●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      週刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2003年9月26日)                           No.119 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ mail……m_acti@yamaneko.org ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●「ライラの冒険」シリーズのファンは集まれ! ●編集・配信担当者および、記事執筆者交代のお知らせ ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ [読書室掲示板]「ライラの冒険」シリーズのファンは集まれ! ------------------------------------------------------------------------ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=12  いま読書室は、あの壮大な冒険ファンタジー「ライラの冒険」シリーズの著者 フィリップ・プルマンの話題で盛り上がっている。というのも、会員のラナさん が、「10月に 'His Dark Materials' の世界を舞台にした短編集が出る」との情 報を寄せてくれたからだ。「ライラの冒険」シリーズに目がないやまねこたちは、 すぐさまオンライン書店へと予約に走った。話題の発端となったこの "Lyra's Oxford" には UK 版と US 版があり、US 版のほうが3日ほど発売が早く、価格 も400円ぐらいお得らしい。けれども、本場の UK 版にこだわるやまねこも少な くない。さあ、あなたならどちらを予約する? "Lyra's Oxford" by Philip Pullman ▽ US 版 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0375828192/yamanekohonya-22 ▽ UK 版 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0385606990/yamanekohonya-22  なお、この本で読書会を、という話も持ち上がっている。詳しくは読書室掲示 板で。 ------------------------------------------------------------------------ 編集・配信担当者および、記事執筆者交代のお知らせ ------------------------------------------------------------------------  この11月で創刊3周年を迎える本誌。NONさんが記事を書き、さかなさんが編 集と配信を担当してきてくれたが、このコンビは今号で最後となる。創刊時から 3年間、読者のみなさまに愛されるアクチベーターを目指し、常に努力を重ねて きた2人に、深く感謝したい。  なお、来月からの新担当者での発行にあたり、NONさんが「メープルストリー ト新刊情報」コーナーの専任担当者になってくれた。引き続き、生きのいい文章 と情報をお楽しみに。 ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------ @喫茶室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=13 ・「月刊児童文学翻訳」9月号のhtml版と、オンライン書店街9月分を公開。 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/09a.htm(月刊児童文学翻訳【情報編】) http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/09b.htm(月刊児童文学翻訳【書評編】) http://www.yamaneko.org/mgzn/shop/2003/09a.htm(オンライン書店街) ・尾高薫さんの訳書リストと、インタビュー記事のhtml版を公開。 http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/kodaka.htm(訳書リスト) http://www.yamaneko.org/bookdb/int/kodaka.htm(インタビュー) ・会員のちゃぴさんがお届けするメールマガジン「ちゃいるどぶっく・あっとら んどく」第9号は、がまくんとかえるくんシリーズの『ふたりはいっしょ』(ア ーノルド・ローベル作/三木卓訳/文化出版局)。ご家庭での読み聞かせにおす すめの1冊。 http://homepage3.nifty.com/mioyuki/attorandoku.html(定期購読申し込み) http://homepage3.nifty.com/mioyuki/backnumber.html(バックナンバー) @読書室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=12 ★「ウーリー・オルレブ読書月間」も残すところあと4日。この週末の読書は、 オルレブの読み物に決まり! http://www.yamaneko.org/dokusho/orlev.htm ・ガーディアン賞受賞作、予想合戦! ・英語が読めなくても楽しめそうな、dover publication の動物お絵描き集。 ・プルマン新作の話題から、邦訳新刊『花火師リーラと火の魔王』(なかがわち ひろ訳/ポプラ社)の話へ! ・オルレブ絵本のプレゼント当選者決定。はずれた方も今回は応募できなかった 方も、あきらめるのは早い。詳しくは、11月上旬発行予定の「月刊児童文学翻訳」 増刊号で。 【新刊絵本】 ・『デザートタウン』(ボニー・ガイサート文/アーサー・ガイサート絵/久美 沙織訳/BL出版):砂漠の小さな町を舞台に描かれる自然の壮大さと、そこに 暮らす人々の生命のいとなみが生き生きと伝わってくる、銅版画の絵本。 (このツリーに、他のガイサート絵本の紹介がぞくぞくとつながった!) ・『ブルーカンガルーがやったのよ!』(エマ・チチェスター・クラーク作/ま つかわまゆみ訳/評論社):自分のいたずらを、ぬいぐるみのブルーカンガルー のせいにするリリー。ついに怒ったママはブルーカンガルーを……。 【新刊読み物】 ・『血族の物語 下』(ピーター・ディッキンソン作/斎藤健一訳/沢田としき 絵/ポプラ社):舞台は20万年前のアフリカ。生活の場を求めて、飢えや渇きと 闘いながら移動する血族の前に、恐るべき生きものが立ちはだかる。 ・メープルストリートで紹介された『宇宙のかたすみ』(アン・M・マーティン 著/金原瑞人・中村浩美共訳/アンドリュース・クリエイティヴ)を読みました。 【更新リスト】 ・金原瑞人訳書リスト:新刊『死について!』(スタッズ・ターケル著/野沢佳 織・築地誠子共訳/原書房)、再刊『のっぽのサラ』(パトリシア・マクラクラ ン作/中村悦子絵/徳間書店)を追加。 http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/mkaneha4.htm ・ピーター・ディッキンソン作品リスト:新刊『血族の物語 下』を追加。 http://www.yamaneko.org/bookdb/author/d/dcknsn.htm(作品リスト) http://www.yamaneko.org/bookdb/author/d/dcknsn_j.htm(邦訳作品リスト) @お菓子板掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=15 ・お菓子版の話題にぴったりの新刊『物語のおやつ』(松本侑子著/WAVE出版) は、物語に出てくるおやつの数々が楽しめる、レシピつきエッセイ。 →パティシエになりたい、わが家の娘。 ・月見団子やマカロンの話に、思わずよだれが〜。かぼちゃのお菓子の紹介も。 マカロンについて知りたい方はこちらをクリック。写真つき! ▽「月刊児童文学翻訳」9月号(情報編)お菓子の旅 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/09a.htm#okashi @おはなし小部屋掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=14 ・学校のおはなし会に、スペシャルゲストが来てくれました! @広場掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=212 ・仙台での金原瑞人さん講演会に参加される方、ランチ・オフしませんか? @学習室掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=211 ・「通翻ジャーナル・コンテスト事後勉強会」参加者募集中。 ★★本日、締め切り!★★ 迷っている方は、今すぐ学習室へ! ★現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ★ http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm @子どもの本のページ@ http://www.litrans.net/c-board/c-board.cgi?id=05 ・こちらでもウーリー・オルレブの話題が。 ・火星ブームで『星座をみつけよう』が大人気!? ・「子どもの本だより」の執筆者である、吉田真澄さんの講演会に行ってきまし た! ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm <WAVE出版>new! http://www.litrans.net/maplestreet/p/wavepb/index.htm 『竜の騎士』(コルネーリア・フンケ作/細井直子訳):『どろぼうの神さま』 で、ヴェネツィアで繰り広げられる冒険を描いたフンケ。今度の舞台は架空の世 界だ。だれからもおびやかされない「空の果て」を目指して、竜、猫に似たコボ ルト、人間のみなしご少年ベン、人造小人が旅にでる。 <白水社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/hakusui/index.htm 『ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日』(キンバリー・ウィリス・ホルト/河 野万里子訳):「世界一ふとった少年」の見世物に、村の人口の半分が行列を作 った。2ドルを握り締め、列に加わったトビーとキャル……。今、少年たちの甘 くせつない夏への扉が開こうとしている。 <東京創元社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/tsogen/index.htm 『グリフィンの年』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作/浅羽莢子訳): 前作、 『ダークホルムの闇の君』では、娘がグリフィンという設定が読者を唖然とさせ たが、そのダーク魔術師の娘、エルダは大学生になった。もちろん魔術師大学な のだが、青春を謳歌する学生たちの姿はこちらの世界と変わりはない。ところが、 大学が経営難に陥ったことから……。 『シカゴより好きな町』(リチャード・ペック作/斎藤倫子訳):ついにあのお ばあちゃんが帰ってきた! 銃をぶっ放す豪快ぶりは、メアリ・アリスが15歳に なった今も衰えをみせない。今度は兄さんなし。ひとりでシカゴを出たメアリを おばあちゃんとの女同士の生活が待っている。 <河出書房新社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/kawade/index.htm 『ミトン』(ジャンナ・ジー・ヴィッテンゾン作/レオニード・シュワルツマン 絵/はっとりみすず翻案):犬がほしいのに飼ってもらえないアーニャが赤いミ トンで遊んでいると……。ロシア・アニメ『チェブラーシカ』で有名なカチャー ノフ監督による同じタイトルのアニメを元にした絵本。映画は今年のクリスマス に日本で上映予定となっている。 <あかね書房> http://www.litrans.net/maplestreet/p/akane/index.htm 『盗神伝III アトリアの女王 後篇 ?告白?』(M・W・ターナー作/金原 瑞人&宮坂宏美訳):前編を読み終わりじれていたみなさま、おまたせしました! いよいよ最終巻。エディス女王がジェンにくだした命を遂行するため、再度アト リアに赴くジェンだが、何事も一筋縄にはいかないところがこの物語の見せ所。 またまたはっとする最後を見せてくれるのか! <岩崎書店> http://www.litrans.net/maplestreet/p/iwasaki/index.htm 『ホンドとファビアン』(ピーター・マッカーティ作/江國香織訳):犬のホン ド、猫のファビアン、そして赤ちゃん。2匹とひとりのおだやかな一日を、やさ しいタッチとやわらかな色彩で描く絵本。2003年コルデコット賞オナー作品。 <平凡社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/heibon/index.htm 『風さん』(ジビュレ・フォン・オルファース作/秦理絵子訳):オルファース の邦訳がまた刊行された。風の音にぞおどろかれぬるこの季節、極上のドイツの 風をリズミカルな日本語で楽しもう。 <原書房> http://www.litrans.net/maplestreet/p/hara/index.htm 『聖書伝説物語』(楽園追放から黄金の都陥落まで)(ピーター・ディキンスン 作/マイケル・フォアマン絵/山本史郎訳):旧約聖書から「絵になる場面」を 選び、それぞれの語り手に語らせている。その絵になる場面を絵にしたのはマイ ケル・フォアマン。ディキンスンが仕組んだ語りを堪能しながら、旧約聖書に通 じることのできる一冊だ。1980年カーネギー賞受賞作。 『死について!』(スタッズ・ターケル作/金原瑞人・野沢佳織・築地誠子共訳) :癌、安楽死、エイズ、臓器移植、殺人、臨死体験、戦争、自殺、死刑、宗教、 ホスピス、息子の死、原爆……63人が語る「死」から何かがみえてくる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ 執筆 ち〜ず/NON 編集 さかな NONさん、メイン記事を3年間コツコツと、しかし華やかにありがとうござい ました。配信の水曜日はアクチではじまる朝でした。(現在は金曜日ですが、 当初はずっと水曜日でした。)思い出は陣痛のあいまに配信した号です。長い 間ありがとうございました。これからも新担当者の楽しいアクチにご期待くだ さい。(さ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●