コンシャス プレス新刊情報 |
2005年10月 株式会社アンドリュース・プレスから株式会社コンシャス プレスに社名変更!
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2003年12月刊行二度のニューベリー賞受賞に輝いたロイス・ローリーの新作!
刻々と過ぎ去る時を、一瞬止め、少し離れてみえるもの――。 作者、ロイス・ローリーもまた、写真をみるのが大好きだと、冒頭の謝辞で述べている。 とうのむかしにすぎてしまった瞬間が写真というかたちでいまに残され、 自分の家族の写真、知らない人たちの写真、それらはニューハンプシャー州の骨董店でみつけたという。ローリーは、これらの写真をみて、この物語をつくった。 プロローグは1987年からはじまる。 ひとりの少年の物語、彼の名前はジェイコブ・ストルツ。 ジェイコブはペギーの弟。ペギーはケイティの家に住み込みで働くことになったお手伝いさん。そして、ケイティは、この物語をかたる少女だ。 ジェイコブは13歳だが学校には行っていない。ちょっと人と違い、時に人から「うすのろ」といわれたりする。でも、動物をあつかうのはとても上手だ。 話はしないが、何か物の音をそっくりに再現することができる。 ケイティは、ジェイコブがどんな少年なのか、できれば仲良くしたいと思っている。だから、時々見かけるジェイコブがとても気になり、声をかけたりもする。 ジェイコブは帽子をかぶっている、どうして? たぶん守りたいから。なにから? 自分だけの世界から。 こまごまとしたことはあるものの、平和に月日はすぎた。そしてケイティが9歳の誕生日をむかえた時、事は起こった……。 しずかなクライマックスには息をのむ。 松浦弥太郎氏が、「正しいことは何だろう」と言葉を添えている。 そう、正しいことは何だろう。真実は誰の目からみえるものなのだろう――。 【作者】ロイス・ローリー Lois Lowry アメリカを代表する児童文学作家。1937年、ハワイに生まれ、ニューヨーク、ペンシルヴェニア、東京などで少女時代を過ごした。1970年代から本格的に執筆活動をはじめ、数多くの作品を発表。『ふたりの星』、『ザ・ギバー 記憶を伝える者』(共に講談社)で、2度のニューベリー賞受賞をはたした。 【訳者】中村浩美 1965年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。共訳書に、『世界でいちばん愛しい人へ』(PHP研究所)、『コララインとボタンの魔女』(角川書店)、『500年のトンネル』(東京創元社)、『宇宙のかたすみ』(アンドリュース・プレス)がある。 |
2003年7月刊行2003年度ニューベリー賞オナー作品!
ハッテイはもうすぐ12歳になる少女。 夏、楽しい冒険を計画する人もいれば、この物語の主人公ハッティのように、冒険よりも日常の生活を愛する人もいる。 今まで存在すら知らなかった叔父さんがあらわれ、ハッティの夏をアダム叔父さんが変えていった。 タイトルの少し不思議な言葉「宇宙のかたすみ」、これは、アダム叔父さんがハッティにいった言葉。 どういう意味なのか、ハッティも最初はわからない。でも、だんだんわかってくる。 それは、ハッティのすきな秩序ある静かな楽しさとはほど遠かったけれど、 楽しいことと悲しいことが、ぎゅっとつまった経験をするから――。 【作者】アン・M・マーティン Ann M. Martin 1955年、米国ニュージャージー州生まれ。スミスカレッジ卒業後、教員、児童書の編集を経て、執筆活動を開始。100柵以上にものぼるロングセラーシリーズ"Baby-Sitters Club"の他、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の2001年度ベストブックに選ばれた"Belle Teal"など著書多数。本作は2003年度ニューベリー賞オナー作品。 【訳者】金原瑞人 かねはらみずひと 1954年、岡山県に生まれる。法政大学社会学部教授。主な訳書に『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』(求龍堂)、『豚の死なない日』(白水社)、『レイチェルと滅びの呪文』(理論社)、『ゼブラ』(青山出版社)、『盗神伝』(あかね書房)、共訳書に『』ティモレオンの(アンドリュース・クリエイティブ)など多数。 【訳者】中村浩美 なかむら ひろみ 1965年、愛知県に生まれる。名古屋大学文学部卒業。共訳書に、『世界でいちばん愛しい人へ』(PHP研究所)、『コラライン』(角川書店)、『500年のトンネル』(東京創元社)。 |
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※2005年10月株式会社アンドリュース・プレスより株式会社コンシャス プレスに社名変更
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Last Modified: 2005/11/10
担当:さかな
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