●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      週刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2003年6月27日)                           No.114 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ mail……m_acti@yamaneko.org ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●おはなし小部屋に注目! ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ [おはなし小部屋] おはなし小部屋に注目! ------------------------------------------------------------------------ おはなし小部屋掲示板 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=04  前回、ナーサリーライムの話題でも取り上げた、「おはなし小部屋」掲示板。 この掲示板が、おそらくやまねこ翻訳クラブのサイトで今一番ホットな場ではな いだろうか? もともと「子どもといっしょに本を読もう!」というなんともシ ンプルなコンセプトではじめた掲示板だが、それが功を奏したようだ。書き込み の内容がバラエティに富んでいて、楽しく読める。トピックをちょっと拾い上げ てみても、小学校での読み聞かせ、家の子に読んであげている本、ナーサリーラ イムに学校図書ボランティア、ブックスタートの話、はたまた手作り絵本と絵本 を食べる子どもの話……などなど多岐にわたっている。「子ども」といっても自 分の子とは限らないし、出てくる子どもの年齢層も赤ちゃんから小学校の高学年 まで様々だ。そして、幅広いテーマに加え、一つ一つの発言が読みでがあるとい うのが特徴だ。読み聞かせの報告にしろ、子どもの好きな本リストにしろ、丁寧 に詳細を説明してあり、本当に楽しんでいるんだなあと、ほほえましく思う。  掲示板の財産はみなさまからの書き込みだ。これだけ言葉を「寄付して」もら えるのは実に喜ばしい。そしてさらにうれしいことに、この度管理人にえみりい さんが加わった。読み聞かせ経験の長い二人の管理人がサポートするおはなし小 部屋、益々の盛り上がりが期待できそうだ。 ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------ @読書室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=02 ・【新刊絵本】『トゥートとパドル なんてったってせかいいち』(ホリー・ホ ビー作/二宮由紀子訳/BL出版):おなじみの「トゥートとパドル」シリーズ。 散歩に出かけたトゥートがもどってこない。パドルは心配してさがしに行くが。 テンポのよいストーリーはこびで、気づいたら、まさかそこまで……という展開 になっているのが愉快だ。 ・【新刊読み物】『ネズミの時計屋さんハーマックスの恋と冒険』(マイケル・ ホーイ作/雨沢泰訳/ソニーマガジンズ):ハーマックス・タンタモック! こ れがこの物語の主人公。この実直なねずみの時計屋のもとに、めちゃくちゃに壊 れた時計の修理依頼がきて……。2002年、やまねこ賞未訳部門3位だった作品の 邦訳だ。 ・ダレン・シャンに会いにいけなかった人は掲示板で盛り上がれ! ・『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』(アレックス・シアラー作/金原瑞人訳) から広がった、年齢の話。……じっと手を見る。 ・『ピパルクとイルカたち』(ジョン・ヒンメルマン作/はねだ せつこ訳/岩 崎書店)を読みました! ・『こわがりのかえるぼうや』(キティ・クローザー作/平岡敦訳/徳間書店) を読みました! ・子どもたちをうならせた『どうぶつえん』(アンソニーブラウン作/藤本朝巳 訳/平凡社)のシュールレアリズム。  ↓ ・アンソニー・ブラウンの講義がビデオで見られるサイトの紹介。 ・『さあ、羽をあげるよ』(ジャック・タラヴァン文/ピーター・シス絵/いし づちひろ訳)のちょっとした仕掛けって? ・"Der kleine Wassermann" (von Otofried Preussler., K. Thinenemanns Verlag) を読みました! 邦訳は『小さい水の精』(オトフリート・プロイスラ ー作/はたさわゆうこ訳/徳間書店) ・「月刊児童文学翻訳」2001年10月号で紹介された、"Raspberries on the Yangtze" (by Karen Wallace, Simon & Schuster)を読みました! ・娘が読んだ『ソルジャー・マム』(アリス・ミード作/若林千鶴訳/さ・え・ ら書房)。 ・木坂涼作品リスト更新。新刊は、訳書が『ちびむしくん』(ビル・マーチン、 マイケル・サンプソン作/パトリック・コリガン絵/岩崎書店)。創作が『かげ は どこ』(辻恵子絵/「ちいさなかがくのとも」7月号)。 http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/rkisaka.htm ・金原瑞人訳書リストに『テリーの恋』(アラン・ギボンズ作/田中亜希子共訳 /主婦と生活社)と『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』(アレックス・シアラー 作/金原瑞人訳)を追加。 http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/mkaneha1.htm ・「月刊児童文学翻訳あるふぁ」のページを更新。「児童文学雑学クイズ」の過 去問が追加に。また、バックナンバー購入案内ページを新設した。 ▽月刊児童文学翻訳あるふぁ http://www.yamaneko.org/mgzn/alfa/index.htm ▽月刊児童文学翻訳あるふぁ>バックナンバー購入案内ページ http://www.yamaneko.org/mgzn/alfa/bkn.htm @喫茶室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=03 ・やまねこオンライン書店街の6月分を公開。「月刊児童文学翻訳」6月号で紹 介した本を掲載している。 http://www.yamaneko.org/mgzn/shop/2003/06.htm ・劇団四季の「ふたりのロッテ」で弾みがついて、のびるのびるケストナー・ツ リー。……そしてミュージカルの話題にも火がついた。 ・7月24日、赤坂のカナダ大使館にて、「ルドミラ・ゼーマン国際講演会」が開 かれる。ゼーマン親子のそれぞれのアニメーション短編の上映もある。詳しくは 喫茶室で。 ・6月22日、池袋で、『ハロー! オズワルド』(青山南訳/小峰書店)の ダン・ヤッカーリノ氏のサイン会が開かれる。 ・チルドレンズ・ブック賞発表!詳しくは賞速報をどうぞ。 http://www.yamaneko.org/award/index.htm ・「月刊児童文学翻訳」2003年6月号のhtml版公開。 【情報編】 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/06a.htm 【書評編】 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/06b.htm @お菓子板掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=05 ・たかがマヨネーズ、されどマヨネーズ、あまいマヨネーズ……ってオーロラソ ース? ・インガルス一家の母さん、キャロラインの子ども時代を描いたシリーズがでて いる。こちらにも、おいしそうな食べ物がたんと出てくる。 ・プレーツェルの本場から、作り方と食べ方の意外な事実を紹介。 ・「ハリポタ5」にシェパードパイがでてくるという、早耳情報。 @おはなし小部屋掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=04 ・おはなし小部屋掲示板の管理人に「語り部」えみりいさんが加わった。 ・絵本好きが高じると。親はつくりだす、子どもは食べだす、きりきざみだす?   ・学校図書ボランティアの情報交換を。 ・うちの子どもの好きな本。 ・子どもと絵本を読む穏やかな時間を大切にしたい……だけど時には……。 ・ブックスタートのその後。いまや、全国で360の自冶体がこの制度を導入して いるという。さらに詳しい話は掲示板にて。 ・マザーグースとナーサリーライムの違い。 @広場掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=202 ・ぽちこさん(WYN-2101)が自己紹介をしてくれた。 ・広場掲示板が紫陽花を意識した色に模様替え。 @学習室掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=201 ★現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ★ http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm @子どもの本のページ@ http://www.litrans.net/c-board/c-board.cgi?id=05 ・『少年民芸館』(外村吉之介著/用美社)で手仕事の美しさと言葉の美しさに 触れる。 ・センダックの『くつがあったらなにをする?』(ビアトリス・シェンク・ ドゥ・レニエ文/いしづちひろ訳/福音館書店)、と『くつがあったらどうする の?』(ビアトリス・シェンク・ドゥ・レニエ文/わたなべしげお訳/好学社)。 ・ジュディ・テイラー氏の「ピーターラビットの講演会」への参加報告。 ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm <フェリシモ出版>new! http://www.litrans.net/maplestreet/p/felisimo/index.htm 『ムッドレのくびかざり』(イルメルン・サンドマン=リリウス作/ベロニカ・ レオ画/木村由利子訳):サンゴの首飾りを探して、ムッドレの冒険の旅が始ま る。鍵を握るのは、ちいっちゃなイッカクジュウ。北欧の雰囲気が伝わってくる 人気のファンタジーが、新訳で復刊された。 <童話館出版>new! http://www.litrans.net/maplestreet/p/douwakan/index.htm 『ねずみのラットのやっかいなしっぽ』(アリスン・アトリー文/マーガレット ・テンペスト絵/神宮輝夫訳):泥棒ラットは、グレー・ラビットたちの家にし のびこみ、しっぽを結ばれてからというもの、仕事がうまくいかなくなった。こ のままでは家族を養っていけない。そこでフクロウ博士に相談に行く。30年代か ら40年代のイギリス初版本を再現した。挿絵も網羅した新訳だ。 『ねこねこ 10ぴきのねこ』(マーティン・レーマン作/星川奈津代訳):それ ぞれ違った生活をするねこが、気品ある絵で描かれる。 <文化出版局> http://www.litrans.net/maplestreet/p/bunka/index.htm 『ビバリー としょかんへいく』(アレクサンダー・スタッドラー作/まえざわ あきえ訳):ママと毎週行く図書館で、ビバリーはとうとう自分の図書カード を作ってもらった。うれしくて、意気込んでカードを使ったビバリーだが……。 <小峰書店> http://www.litrans.net/maplestreet/p/komine/index.htm 『きょうりゅうたちのおやすみなさい』(ジェイン・ヨーレン文/マーク・ティ ーグ絵/なかがわ ちひろ訳):それぞれの子ども部屋にいるいろんな「きょう りゅうたち」。さて、寝なさいといわれた時のリアクションは? 『ぼくネコになる』(きたむら さとし作):えっ! ある朝ネコになっちゃっ た! ぼくの生活はどうなるの? 『ねむれないひつじのよる かずのえほん』(きたむら さとし作):眠れない よるは、ひつじを数えろ。だけど、この絵本では、数えているのがひつじときて いる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ 執筆 NON 編集 さかな ルドミラ・ゼーマンさんの講演会や短篇映画、聞きたい、観たいなあ。(さ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●