集英社 新刊情報

2003年8月刊行

★集英社の海外ファンタジー★

セヌとレッドのピラミッド:表紙 セヌとレッドのピラミッド


キャサリン・ロバーツ
米山 裕子 訳

ISBN 4-08-773373-4
定価 本体1800円+税
ジョニー・ディクソン どくろの呪い:表紙 ジョニー・ディクソン どくろの呪い


ジョン・ベレアーズ
林 啓恵 訳

ISBN 4-08-773375-0
定価 本体1600円+税

◆セヌとレッドのピラミッド

 古代世界の七不思議とは?
 優れた建築物リストのことで、バビロンの空中庭園、オリンピュアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、エフェソスのアルテミス神殿、アレクサンドリアの灯台、ロードス島の巨像、そしてギザのピラミッドの七つ。このピラミッドは現在も存在している。
 この「世界七不思議ファンタジー」第2弾の舞台は、ギザのピラミッド。
 セヌはそこで、ピラミッドの墓荒らしの一味に引き入れられてしまう。
 それは、セヌには特別の能力があったから。その能力とは?!

キャサリン・ロバーツ Katherine Roberts
英国の児童文学作家。1962年、イギリスはデボン州トーキー生まれ。バス大学で数学を専攻し、最優等生卒業生となる。その後、コンピュータや競走馬関連、ペットショップなどの仕事を経験したのち、リンディ・ムーアのペンネームで書いた短編が、さまざまなSF/ファンタジー誌、女性誌などに掲載される。最初の長編小説である『ライアル5つの魔法の歌』は1999年に発表され、すぐれた児童文学に与えられるブランフォード・ボウズ・アウォードを受賞した。おもな作品は上記の他に、“世界の七不思議ファンタジー”シリーズ第1作『バビロン・ゲーム』、『アースヘイヴン物語』、"Crystral Mask"など。
米山裕子 よねやま・ひろこ
翻訳家。ユニカレッジにて翻訳を学ぶ。主な訳書は、キャサリン・ロバーツ『バビロン・ゲーム』(集英社)、リン・ヒューゴーほか『涙のスイミング・レッスン』(集英社文庫)、デイヴィス『ガールズ・ポーカー・ナイト』(文春文庫)、ハルパリンほか『誰がカート・コバーンを殺したか?』(ブルース・インターアクションズ)など。

◆ジョニー・ディクソン どくろの呪い

 ジョニーとチルダーマス教授は寒い冬の夜、旅先の宿で“チルダーマス時計”と出会う。時計と出会うというのもおかしな話だが、まさにそうなのだ。その時計のなかにはどくろがあった。以来、不思議な現象がジョニーのまわりにつぎつぎ起こる。一番は、大事な年上の友人、教授が失そうしてしまったことだ。なんとしても探し出さなくては! 同じく教授の友人であるヒギンズ神父とともに、謎に向かって旅に出る……。

ジョン・ベレアーズ John Bellairs (1938-1991)
ミシガン州出身。長らく大学で教鞭をとったのち、子供向けゴシック・ホラー小説を執筆して、高い評価を受ける。恐ろしいなかにも夢のある道具立てと、子供心を大切にした作風で、その作品のファンは、大人にも多い。ジョニー・ディクソン・シリーズの他、ルイス・バーナヴェルトを主人公とするルイスと魔法使い協会シリーズがある。
林 啓恵 はやし・ひろえ
1961年、愛知県生まれ。国際基督教大学・社会学科卒。訳書にジョン・ベレアーズ『ジョニー・ディクソン ミイラと遺書と地下聖堂』(集英社)、ドロシア・ベントン・フランク『愛しき海辺の家』(集英社)、アイリス・ジョハンセン『眠れぬ楽園』(二見書房)、リンダ・ハワード『ふたりだけの荒野』(ソニー・マガジンズ)、ミッシェル・フェイバー『祈りの階段』(アーティストハウス)他。美人の魔女からもらった、性悪なメス猫と鶏のササミを分けあう日々。


2003年4月刊行

★集英社の海外ファンタジー★
少女探偵サミー・キーズとホテル泥棒:表紙

少女探偵サミー・キーズとホテル泥棒



ウェンデリン・V・ドラーネン 
加藤洋子 訳


ISBN 4-08-773386-6
定価(本体1600円+税)

サミーは世界12ケ国で超人気者!
エドガー賞受賞作(児童部門)

おばあちゃんとマンションで二人暮らしのサミーは中学一年生。
ある日、双眼鏡で向いのホテルをのぞき見していたら、泥棒を目撃してしまった!
おちゃめでオテンバのサミーの名推理がさえる!

なにがあってもめげなくて、一本気のサミー。
おばあちゃんは、「あんたみたいな友だちがいるのはしあわせだ」って言ってくれる。
そう、サミーみたいな友人がいるときっと楽しくて心地よい。
諸悪の根元となった双眼鏡で、泥棒を目撃してしまったサミー。
そのあとの推理でも、双眼鏡は大きな役割を果たすのだ。
さて、犯人は誰?

アイスクリームのダブルダイナモをおいしそうにほおばるサミー。
読んでいると、甘いアイスクリームを食べたくなる。
世界12カ国で翻訳されている人気シリーズ、続編もぜひ読みたい!


【作者】ウェンデリン・V・ドラーネン Wendelin Van Draanen  フォークリフトの運転手から高校の先生まで、いろんな仕事を経ていまは作家一筋。夫とふたりの息子とともにカリフォルニアに住んでいる。趣味は“三つのR”。読書(リーディング)にランニング(愛犬のシベリアンハスキーと走る)に、ロックンロール(ロックバンドで歌う)。

【訳者】加藤洋子 かとう・ようこ ビクトロンの弾き語りから英語塾の先生まで、いろんな仕事を経ていまは翻訳一筋。夫と犬一匹、ネコ二十二匹とともに東京の八王子に住んでいる。趣味は“R&D”(ライディング)とドライブ。




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Last Modified: 2003/08/18
担当:さかな

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