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月刊児童文学翻訳

─2000年2月号(No.17 情報編)─

※こちらは「情報編」です。「書評編」もお見逃しなく!!

児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
電子メール版情報誌<HP版>
http://www.yamaneko.org/mgzn/
編集部:mgzn@yamaneko.org
2000年2月15日発行 配信数1,528


「どんぐりとやまねこ」

     M E N U

◎プロに訊く
第10回 幸田敦子さん(翻訳家)

◎特集
2000年春からはじまる「児童文学翻訳講座」はこれだ!

◎展示会情報
画廊無門「堀川理万子絵本原画展 ―スティービーのぼうけん」他

◎セミナー・講演会情報
越谷市中央市民会館「ピーターラビット絵本を愉しむ」他

◎お菓子の旅
第8回 戦うネズミたちに勇気を与えたお菓子 〜マルメロパイ〜



プロに訊く 第10回

―― 幸田敦子さん(翻訳家) ――

 

 今月は、児童書、ミステリ、ノンフィクション等、幅広い分野の翻訳で活躍なさっている幸田敦子さんに、デビューのきっかけや、1999年度ニューベリー賞受賞作『穴』(ルイス・サッカー作/講談社)を訳されたときのことなどを語っていただきました。

 

【幸田 敦子(こうだ あつこ)さん】

 1953年、東京生まれ。『リトル・カーのぼうけん』(リーラ・バーグ作/大日本図書)で翻訳家としてデビュー。主な訳書に、『イングランド田園讃歌』(スーザン・ヒル作/晶文社)、『夏の記憶』(ピーター・ロビンスン作/東京創元社)などがある。1996年に出版された『千尋の闇』(R・ゴダード作/東京創元社)は、ミステリ界におけるゴダード人気の火つけ役となった。横浜在住。

【幸田さん訳書リスト】

【幸田さんインタビュー(ホームページ版)】

※本インタビューは、編集部の質問に対し、幸田さんがファックスでご回答くださったものを掲載しています。

 

『リトル・カーのぼうけん』表紙

★ミステリ、ノンフィクションなど、幅広い分野で活躍なさっていますが、最初に出版された訳書は児童文学だったそうですね。

 はい、思いがけず。本当に幸運でした。通っていた翻訳学校で神宮輝夫先生の講座が始まり、「日本語を鍛えたい」の一心で参加しました。そのときのテキストが『リトル・カーのぼうけん』。その後、先生から、訳してみますかとお声をかけていただいて、出版の運びとなりました。


★児童書としては2冊目の翻訳作品『わんぱくピート』(リーラ・バーグ作/あかね書房)についてお聞かせください。原作は50年ほど前のものですが、どのような経緯で出版に至ったのでしょうか。

 『リトル・カーのぼうけん』を訳してから、リーラ・バーグの他の作品をいくつか読んでみました。そのなかで光っていたのが『わんぱくピート』。四つの男の子が、晴れの日も雨の日も、表に出ては、いたずらしたり発見したり、いろんな生き物と仲良くなったり大人と元気に渡り合ったり。すっかりピートが好きになって……。で、全訳して出版社に持ちこんでみたのですが、御返事はどこも「ノー」。幼年向けにしては長すぎる、内容があまりに地味……。あきらめかけていたときに、あかね書房さんが引き受けてくださいました。全訳してから四、五年経っていましたが、いま思えば、「めぐりあい」のための大事な五年だったんですね。


★1999年10月に出版された『穴』(ルイス・サッカー作/講談社)についてお聞かせください。

『穴』表紙
『穴』
ルイス・サッカー作
幸田敦子訳
講談社
本体1400円

 まだ米国で刊行される前でしたが、講談社からリーディングの依頼を受けてシノプシスを書きました。即決で版権をお取りになったのは編集者の「眼力」です。私はといえば、出だしを読んで、まったく別種の物語を想像していたものですから、意外な展開と大団円に、ちょっぴりキョトンとしてしまった。みごとにすぎるのではないか!

 ところが訳しはじめたら、そんな思いは吹っ飛びました。並行して語られる三つのお話。現実と、それをくるむファンタジー。語り口を工夫するのが本当に楽しかった。

 主人公のスタンリーも大好きです。心根のやさしいいじめられっ子。でも、どんなときにもくすりと笑う不思議なゆとりが、この少年にはあるんですね。そのやさしさとユーモアが、運命を切り開いてゆく力になる……。それから、字を覚えてゆくときの、黒人少年ゼロの喜び。一読者として、この作品で一番好きな場面です。

 訳出作業にかかる前に、アメリカでいくつも賞を取ったと聞かされ、かなり緊張しました。責任重大。気合いを入れたつもりでしたが、刊行後、訳文のミスに気づいてドッキリしたり。でも、この作品を訳す機会に恵まれて、本当にしあわせでした。装丁も含めて、編集者にはすばらしい本づくりをしていただきました。こういうとき、訳者は、出来上がった本を抱きしめ、「ああ、天国だあ!」です。


★最近、お気に入りの児童書を教えてください。

『くまのオルソン』 抱きしめたい。
(ラスカル作/堀内紅子訳/徳間書店)

『ひねり屋』 生まれもった魂というものを思いました。
(ジェリー・スピネッリ作/千葉茂樹訳/理論社)

『レモネードを作ろう』 人間がいとしくなります。
(ヴァージニア・E・ウルフ作/こだまともこ訳/徳間書店)

『おねえちゃんは天使』 少年ウルフと同じ思いを、子供時代、私も味わったのでした。なつかしい。
(ウルフ・スタルク作/菱木晃子訳/ほるぷ出版)

『なあくんとちいさなヨット』 愛嬌たっぷり、ひきごろうじいさん!
(神沢利子作/ポプラ社)

 

★児童書の翻訳をするときに特に意識していることはありますか。

 『穴』については、子供の本だからこう訳そうという意識は、特にありませんでした。でも、『リトル・カー』と『ピート』の場合は、いわゆる「大人の読み物」とはずいぶん勝手が違ったように思います。流れ(メリハリ)のつけかたがむずかしい。

 児童書を訳したのは、『穴』でようやく三冊目。なにかが見えてくるとしたら、これからだと思っています。いままでは、「むだ」をそぎおとすことに目をらんらんと(!)光らせていた。これからは、いい意味でむだ(遊び)のある文章を、道草のようなふっくらとした文章を、書けるようになりたいなあと。


★翻訳作業全般を通して大切にしているのはどんな点でしょうか。

 推敲推敲また推敲! 本当にこれでいいのか、これでベストかと、自分を疑いつづけること。たとえば、知っているつもりの言葉でも、国語辞典、英英辞典を、引きまくる。これをちょっと怠ると、神様は意地悪なもので、その「ちょっと」に罰をくださいます! 駆け出しのころに訳した本で、私は「やおら」という訳語を使いました。それまで、使用語彙のなかになかった言葉。無性に使ってみたかった。で、二度も使った。刊行後、ふっと気になり、辞書を引いたら、「おもむろに」の意味。「突然に」だと、ずっと思っていたのです。もっともいまだに、いろいろポカをやりますが。

 もうひとつ、これは理想で、むずかしいことなのですが、「行間をすくって、日本語をふくらませ、でも行間をつぶすことのないように」


★最後に、文芸翻訳家をめざしている読者のみなさんに、ひとことお願いします。

 翻訳は、いくつになってもデビュー可能。それまでのいろんな体験が活きてきます。つらいことも楽しいことも、たっくさんの栄養を心に与えつづけてください。

(インタビュアー 柳田利枝)

 

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特集

―― 2000年春からはじまる「児童文学翻訳講座」はこれだ! ――

 

 春ももうすぐ。ああ、春だ、と心がウキウキするさまを描いたアリキの絵本があったけれど、勉強をはじめる、というのも心ときめくことのひとつではないだろうか。今回は、受講生の体験談を参考に、児童文学翻訳に関する主な講座を紹介しよう。

 

◆通学講座 〜 翻訳学校

 まず最初に紹介するのは、翻訳学校の通学講座。プロの児童文学翻訳家である講師が、直接、翻訳技術を教えてくれる。翻訳の苦労話などをこっそり聞けるのも通学の楽しみだ。

【BABEL UNIVERSITY】

 業界最大手のバベルが経営するBABEL UNIVERSITY。2月に青山に移転したばかりだ。現在、レベルI(基礎課程)では、シド・フライシュマンなどの翻訳を手がけている渡邉了介さんが「翻訳演習IA」(水曜夜、半年間)の講座を担当している。原稿用紙の使い方から辞書の選び方まで、初心者の知りたいことをすべて学べるようになっている。またレベルII(専門課程)では、ルイス・キャロル研究が専門の高橋尚子さんが「児童文学II」(水曜夜、半年間)、海外絵本に精通している冨田麗子さんが「絵本翻訳II」(木曜午後、半年間)の講座を受け持っている。高橋さんの講座は訳す量が多いのが特徴。半年間で1冊を訳しあげるので、達成感がある。冨田さんのクラスはなごやかな雰囲気。昼間という時間帯のためか、生徒には主婦も多い。


【フェロー・アカデミー】

 『レモネードをつくろう』などの訳書で知られるこだまともこさん(水曜夜、半年間)、創作なども手がける吉田比砂子さん(木曜夜、1年間)が児童文芸の講座を持っているほか、児童書の翻訳も多い三村美智子さんの英国文芸(火曜午後、半年間)というクラスもある。こだまさんのクラスは10名前後でアットホームな雰囲気。絵本からヤングアダルトまでバランスよくとりあげる。吉田さんのクラスも幅広い題材を使用、熱意あふれる講義は、創作から文芸論にまでおよぶ。三村さんは童謡に造詣が深く、マザーグース・ファンなら楽しい話が聞けるかもしれない。また春休み短期講座(オープン・セサミ)には、こだまともこさんの絵本のクラス(全2回)があり、気軽に参加できるようになっている。


【ユニ・カレッジ】

 児童文学のクラスは、ネズビットの翻訳などで知られる八木田宜子さんが講師(隔週木曜午後・半年間)。少人数で和気あいあいとした雰囲気。毎回、全員の訳文を丁寧に検討してもらえるのが嬉しい。質問もしやすく、八木田さんから経験をふまえた実践的な答えが返ってくる。課題はさまざまな分野からとりあげられ、比較的新しい作品が多い。新学期は6月から。


【タトル・モリ・エージェンシー】

 昨年から翻訳講座を開設したタトルで、児童文学系の講座を受け持つのは金原瑞人さん(隔週水曜午後・半年間)。セミプロクラスの上級者が対象だ。絵本から大人向けの本まで多くの訳書を出版している精力的な講師のイメージ通り、授業はテンポよく進められる。毎月1冊リーディングをこなすことが課題になるなどカリキュラムは厳しいが、エージェントに直結しているのでプロを目指す人には向いているだろう。選抜試験課題の請求は今月末までなので、関心のある方は急いで!

 

◆通学講座 〜 その他

 翻訳に限らず、英米児童文学に関連する講座ならば、カルチャーセンターなどで見つけることもできるので、ぜひ利用してみよう。

【朝日カルチャーセンター】

 東京校(新宿)には、「英米ヤングアダルト文学を読む」という講座がある。講師はアン・ファインなどの翻訳を手がけている岡本浜江さん。講座名は昨年変更されたが、長年続いている講座で、今年の4月からも開講が予定されている。


【早稲田エクステンションセンター】

 4月からの講座はまだ発表されていないが、現在は英国人講師によるファンタジーを読む講座がある。また児童文学の講座ではないが、レイン・スミスの絵本の翻訳などでも知られる青山南さんがアメリカ文学の短編を読む講座を担当している。


【絵本・児童文学研究センター】

 北海道の小樽市にあるこのセンターでは、児童文学を基礎から学ぶ基礎講座(全54回)がある。翻訳技術に関する講座ではないが、トールキン、ピアス、ル・グインなど海外の著名作家も多くとりあげられている。通学だけでなくビデオによる通信講座もあるので遠隔地に住む方も要チェックだ。

 

◆通信講座

 次は、地方に住んでいて通学は難しい、時間が合わなくて通学できない、という方のために、児童文学翻訳を学べる通信講座を紹介しよう。

【BABEL UNIVERSITY】

 バベルで受講できるのは「英日絵本翻訳講座」。これは半年間のコースで、年間を通して申し込める。6冊の絵本をワークブックを参照しながら自習。課題の絵本は別にあり、1冊分を6回に分けて提出する。絵本翻訳の心がまえから教えてくれるので、初心者でも楽しめる講座だ。ワークブックは、上記の金原瑞人さんほか、やはり児童書の翻訳でおなじみの唐沢則幸さん、斎藤倫子さん、長滝谷富貴子さんが執筆している。


【フェロー・アカデミー】

 4月ではないが、毎年8月開講の「マスター・コース 児童文学」が用意されている。受講期間は半年間。『めぐりめぐる月』などの訳書で知られる、もきかずこさんが講師を務めている。プロの翻訳家が直々に赤入れしてくれるのが魅力だ。題材は月替わりで絵本と読み物が半々ぐらい。最終回には直接講義もあり、飛行機で駆けつける受講生もいる。選抜課題があるので、6月頃学校に問い合わせてみてほしい。

 

 ここで紹介したのは主な講座とはいえほんの一部。自分に合った講座を探し、思い切ってチャレンジしてみると、新たな世界が開けるかもしれない。

(沢崎杏子)

 ※各講座の受講に関するお問い合わせは、各学校のほうへお願いします。

 

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展示会/セミナー・講演会情報

―― 展示会情報 ――

 

◎画廊無門「堀川理万子絵本原画展 ― スティービーのぼうけん」
所在地: 茨城県つくば市二の宮3-26-7
電 話: 0298-51-9517
会 期: 平成12年2月29日まで
休館日: 火曜日
入場料: 無料
内 容: 福音館書店の月刊誌『おおきなポケット』2000年1月号に掲載された『スティービーのぼうけん』(湯本香樹実/文)の原画展。
 
◎大丸ミュージアムKYOTO「絵本の100年展 ― 母と子供たちへの贈り物」
所在地: 京都市下京区四条高倉
電 話: 075-211-8111
会 期: 平成12年2月10日から2月22日まで
休館日: 2月16日
入場料: 一般700円、大・高生500円、中学生以下無料
内 容: 「ピーター・ラビット」シリーズや、『ちいさいおうち』など、世界を代表する絵本の原画展。約300点が展示される。
参 考: やまねこ調査隊の原画展報告

(瀬尾友子)

 

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―― セミナー・講演会情報 ――

 

◎クレヨンハウス 子どもの本の学校講座「書いて訳して、旅をして」
講 師: 清水眞砂子
場 所: クレヨンハウス(東京 港区北青山3-8-15 大阪 吹田市江ノ木町5-3)
日 時: 東京 平成12年3月4日 大阪 平成12年3月11日(いずれも土曜)16:00〜17:30(15:30開場)
参加費: 非会員 2,500円 会員は無料(年会費に含まれる)
問合せ: クレヨンハウス(東京 03-3406-6492 大阪 06-6330-8071)
内 容: 児童文学の翻訳家であり研究家でもある清水眞砂子さんが、書くこと、訳すこと、旅をすることの楽しさとこわさについて語る。
その他: 非会員は、当日の朝11時から子どもの本売場にて販売される当日券を購入。全席自由。会員のみで定員に達した場合は立ち見になることもあり。
 
◎越谷市中央市民会館 児童文学講演会「ピーターラビット絵本を愉しむ」
講 師: 吉田新一氏(立教大学名誉教授)
場 所: 埼玉県越谷市中央市民会館 劇場(埼玉県越谷市越ケ谷4-1-1)
日 時: 平成12年2月25日(金) 午前10:00〜12:00
参加費: 無料
定 員: 先着330名(申込不要)
問合せ: 越谷市中央市民会館(0489-66-6622)
内 容: ピーターラビットの故郷をスライドで訪ねながら、絵本に込められた作者の工夫を味わう。

(横山和江)

 

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お菓子の旅 第8回

―― 戦うネズミたちに勇気を与えたお菓子 ――
〜マルメロパイ〜

 

Shortly afterwards, Cornflower arrived bearing a tray of breakfast for them both: nutbread, salad, milk, and some of Friar Hugo's quince pie.

Brian Jacques "REDWALL" (1990) RANDOM HOUSE, Red Fox edition pbk.

 

 1986年にイギリスで出版されて以来、世界中にファンを増やしてきた"REDWALL"シリーズ。日本でも、昨年7月に待望の第1巻の翻訳が出版されました(『勇者の剣』ブライアン・ジェイクス作/西郷容子訳/徳間書店)。森の近くの修道院で平和に暮らしてきたネズミたちが、悪の権化ドブネズミたちの襲撃に果敢に立ち向かう、胸おどるファンタジーです。

 個性的な動物たちの魅力に加え、彼らの暮らしぶりの鮮やかな描写はこの物語の楽しみのひとつですが、中でも、その食べ物のどれもおいしそうなこと。この "Friar Hugo's quince pie"(「料理僧ヒューゴ特製のマルメロパイ」)は、戦うネズミとその仲間の動物たちの心とおなかを満たし、力と勇気を与えました。今回は中世ヨーロッパで食されたという伝統的なレシピをもとに、簡単な作り方をご紹介します。

 

【マルメロ(quince)】
中央アジア原産のバラ科の植物。秋に洋ナシに似た形の実をつける。日本には17世紀に渡来、現在は北海道南部、長野県などで自生、栽培されている。香りが強く生食には向かないが、ペクチンを多く含むためジャムなどで保存するのに最適。また、ジュースや咳止め薬としても使用される。マルメロは、ポルトガル語のmarmelo(ラテン語のmelimelon:甘いリンゴの意)から。マーマレード(marmalade)の語源でもある。

 

*-* 材料 *-*
マルメロパイ(20〜25cmのパイ皿ひとつ分)
マルメロ 大2個(約600g) 2カップ
砂糖 1カップ ハチミツ 大さじ1
シナモンスティック 1本 クローブ 3〜4片
市販のパイシート 3枚 溶き卵 適量
マルメロパイ

 

*-* 作り方 *-*

  1. マルメロの皮をむいて4等分し、芯をとって厚さ5ミリ程度に縦にスライスする。

  2. 大きめの鍋に水、砂糖、ハチミツ、シナモンスティック、クローブを入れて火にかけ、糖類が溶けたら1を加える。弱火で1時間から1時間半ほど、マルメロが濃いピンク色になり、煮汁がとろりとするまで煮て、冷ましておく。

  3. 重ねたパイシート2枚を25センチ四方ほどの正方形にのばしてパイ皿に敷き、はみ出した部分をナイフで切り落とす。底にフォークで数か所空気穴をあけてから、2のマルメロを平らに入れる。ふちに溶き卵を刷毛で塗り、もう1枚のパイシートを同様にのばしてから、ふたをするように上にかぶせ、ふちのとじめをフォークでしっかり押さえる。真ん中に十字の切れ目を入れ、つや出し用に溶き卵を薄く塗る。

  4. 200度にあたためておいたオーブンで、きつね色になるまで20分ほど焼く。

 

★参考文献・ウエブサイト

  • 『ジャムとプリザーヴ』 ジル・ノーマン著 甲斐明子訳 同朋舎出版
  • 『食材図典』 山内邦男/青葉高編著 小学館
  • "北海道大野町 マルメロの里" 2008年3月リンク切れ
  • "The Redwall Club"
  • "EPICURIOUS FOOD"
  • "Cariadoc and Elizabeth's Recipes"
  • "Master Osgot of Corfe's Royal Feast Recipes"

(森久里子/田中亜希子)

 

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やまねこ翻訳クラブ(会員数174名)


 やまねこ翻訳クラブは、海外の子どもの本に関する情報交換、翻訳・シノプシス自主勉強会などを行っている児童書専門サークルです。翻訳と子どもの本に興味のある方でしたらどなたでも入会できますので、ぜひお気軽にご参加ください。

―― ニューベリー賞読破マラソン開催中! ――


出版翻訳ネットワーク・メープルストリート

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詳しくはmaple@office-ono.comまで


●編集後記●

 翻訳学校や通信教育はもちろんですが、こうやって同じ志を持つ仲間と情報交換したり、メールマガジンを出したりするのも、いい勉強になりますよ!(み)


発 行: やまねこ翻訳クラブ
発行人: 森久里子(やまねこ翻訳クラブ 会長)
編集人: 宮坂宏美(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画: 河まこ キャトル くるり 小湖 Chicoco どんぐり BUN ベス YUU りり ワラビ MOMO つー さかな こべに みーこ きら Rinko SUGO わんちゅく みるか
協 力: @nifty 文芸翻訳フォーラム
小野仙内 ながさわくにお


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