2003年12月刊行
ジャックの妹です。 この本は、ジャックの母親であるアネットが、日記に書き留めたジャックの言葉によってできました。 リビーは、先天性の難病で、わずか3年半でこの世を去ってしまいました。 5歳のジャックは、死の意味が理解できず、毎晩寝る前に、母アネットに聞いたそうです。 「ねえ、リビーはどうしているの?」 絵を描いたのは、日本で人気のあるイラストレーター田村みえさん。 ジャックの心の旅とともに、田村みえさんのイラストにもまた旅(物語)が描かれています。 空色の表紙をひらいて、ふたつの旅をみてみてください。 「おーい、リビー… おたんじょうびに おそらにあげた ふうせん とどいた?」 【文】ジャック・サイモン テキサス州オースティン在住。家族は母アネット、父ケント、弟グラント、そして天国のリビー。本書は亡き妹に捧ぐ彼の処女作。 |
2003年8月刊行
作者より、読者のみなさんへ
デービッドは大学の授業がはじまるというのに、下宿先がみつからずに困っていた。 夫人がつくる焼き物の龍はとても特別です。 下宿人デービッドのためにも夫人はさっそく特別な龍をつくりました。 名前はガズークス。 夫人はデービッドに約束させます。「けして泣かせたりしないと――」 さあ、下宿生活のはじまり、はじまり。 作者が15年かけて書き上げた、この小さな龍のお話をどうぞゆっくり読んでみてください。 見返しに描かれている、龍の絵も楽しめます。 焼き物の龍たちは、華やかに動くことはないけれど、それはそれは存在感たっぷり。 ルーシーのおしゃべり、ペニーケトル夫人の謎(?)、デービッドとガズークスの生活、 丁寧に静かに語られるファンタジーです。 【作者】クリス・ダレーシー Cheris d'Lacey 妻とともに、英国レスター市に暮らす。子どもの頃の夢はなんとデヴィッド・ボウイのようなロックスターになることだったらしい。児童書を中心に続編"Ice Fire"(原題)が本国にて発売となる。 |
株式会社 竹書房
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2丁目7番3号
電話 03-3264-1576
Last Modified: 2003/12/24
担当:さかな
HTML編集:
出版翻訳ネットワーク・やまねこ翻訳クラブ