2004年4月刊行
【内容】 長年編集者・翻訳者としてたくさんの児童書を紹介してきた著者が、自らの経験をまじえ子どもたちに読書習慣を身につける方法を紹介。赤ちゃんから中・高校生まで幅広い年齢の子どもたちを、本の世界に導くヒントが書かれています。 【著/さくまゆみこ】 東京生まれ。文化出版局ならびに冨山房で児童書編集に携ったのち現在はフリーの翻訳者。玉川大学・大学院非常勤講師。著書に『イギリス 7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、訳書に「リンの谷のローワン」シリーズ、『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『カマキリと月』(福音館書店)、『レーナ』(理論社)、『子どもの本の歴史』(共訳・柏書房)など多数。児童文学や絵本の研究会も長く続けている。 |
2003年5月刊行
【内容】 マザーグースの唄に登場する風変わりな少女、愉快なおばあさん、動物・悪漢、子守唄、なぞなぞ等――なんでもありの豊饒の世界を、一つ一つ唄を読み解き、挿し絵を見比べながら探る渾身の書き下ろし。 【著/夏目康子】 津田塾大学英文学科卒業、お茶の水女子大学大学院博士課程満期退学、ロンドン大学キングズ・カレッジ客員研究員(1995年4月〜1996年3月)。専門はマザーグース、児童文学、イギリス文学。著書に『マザーグースと絵本の世界』(岩崎美術社、1999年)、『英米児童文学ガイド』(研究社出版、2001年、共著)、訳書に『子どもはどのように絵本を読むのか』(柏書房、2002年、共訳)など。津田塾大学非常勤講師。 |
2003年4月刊行
【内容】 1974年の初版から20年後の改訂を経て現在まで読み継がれている古典的名著。赤ちゃんから14歳までを5つの段階に分け、各々にふさわしい読書指導のあり方を懇切に説く。 【著/マーガレット・ミーク】 本名マーガレット・ミーク・スペンサー。教師、評論家、児童書の批評家。ロンドン大学教育研究所名誉教授。同研究所で長年にわたり文学と識字、特に児童文学の研究と、国語教育に携わる教師の指導をしてきた。そのかたわら、学校教育における子どもの読み書き能力を伸ばすために、数々のグループに加わって、精力的に活動を続けている。子どもが読むことを学ぶときに何が起こるかを説明した本書により、数多くの親を励まし、支援した。イギリスばかりでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、フランスでも、教師、教育者、助言者として長年にわたり活動してきた。1970年に児童文学への多大な貢献により、エリナ・ファージョン賞受賞。1996年国際読書協会によりReading Hall of Fame(読書殿堂)の一員に選ればれた。主な著作に『読み書きできるということ』『クールウェッブ――子どもの読書のパターン』『読者が学ぶことをテキストはいかに教えるか』("How Text Teach What Readers Learn")等。 【訳/こだまともこ】 1942年、東京生まれ。出版社勤務の後、児童文学の創作と翻訳の仕事を始める。創作に『3じのおちゃにきてください』『まいごのまめのつる』(共に福音館書店)、訳書に『レモネードを作ろう』(徳間書店)、『おばあちゃんはハーレーに乗って』(偕成社)、『いつもお兄ちゃんがいた』(講談社)、『子どもの本の歴史――写真とイラストでたどる』(共訳―柏書房)、『みんなで話そう、本のこと――子どもの読書を変える新しい試み』(柏書房)他多数。白百合女子大学児童文化学科講師。 |
2003年2月刊行
【内容】 著者自らが6人の仲間と共に、読書教育を考える20年以上に及ぶ活動からたどりついた「もうちょっと話してみて」の取り組みを、具体的に実例をあげてわかりやすく、すぐに役立つ15のワークショップ形式で紹介。日本語版オリジナルの作家別ブックリスト付き、本の写真も満載。 【著/エイダン・チェンバーズ】 1934年、イギリス北部生まれ。作家、児童文学評論家。7年間にわたり、英国国教会の修道士もつとめた。ナンシー夫人と共に、児童文学評論誌『シグナル』を創刊した。評論に『いやいや本を読む子ども』など多数。創作には『おれの墓で踊れ』『ブレイクタイム』など。1982年に児童文学に顕著な貢献をしたことでエリナ・ファージョン賞、1999年『誰もいない土地からの葉書』でカーネギー賞、2002年「児童書のノーベル文学賞」と言われる国際ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を受賞。 【訳/こだまともこ】 1942年、東京生まれ。出版社勤務の後、児童文学の創作と翻訳の仕事を始める。創作に『3じのおちゃにきてください』『まいごのまめのつる』(共に福音館書店)、訳書に『レモネードを作ろう』(徳間書店)、『おばあちゃんはハーレーに乗って』(偕成社)、『いつもお兄ちゃんがいた』(講談社)、『子どもの本の歴史――写真とイラストでたどる』(共訳―柏書房)他多数。白百合女子大学児童文化学科講師。 |
2002年11月刊行
【内容】 バーニンガム、アンソニー・ブラウン、アールバーグ夫妻、ブリッグズ、センダックなどポスト・モダンの絵本を研究者、教師、批評家などさまざまな立場の大人が子どもたちと一緒に読みながら考察していく、新しいタイプの絵本論。絵本作家が自作を語り、子どもたち自身が語る「声」には新たな発見がある。 【編/ヴィクター・ワトソン】 長年教鞭をとっていたケンブリッジ大学ホマトン・カレッジを1997年に早期退職し、現在は主として執筆活動に従事。専門は英文学(18世紀)および児童文学・絵本学。代表著作に『シリーズ物を読む――アーサー・ランサムからジーン・ケンプまで』(ラウトレッジ社、2000年)、監修『ケンブリッジ版 児童文学大事典』(ケンブリッジ大学出版局、2001年)など。ニューカッスル児童書センター理事。 【編/モラグ・スタイルズ】 ケンブリッジ大学ホマトン・カレッジで、主にリテラシー児童文学(詩・絵本)を講じるかたわら、子ども向けの詩のアンソロジーや異文化教育のブックガイドの編纂、児童文学や絵本に関する評論執筆、「現代児童文学の古典」シリーズ(コンティミュアム社)の編集を行う。代表著作に『庭から路地へ――児童詩の300年』(カッセル社、1998年)など。ヴィクター・ワトソン氏との共著他、編著者多数。 【監訳/谷本誠剛】 1939年兵庫県に生まれる。東京教育大学英米文学科修士課程修了。静岡大学教授、筑波大学教授を経て、現在関東学院大学文学部文学研究科教授。日本イギリス児童文学会会長。著書に『児童文学入門』(研究社出版)『物語に見る英米人のメンタリティ』(大修館書店)『宮沢賢治とファンタジー童話』(北星堂)『児童文学キー・ワード』(中教出版)など、翻訳に『ファンタジー文学入門』(大修館書店)他がある。 |
2002年9月刊行
【内容】 わたしたちが、どれほど『若草物語』のジョーにあこがれたか、だが―― 二人の女性が記憶に残る思い出を語りあうなかから生まれた本書(What Katy Read 1995)は、『若草物語』『赤毛のアン』『秘密の花園』など少女小説8作品をフェミニズムの視点で読み直した挑戦的な試み。 【著/シャーリー・フォスター】 イギリス、ハル大学のアメリカ研究の教授を経て、シェフィールド大学英文科の教授に就任。アメリカ文学とイギリスのヴィクトリア朝文学の両方を教えている。近年は、とりわけ女性の旅行記に興味を持っている。 【著/ジュディ・シモンズ】 イギリス、シェフィールド・ハラム大学を経て、現在デ・モントフォート大学の英文学教授、人文学部長を務める。研究対象は現代文学と女性作家で、七冊の本の編集にたずさわり、また論文も数多い。 【監訳/川端有子】 1962年京都生まれ。関西学院大学文学部文学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。現在、愛知県立大学外国語学部英米学科助教授。イギリスの十九世紀小説、英語圏の児童文学を研究している。著書、訳書に『子どもの文化を学ぶ人のために』(世界思想社、共編著)、『英米児童文学の宇宙』(ミネルヴァ書房、共著)、『ねむり姫がめざめるとき――フェミニズム理論で児童文学を読む』(阿吽社、共同監訳)などがある。 |
2002年9月刊行
【内容】 埋もれていた「子ども性」Childnessという言葉を掘り起こし、新たな機能を与え、「児童文学とはいかなる文学か」という難問に果敢に取り組んだ、刺激的論考(Signs of Children's Books 1997)を全訳紹介。 【著/ピーター・ホリンデイル】 1936年、英国ダービシャー生まれ。ケンブリッジ大学卒(英文学専攻)。ブリストル大学大学院修了。ヨーク大学で長年教鞭をとり、1999年定年退職。現在は執筆・講演活動に専念。専門は、児童文学および英国演劇。シェイクスピア、ベン・ジョンソンなどの作品編集を手がけるほか、『子どもの本とイデオロギー』(1988年)を始め、児童文学の評論も数多い。 【監訳/猪熊葉子】 1928年生まれ。聖心女子大学名誉教授。日本国際児童図書館評議会会長。聖心女子大学大学院を経て、1957年オックスフォード大学留学。トールキン教授の指導を受ける。1990年白百合女子大学に児童文学専攻の大学院設立に伴い、聖心女子大学から移籍。90年定年退職。主として英語圏の児童文学理論、評論、翻訳に携わる。主著に『英米児童文学史』(共著)『ものいうウサギとヒキガエル』『児童文学最終講義』などがある。 |
2002年4月刊行
【内容】 明治期から日本の子どもたちに読み継がれてきた翻訳児童文学を、時代の流れに沿って通観した大事典。国際子ども図書館開館記念展での貴重な研究成果を土台に、時代解説、作品解説(総数962点)、テーマ別コラム、紙上シンポジウム等を盛り込み、また、300点以上におよぶ書影等を掲載している。さらに、カラー口絵には60点以上の美しい表紙、挿絵等を紹介。専門家のみならず一般読者も十二分に楽しめる内容。データ集、関連施設紹介、年表、索引機能も充実。 |
2002年1月刊行
【内容】 しらべることは生きること?!―まちの図書館のしらべものの達人が、身近な図書館の使いこなし方を伝授する徹底しらべものガイド。これ一冊あれば情報化の海も颯爽と泳げる決定版。子どもからお年寄りまで趣味や仕事の疑問もすべて解決。 【編著/『まちの図書館でしらべる』編集委員会】 本書執筆、編集のため、公立図書館に勤務する司書により結成されたグループ。阿部明美(多摩市立図書館)、板橋かおる(町田市立図書館)、浴靖子(東大和市立図書館)、鬼倉祥子(多摩市役所市民部課税課 2001年7月まで多摩市立図書館)、国分一也(武蔵村山市立図書館)、斎藤誠一(立川市立図書館)、新海きよみ(立川市文化児童部児童課 2000年3月まで立川市図書館)、中村郷子(町田市立図書館)、森谷信二(町田市立図書館)、吉田光美(調布市立図書館)。 |
2001年12月刊行
【内容】 「本を読むって、なんてわくわくすることなんだろう!」子どもたちにそんな体験をしてもらいたいという思いから、スペインで生まれた指導法〈アニマシオン〉。子どもが本を好きになる75の方法と実例を紹介するユニークな読書への手引書。 前著『読書で遊ぼうアニマシオン 本が大好きになる25のゲーム』の刊行から4年半を経て、多くの方々に待ち望まれていた、増補改定版の日本語訳。 【著/M・M・サルト】 1919年、スペインのバルセロナに生まれる。マドリード・コンプルテンセ大学で図書館経営学を専攻した後、青少年雑誌「スーパーヘスト」編集長、「YA」新聞児童欄責任者を務める。子どもを対象とした出版文化への貢献により「スペイン・ジャーナリズム賞」ほか多数の賞を受ける。70年代前半より、マドリードのタレントゥム書店主カルメン・オリバレスと共に「読書へのアニマシオン」La
Animacion a la Lectura活動を開始し、同時にアニマドール養成にも力を尽くす。同活動はスペインのみならず、イタリア、ラテン・アメリカ諸国にも及び、その功績に対し1993年にIBBY朝日国際児童図書普及賞が授与された。 |
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Last Modified: 2004/4/15
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