2003年12月刊行
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2003年9月刊行この秋、おすすめの2冊です!ターケル88歳のインタビュー集!そしてディキンスンの1980年度カーネギー賞受賞作!
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2003年5月刊行サトクリフが描く――
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三つの冠の物語 ヒース、樫(オーク)、オリーブ Heater, Oak & Olive ローズマリ・サトクリフ著 山本 史郎訳 ISBN:4-562-03643-5 定価 本体1800円 |
【作者】ローズマリ・サトクリフ Rosemary Sutcliff 1920〜1992年。イギリスを代表する歴史小説家。1959年、すぐれた児童文学にあたえられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。『ともしびをかかげて』や『第九軍団のワシ』(ともに岩波書店)、『アーサー王と円卓の騎士』『アーサー王と聖杯の物語』『アーサー王最後の戦い』『剣の歌』『ベーオウルフ』『落日の剣』上・下(以上原書房)、『トリスタンとイズー』(沖積社)、『トロイアの黒い船団』、『オデュッセウスの冒険』(ともに原書房)などイギリス伝承やギリシア神話の再話、成人向けの歴史小説がある。1975年には大英帝国勲章のOBE、1992年にはCBEが贈られている。
【画家】チャールズ・キーピング Charles Keeping 1924〜1988年。イギリスの画家・絵本作家。ローズマリ・サトクリフなど、多くの作家の作品に挿絵を書いている。物語のなかのあるできごとをうまく描き出せば良いと考えるのはまちがいで、画家は作品の雰囲気と情感をとらえるべきだと考えていた。つねに子どもを対象に仕事を続ける作家として、同時代の画家のなかでも、とくにすぐれた独創的な画家だといわれている。二度にわたり、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。
【訳者】山本史郎 やまもと・しろう 1954年、和歌山県に生まれる。1978年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。選考はイギリス19世紀文学。訳書に『図説アーサー王物語』『ホビット』『図説ケルト神話物語』『トールキン 仔犬のローヴァーの冒険』『絵物語ホビット』『アンデルセン・クラシック 9つの物語』『魔術師マーリンの夢』、サトクリフ・シリーズとして『アーサー王の円卓の騎士』『アーサー王と聖杯の物語』『アーサー王最後の戦い』『トロイアの黒い船団』『オデュッセイアの冒険』『剣の歌』『落日の剣』上・下『山羊座の腕輪』(以上原書房)、『アンティゴネーの変貌』(共訳、みすず書房)などがある。
2003年5月刊行
ロンドンの陥落からハドリアヌス長城の建設、
西暦61年のロンドン、ブリテン島がローマ抵抗によって征服されたのは43年のことでしたが、それから20年たらずで、ブリテンの土着民であるイケニ族が反乱を起こしました。この反乱はロンドンをも巻き込み、ようやく商都らしく整ってきた町が一夜にして焼き尽くされ、そこに残って護ろうとした人々も大多数が虐殺されました。このような歴史の大波に呑み込まれた少年、名前はルシウス・カルプルニウス。まずは彼の物語からはじまります……。(訳者あとがきより) |
2003年2月刊行「指輪物語」のトールキンが書いたアーサー王物語
この本は『サー・ガウェインと緑の騎士』、『真珠(パール)』、『サー・オルフェオ』というイギリス中世に書かれた三つの物語を、『指輪物語』や『ホビット』の作者として有名なトールキンが現代の英語に訳したものを、さらに日本語に移したものです。 【作者】J.R.R.トールキン(J.R.R.Tolkien) 1892-1973年。古英語および中世英語を専門とする言語学者。オクスフォード大学にて教鞭をとるかたわら、多くのファンタジー作品をてがける。『ホビット』に端を発した『シルマリルの物語』『指輪物語』など一連の「指輪」シリーズはとくに世界中を熱狂っせ、現代を代表するファンタジー作家といわれている。他の作品としては『仔犬のローヴァーの冒険』『星をのんだかじや』『道はつづくよ、どこまでも』『サンタクロースからの手紙』『プリスさん』などがある。 【訳者】山本史郎(やまもと・しろう) サトクリフの『アーサー王と円卓の騎士』をはじめとする「アーサー王三部作」、トールキンの『ホビット』および『トールキン 仔犬のローヴァーの冒険』など多数の翻訳がある。現在、 東京大学教授。 2002年12月刊行トールキン世界の魅力
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『指輪物語』世界を読む 〈われらが祖父トールキン〉 Meditations on Middle-Earth カレン・ヘイバー編 北沢格 訳 ISBN 4-562-03576-5 定価 本体2200円+税 |
2003年2月刊行
アウシュヴィッツに送られたアニタは、チェロが弾けたおかげで収容所のオーケストラに入り、奇跡的にガス室送りをまぬがれる。 その彼女が、50年の沈黙を破り、少女の透明な眼差しを通して、絶滅収容所の真実を伝えている。 憎しみや辛辣さではなく、節度ある冷静さと飾り気のなさが、恐ろしい真実を証明している。 フランクフルター・アルゲマイネ紙 本書はアンネ・フランクとほぼ同世代の少女が体験した非常に貴重な記録であり、アンネの日記を読んだ方々が、彼女がアウシュヴィッツでどのような生活を送り、ベルゲン=ベルゼンでどのような最後をとげたのだろうかということを知る上でも重要なものであると思われる。その意味では、十代の人たちに是非とも読んでいただきたい本である。訳者あとがきより 【作者】アニタ・ラスカー=ウォルフィッシュ 1925年、ブレスラウ生まれ。幼少の頃からチェロの才能を発揮し、13歳の頃には音楽家になることを決心していた。ユダヤ人弾圧で両親が逮捕されたあと、フランス人捕虜の逃亡を助け、脱出をはかるが、ゲシュタポに逮捕され、政治犯として監獄にいれられる。しばらくして、アウシュヴィッツに送られるが、チェロが弾けたことで収容所のオーケストラに入り、ガス室送りをまぬがれる。その後、ベルゲン=ベルゼンの収容所に移送され、食料も水もなくなって飢え死にする寸前の1944年4月15日に、イギリス軍によって解放される。その後も多くの困難に遭うが、1946年3月18日、ようやくイギリスに渡る。チェリストとして活動をはじめ、イギリス室内合奏団の創立メンバーとなった。子息のラファエルも、チェリストとして活躍している。 【訳者】藤島淳一 1952年秋田県生まれ。東海大学理学部化学科卒。在学中よりドイツ語の勉強をはじめる。4年間のサラリーマン生活後、1980-85年、旧東独ゲルリッツ市立劇場オーケストラ団員。85年、一時帰国後、旧西独に渡る。86年以降、観光ガイド、通訳。92年以降、合わせて個人ハイヤー資格を取得し、営業活動をはじめる。現在、翻訳も手がけている。 |
2003年1月刊行
長編の書き出し法から 場面転換のテク、 プロット構築のケーススタディから不屈の投稿精神まで、 楽しみながら一気にマスターできる窮極の作家入門! 日本の読者の皆さまへ(一部引用) 通読すると、“文学”も“小説”も大上段に振りかざしたりさえしなければ、 【作者】ローレンス・ブロック Lawrence Block 1938年アメリカ生まれ。1961年に『死の裏切り』でデビュー。1970年代以降からマット・スカダー・シリーズでベストセラー作家に。シリーズ代表作の『八百万の死にざま』は映画化され、『倒錯の舞踏』ではMWA長編賞を受賞した。アメリカン・ハードボイルドの代表的作家の一人である。 |
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Last Modified: 2004/12/10
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