネシー作 杉田七重訳
米国の里親制度の実態がよくわかったが、それ以上に物語が抜群に面白い。

2位
オール・アメリカン・ボーイズ
偕成社
ジェイソン・レノルズ/ブレンダン・カイリー作 中野怜奈訳
黒人と白人双方の視線から描くだけでなく、巧みな舞台設定と多彩な人物設定で、BLM問題をくっきりと浮き上がらせている。

3位
彼方の光
偕成社
シェリー・ピアソル作 斎藤倫子訳
黒人逃亡の過酷な物語だが、悲壮感なく、冒険物語のように楽しく読めた。地下鉄道についてよくわかる。

4位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳
詩で綴られるのが新鮮。ふつふつと静かに波打ちながら流れていた言葉が、ラストで嵐のように激しく打ち付けてくる。

5位
色どろぼうをさがして
ポプラ社
エヴァ・ジョゼフコヴィッチ作 大作道子訳
前半のもやもやした謎が、後半いっきに解け、そのスピード感と爽快感が大きく、読後感がとてもよい。

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おとむとむ(WYN-2033)

1位
ミシシッピ冒険記 ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット作 中村智子訳
冒険記に差別や貧困の問題、ミステリー要素が盛り込まれ一気読み。時代がかった本の作りもステキ。

2位
彼方の光
偕成社
シェリー・ピアソル作 斎藤倫子訳
強い意志と、人々のさまざまな形の善意と、決して捨てない希望がいっぱい。

3位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳
思いやエネルギーがズンズン伝わってくる。宗教や人種、性などいろんなテーマが盛り込まれていて読み応えたっぷり。

4位
おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う
小学館
ガブリ・ローデナス作 宮崎真紀訳
おばあちゃんが人生の環を閉じようと動き出す。その生きざまがカッコよいう、哲学的なにおいも漂う作品。

5位
ぼくはおじいちゃんと戦争した
あすなろ書房
ロバート・K・スミス作 こだまともこ訳

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mikiron(WYN-1066)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作、田中亜希子訳
シオマラの魂の叫びに胸を打たれました。

2位
春のウサギ
小学館
ケヴィン・ヘンクス作、原田勝訳

3位
色どろぼうをさがして
ポプラ社
エヴァ・ジョゼフゴヴィッチ作、大作道子訳

4位
ヤーガの走る家
小学館
ソフィー・アンダーソン作、長友恵子訳

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(=^_^=)

1位
ミシシッピ冒険記 ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット作 中村智子訳

2位
チェスターとガス
小峰書店
ケイミー・マガヴァン作 西本かおる訳

3位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳

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mipo

1位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店
ナターシャ・ファラント 絵:佐竹 美保 訳:ないとう ふみこ
ロマン溢れる時に無謀な冒険物語にハラハラドキドキ。海鳥天国スコットランドの景色も綺麗。型破りな主人公と型破りな寄宿学校が好み。家族のあり方という“型”をも破ろうとする作者の意欲を感じました。

2位
わたしが鳥になる日
小学館
作/サンディスターク・マギニス 訳/千葉茂樹
里親を転々とし、いつか翼が生えて鳥になれると信じている少女デセンバー。『鳥類完全ガイド』を暗記している少女の一人語りは、鳥にまつわる表現に満ちています。重いテーマながら色彩の豊かさが希望を見せます。

3位
ロイヤルシアターの幽霊たち
小学館
著/ジェラルディン・マコックラン 訳/金原瑞人 訳/吉原菜穂
愉快な幽霊話が大好きです。最後に驚きの展開もあります。とにかく楽しかった。コロナ禍で演劇が中止になっていた頃に読んだので、特に劇場(現場)の大切さを教えてくれた作品です。町の振興には文化が必須です。

4位
少女と少年と海の物語
東京創元社
クリス・ヴィック (著), 杉田七重 (翻訳)
漂流物大好き。生き延びるために少女が『千夜一夜物語』を少しずつ語っていくという発想がいい。少女自身の物語が織りなされ、ベルベル人の少女の今を伝えます。少数民族の女性や過酷さが垣間みれます。

5位
橋の上の子どもたち
講談社
著:パドマ・ヴェンカトラマン 訳:田中 奈津子
インドの児童労働やカースト制度など、重いテーマの内容ではありますが、それでもすぅっと読めるのはさわやかな柑橘類の描写がみずみずしく美しいから。どう物語を伝えたいかという作者の工夫と技巧を評価します。

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コアラン(WYN-1053)

1位
きみのいた森で
評論社
枝分かれしてしまったスチューイとエリーの世界に、どうなっちゃうの?とハラハラしながら一気読みしました。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
シオマラの言葉が胸にひびく。えらばれた言葉のもつ力を感じました。

3位
【ねこと王さま】ねこと王さま しごとをさがす
徳間書店
「ねこと王さま」の続編。ねこが有能すぎる! 今回もとても楽しく読みました。

4位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
イランの暮らしや文化がとても新鮮でした。ダリウスの生きづらい理由に少しも共通項はないのに、なぜか共感。

5位
夜の妖精フローリー
学研プラス
ほんわかしたファンタジーかと思ったら、意外に野生動物の世界のようなシビアさもあって、ひきこまれました。挿絵が美しい。

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まなみ

1位
ヤーガの走る家
小学館
ソフィー・アンダーソン作、長友恵子訳
怖いヤーガの物語しか知らなかったので、あたたかいばあばのヤーガが新鮮でした!話の展開もどんどん予想を越えてきて、ぐいぐい引き込まれました。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作/田中亜希子訳

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reepicheep(WYN-2316)

1位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
アディーブ・コラーム・三辺律子訳
鬱がテーマの一つではあるけれど、ときどき噴いてしまうような文章もあってつらくなりすぎずに読むことができた。タアーロフというイランの社交ルールは日本人としては親しみを覚えずにいられません!

2位
わたしは夢を見つづける
小学館
ジャクリーン・ウッドソン さくまゆみこ訳

3位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店
ナターシャ・ファラント ないとうふみこ訳

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モリー(WYN-1059)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
詩をかくことで、自分の気持ちを表現していく主人公。言葉が持つ力を感じられる。

2位
ラスト・フレンズ わたしたちの最後の13日間
静山社
境遇の違う3人の少女がマッチングサイトで出会う。辛さを抱えて苦しんでいる子どもたちに届けたい1冊。

3位
オール・アメリカン・ボーイズ
偕成社
アメリカに根強く残る人種差別を描いた作品。黒人側、白人側、双方の視点でそれぞれの立場や考え方や感じ方を丁寧に描いてあり、考えさせられる。

4位
橋の上の子どもたち
講談社
インドのホームレスの子どもたちの物語。誰かに理解してもらえることの尊さを感じた。

5位
ぼくの弱虫をなおすには
徳間書店
「怖いもの」にも、いろいろな種類があることに気づかされる。大切なものを失わないための正念場があることにも。

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みーこ

1位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店
ナターシャ・ファラント/作 ないとうふみこ/訳 佐竹美保/絵

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しほ(WYN-2388)

1位
海を見た日
鈴木出版
M・G・ヘネシー作、杉田七重訳
里親養育を受ける4人の子どもたちがそれぞれに魅力的。おとな(養母)の弱さや成長する姿が描かれているのもいい。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作、田中亜希子訳
主人公の繊細さ、強さ、詩的センスが訳文でも見事に表現されている。日本の女の子たちにもぜひ読んでほしい。

3位
チェリーシュリンプ わたしは、わたし
金の星社
ファン・ヨンミ作、吉原育子訳
韓国発のYAが目新しく、「本当の友だちとは」「自分らしくあること」といったメッセージも新鮮に響いた。

4位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
アディーブ・コラーム作、三辺律子訳 
シリアスとユーモアのバランスがちょうど良い。イランの文化や主人公のお茶トークも興味深く読んだ。

5位
ブラックホールの飼い方
小学館
ミシェル・クエヴァス作、杉田七重訳
予想不可能な展開が「不思議な国のアリス」のようで楽しい。最後は感動が待っている。

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shoko(WYN-1042)

1位
オール・アメリカン・ボーイズ
偕成社
ジェイソン・レノルズ、ブレンダン・カイリー作/中野怜奈訳
二人の作者が、それぞれの想いや願いを込めて書いた作品。白人黒人両方の視点、つらさ、葛藤がよくわかる。日本の子たちにはピンとこないかもしれないが、まずは知ること、自分にも関係があると認識することが大切。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作 田中亜希子訳
規範に収まるようにしつけてくる母や宗教への反発、思春期のもやもや、恋心、女であり、そのようにみられること……。自分が自分であるためにことばで戦おうとするシオマラのパワフルさにしびれた。

3位
ぼくの弱虫をなおすには
徳間書店
K・L・ゴーイング作 久保陽子訳
トレーラー暮らしの白人ゲイブリエルと牧師の娘で一軒家に住むアフリカ系のフリータ。1976年のジョージア州を舞台に偏見や差別とともに、怖いものの正体を見極め、それを克服しようとするふたりの姿が描かれる。

4位
オマルとハッサン 4歳で難民になったぼくと弟の15年
合同出版
ヴィクトリア・ジェミスン作 オマル・モハメド原案 イマン・ゲディ彩色 中山弘子訳 滝沢三郎監修 
4歳で難民になったオマルと弟のハッサンがキャンプで暮らした15年を描いたグラフィックノベル。ラストで胸をぐっとつかまれた。日本の若い人たちにぜひ読んでほしい。

5位
帰れ 野生のロボット
福音館書店
ピーター・ブラウン作 前沢明枝訳
思いやりがあり有能なロズを、人間の世界から判断すると「壊れた」と判断することになるなんて。いろんな価値観や風刺、問いなどがたくさんつまったロズのお話。冒険物語としてももちろん面白い。

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anya(WYN-0049)

1位
ダリウスは今日も生きづらい
集英社
アディーブ・コラーム/三辺律子

2位
自由研究には向かない殺人
東京創元社
ホリー・ジャクソン/服部京子

3位
チェスターとガス
小峰書店
ケイミー・マガヴァン/西本かおる

4位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド/田中亜希子

5位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店
ナターシャ・ファラント/ないとうふみこ

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(=^_^=)

1位
オマルとハッサン
合同出版
実体験をもとにしているだけあって、難民の暮らし、思い、愛情などがとてもリアルに伝わってきました。

2位
子どもを守る言葉『同意』って何?
集英社
とても大事なことをわかりやすく伝えてくれている。ぜひ小さいうちから読んで、みんなで話し合ってほしい。

3位
パラリンピックは世界をかえる
福音館書店
一人のユダヤ人医師の強い思いが下半身麻痺の人たちを劇的に救ったことに驚かされました。

4位
詩人になりたいわたしX
小学館
詩の力、言葉の力を感じさせてくれる作品。とくに最後の1行が素敵でした。

5位
THIS ONE SUMMER
岩波書店
まさに等身大の、生身のティーンエイジャーたちが生き生きと描かれている。

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mya (WYN-2345)

1位
ミシシッピ冒険記〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット作、中村智子訳
登場人物たちといっしょに旅をしている気分で、夢中で読みました。途中に挟まっているカタログや地図などのページをじっくり見るのも楽しい!

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
エリザベス・アセヴェド作、田中亜希子訳
自分らしく生きるために闘うシオマラの言葉がページから流れ出し、心に染み入ってくるようでした。素直で、でも複雑な気持ちに自然と共感させられました。

3位
彼方の光
偕成社
シェリー・ピアソル作、斎藤倫子訳
事実にもとづくエピソードが詰まった作品ならではの重みを感じさせる作品。アメリカの奴隷制や地下鉄道についても理解が深まりました。

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(=^_^=)

1位
パラゴンとレインボーマシン
小学館

2位
アル・シャーと時の終わり
サウザンブックス

3位
【Scream! 絶叫コレクション】消えない叫び
理論社

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いけだ(WYN-2351)

1位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店
ナターシャ・ファラント作/ないとうふみこ訳
寄宿学校という魅力的な舞台に、スコットランドの自然。古典的な雰囲気をただよわせつつ、冒険はハラハラドキドキ。3人の子どもたちの心情と成長がしっかりと描かれているのもいい。

2位
ヤーガの走る家
小学館
ソフィー・アンダーソン作/長友 恵子訳
ロシア民話に基づく設定が面白いし、途中の展開はまったく読めなかった。結末も納得がいくステキなもの。

3位
【ネバームーア】ネバームーア2 魔法学園の危機
早川書房
ジェシカ・タウンゼント作/田辺千幸訳
いかにも!なファンタジーに、本作では学園ものの要素も入ってきて、ますます面白くなってきました。

4位
【嵐の守り手】嵐の守り手 2.試練のとき
評論社
キャサリン・ドイル作/村上利佳 訳
面白いファンタジーであるだけでなく、今作では主人公と祖父との絆に泣いた。

5位
ミシシッピ冒険記〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉
岩崎書店
ダヴィデ・モロジノット 作/中村 智子訳
ただの冒険ものでなく、時代性や、語り手の個性が感じられるところが面白かった。

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asayaka(WYN-1058)

1位
詩人になりたいわたしX
小学館
シンプルな言葉にこめられたあふれんばかりの思いに圧倒される。

2位
ぼくはおじいちゃんと戦争した
あすなろ書房
ぼくとおじいちゃんのユーモラスなやりとりにくすりとさせられつつ、戦争の本質をつく言葉にどきりとさせられる。

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モーモー(WYN-1062)

1位
ぼくはおじいちゃんと戦争した
あすなろ書房
最初は怒っていたけれど、だんだん元気になっていくおじいちゃんがとてもいい。

2位
詩人になりたいわたしX
小学館
詩だとこんなに生き生きするんだと改めて思った。

3位
きみがいた森で
評論社
SFっぽくて不思議な話。いったいどうなるの?と、どんどん先へ。

4位
【Scream! 絶叫コレクション】消えない叫び
理論社
怖いけれど面白かった。ラストがそれなりにハッピーエンド(?)

5位
夜ふけに読みたい神秘なアイルランドのおとぎ話
平凡社

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りり(WYN-1006)

1位

詩人になりたいわたしX
小学館

2位
アリスとふたりのおかしな冒険
徳間書店

3位
ミシシッピ冒険記
岩崎書店

4位
チェスターとガス
小峰書店

5位
ロイヤルシアターの幽霊たち
小学館

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