●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      月刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2012年4月20日)                           No.227 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●大修館書店の雑誌『英語教育』に、やまねこ会員によるコラム連載中! ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ 大修館書店の雑誌『英語教育』に、やまねこ会員によるコラム連載中! ------------------------------------------------------------------------  辞書や参考書などでおなじみの大修館書店。その大修館書店が1952年から発行 している、歴史ある雑誌『英語教育』に、この春からやまねこ会員有志がリレー 形式でコラムを連載している。タイトルは「やまねこ翻訳クラブの 原書で楽し む子どもの本」で、お気に入りの児童書(原書)を紹介するものだ。海外の絵本 や読み物に詳しいやまねこならではのコラムといえる。掲載期間は2012年4月号 から2013年3月号までの1年間で、総勢9名の執筆メンバーが交代で記事を担当 する。執筆陣は翻訳家や教師、海外在住者などと多彩な顔ぶれ。それぞれが違っ た立場、視点からコラムに取り組み、バラエティー豊かな切り口で作品の魅力を 追究する。  すでに発売となった4月号と5月号では、それぞれ誰かをお茶に誘いたくなる ような絵本と、友だちっていいなあと改めて思わせるような読み物をご紹介。メ ルマガのレビュー執筆などで鍛えられている面々だけあって、「あ、これ読んで みたい!」と思わせるような、作品の魅力がぎゅっと濃縮された記事に仕上がっ ている。このあとのラインアップは、もちろんヒ・ミ・ツだが、読んで楽しく、 見ても楽しく、しかもどれをとっても各執筆者の愛着と思い入れの深い作品ばか り。児童書を愛してやまないやまねこらしい読み応えたっぷりのコラムになるこ とだろう。ちなみに、『英語教育』は毎月14日発売。機会があれば、ぜひ記事を ご覧いただきたい。 ▼大修館書店ウェブサイト http://www.taishukan.co.jp/index.html ▼『英語教育』一覧(大修館書店ウェブサイト内) http://plaza.taishukan.co.jp/shop/Product/List?srs=%e8%8b%b1%e8%aa%9e%e6%95%99%e8%82%b2                                 (muzu) ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------    「#」のうしろの数字は、各掲示板での発言番号を表しています。 ★読書室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=dokusho @「カーネギー賞&ケイト・グリーナウェイ賞候補作を読もう会」開催中@  【 】内の「カ賞」はカーネギー賞、「グ賞」はケイト・グリーナウェイ賞、  「SL」はショートリスト作品、「LL」はロングリスト作品を表します。 【主なトピック】 #3365〜 CCBAファイナリスト "Zombie in Love" 気になります! #3366〜 国際アンデルセン賞受賞者発表! #3368〜 ビスト最優秀児童図書賞ショートリスト発表! #3370〜 カ・グ賞ショートリスト、もうすぐ発表 #3372〜 "Le dernier amour d'Arsene Lupin"      (d'Arsene のひとつめの e にアクサン・グラーヴ)                (仮題『ルパン最後の恋』)フランスで発売! #3375〜 カーネギー賞ショートリスト発表! #3376〜 アストリッド・リンドグレーン記念文学賞発表! #3377〜 ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト発表! #3378〜 日本絵本賞発表! #3379〜 ドイツ児童文学賞ノミネート作品発表! #3383〜 『トラのじゅうたんになりたかったトラ』読みました(続き) #3387〜 【グ賞LL】"Mirror" 感想をどうぞ(続き) #3388〜 ★カーネギー賞&ケイト・グリーナウェイ賞候補作を読もう会★ #3391〜 原書読破マラソン3月の報告 #3396〜 「読書探偵」応援記事掲載のお知らせ(続き) #3398〜 3月に読んだ本 #3400〜 【グ賞LL】『くまのオットーとえほんのおうち』感想をどうぞ                                 (続き)  賞関連の情報は、速報掲示板もご利用ください。 ▽「速報(海外児童文学賞)」掲示板 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award 【新刊読み物】 #3399〜『雨あがりのメデジン』(アルフレッド・ゴメス=セルダ作/宇野和美 訳/鈴木出版):コロンビアのメデジン市に住む10歳の少年カミーロ。貧しい暮 らしのなか、ずっと泥棒をして生きていこうと決めていたが、ある日親友の誘い で図書館へ行くことになり……。ふたりの少年と彼らを見守る図書館員の物語。 ▽このほかにも、メープルストリートで紹介されている新刊書の話題などで盛り 上がっています。掲示板の「トピック表示」もどうぞご利用ください。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?cmd=tpc;id=dokusho                                (asayaka) ★喫茶室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=kissa #770〜 「月刊児童文学翻訳」4月号 html 版公開 ▽作品リストの更新情報などは「更新履歴」掲示板でどうぞ。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=rireki ▽リストに関する追加・訂正等の情報は「やまねこ資料室:メモ用掲示板」まで。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=siryo ▽「イベント情報掲示板」はこちら。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event ★広場掲示板★(会員限定) http://www.yamaneko.or.tv/member/c-board/c-board.cgi?id=hiroba ▽現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ。 http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm(勉強会の予定) ▽非会員で、勉強会に興味のある方は入会案内ページへ。 http://www.yamaneko.org/info/guide.htm                                (モリー) ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm <光村教育図書> http://www.litrans.net/maplestreet/p/mitumura/index.htm 『アマンディーナ』(セルジオ・ルッツィア作/福本友美子訳):犬と言われれ ばたしかに犬だが……。なんとも不思議な生き物に見えるアマンディーナは、芸 達者な犬だ。これまで恥ずかしくて秘めていたその芸を、多くの観客に見てもら おうと一念発起。廃業していた劇場を復活させ、上演をもくろむが……。セルジ オ・ルッツィア氏は、独特のタッチが妙に印象的な絵本作家だ。イタリア出身、 アメリカ在住の氏の作品には、絵にも物語にも人生のほんのりとした悲しさが漂 う。けれども、決してペシミスティックではない。本作の最後は、あたたかさと 希望に満ちている。日本で紹介されるのは初めてだが、他の作品も引き続き翻訳 されることを期待する。 『ローズ色の自転車』(ジャンヌ・アシュベ作/野坂悦子訳):ゾランは自転車 で、さっそうと街を駆け抜けるのが好きだ。でも、じつは彼の過去には、戦争が 暗い影を落とした時期があった。ゾランは、その同じ影からまだ抜けだせない少 女「ローズ」が気になってしかたないが……。真っ白な背景の表紙には、太い輪 郭にきれいなパステル色が映える、ゾランとローズの姿がある。さわやかな表紙 に戦争の影はみじんもない。この表紙は、ゾランの心の風景なのだ。とびらを開 き、ページを繰るにしたがい、重いテーマが明らかにされる。だが、ゾランのよ うに人とつながろうとする心があれば、ばら色の未来はやってくる。作者はそう 訴えているのだろう。                                  (NON) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 発行人 井原美穂(やまねこ翻訳クラブ 会長) 編 集 asayaka/えみりい/たろたろ/tommy/NON/muzu/モリー/ラッテ 協 力 出版翻訳ネットワーク管理人 小野仙内(http://www.litrans.net/)     おちゃわん/からくっこ/ちゃぴ/はるはな/みーこ  今年も「カーネギー賞&ケイト・グリーナウェイ賞候補作を読もう会」がはじ まりました。ふるってご参加ください。詳しくは読書室掲示板にて。 (m) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●