■□■2003年 フェリシモ出版 新刊情報■□■


2003年11月21日刊行

うれしい復刊! 『けんこうだいいち』につづく、わたなべしげお氏による再訳!

おっとあぶない:表紙 おっと あぶない
Safty Can Be Fun

マンロー・リーフ 作
わたなべしげお 訳

ISBN 4-89432-308-7
本体1238円+税

あぶないことを
しないのは、
いくじなしだ
と おもっている子は、
なにもしらない子。

まぬけ
このほんは
まぬけだらけ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

訳者のわたなべしげおさんが、あとがきで「まぬけ」とは、どういうことか、広辞苑で調べてみたと書いています。
「『間抜け』は、間の抜けたこと。する事に、ぬかりのあること。また、その人、とんま、ぼんやり」

この本には、たくさんの「なになにまぬけ」がでてきます。
たとえば、「ふろばまぬけ」「かいだんまぬけ」「くいしんぼうまぬけ」などなど。
どんな「まぬけ」ぶりが見られるでしょう。
もう一言、わたなべしげおさんのあとがきより引用しますね。

「子どもは、思いがけない危険なことをします。
そんな子どもの姿をユーモラスに描いて、
危険なことをしないように、楽しく教えてくれる本です。」

実用的(?)な楽しい本、ぜひ手にとってみてください。

この作品はマンロー・リーフの1938年の作品。日本では1968年に渡辺茂男さんの訳で出版されていました。


【作者】マンロー・リーフ Munro Leaf 1905年生まれ。アメリカ・ワシントン郊外で少年時代を過ごす。ハーヴァード大学で英文学を学び、教員生活を経て、出版社の編集者になる。編集の仕事で、子どもの本の挿絵画家に落書きのような絵で注文をつけていたところ、その絵がおもしろいと言われたことから、自らの挿絵で本を書き始める。1934年『文法おたのしみ』を手始めに、楽しい挿絵で「おたのしみ」シリーズを次々に発表。日本では『けんこうだいいち』(フェリシモ出版)が2003年春に復刊。

【訳者】渡辺茂男(わたなべ しげお) 1928年、静岡県に生まれる。慶應大学文学部図書館学科卒業後、アメリカのウェスタン・リザーブ大学大学院修了、ニューヨーク公共図書館に勤務。帰国後、マックロスキーの『かもさんおとおり』、ガネットの『エルマーのぼうけん』(ともに福音館書店)など、アメリカの児童文学作品や絵本の翻訳をおこなう。創作絵本に『しょうぼうじどうしゃじぷた』(福音館書店など。国際児童図書評議会(IBBY)のJBBY(日本支部)の設立に尽力するなど活動は幅広い。



2003年6月刊行

新装版にて復刊! わたなべしげお氏による再訳!

けんこうだいいち
Health Can Be Fun

マンロー・リーフ 作
わたなべしげお 訳

ISBN 4-89432-307-9
本体1238円+税

じょうぶな
からだは
ふだんが だいじ。
よくかんがえて、
かんたんな
ただしいことを
まい日
つづければ、
じょうぶな
からだで
たのしい まい日がおくれます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

簡潔明瞭な言葉と、シンプルな線描で、「けんこう だいいち」をうたいます。
書いてあることは、しごくまっとう、そして簡単。
子どもにむけて書かれているけれど、大人にも必要なことがたっぷり。
たのしい まい日おくりましょう!

この作品はマンロー・リーフの1943年の作品。日本では1969年に渡辺茂男さんの訳で学研より出版されていました。

【作者】マンロー・リーフ Munro Leaf 1905年生まれ。アメリカ・ワシントン郊外で少年時代を過ごす。ハーヴァード大学で英文学を学び、教員生活を経て、出版社の編集者になる。編集の仕事で、子どもの本の挿絵画家に落書きのような絵で注文をつけていたところ、その絵がおもしろいと言われたことから、自らの挿絵で本を書き始める。1934年『文法おたのしみ』を手始めに、楽しい挿絵で「おたのしみ」シリーズを次々に発表。日本で翻訳されたことのある作品に、本書のほか『おっとあぶない』『みてるよみてる』がある。

【訳者】渡辺茂男(わたなべ しげお) 1928年、静岡県に生まれる。慶應大学文学部図書館学科卒業後、アメリカのウェスタン・リザーブ大学大学院修了、ニューヨーク公共図書館に勤務。帰国後、マックロスキーの『かもさんおとおり』、ガネットの『エルマーのぼうけん』(ともに福音館書店)など、アメリカの児童文学作品や絵本の翻訳をおこなう。創作絵本に『しょうぼうじどうしゃじぷた』(福音館書店など。国際児童図書評議会(IBBY)のJBBY(日本支部)の設立に尽力するなど活動は幅広い。



2003年5月刊行


ムッドレのくびかざり:表紙 ムッドレのくびかざり
原題 "ENHÖRNINGEN"

イルメルン・サンドマン=リリウス作
ベロニカ・レオ画
木村由利子訳

ISBN 4-89432-302-8
本体1238円+税

あるときムッドレは、お母さんからサンゴのくびかざりをもらいました。
それをくびにかけて、庭のずうっと奥にある「ひみつの庭」とよんでいるところで
仲良しのお人形、アステル・ピッピと遊んでいました。
ところが、ふとしたことから、大事なくびかざりをなくしてしまいました。
落としたと思ったところに、かけら1つもないのです。
「えらいことになったなあ」
ムッデルはアステル・ピッピと、なくしたくびかざりを探しに行くことにしました。
どうも、庭で見かけた小さな小さな一角獣がその鍵をにぎっているようです。
冒険の扉が開かれました……。



イッカクジュウ、川のぬし、トロルに魔女、
ファンタジーの世界に出てくる魅力的な登場人物たち。
その物語に、ベロニカ・レオが、北欧の雰囲気を伝える挿絵を描いています。
小さなムッドレの大きな冒険。
たった一晩のできごとが、こんなに豊かなんて!


原書は1962年に発行、日本では1967年に、福田貴氏の訳で出版されていました。
その後、絶版になり、フェリシモの「復刊・翻訳リクエスト企画」として、木村由利子さんの新訳で刊行されたものです。



【作者】イルメルン・サンドマン=リリウス Irmelin Sandman Lilius
 1936年生まれ。フィンランドの女流作家。技術者の父、作家の母を持ち、19歳のとき『トロルの歌』を発表。代表作に、北欧の伝説をもとにしたファンタジー、『新しい土地を求めて』『トッレ南へ』『白鳥』の「トッレ王物語」三部作がある。

【訳者】木村由利子(きむら ゆりこ) 1947年生まれ。大阪外国語大学デンマーク語学科卒業。北欧の児童文学、英米文学など、ひろく翻訳をおこなう。翻訳に『トロルとばらの城の寓話』(ポプラ社)、『長くつしたのピッピ』(ポプラ社)、『みにくいあひるの子』(ほるぷ出版)、『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』(世界文化社)、『秘密が見える国の少女』(早川書房)ほか多数。著書に『長くつ下のピッピの贈り物』(ベストセラーズ)。


株式会社フェリシモ 東京広報室
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-31-15 マンション31, 3E
 TEL.03-5468-1265 / FAX.03-5468-1266

COPYRIGHT(C)2003 FELISSIMO ALL RIGHTS RESERVED.

メープルストリートへ戻る

Last Modified: 2003/10/28
担当:さかな
HTML編集: 出版翻訳ネットワークやまねこ翻訳クラブ