●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      週刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2003年5月23日)                           No.112 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ mail……m_acti@yamaneko.org ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●南風にのってやってきた、6人の新スタッフ ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ [広場掲示板] 南風にのってやってきた、6人の新スタッフ ------------------------------------------------------------------------ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=202  昨年の秋に新サイトを立ち上げてから、もうすぐ4つ目の季節を迎えようとし ているやまねこ翻訳クラブ。発行するメールマガジンは未訳本を紹介するものか ら、日本の創作作品を英語で海外に紹介するものまで多岐にわたる。また、サイ トはやまねこのお宝である各種リストに加え、メルマガで扱った作品がずらっと 並んだ書店街、軒を並べる出版社がぐんと増えたメープルストリート(これは出 版翻訳ネットワークの店子となっている)など、盛りだくさん。さらに、人気の 勉強会は3か所同時進行という盛況ぶり。スタッフは、会員のみなさんに楽しい やまねこライフをおくっていただこうと、自らも楽しみながら日々ディスプレー に向かっている。みな大きく育つクラブの様子に目を細めつつ、ちょっと油断す るとその目がしょぼしょぼしたり、からからドライになったり、時々「時間がも っとほしいなあ」とつぶやいてみたり……。  と、そこに南風にのってやってきたのは、6人の新スタッフ。鼻がツンと上を 向いた、バンクス家の子守のように魔法は使わないけれど、現在クラブ活動のあ ちらこちらで活躍する面々だ。紹介しよう。ぐりぐらさん、ケンタさん、ち〜ず さん、hanemiさん、めいさん、レイラさん(50音順)。見るからにやる気に溢れ る元気いっぱいの6人に、古参スタッフのしょぼからの目が輝いた! 新人パワ ーをチャージして、より充実したサイトを目指すクラブの今後に乞うご期待。 ★スタッフってなんだろう?という疑問をお持ちの会員はクラブ組織図を参照の こと(会員限定)。 http://www.yamaneko.org/member/sosiki/sosiki.htm ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------ @読書室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=02 ・【新刊絵本】『こわがりのかえるぼうや』(キティ・クローザー作/平岡敦訳 /徳間書店):こわがりのカエル、ジェロームは、変な音が気になってねむれな い。パパに助けをもとめにいくと……。  ↓ ・「海外ミステリ通信」の5月号で訳者の平岡敦氏のインタビューが読める。 http://www.litrans.net/whodunit/int/hira.htm ・【新刊絵本】『キスなんてごめんだよ!』(エマ・チチェスター・クラーク作 /まつかわまゆみ訳/評論社):キスされるのにうんざりして、「キスなんか発 明されなきゃよかったんだ」と口をとがらせるサルのモモ。そんなモモに弟がで きた。 ・『ロージーのおひっこし』(ジュディ・ヒンドレイ文/ヘレン・クレイグ絵/ まつかわまゆみ訳/評論社):ロージーはすてきな木のうろをみつけた。お気に 入りの場所にしようと居心地よくしつらえ、お客様がやってこないかと待ち構え ていると、やってきたのは……。やさしい色合いの絵も味わってほしい。 ・『ロッティーとハービー ドドさん結婚おめでとう』(ペトラ・マザーズ作/ 今江祥智・遠藤育枝訳/BL出版):うっとりするほどおしゃれな、大人の恋の 物語。 ・デイビッド・シャノンの秋の新刊は "How I Became a Pirate" 。これまた楽 しそうな海賊の話。 ・『恋におちた人魚』(アリス・ホフマン作/野口百合子訳/アーティストハウ ス)読みました。 ・『コッケモーモー!』(ジュリエット・ダラス=コンテ文/アリソン・バート レット文/たなかあきこ訳/徳間書店)と『ピクニックにいこう!』(パット・ ハッチンス作/たなかあきこ訳/徳間書店)を学校に読みにいった人物とは… …? ・カーネギー賞マラソンに新たなランナーが仲間入り。 ・『HOOT ホー』が好評、千葉茂樹訳書リストとレビュー集を更新。 ▽訳書リスト http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/schiba.htm ▽レビュー集 http://www.yamaneko.org/dokusho/shohyo/chiba/index.htm ・『ちびうさまいご!』(ハリー・ホース作/千葉茂樹訳/光村教育図書)のフ ァン急増中。 ・マーガレット・ワイズ・ブラウン邦訳リスト更新。 http://www.yamaneko.org/bookdb/author/b/mwbrow_j.htm ・久しぶりに邦訳の出たアーノルド・ローベル。邦訳作品リストを更新した。 http://www.yamaneko.org/bookdb/author/l/ar-lobel.htm ・ピーター・シス邦訳作品リスト更新。シスの新刊は『さあ、羽をあげるよ』 (ジャック・タラヴァン文/いしづちひろ訳/BL出版)。また、シスの作品 リストを新規公開した。 ▽ピーター・シス邦訳作品リスト http://www.yamaneko.org/bookdb/author/s/psis_j.htm ▽ピーター・シス作品リスト http://www.yamaneko.org/bookdb/author/s/psis.htm    @喫茶室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=03 ・今月の「子どもの本だより」はビアトリクス・ポターの「ピーターラビット の絵本」からの2冊。 http://www.litrans.net/maplestreet/kodomo/index.htm ・夏休み、チェコのアニメ作家、カレル・ゼマンの映画を見よう! ・やまねこオンライン書店街の5月分を公開。 http://www.yamaneko.org/mgzn/shop/index.htm ・東京・代官山にて「カリジェ展」再び。 ・奈良県・広陵町立図書館で、ミニ「マザーグース」講義が行われた。 @お菓子板掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=05 ・シェパードパイのフィリングは、それぞれの味付け。 @おはなし小部屋掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=04 ・ブックトークに挑戦しました。   ・5月17日、おはなしこねこの会の定期おはなし会が東京・早稲田で行われた。 ・実現するか!? 学校で絵本を英語で読み聞かせる。 ・学校の図書アンケートの結果は? 報告を待つ。 @広場掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=202 ・よよぎさん(WYN-2096)が自己紹介をしてくれた。 ・5月30日、春の京都にて関西オフ! 参加希望者は広場へいそげ! ・ネットで聞ける、おばあちゃんの民話(注:字幕なし福島弁)。 ・外国で暮らす子どもたちにとって、母国語ってなんだろう? ・子どもの本、翻訳情報ぎっしりの主夫さんオフに参加者は大満足。 @学習室掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=201 ・短編初級勉強会 [課題 "The Ink Drinker" (by Eric Sanvoisin, Random House Childrens Pub]の参加者募集、締め切られる。参加者は13名。 ★現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ★ http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm @子どもの本のページ@ http://www.litrans.net/c-board/c-board.cgi?id=05 ・「充足した」1冊、『モーゼスおばあさんの絵の世界 田園生活100年の自伝』 (アンナ・M・R・モーゼス著/加藤恭子訳/未来社)は、80歳をすぎて絵の才 能を認められたモーゼス氏の自伝。『モーゼスおばあさんの四季』(アンナ・メ アリー・ロバートソン・モーゼス作/W・ニコラ・リサ編・詩/加藤恭子・和田 敦子訳/BL出版)とあわせて読みたい。 ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm <岩崎書店> new! http://www.litrans.net/maplestreet/p/iwasaki/index.htm 『ちびむしくん』(ビル・マーチン & マイケル・サンプソン作/パトリック・ コリガン絵/木坂涼訳):名もない虫のちびむしくんはマルハナバチにあこがれ て、おしりの針と銀の羽さがしの冒険にでる。50年も前からあった短い物語に、 コリガンが新たにつけた絵は、光の美しさが印象的。  『ピパルクとイルカたち』(ジョン・ヒンメルマン作/はねだせつこ訳):ビバ ルクは氷に閉じ込められてしまったイルカたちをみつけた。村中が必死で助け出 そうとするが……。ロシアのチュコト半島での実話を元に描かれた物語。 <朔北社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/sakuhoku/index.htm 『ポスおばあちゃんのまほう』(メム・フォックス文/ジュリー・ヴィヴァス絵 /加島葵訳):ポスおばあちゃんは、オーストラリアにすむ動物、ポッサム。ち ょっとぬけてる魔法使いのおばあちゃんが繰り広げる物語もわくわくするが、た くさんでてくるオーストラリアの動物と食べ物がまた楽しい絵本だ。 <文化出版局> http://www.litrans.net/maplestreet/p/bunka/index.htm 『ぼうしの上にまたぼうし』(ローラ・ゲリンジャー文/アーノルド・ローベル 絵/福本友美子訳):ぼうしが大好きなポットルさん。彼は気持ちが顔に表れず、 頭の上に表れる……!? 訳者の福本氏から熱いメッセージをいただいている。 <ソニー・マガジンズ> http://www.litrans.net/maplestreet/p/sonymgz/index.htm 『チェンジリング・チャイルド』(ジュリー・ハーン著/海後礼子訳):フィリ ップ・プルマンに創作を学んだ鬼才、ハーンが取り組んだのは、フリークのひし めく摩訶不思議な世界。怪しげなファンタジーが幕を開ける……。 <さ・え・ら書房> http://www.litrans.net/maplestreet/p/saera/index.htm 『森の中のフロイド』、『町を行くフロイド』(マリー・メイイェル作/インゲ ラ・ペーテション絵/とやままり訳):マダラヒタキという渡り鳥が主人公の大 型絵本。フロイドといっしょに楽しく環境について知ることができる、森の国ス ウェーデンらしい1冊。 <柏書房> http://www.litrans.net/maplestreet/p/kashiwa/index.htm 『不思議の国のマザーグース』(夏目康子著):マザーグースを専門とする著者 が、読み解くマザーグースの不思議で楽しい世界。 <講談社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/kodansha/index.htm 『おおきな きかんしゃ ちいさな きかんしゃ』(マーガレット・ワイズ・ブ ラウン文/アート・セイデン絵/小池昌代訳):大きな機関車と小さな機関車が 大きなレールと小さなレールを走っていく。50年にも渡りアメリカで読まれてき たロングセラー絵本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ 執筆 NON 編集 さかな おたまじゃくしを育てています。足がでてきました。蛙になる日も近いか な。『こわがりのかえるぼうや』おもしろかったです(^^)(さ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●