2002年10月刊行★ ペン/フォークナー賞ノミネート作品 ★
【作者】マニル・スーリー(Manil Suri) 1959年、インドのボンベイ生まれ。1980年にアメリカへ留学、現在はメリーランド大学の数学教授。「小説を書くこと は、限定されたイメージ(数学教授)から自分を解き放ち、もう一つの内なる呼び声に答えることだ」 【訳者】和田穹男 1940年生まれ。訳書に『リトル・トリー』『ダンとアン』(めるくまーる刊)などがある。 騙し、盗み、娼婦に恋し、飲んだくれて生きた男ヴィシュヌがボンベイのアパートの階段で死につつある。 神と同名のその男が暮らしてきた踊り場は今、賎と聖、下界と天上界の分岐点だ。 神の座へと一人階段を上っていく彼の魂。一方、アパート住人は、若い恋人達の駆け落ちに上を下への大騒ぎ。 |
2002年7月刊行
シャデーが登校の準備をしていると、銃声が響き母が倒れた。 本当はジャーナリストで軍事政府の批判記事を書き続ける父親をねらったものだ。 シャデーと弟は身の安全の為、その日のうちにロンドンへ脱出するのだが、 出迎えてくれるはずの人も現れず、大都会のロンドンへ2人はほうりだされてしまう……。 カーネギー賞の授賞式で、作者ナイドゥーは、文学は他の世界への架け橋であると述べた。 文学について語ることは、世界と人間性についての深い理解の場を提供することだと。 訳者あとがきより |
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Last Modified: 2002/10/04
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