●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      月刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2010年3月19日)                           No.204 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●「2010年NZP児童書賞候補作読書会」スタート! ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ 「2010年NZP児童書賞候補作読書会」スタート! ------------------------------------------------------------------------  先月ご紹介した「2010年NZP児童書賞候補作読書会」が、いよいよスタート を切った。最初にこの読書会の話が持ち上がった時点では、勉強会開催に必要な 最低人数の3名集まればやりましょう、と言っていた。ところが広場にお知らせ が出されると、参加表明者がどんどん増えていき、最終的には14名にもなった。 読書会参加は初めてというフレッシュな会員もいて、うれしいかぎりだ。  3月4日、読書会の開始日に候補作が発表されると、特設掲示板では各参加者 がどの本を注文したかを報告するツリーが早くも伸びはじめた。今回の読書会の 開催にあたってネックと思われたのは、大手のオンラインストアではニュージー ランドの原書が手に入りにくいことだった。しかし、そこはさすがニュージーラ ンド通の進行役。入手可能なインターネット書店を事前に紹介してしっかりフォ ロー、皆、購入手続きをスムーズにすませることができた。掲示板で報告された 作品のラインアップを眺めてみると、絵本、ノンフィクション、児童読み物、Y A小説の4部門からバランスよく選んでいるのがわかる。  読書会は参加者が読んだ本のあらすじと感想を各自のスレッドにアップしてい き、そこにほかの参加者からのレスがつくという形で進んでいくが、今回はそれ に加えて各作家別のスレッドも設けられた。これで、ニュージーランドを代表す る作家たちの魅力や今回の候補作以外の作品についても、大いに話が盛り上がり そうだ。  本が手元に届き、レビューを書き上げるまではしばらくかかりそうだが、勉強 会に対する意気込みと仲間たちのレビューに対する期待感で、掲示板はじわじわ と熱くなり始めている。 ▽ニュージーランド・ポスト児童書及びヤングアダルト(YA)小説賞受賞作品 リスト(資料室) http://www.yamaneko.org/bookdb/award/nz/nzp/index.htm ▽「2010年NZP児童書賞候補作読書会」案内ページ(学習室) http://www.yamaneko.org/gakushu/open/rm12.htm                               (はるはな) ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------    「#」のうしろの数字は、各掲示板での発言番号を表しています。 ★読書室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=dokusho 【主なトピック】 #2663〜 ボローニャ・ラガッツィ賞発表! #2664〜 チルドレンズ・ブック賞ショートリスト発表! #2668〜 『しょうぼうしょは大いそがし』読みました(続き) #2669〜 アンドレ・ノートン賞最終候補作品発表! #2674〜 ゴールデン・カイト賞発表! #2675〜 アガサ賞ショートリスト発表! #2676〜 ニュージーランド・ポスト児童書及びYA小説賞候補作品発表! #2682〜 日本絵本賞発表! #2686〜 『みんながそろう日 モロッコの風のなかで』読みました(続き)  賞関連の情報は、速報掲示板もご利用ください。 ▽「速報(海外児童文学賞)」掲示板 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award 【新刊絵本】 #2662〜『ひみつだから!』(ジョン・バーニンガム文・絵/福本友美子訳/岩 崎書店):猫のマルコムは、毎晩どこかへ出かける。いったいどこへ行くのだろ う? 飼い主のマリー・エレインは、ある日マルコムに頼んで一緒に出かけるこ とに。みごとな色づかいとコラージュで描く、バーニンガム流の「猫の世界」。 ▽このほかにも、メープルストリートで紹介されている新刊書の話題などで盛り 上がっています。掲示板の「トピック表示」もどうぞご利用ください。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?cmd=tpc;id=dokusho                               (えみりい) ★喫茶室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=kissa #628〜 【2010年NZP児童書賞候補作読書会】ご案内(続き)→締め切りました #632〜 「月刊児童文学翻訳」3月号 html 版公開 ▽作品リストの更新情報などは「更新履歴」掲示板でどうぞ。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=rireki ▽リストに関する追加・訂正等の情報は「やまねこ資料室:メモ用掲示板」まで。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=siryo ▽「イベント情報掲示板」はこちら。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event ★お菓子掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=okashi ★おはなし小部屋掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=ohanashi #251〜 『すもうにかったびんぼうがみ』山形、新庄の方言(続き)      →読んできました ★広場掲示板★(会員限定) http://www.yamaneko.or.tv/member/c-board/c-board.cgi?id=hiroba #4459〜、#4486〜 アニカ・トール講演会@東京・新潟・京都(続き) #4465〜 【いたばし事後勉強会】終了のご報告 #4484〜 翻訳コンクールのお知らせ #4488〜 【いたばし国際絵本翻訳大賞】結果発表 #4508〜 CLCDニュースレター2010年3月号 #4461〜 【2010年NZP児童書賞候補作読書会】参加表明ツリー→締め切りました #4512〜 オフ会のお誘い(東京) ▽現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ。 http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm(勉強会の予定) ▽非会員で、勉強会に興味のある方は入会案内ページへ。 http://www.yamaneko.org/info/guide.htm                                 (muzu) ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm <光村教育図書> http://www.litrans.net/maplestreet/p/mitumura/index.htm 『牛をかぶったカメラマン ―キーアトン兄弟の物語―』(レベッカ・ボンド作/ 福本友美子訳):時は19世紀末、鳥と鳥の巣の写真を撮って、撮って、撮りまく った兄弟がいた。出版社ではたらくふたりは、出勤前の早朝に郊外にでかけて、 写真という趣味に興じた。その情熱は、いかに鳥に気づかれずにそばに近づくか という工夫にもそそがれ、驚くべき方法がつぎつぎと編みだされた。最終的に、 『イギリスの鳥の巣』という写真集に結晶された、ふたりの努力の足跡には、と きににやりと、ときにほろりとさせられる。 『ステラが うんと ちいさかったころ』(メアリー=ルイーズ・ゲイ作/江國 香織訳):ステラシリーズが10周年を迎えた。シリーズものは、いつものあの本 という安心感を読者にあたえてくれる。いっぽう、作者としては、読者を喜ばせ るべく、毎回の話のタネを見つけるのがプレッシャーになることが多い。その点 で、過去をふりかえった10年目のステラシリーズは、この手があったか! とま ずは軽い驚きをあたえてくれた。そして、扉をひらいてみれば、ステラらしい話 の展開からサムとの絡みまで、やっぱり安心して読むことができる絵本だった。                                  (NON) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 発行人 美馬しょうこ(やまねこ翻訳クラブ 会長) 編 集 えみりい/たろたろ/tommy/NON/muzu/ラッテ 協 力 出版翻訳ネットワーク管理人 小野仙内(http://www.litrans.net/)    ぎねびあ/ぐりぐら/はるはな/みちこ  ニュージーランドに興味がある会員が立ち上げた勉強会、盛況のようです。こ れからもいろいろな国の本が日本で紹介されるといいですね。(ラ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●