やまねこ翻訳クラブ
2004年やまねこ賞投票所(絵本部門)
【 投票する 】
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする,1位,エリナー・ファージョン作,シャーロット・ヴォーグ絵,石井桃子訳,岩波書店
きょうもいいこねポー!,2位,チンルン・リー作,,きたやまようこ訳,フレーベル館
サティさんはかわりもの,3位,M・T・アンダーソン作,ペトラ・マザーズ絵,今江 祥智、遠藤育枝訳,BL出版
1位『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』
さすがファージョン! お話の楽しさがたっぷりつまっている。ヴォーグの絵もお話にぴったりはまっていた。
2位『きょうもいいこねポー!』
とにかくいぬのポーがかわいい。いぬずき、動物ずきにはたまりません。
3位『サティさんはかわりもの』
「かわりもの」とはいいつつも、作者が本当にサティさんがだいすきでたまらない、その気持ちに打たれる。
マドレンカのいぬ,1位,ピーター・シス作,松田素子訳,BL出版
1冊だけですが。『いのり』と「ハーヴィ」も印象には残りました。でもこういうご時勢なので、政治的なにおいがしてしまって……。こういう本が素直に楽しめる日がいつかきてくれればと思いました。
しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる,1位,マイラ・カルマン作,矢野顕子訳,リトル・ドッグ・プレス
メアリー・スミス,2位,アンドレア・ユーレン作,千葉茂樹訳,光村教育図書
マドレンカのいぬ,3位,ピーター・シス作,松田素子訳,BL出版
げんきなグレゴリー,4位,ロバート・ブライト作,なかつかさひでこ訳,徳間書店
かぜひいちゃった日,5位,キム・ドンス作,ピョン・キジャ訳,岩崎書店
1位『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』
絵もおはなしも大好き。せつなくなったり、あたたかい気持ちになったり……いろいろと考えさせられた本。
2位『メアリー・スミス』
当時の暮らしぶりが伝わってくるノンフィクション。ストーリーが、わたし好み。どーんと落ちついた絵もいい。
3位『マドレンカのいぬ』
マドレンカのシリーズは、いつも楽しみにしている。今回のオチもよかった。
4位『げんきなグレゴリー』
こっちまで元気をもらえる、楽しい絵本。
5位『かぜひいちゃった日』
ハングルで書かれた絵日記のようなこの本を読んで、なんともいえない不思議な気持ちになると同時にあたたかい気持ちにもなった。
魔女の子どもたち,1位,アーシュラ・ジョーンズ文,ラッセル・エイト絵,みはらいずみ訳,あすなろ書房
げんきなグレゴリー,2位,ロバート・ブライト作・絵,なかつかさひでこ訳,徳間書店
ドラゴンマシーン,3位,ヘレン・ウォード作,岡田淳訳,BL出版
いのり―聖なる場所,4位,フィリモン・スタージス文,ジャイルズ・ラロッシュ絵,光村教育図書
1位 魔女の子どもたち
原書で惚れましたが、邦訳であらためて惚れ直しました。
2位 げんきなグレゴリー
どこか懐かしさを感じるとともに、グレゴリーのような息子が欲しくなりましたー(ほんとにいたら大変だろうけど(笑))
3位 ドラゴンマシーン
学校の読み聞かせのとき、「しーん」と子どもたちの真剣に聞き入る雰囲気がまたどくとくでした。
4位 いのり―聖なる場所
すばらしいアートワークに息をのみ、いろいろな人々が神聖と思ってものをお互いが尊重しあえる世の中への願いを感じた。
魔女の子どもたち,1位,アーシュラ・ジョーンズ作,みはらいずみ訳,あすなろ書房
おへやのなかのおとのほん,2位,マーガレット・ワイズ・ブラウン文・レナード・ワイズガード絵,江國香織訳,ほるぷ出版
赤いカヌーにのって,3位,ベラ・B・ウィリアムズ作,斎藤倫子訳,あすなろ書房
「ペネロペ」シリーズ,4位,アン・グットマン文・ゲオルグ・ハレンスレーベン絵,ひがしかずこ訳,岩崎書店
1位 『魔女の子どもたち』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751522701/yamanekohonya-22/
のびやかでユニークな絵とお話、大胆かつ納得いくオチ! 続編も早く見たい。
2位『おへやのなかのおとのほん』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4593504317/yamanekohonya-22/
この本は、子どもがもっと小さいころに、いっしょに読みたかったなあ。
本の中の問いかけに答える、子どものはずんだ声が聞こえるようです。
3位『赤いカヌーにのって』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475152268X/yamanekohonya-22/
自分でもこんな旅がしてみたいけど、お母さんの側は大変だから、子どもの立場で参加したいな! 楽しそう〜
ベラ・ウィリアムズって、もっと素朴で大胆な感じの絵だと思っていたら、かわいらしい描きこみの入った作品もあるんですね。画面構成も、ぺったり塗るのではなく、余白を生かした印象的なページもあり。
4位「ペネロペ」シリーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4265058825/yamanekohonya-22/など
これは小さい子向けのしかけ絵本ですが、色がとってもおしゃれ!
幼児絵本というと彩度の高い派手な色のものが多いですが、この本は微妙な色合い。ただし、目の機能がじゅうぶんに発達していない、ほんとに小さな子は原色を好むとも言われるので、もしかするとこの本を気に入るのは、お母さんのほうなのかも……。
『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』は、ぎりぎりまで探したんだけど、めぐりあえませんでした……。もっと早くに探しておけばよかったです。
未訳ならぬ、未読賞があれば投票したい^^;
というわけで、4位までしか選べませんでした。
げんきなグレゴリー,1位,ロバート・ブライト作・絵,なかつかさひでこ訳,徳間書店
ペドロの作文,2位,アルフォンソ・ルアーノ絵,アントニオ・スカルメタ文,宇野和美訳,アリス館
こんにちは、長くつ下のピッピ,3位,イングリッド・ニイマン絵,アストリッド・リンドグレーン作,いしいとしこ訳,徳間書店
きゃああああああああクモだ! ,4位,リディア・モンクスさく,まつかわまゆみ訳,評論社
メアリー・スミス,5位,アンドレア・ユーレン作,千葉茂樹訳,光村教育図書
1位 『げんきなグレゴリー』
とにかく、グレゴリーの元気ではちゃめちゃなところが楽しい!
2位 『ペドロの作文』
作文の内容を両親に伝える場面ではとてもドキドキした。ペドロは賢いと思った。軍事政権について考えさせられた。
3位 『こんにちは、長くつ下のピッピ』
ピッピが自由奔放でいい!
4位 『きゃああああああああクモだ! 』
クモがかなりかわいいし、銀色の蜘蛛の巣がすごくきれい! 小学校で読んだら、クモ(虫)の本とあって、けっこう男の子が乗り出して聞いてくれた。
5位 『メアリー・スミス』
ノンフィクションというところがいい。へえ〜という感じ。最後の二重のオチも面白い。温かい気持ちになれる本。古き良き時代のお話だからかな。
てん,1位,ピーター・レイノルズ作,谷川俊太郎訳,あすなろ書房
いのり―聖なる場所,2位,フィリモン・スタージス文,ジャイルズ・ラロッシュ絵,光村教育図書
メアリー・スミス,3位,アンドレア・ユーレン作,千葉茂樹訳,光村教育図書
マドレンカのいぬ,4位,ピーター・シス作,松田素子訳,BL出版"てん
ジャイアント・ジョン,5位,アーノルド・ローベル作,福本友美子訳,文化出版局
1位『てん』
小3の息子の心をつかんだ絵本。
2位『いのり―聖なる場所』
いま、世界中の人に読んでほしい。
3位『メアリー・スミス』
こんな面白い仕事があったなんて! どっしりと落ち着いた絵が好き。
4位『マドレンカのいぬ』
想像の豊かさと楽しさを感じました。
5位『ジャイアント・ジョン』,
アーノルド・ローベルののほほんとした、あたたかさが、ほっとさせてくれます。
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする,1位,エリナー・ファージョン作,シャーロット・ヴォーグ絵,石井桃子訳,岩波書店
魔女の子どもたち,2位,アーシュラ・ジョーンズ作,ラッセル・エイト絵,みはらいずみ訳,あすなろ書房
1位 『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4001108720/yamanekohonya-22/
懐かしいお話が絵本になりました。眺めても声に出して読んでも楽しい本です。
2位 『魔女の子どもたち』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751522701/yamanekohonya-22/
とても愉快な絵本です。
くもりときどきミートボール,1位,ジュディ・バレット文,ロン・バレット絵,青山南訳,ほるぷ出版
魔女の子どもたち,2位,アーシュラ・ジョーンズ文,ラッセル・エイト絵,みはらいずみ訳,あすなろ書房
いちはかたつむり、じゅうはかに,3位,A・P・セイヤー/J・セイヤー文,R・セシル絵,久山太市訳,評論社
うみべのステラ,4位,メアリー=ルイーズ・ゲイ作,江國香織訳,光村教育図書
きょうもいいこねポー!,5位,チンルン・リー作,きたやまようこ訳,フレーベル館
1位『くもりときどきミートボール』
おもしろかったです〜。うわー、これが降ってきたらやだねーとか、子どもたちと盛り上がりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4593504295/qid=1100351358/sr=1-1/ref=sr_1_8_1/250-1776171-2790622
2位『魔女の子どもたち』
展開もおもしろかったし、絵のすみずみまで楽しめる絵本でした。
3位『いちはかたつむり、じゅうはかに』
数の絵本では、これまで『ウラパン・オコサ』がわたしのお気に入りだったのですが、これも実に楽しい。数字をいろんな生き物の脚の数で表すのですが、あなどることなかれ。かけ算九九をマスターした3年生くらいの子に読み聞かせると、みんな必死になって計算します。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566007766/qid%3D1100351315/250-1776171-2790622
4位『うみべのステラ』
海の水の透明感、お日さまのきらめき、色とりどりの生き物たちの美しさ。ステラのシリーズでは、一番好きです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4895726371/qid%3D1100350625/250-1776171-2790622
5位『きょうもいいこねポー!』
わたしは犬派ではなく猫派ですが、この絵本を読み聞かせするときの優しくハッピーな感じはたまりません。それに、やっぱりオマケの「鼻スタンプ」がなんたってキュートで。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4577027607/qid%3D1100350765/250-1776171-2790622
下の発言は、めい WYN-1035 でした。ごめんなさい。
魔女の子どもたち,1位,アーシュラ・ジョーンズ作,ラッセル・エイト絵,みはらいずみ訳,あすなろ書房
赤いカヌーにのって,2位,ベラ・B.ウィリアムズ作,斎藤倫子訳,あすなろ書房
しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる,3位,マイラ・カルマン作,矢野顕子訳,リトル・ドッグ・プレス
1位『魔女の子どもたち』
楽しかった! ことばのやりとりも、かわいい子どもたち、魔女のおかあさん、言うことなしです。
2位『赤いカヌーにのって』
あすなろ書房の社長のお話をナルニアの講演会で聞いた時に出会いました。ウィリアムズの絵本〜と思って宝物にしています。
3位『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』
これは、別の意味でどうしても一票入れたかった絵本。
うーん、今年は去年の半分ぐらいしか読めませんでしたが、時間があれば何とか読みあさっていたので意外に50冊ぐらいは読めたかな。でもゆっくり読む暇はほとんどなく、その中で記憶にしっかり残ったものをあげました。
はだかの王さま,1位,アンデルセン作,バージニア・リー・バートン絵,乾侑美子,岩波書店
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする ,2位,エリナー・ファージョン作,シャーロット・ヴォーク絵,石井桃子訳,岩波書店
魔女の子どもたち,3位,アーシュラ・ジョーンズ作,ラッセル・エイト絵,みはらいずみ訳,あすなろ書房
いのり−聖なる場所,4位,フィリモン・スタージス作,ジャイルズ・ラロッシュ絵,さくま ゆみこ訳,光村教育図書
げんきなグレゴリー,5位,ロバート・ブライト作,なかつかさひでこ訳,徳間書店
1位 『はだかの王さま』
待って、待って、やっとでました。風刺とユーモアのこの物語を、バレエの舞台のようにエレガントに仕上げたバートンの力量にため息がでます。人物が今にもおどりだしそうな気がして、固唾を呑んで見守ってしまいます。
2位 『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする 』
これも、やっとでてくれたという感じです。極上のお話に極上の絵、そして極上の訳。子どもの心にこれ以上のご馳走はありません。
3位 『魔女の子どもたち』
テンポのよさとストーリー展開のうまさに脱帽です。ラッセル・エイトの絵はお話を選ぶとおもうのですが、このお話とこの絵はぴったり。文と絵が干渉しあって大きなうねりとなった最高のお手本。
4位 『いのり−聖なる場所』
表紙とタイトルからして、閑とした静けさをたたえた絵本だろうとおもってページをめくったのに、予想をうれしくも裏切られました。聖なる場所は、お祭りの場所なんだなと考えさせられました。中心にでんとあるのは「場所」だけど、この本の主役は、その中や周りにひしめくたくさんの人たちなのだとおもいます。
5位 『げんきなグレゴリー』
ほんとうに元気になっちゃいます。のびのびグレゴリーは理想の子どもだなー。あわてんぼなところがまたいいです。
エレーナのセレナーデ,1位,アナ・フアン絵,キャンベル・ギースリン文,小島希里訳,BL出版
ペドロの作文,2位,アルフォンソ・ルアーノ絵,アントニオ・スカルメタ文,宇野和美訳,アリス館
1位 エレーナのセレナーデ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776400766/yamanekohonya-22/
エレーナの表情がよかった。楽しげな笛の音も聞こえてきそうな作品。アナ・フアンのイラストと出会えたことも今年の収穫の1つ。
2位 ペドロの作文
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4752002728/yamanekohonya-22/
重い雰囲気で進むストーリーにハラハラしました。でもラストでは思わず微笑んでしまいました。
この投票に及んで、今年は全然絵本を読んでいなかったということが分かりました。すでに投票されているみなさまのコメントなど読み、残念と思っています。来年はがんばるぞ!
おぢさん,1位,レイモンド・ブリッグズ作,林望訳,小学館
1位『おぢさん』
だいぶ前に読んだので内容は詳しくは覚えていないのですが、読書記録のタイトルを一通り眺めて、やっぱりこの本が一番と思いました。おもしろいだけでなく、いろいろ考えさせられたような……。
マドレンカのいぬ,1位,ピーター・シス作,松田素子訳,BL出版
赤いカヌーにのって,2位,ベラ・B.ウィリアムズ作,斎藤倫子訳,あすなろ書房
ペドロの作文,3位,アンントニオ・スカルメタ文,アルフォンソ・ルアーノ絵,宇野和美訳,アリス館
ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ,4位,クリス・ウォーメル作,吉上恭太訳,徳間書店
パパはジョニーっていうんだ,5位,ボー・R・ホルムベルイ作,エヴァ・エリクソン絵,ひしきあきらこ訳,BL出版
1位『マドレンカのいぬ』
やっぱり、ピーター・シスの絵が好きです。息子も気に入っていて、しばらくは「目には見えない〜」と繰り返していました。
2位『赤いカヌーにのって』
ベラ・B・ウイリアムズの絵も好きです。川をくだっていくときに自分も同じようなドキドキした気持ちになれました。
3位『ペドロの作文』
重いテーマですが、こういう絵本を日本の子どもに広く読んでほしいと思いました。
4位『ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ』
最後のページをみて、がんときました。やられた、と思いました。読後のしみじみという感じがいいです。
5位『パパはジョニーっていうんだ』
自分の家庭環境と重なるところもあり、じんときました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062621975/yamanekohonya-22/
韓国絵本はけっこう気に入ってよみました。『うさぎのおるすばん』『かぜひいちゃった日』『ふしぎなかけじく』
などもおもしろかったです。『トゥートとパドル オパールちゃんのなつやすみ』も絵が好きです。
『うみべのステラ』もかわいいです。『ママがおうちにかえってくる!』も入れようか迷いました。
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする,1位,エリナー・ファージョン作,シャーロット・ヴォーグ絵,石井桃子訳
いのり―聖なる場所,2位,フィリモン・スタージス文,ジャイルズ・ラロッシュ絵,光村教育図書
なんだってしてあげるよ,3位,ジョン・ウォレス文,ハリー・ホース絵,あすなろ書房
かぜひいちゃった日,4位,キム・ドンス作,ピョン・キジャ訳,岩崎書店
ゆきのおしろへ,5位,ジビュレ・フォン・オルファース作,秦理絵子訳,平凡社
1位『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』
踊りだしたくなるようなときめきに包まれる。この感覚は子どものころと同じ。自分の変わらない部分で感じることができて、幸せな気持ちになった。
2位『いのり―聖なる場所』
ペーパークラフトによる絵からも、いのりがあふれている。見ていると不思議と心が穏やかになる。
3位『なんだってしてあげるよ』
ちびくまが現在の娘とかさなり、思わず抱きしめたくなるような絵本。
4位『かぜひいちゃった日』
主人公のその韓国の女の子の声がきこえてきそう。絵日記を見せてもらったみたいで、女の子のことが大切な友達みたいになぜかずっと心に残る。
5位『ゆきのおしろへ』
幼い子どもが過ごす楽しい時間、そして安心感がなんとも純粋に伝わってくる。
子どもの愛らしさ、自然の美しさがともにしっかりとえがかれている絵。
オルファースの絵本はやっぱり好き。
その他
赤いカヌーにのって,ベラ・B.ウィリアムズ作,斎藤倫子訳,あすなろ書房
一緒に旅しているみたいに楽しかった。
うみべのステラ,メアリー・ルイーズゲイ作,江國香織訳,光村教育図書
姉弟のかけあいが詩のように心にひびいてくる。
メアリー・スミス,1位,アンドレア・ユーレン作,千葉茂樹訳,光村教育図書
マドレンカのいぬ,2位,ピーター・シス作,松田素子訳,BL出版
きみはおおきくて ぼくはちいさい,3位,グレゴワール・ソロタレフ作,武者小路実昭訳,ソニーマガジンズ
たいへんたいへん、あかちゃん、まって!,4位,ペギー・ラスマン作,たがきょうこ訳,徳間書店
私が学校に行かなかったあの年,5位,ジゼル・ポター作,おがわえつこ訳,セーラー出版
1位『メアリー・スミス』
メアリー・スミスはもちろん、目覚めたばかりの人たちの顔のアップが忘れられない絵本。話の展開も、「なになに、この人なにするの?」と読むものをひきつけます。事実であることが最大の魅力。
2位『マドレンカのいぬ』
前に歯がぬけて大騒ぎしたマドレンカでしたが、こんどはペットのいぬが飼いたくてしかたない。ラストが最高に楽しい。
3位『きみはおおきくて ぼくはちいさい』
王様のライオンとみなしごの小さいゾウの、人生についてちょっと考えさせられる、心あたたまるお話。じつは息子が何度も、わたしではなく、父親に読んでとねだっていました。ある日、こっそり盗み聞きしてみると、ふたりで途中に出てくる歌にメロディーをつけて楽しんでいたのでした(^^;)。
4位『たいへんたいへん、あかちゃん、まって!』
いつも細かく描き込まれた絵のなかにいっぱい楽しい秘密がつまっているラスマンの絵本。今回は描き込みではなく、影絵。色がシンプルだからこそ、よけいに想像をふくらませることができるのですね。
5位『私が学校に行かなかったあの年』
『メアリー・スミス』と同じく、裏表紙の見返しについている写真が、事実をあらわしていて、魅力が倍増する絵本。日本のサラリーマン家庭に育っている息子にとって、このお話が事実であるということはかなりの驚きだったようです。
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする,1位,エリナー・ファージョン作/シャーロット・ヴォーク絵,石井桃子訳,岩波書店〜
エレーナのセレナーデ,2位,キャンベル・ギースリン文/アナ・フアン絵,小島希里訳,BL出版
おじいちゃんと森へ,3位,ダグラス・ウッド著/P・J・リンチ絵,加藤則芳訳,平凡社
赤いカヌーにのって,4位,ベラ・B.ウィリアムズ作,斎藤倫子訳,あすなろ書房
1位 『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』
ファージョンの短編のひとつに、シャーロット・ヴォークが絵をつけて1冊の本にしたという贅沢な絵本。
おはなしと絵がとけあって、ケーバーン山や妖精たちががうかびあがってきた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4001108720/yamanekohonya-22
2位 『エレーナのセレナーデ』
絵も色あいも、とても素敵。もっと素敵なのは、エレーナの心意気。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776400766/yamanekohonya-22
3位 『おじいちゃんと森へ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582831966/yamanekohonya-22/
いろいろなことを教えてくれた絵本。
4位 『赤いカヌーにのって』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475152268X/yamanekohonya-22
「物より思い出」ってまさにその通りだなと思う。たくましいお母さんたちが最高。
『しょうぼうていハーヴィ』、去年未訳部門で1位にあげた作品なので、邦訳を読んだら絶対に5位に入るのですが、期限内に読みませんでした。残念〜。
次点のどれかを5位に入れようとも考えたのですが、そのこともあって、どうしても選びきれませんでした。
次点は、『げんきなグレゴリー』「ガラスのうしモリーのおはなし」シリーズ
訂正のため削除しました(管理担当)
訂正のため削除しました(管理担当)。
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