2004年11月刊行
【内容
紹介】ド
イツの田舎町に暮らす十五歳の少年ヴォルフガングは、幼いころから地道にチェロの練習を続けてきた。しかし、本物の天才を目の当たりにしたとき、一流の
チェリストになるのは父の願いであって、自分の願いではなかったことに気づく。 <>ES細胞やクローンの問題などは、最先端医
療の進歩に欠かせない技術である一方、その倫理
性が大きな社会反響をよんでいる。昨年ナンシー・ファマーの House of the Scorpion
ではクローン人間の少年に視点を合わせ、全米図書賞、ニューベリー賞オナーとプリンツ賞オナーという数々の栄光をあびた。エシュバッハはまた全く違った作品で
クローン人間の問題をとりあげた。ぜひおためしあれ。
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<> 【作/アンドレアス・エシュバッハ】1959年、ドイツのウルム生ま れ。大学で航空宇宙工学を学んだのち、ソフトウェア会社を おこす。その後、執筆に専念。1995年に出版された最初の長編小説はドイツSFクラブ文学賞を受賞。1999年のSF年鑑は彼を「ドイツSF界のス ター」と呼ぶ。邦訳作品に『イエスのビデオ』(早川書房)があり、アメリカでビデオ化された。 【訳/山崎恒裕】1956年
東京生まれ。一橋大学大学院社会学修士了。1985年から10年間、フランクフルトで教職につき、そのかたわらドイツ文学を学ぶ。訳書に『ヴィリーへの手
紙』『七つの封印』(ともにポプラ社)『翼をひろげて』(求龍堂)などがある。 |
2004年10月 刊行
【内容
紹介】 あいとゆるし、そして勇気と希望に満たされた、暖かい物語。2004年ニューベリー賞の話題作! 映画化も
決定している。 〜 ミニレビュー 〜 城に住んでいる小さなネズミ、デスペローはかわったネズミだった。物語
を読むのが好き。音楽が好き。そのうえ、人間の王女に恋をした。愛ゆえにネズミの掟を破って人間と話し、地下牢へ追放されてしまう。迷路のような地下牢を
牛耳るドブネズミたちは、囚人の苦しみと闇を愛していた。けれどもドブネズミのロスキューロだけは光にあこがれ、外界への階段を上る。光を浴びて喜んだの
もつかのま、ある事件を引き起こし、王家の怒りを買った。王女の憎しみのまなざしに深く傷ついたロスキューロは、王女を恨み復讐を誓う。 (やま
ねこ翻訳クラブ会員 リー玲子)
【作/ケイト・ディカミロ】1964年、米国フィラデルフィア生まれ。フロリダ大学卒業。職を転々とし、29歳で執筆
活動開始。ミネアポリス在住。ニューベリー賞オナー(次点)の "Because of
Winn-Dixie"児童向け、おとな向けのの作品を書いている。『きいてほしいの、あたしのこと――ウィン・ディキシーのいた夏』(ポプラ社)が2001
年ニュー
ベリー賞オナー(次点)作品に選ばれた。映画化されて2005年2月米国公開予定。 【訳/子安亜弥】名 古屋市生まれ。南山 大学外国語学部英米学科卒業。訳書に『クジラのウォルドーとココナツ島の魔女』(ポプラ社)『19世紀の美術』『台風』『比較大図鑑」(借成社)などがあ る。アメリア新人翻訳家コンテストで最優秀賞を受 賞。 |
2004年8月・11月刊 行
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2004年8月・11月刊 行
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2004年8月刊行
そこに浮かびあがってきたのは、アナの心のゆれを映したようなアルゼンチン・タンゴの調べと、ドイツの「過
去」の影だった―ドイツのティーンエイジャーに大人気の作者による、ミステリー・タッチの感動的な物語。 本書はドイツの十代の子どもたちに人気が高いフリードリッヒによるミステリー・タッチの物語。音楽、悲しい
歴史、そして揺れ動く少女の心情など様々な要素を渾然一体とした美しい物語に完成させている。 【作/ヨアヒム・フリードリッヒ】1953年ドイツ・オーバーハウゼン生まれ。作家。経済学と経営経済学の博士号と教授資格 をもつ。会社員、大学教授、経営コンサルタントなどさまざまな職種を体験した後に、ミヒャエル・エンデの『モモ』(岩波書店)に出会い、子どもの頃の気持 ちを思いだし作家を志す。専門書の執筆のかたわら戯曲や児童文学を書き「ぼくの親友」シリーズ、「アマンダX」シリーズなど数々の人気作品を生みだした。 1999年に『4と1/2探偵局』(ポプラ社)で「エーミール児童ミステリ文学賞」を受賞。彼の作品は世界40か国で翻訳され、子どもたちの絶大な支持を 得ている 【訳/平野卿子】翻訳家。お茶の水女子大学卒業。おもな訳書に『光の子がおりてきた』(金の星社)『耳をす
ませば』『思いがけない贈り物』(講談社)『夕ご飯までの5分間』(偕成社)などがある。 |
2004年8月刊行
【内容
紹介】 【作/ポール・スチュワート】1955年ロン
ドン生まれ。ランカスター大学と東アングリア大学で創作を学び、ファンタジー、ホラーから絵本、サッカー少年の物語まで、さまざまなジャンルで人気を博し
ている。現在、ブライトンに小学校教師の妻と二人の息子と住んでいる。本書の挿絵のクリス・リデルとコンビでの絵本作品も多数。 【訳/唐沢則幸】1958年、長野県出身。青山学院大学卒。訳書に『ウォーリーをさがせ!』シリーズ(フ
レーベル館)、『エヴァが目ざめるとき』(徳間書店)、『アウトサイダーズ』(あすなろ書房)、『魔女が丘』(理論社)、『2099恐怖の年』シリーズ
(偕成社)、『パイの物語』(竹書房)など多数。 |
2004年5月刊行
【内容
紹介】 なお、本書の続編 "The Lady and The Squire"
も英国で絶大な人気を得ており、こちらの邦訳も来年刊行予定。おたのしみに! 【作/テリー・ジョーンズ】一九四二年、北ウェールズのコルウィンベイ生まれ。映像作家、脚本家。イギリスの人気コメ
ディ番組「モンティ・パイソン」のメンバーとして頭角をあらわし、さまざまな映像作品で活躍。児童文学では、自身が監督して映画化した『エリック・ザ・バ
イキング』でチルドレン・ブック賞を受賞。また、中世イギリス文学研究家としての側面が、この作品に遺憾なく発揮されている。マイケル・フォアマン一九三
八年イギリス・サフォーク州ベイクフィールド生まれ。王立美術大学などで学んだのち、雑誌のアートディレクター、絵本や挿画など精力的に活躍。ケイト・グ
リーナウェイ賞を二度にわたって受賞するなど、イギリスを代表するイラストレーター。主な作品に、『世界をみにいこう』(フレーベル館一『ネコがみた〃き
せき〃』(評論社)などがある。 【訳/斉藤健一】1948
年福島県生まれ。東北大学大学院修了。英文学専攻。四半世紀の間大学で教鞭をとったのち、フリーに。主な訳書に、『テムズ川は見ていた』(得間書店)『見
習い物語』(岩波書店)『マイロのふしぎな冒険』(PHP書店)『血族の物語』(ポプラ社)などがある。 |
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Last Modified: 2004/11/17
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