●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      月刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2013年11月20日)                           No.244 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●「やまねこアクチベーター」 メルマガ休刊とブログリニューアルのお知らせ ●投票終了!! 発表が待たれる「やまねこ賞」 ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ 「やまねこアクチベーター」 メルマガ休刊とブログリニューアルのお知らせ ------------------------------------------------------------------------  日頃は「やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター」をご愛読いただき、誠にあり がとうございます。2000年11月の創刊以来、本誌は読者のみなさまに支えられ、 クラブの最新情報をお届けすることで成長を続けてまいりました。しかしこのた び、誠に勝手ながら、12月20日発行の第245号をもって本誌を休刊し、同時に、 広報ブログ「やまねこ翻訳クラブ情報」をリニューアルすることにいたしました。  本誌は創刊以来毎月発行してまいりましたが、情報伝達の手段が多様化し、そ のスピードも格段に上がっている今、月1回発行のメールマガジンの形式は不十 分ではないかという結論に至りました。現在広報ブログには本誌のメイン記事、 およびメールマガジン「月刊児童文学翻訳」の予告を掲載しておりますが、今後 は各掲示板の話題やクラブの動きなどの情報もブログでご紹介していく所存です。  なお、ブログリニューアルの時期は、休刊に伴い、12月末を予定しております。 随時更新が可能なブログを活用することで、クラブの活動状況をみなさまにいっ そうタイムリーにお伝えしたいと考えております。  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ▼広報ブログ「やまねこ翻訳クラブ情報」(litrans グループ ブログ内) http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/ ▽「やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター」バックナンバー http://www.yamaneko.org/mgzn/acti/index.htm                                (asayaka) ------------------------------------------------------------------------ 投票終了!! 発表が待たれる「やまねこ賞」 ------------------------------------------------------------------------  1998年に創設され、今年16回目を迎えたやまねこ翻訳クラブが誇る秋の一大イ ベント「やまねこ賞」。前年度10月から今年の9月までに出版された邦訳児童書、 および、過去に海外で出版された未訳児童書を対象にして、やまねこ会員による ベスト5が投票される。それに向けて、読書室掲示板では10月から読書月間を開 始し、会員から多くの作品が紹介された。11月1日から11月17日までの投票期間 は会員から投票作品への思いがこもった推薦文が並び、会場はにぎやかだった。 投票会場にはどれもが大賞を受賞しうる秀逸な作品が並んでいる。今年一番多く の票を獲得したのはどの作品なのだろう。発表がとても待ち遠しい。  「やまねこ賞」の発表は月刊児童文学翻訳12月号にて。 ▽「やまねこ賞受賞作品リスト」(やまねこ翻訳クラブ資料室) http://www.yamaneko.org/bookdb/award/yn/index.htm ▽やまねこ賞投票所(現在閲覧のみ可能) http://www.yamaneko.org/yn_award/index.htm                               (たろたろ) ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------    「#」のうしろの数字は、各掲示板での発言番号を表しています。 ★読書室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=dokusho 【主なトピック】 #3993〜 『ソフィー・スコットの南極日記』読みました(続き) #3996〜 全米図書賞児童書部門最終候補作発表! #4001〜 『わたしのすてきなたびする目』読みました(続き) #4005〜 『わたしが山おくにすんでいたころ』読みました(続き) #4008〜 『紙のむすめ』読みました(続き) #4011〜 『おいでフレック、ぼくのところに』読みました(続き) #4015〜 ガーディアン賞発表! #4016〜 ドイツ児童文学賞発表! #4024〜 ★「やまねこ賞」投票開始★→投票終了 #4025〜 「読書探偵作文コンクール」最終選考結果発表!                         →入選作品掲載のお知らせ #4031〜 ケイト・グリーナウェイ賞ノミネート作品リスト発表! #4033〜 カーネギー賞ノミネート作品リスト発表!  賞関連の情報は、速報掲示板もご利用ください。 ▽「速報(海外児童文学賞)」掲示板 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award 【新刊読み物】 #4018〜『庭師の娘』(ジークリート・ラウベ作/若松宣子訳/中村悦子絵/岩 波書店):18世紀のウィーンを舞台に、庭師になりたいという夢を抱く少女の物 語。女性らしい生き方に縛られた時代だが、周囲の理解者に支えられ、夢を実現 させていく。メスメル博士や少年時代のモーツァルトなど、実在の人物も登場。 #4026〜『さよならを待つふたりのために』(ジョン・グリーン作/金原瑞人、 竹内茜訳/岩波書店):甲状腺がんの少女と骨肉腫の少年が恋に落ちた。死を見 つめながら精一杯に生きていく若者の感情を率直に描いた青春小説。映画化決定。 【新刊絵本】 #3994〜『ミルクこぼしちゃだめよ!』(スティーヴン・デイヴィーズ文/クリ ストファー・コー絵/福本友美子訳/ほるぷ出版):アフリカの小さな村に住む 女の子が、山の上で働くお父さんにミルクを届けに行くことに。こぼさずに運べ るかな? ところが、砂丘やお祭り、川や山などの試練が待ち受けていて……。 #3998〜『このあかいえほんをひらいたら』(ジェシー・クラウスマイヤー文/ スージー・リー絵/石津ちひろ訳/講談社):絵本の中のテントウムシが自分の 絵本をひらくと、その絵本の中のカエルもまた……。次から次へ現れ、次第に小 さくなっていく絵本の表紙に心がわくわく。凝ったつくりの仕掛け絵本。 #4013〜『1はゴリラ かずのほん』(アンソニー・ブラウン文・絵/さくまゆ みこ訳/岩波書店):ゴリラにはじまり、オランウータン、チンパンジー……。 ページを追うごとに増えていくサルたちが、表情豊かにこちらをじっと見つめて くる、数かぞえの絵本。 #4014〜『おばけのゆかいなふなたび』(ジャック・デュケノワ文・絵/おおさ わあきら訳/ほるぷ出版):全然怖くないおばけ絵本として人気のシリーズ。豪 華客船「ゆーれいっく」号に乗りこみ、「あこがれ島」に向けて出発したおばけ たち。面白い船旅になること、間違いなし!? #4022〜『そんなときどうする?』(セシル・ジョスリン文/モーリス・センダ ック絵/こみやゆう訳/岩波書店):『そんなときなんていう?』の続編。知恵 とユーモアたっぷりの、若き紳士淑女のための礼儀作法の本。奇想天外なシチュ エーションと意表をつく模範解答が楽しい。 ▽このほかにも、メープルストリートで紹介されている新刊書の話題などで盛り 上がっています。掲示板の「トピック表示」もどうぞご利用ください。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?cmd=tpc;id=dokusho                                (モリー) ★喫茶室掲示板★ 〈お菓子の話題もこちらでどうぞ〉 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=kissa #856〜 「月刊児童文学翻訳」10月号 html 版公開 #861〜 「月刊児童文学翻訳」11月号 html 版公開 ▽作品リストの更新情報などは「更新履歴」掲示板でどうぞ。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=rireki ▽リストに関する追加・訂正等の情報は「やまねこ資料室:メモ用掲示板」まで。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=siryo ▽「イベント情報掲示板」はこちら。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event ★広場掲示板★(会員限定) http://www.yamaneko.or.tv/member/c-board/c-board.cgi?id=hiroba ▽現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ。 http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm(勉強会の予定) ▽非会員で、勉強会に興味のある方は入会案内ページへ。 http://www.yamaneko.org/info/guide.htm                                 (muzu) ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.yamaneko.org/maplestreet/ <光村教育図書> http://www.yamaneko.org/maplestreet/p/mitumura/index.htm 『「ニャオ」とウシがなきました』(エマ・ドッド作/青山 南訳):魔法が得 意なネコが、ニワトリのうるさい鳴き声で起こされた。ネコは腹立ち紛れに、動 物たちの鳴き声を入れかえてしまったからたいへん。農場は大騒ぎに……。動物 の鳴き声が変わってしまうというのは、まちがいなく子どもにウケる設定だ。だ いたい、まだ発音がおぼつかない小さな子どもは、犬を「ワンワン」、猫を「ニ ャーニャー」とおぼえることが多い。そんなころからすりこまれた関係性がくつ がえされるのは、かなりの衝撃で、かなりの愉快さなのだろう。意外性が生む笑 いをさらに増幅させる、ほわんと力のぬけた絵もいい。 『モラッチャホンがきた!』(ヘレン・ドカティ文/トーマス・ドカティ絵/福 本友美子訳):だれもが本好きという、うらやましい環境の森で起こる本の盗難 事件。つぎつぎと消えていく本……。ホンをモラッチャう犯人をつきとめようと、 ウサギのエリザが奮闘する。さて、翻訳に携わる者としては「モラッチャホン」 がどんな英語だったのか知りたいところだろう。おまかせください。メープルス トリートの紹介ページには、いつもちゃんと原題が載っている。気になる方はい ますぐ上記のリンクをクリック! 原題を知れば、元の語感もそのままに、「モ ラッチャホン」と訳した福本氏に感服するはずだ。                                  (NON) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 発行 やまねこ翻訳クラブ 編集 asayaka/たろたろ/tommy/NON/muzu/モリー/ラッテ 協力 出版翻訳ネットワーク管理人 小野仙内(http://www.litrans.net/)    ちゃぴ/みーこ  紅葉の美しい季節と冬本番が足並み合わせて訪れたかのような寒い秋となりま したね。読書好きには、温かい部屋でゆっくりと本が読める最高の季節。皆様、 お気に入りの本を手に楽しい時間をお過ごしください。(た) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●