柏艪舎(はくろしゃ) 新刊情報

2005年8月刊行

 

クラシンスキ広場のねこ

『クラシンスキ広場のねこ』
The Cats in Krasinski Square

     

作/カレン・へス(Karen Hesse)
絵/ウェンディ・ワトソン(Wendy Watson)
訳/菊池京子  
     
ISBN:4-434-06346-4
定価1890円(1800円+税)

 

【内容】 第二次大戦下のワルシャワ。両親を亡くした一人の少女はある日、ゲットーから逃げ出す。そして姉や友人、主を失った猫たちとともにゲシュタポを出し抜き、ゲットーに収容された仲間に食糧を運び込む。猫たちの活躍で、その計画は見事成功を収める。


【作/カレン・へス(Karen Hesse)】1952年メリーランド州生まれ。メリーランド大学卒業。様々な職業を経験しながら詩や物語を発表。邦訳はニューベリー賞受賞作『Out of the Dust』(『ビリー・ジョーの大地』理論社刊)、『Come on, Rain!』(『ふれ、ふれ、あめ!』岩崎書店刊)など。ヴァーモント州在住。

【絵/ウェンディ・ワトソン(Wendy Watson)】ヴァーモント州生まれ。児童書の挿絵を数多く手がける。ニューヨーク・タイムズ『ベスト・ブックス・オブ・ザ・イヤー』をはじめ、多数の賞を受賞している。ヴァーモント州在住。

【訳者/菊池京子(きくちきょうこ)】アジア/USAの中学生のための国際交流NPO――KAKEHASHI代表。中学生のための国際交流のコーディネートや日本/アジアの小・中・高で異文化理解のための“出前”授業をしている。
うさぎの康ちゃんとカリフォルニアに在住。



2005年3月刊行

 

立ち止まるな、ヨナ!

ヨナ・ブラック白書 2 
『立ち止まるな、ヨナ!』
The Black Book, Vol.2
Stop, Don't Stop

     
著/ヨナ・ブラック(Jonah Black)      
訳/岩田佳代子
     
ISBN:4-434-05729-4
定価1365円(1300円+税)

 

【内容】 前巻までのあらすじ
ぼくはヨナ・ブラック。ダイビングが得意な17歳だ。ペンシルベニアの全寮制高校に編入したものの、ある事情で退学させられ、生まれ育ったフロリダのポンパノビーチにもどってきた。ところが、待ち受けていたのは、新しい学年に進級できないという事態だった。そしてペンシルベニアに残してきた恋人(?)ソフィーと幼なじみのポージーとの間で揺れ動くぼく。

 

17歳の男子高校生、ヨナの人生は朝から晩までオー・マイ・ガッ!! 
全米のティーンのハートをわしづかみ! 日記形式で綴られた全四巻の青春小説第2巻!  

【著者/ヨナ・ブラック(Jonah Black)】フロリダ・ポンパノビーチにて育つ。現在、母と妹の3人暮らし。
ヨナのつけていた日記を、妹ハニーが出版社に持ち込み、本シリーズの発表に至る。

【訳者/岩田 佳代子(いわた かよこ)】東京都生まれ。清泉女子大学文学部英文学科卒業。訳書に『えほん 魔女のひみつ』(金の星社)『キッチンプランナー』(産調出版)『4回リストラされてもホームレスにならなかった私』(花風社)『さよなら満員電車、さよなら社内の悪口』(花風社)『「人生を愛せる子ども」を育てるためのちょっとした試み』(花風社)『アロマレメディー』(産調出版)『ヘアスタイリング百科』(産調出版)『ヨナ・ブラック白書1 ガール! ガール! ガール!』(柏艪舎)



2005年1月刊行

 

ガール! ガール! ガール!

ヨナ・ブラック白書 1 
『ガール! ガール! ガール!』
The Black Book, Vol.1
Girls, Girls, Girls

     
著/ヨナ・ブラック(Jonah Black)      
訳/岩田佳代子
     
ISBN:4-434-05614-X
定価1365円(1300円+税)

 

【内容】 ぼく、ヨナ・ブラックは17歳。ペンシルベニアの全寮制高校に通っていたが、ある事情で退学になり、生まれ育ったフロリダのポンパノビーチにもどってきた。たった2年離れていただけなのに、幼なじみはみんな大人っぽくなって戸惑うばかり。おまけに12年生のはずが、単位が認められず、11年生をやりなおせといわれる。妹のハニーは飛び級で12年生だというのに……。

 

17歳の男子高校生、ヨナの人生は朝から晩までオー・マイ・ガッ!! 
全米のティーンのハートをわしづかみ! 日記形式で綴られた全四巻の青春小説第1巻!  

【著者/ヨナ・ブラック(Jonah Black)】フロリダ・ポンパノビーチにて育つ。現在、母と妹の3人暮らし。
ヨナのつけていた日記を、妹ハニーが出版社に持ち込み、本シリーズの発表に至る。

【訳者/岩田 佳代子(いわた かよこ)】東京都生まれ。清泉女子大学文学部英文学科卒業。訳書に『えほん 魔女のひみつ』(金の星社)『キッチンプランナー』(産調出版)『4回リストラされてもホームレスにならなかった私』(花風社)『さよなら満員電車、さよなら社内の悪口』(花風社)『「人生を愛せる子ども」を育てるためのちょっとした試み』(花風社)『アロマレメディー』(産調出版)『ヘアスタイリング百科』(産調出版)



2004年7月刊行

 

薔薇と嵐の王子

薔薇と嵐の王子(バラトアラシノオウジ)
ROSA E BREZZA

     
著/ジョルジュ・サンド
(George Sand)      
画/ニコル・クラヴルー
(Nicole Claveloux)      
訳/田中眞理子
     
ISBN:4-434-04570-9
定価2200円(2095円+税)

 

【内容】わたしは子どものころ、花の言葉を知りたくてたまらなかった。花がささやくのを聞いていたから。そっと歩く練習をして、花たちに気づかれないようになったわ。そしてとうとう、花の言葉が聞き取れるようになったの。 そしてある日、野薔薇さんたちに、微風さんが薔薇のはじまりを話してくれるのを聞いたの。それはね……。

 

ジョルジュ・サンドが孫娘に残した13篇の童話の1篇を、ニコル・クラヴルーの画で編集した絵本。
ジョルジュ・サンド、生誕200年記念出版。

【著者/ジョルジュ・サンド(George Sand)】 1804年7月1日パリに生まれる。18歳で結婚するが、それはサンドにとって本当の愛を求め続ける旅の出発点となった。サンドは3人目の愛人、ジュール・サンドーと共に執筆活動を始める。それをきっかけに才能を開花させ、彼の名前からとったジョルジュ・サンドというペンネームで作家としてデビューする。
 詩人ミュッセと恋の逃避行、離婚など、彼女のまわりにはスキャンダラスな話題が絶えなかった。男装してパリの街を闊歩し、ドラクロア、リスト、ユゴー、ハイネ、バルザック、マルクスなどさまざまな歴史的人物と交流をする。そんななか、彼女は偉大な作曲家ショパンと運命的な出会いを果たす。ショパンはサンドと9年間生活を共にし、数々の傑作を生み出す。
 老後は息子夫婦と孫に囲まれて過ごし、孫たちに13篇の童話を書き残す。本書はそのうちの1篇。

【画/ニコル・クラヴルー(Nicole Claveloux)】1940年フランスに生まれる。同地の美術学校を出て、パリに移り住む。絵本の挿画は、本書をはじめ、ルイス・キャロル、アンデルセンなど60作品以上にのぼる。
 鮮やかな色づかい、大胆な構図、豊かな想像力により、サンドの情熱が現代によみがえったかのようである。

【訳者/田中 眞理子(たなか まりこ)】イタリア語通訳、翻訳者。作家。
 精神の内奥部分に興味を持ち、それに関連したテーマを翻訳、執筆している。
 訳書に『神様の声が聞こえる』(燦葉出版)、『ブーボとちょうちょ』(サンパウロ)、著書に『父さん、ぼくは父さんにさよならが言えるよ』(サンパウロ)がある。



2004年2月刊行

 

「わたしの赤い自転車」表紙

わたしの赤い自転車

Bellezze in bicicletta


     
著/アデレ・グリセンディ
(Adele Grisendi)
     
訳/菅谷 誠
     
ISBN:4-434-04096-0
定価1500円(1429円+税)

 

【内容】 1950年代から60年代にかけ、イタリア中北部エミーリア地方の農家に育ったひとりの少女。幼少期、そして思春期と自らの成長を愛情と諧謔に富んだ言葉で綴ったアルバムに、季節は楽しく愉快に流れる。
 イタリアの古き良き時代の郷愁をつまぐりながらも、高度成長期を経てさらなる自由を手に入れ謳歌していく当時の様子をシンプルに、かつ的確に描写する。果たして、経済的繁栄に向かういっぽうで、世界は病んだのか? 貧しかったが、ずっと純粋で、素朴で、自由だったあの頃の暮らしを、垣間見て欲しい……

 

 大家族で暮らし、村中が顔見知りだった時代。
家族の衣類を足踏みミシンで女たちが縫い、パスタは家で作る。
『一切無駄はなし』の生活が、作者の幼少期から思春期の思い出を交えて綴られた1冊。
記憶の中のパスタやチーズの数々、クリスマスのトルテッリーニに、真夏のジェラード。
おいしそうな描写も楽しめる。

【著者/アデレ・グリセンディ(Adele Grisendi)】 1947年イタリア生まれ。イタリア労働総同盟(CGIL)事務局で働いた後、1990年、民間の人材・能力再開発を目的とした多岐な企画や活動を記録化するための機関《市民再発見》を主宰。95年からは、〈テンポマート〉(金銭ではなく時間を預託するという発想で、日常生活をいま一度見直そうとの行動)の実現、運営を指導している。
 著書として『Giu le mani e Giu le mani maschio(手出しをするな、男たち)』のほか、働く女性としての経験を回想した本書の続編的な作品『La famiglia rossa(紅色の家族)』が、2003年5月、出版された。

【訳者/菅谷 誠(すがや まこと)】 1949年、横浜市生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業し、朝日新聞社に入社。
 同社において27年間、新聞、雑誌・AERAのスタッフカメラマン、編集者を経験した後退社。2000年から約3年間にわたってフォト・ジャーナリストとしてイタリア、シエナ及びペルージアで活動のかたわら、両地の大学に籍を置いて、イタリア文学史ならびに現代史を専攻する。

 

 

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メープル・ストリート

Last Modified: 2005/8/10
担当:蒼子

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