青萠堂 新刊情報 |
2005年10月刊行やった! ヒゲ父さんに会える! 愛たっぷりのコマ・マンガの傑作!
このヒゲ父さんは20年前、日本にお目見えしています。 岩波少年文庫の2冊組で、その時は『おとうさんとぼく』という題名でした。 私はこの本が大好きで20年前から愛読していました。月日が過ぎ私自身もわが子を授かり、彼らが成長していく中で今度は彼らの愛読書になっていく姿をここ数年うれしく見ていました。再び刊行されてほしいとずっと思っていたのですが、なかなか登場しません。 そうしたら今月うれしいニュースが! 青萠堂さんが原書に忠実に3巻出されたのです!! 「ヒゲ父さん」は心ひろくあったかく、そして小さい子どもにとても近い気持ちをもっている大人。 息子がだいすきでだいすきで、愛情たっぷりに暮らしています。 はじめのコマ・マンガは「愛すべき父さん」 石を水に投げて遊んでいるヒゲ父さんと息子、熱中するあまり近くの石を全部使い果たしてしまいます。あぁ、終わっちゃったなぁと陽が沈むのにあわせて帰る2人。でも、お父さんは月夜にもどってきます。次の朝、息子が見たものは?! 「ものには順序がある」では、いたずらをした息子を追いかけてお尻ペンペンしようとするヒゲ父さん。ところが、いざ叩こうとしたお尻に見えたものは? 叩く手を休めてお父さんせっせとあることをして、それからペンペンに戻ります。思わずくすりとさせられるシーン。 のどかな生活は大きな変化がおとずれ、ヒゲ父さんと息子は大金持ちになります。さて、2人はますます幸せになれるかしら。最後をかざるマンガのタイトルは「さようなら」。 (林さかな)【著者紹介】e.o.プラウエン(本名エーリヒ・オーザー) (1903年〜1944年)
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Last Modified: 2005/10/21
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