「やまねこ賞」投票の様子

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【4】第27回(2024年)★読み物部門★ やまねこ翻訳クラブ 24/11/22(金) 16:56 [NEW]

【4】第27回(2024年)★読み物部門★
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[NEW]  やまねこ翻訳クラブ  - 24/11/22(金) 16:56 -

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   第27回(2024年)★読み物部門★投票の様子です。

≪投票内容≫

ハンドル名(※(=^_^=)は、匿名希望の会員です。)

順位/タイトル/出版社名
その他の書誌情報
一言コメント

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(=^_^=)

1位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
カチャ・ぺーレン作/こだまともこ訳

2位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラダンナニ作/山田文訳

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えみりい(WYN-0041)

1位/シンプルとウサギのパンパンくん/小学館
マリー=オード・ミュライユ作/河野万里子訳

2位/パパがしげみになった日/ほるぷ出版
ヨーケ・ファン・レーウェン作/野坂悦子訳 
   
3位/アナグマの森へ/徳間書店
アンソニー・マゴーワン作/野口絵美訳

4位/魔女がやってきた!/徳間書店
マーガレット・マーヒー作/尾ア愛子訳

5位/スラムに水は流れない/あすなろ書房
ヴァルジャ・バジャージ作/村上利佳訳

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(=^_^=)

1位/わたしの名前はオクトーバー/評論社

2位/オラレ!タコスクィーン/文研出版

3位/死の森の犬たち/岩波書店

4位/ハミングベアのくる村/偕成社

5位/パインさんのおるすばん/大日本図書

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shoko(WYN-1042)

1位/はなしをきいて: 決戦のスピーチコンテスト/理論社 
マギー・ホーン作 三辺律子訳 
一言でいえばシスターフッドのお話だが、そこへ至るまでの気づき、友情、挫折、怒り、奮起が丁寧に描かれていて心地よい。

2位/シンプルとウサギのパンパンくん/小学館
マリー=オード・ミュライユ 河野万里子訳 
どんどんフクザツになっていく登場人物たちの心情の描き方が軽妙で緻密でとても好き。

3位/キングと兄ちゃんのトンボ/作品社
ケイスン・キャレンダー 島田明美訳 
差別の構造を乗り越えようとするキングや両親の姿にじんときた。

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anya(WYN-0049)

1位/スラムに水は流れない/あすなろ書房
ヴァルジャ・バジャージ作/村上利佳訳

2位/はなしをきいて 決戦のスピーチコンテスト/理論社
マギー・ホーン作/三辺律子訳

3位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
クリス・ウォーメル作/柳井薫訳

4位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラナンダニ作/山田文訳

5位/リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者/岩波書店
マリッサ・モス 作/中井川 玲子訳

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(=^_^=)

1位/闇に願いを/静山社
深みのある物語を彩る光の玉の描写の美しいこと。すっかり本の世界に入りこみながら読んでいたので、読み終えて本を閉じてもしばらくは現実世界に戻ってくるのが難しいくらいでした。

2位/オラレ!タコスクィーン/文研出版
メキシコ系移民の女の子が主人公。移民の家庭ならではの問題を描いたストーリーでありながら、同時にたくさんのひとが共感できるような普遍的な家族の物語でもあると感じました。随所にきいたユーモアもすてき!

3位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
海洋冒険譚。勢いのあるファンタジー要素と、妙にリアリティのある細かい設定、その組み合わせに魅力を感じました。主人公のメンター的存在、本を愛するロビンソンがとってもいい味を出しています。

4位/ズィーラーン国伝I 神霊の血族/評論社
西アフリカの神話を下敷きにしたファンタジー。難民と王女という、真逆の立場の主人公二人の語りが交互に繰り返される構造で、飽きることがありませんでした。いろんな人物の思惑が交差する緊迫感たっぷりのストーリーもさることながら、異世界情緒あふれる風景や事物の描写も圧巻。

5位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
とにかく文章が美しく、ことばをひとつひとつ味わいながら読みました。森の中で育ったオクトーバーが、少しずつひとに心をひらいていく様子が繊細な描写で描かれています。

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モリー(WYN-1059)

1位/夜の日記/作品社

2位/あいだのわたし/岩波書店

3位/はなしをきいて 決戦のスピーチコンテスト/理論社

4位/マナティーがいた夏/ほるぷ出版

5位/オラレ!タコスクィーン/文研出版

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(=^_^=)

1位/シンプルとウサギのパンパンくん/小学館
マリー=オード・ミュライユ(作) 河野万里子(訳)

2位/中国のフェアリー・テール/福音館書店
ローレンス・ハウスマン 作/松岡享子 訳

3位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
カチャ・ベーレン (著)  こだまともこ (訳)

4位/アナグマの森へ/徳間書店
アンソニー・マゴーワン(作) 野口絵美(訳)

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くるり(WYN-0005)

1位/夏のサンタクロース: フィンランドのお話集/岩波書店

2位/アドニスの声が聞こえる/小学館

3位/夜の日記/作品社

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いけだ(WYN-1068)

1位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
冒険、魔法、友情、謎解きなど、様々な面白さがつめこまれた作品。古典と現代らしさが、うまく合わさっていて、物語の楽しさを子どもたちに伝えるのにうってつけの作品。

2位/夜の日記/作品社
国とは、宗教とはなんのためにあるのだろうかと、子どもの視点から描かれることによって考えさせる作品。涙なしには読めないが、人を結びつけ、主人公を支えるのが料理だというところがよかった。

3位/魔女がやってきた!/徳間書店
突拍子もないお話ばかりだけど、それが面白く、どの魔女もにくめない。

4位/ハミングベアのくる村/偕成社
人間が知らないだけで、自然は複雑に絡み合い、密接につながっている。人間がそれを勝手にしようとすればどうなるのか、それがわかりやすく描かれている。

5位/スペルホーストのパペット人形/偕成社
運命に導かれるようにめぐる物語の不思議さ、個性的な人形たちがとてもよかった。

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(=^_^=)

1位/スラムに水は流れない/あすなろ書房
ヴァルシャ・バジャージ (著) 村上 利佳 (訳)
スラムの現状とそこに生きる人々が、生き生きと描かれていてひきこまれました。スラムの暗い側面だけでなく、子どもたちの希望や力強さにも焦点が当てられています。ぜひ日本の子どもたちにも読んでほしいです。

2位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
カチャ・ベーレン (著)  こだまともこ (訳)
主人公の内面が切れ目無く続く文章がすばらしかったです。すこしづつ、主人公の心がほどけ、自分の周りの人や世界に心を開きはじめる過程がひしひしと伝わってきました。

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NON(WYN-0019)

1位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
カチャ・ベーレン作、こだまともこ訳
オクトーバーの語りが、ずんずん心にはいりこんできて、息ができなくなりそうでした。

2位/ルビーの一歩 私たちすべての問題/あすなろ書房
ルビー・ブリッジズ文、千葉茂樹訳
手におさまりのいいサイズに、だいじなことがぎゅっとつまっています。ひとりの子どもにむけられた社会の憎悪に胸がしめつけられました。

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BUN(WYN-0003)

1位/キングと兄ちゃんのトンボ/作品社
人種差別、性差別、家族愛、友情という大きなテーマがいくつも投入されているけれど、それらが有機的につながって、短い中でもリアルにまとまった物語になっている。トンボの羽根の虹色のかがやきが、多様性のある未来への希望を象徴するかのようで美しかった。

2位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
ハラハラドキドキの冒険物語であると同時に、本っていいなとか、読めるって大切だなとか、何よりも心根のいい人って宝物だななんていうことを感じさせてくれる本。読む楽しみをどっぷり味わった。

3位/夏のサンタクロース/岩波書店
心がほっとあたたかくなるようなやさしいしめくくりのお話が多いけれど、ペイッコの物語のようにちょっとハラハラドキドキすっきり、というのもあるし、波のひみつのようにもの悲しい物語もあるし、心のいろいろな場所に働きかけてくるのがとてもよい。

4位/スラムに水は流れない/あすなろ書房
階級社会の理不尽がこれでもかと叩きつけられるけれど、それでも前を向きつづける主人公のミーナが力強い。児童書ならではの、希望あるラストもよかった。

5位/リーゼ・マイトナー/岩波書店
女性が大学に入ることもできない時代に生まれ、どのステージでも「女性に門戸がひらかれた第1期生」だったマイトナー。控えめでシャイな人柄にもかかわらず、その揺るぎない実力で時代にあらがいながら自分の居場所を作っていったのがすごい。丹念に資料をたどって業績と人物像を描き出した伝記。

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ゆま(WYN-1032)

1位/スラムに水は流れない/あすなろ書房
ヴァルシャ・バジャージ作 村上利佳訳 2024/04
日本では当たり前にある水で、世界ではこんな苦労をする子たちがいるとは――。苦境の中で生きる子どもたちに思いをはせた。

2位/いまにヘレンがくる/偕成社
メアリー・ダウニング・ハーン作 もりうちすみこ訳 2023/11
『貸出禁止の本をすくえ!』に登場し、そのときには未訳だったので読むのを楽しみにしていた。ほぼ孤軍奮闘する主人公を応援しながら一気読み。

3位/はなしをきいて 決戦のスピーチコンテスト/理論社
マギー・ホーン作 三辺律子訳 2024/05
間違ったことに声をあげる女の子たちのパワーが痛快。

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しほ(WYN-1069)

1位/僕たちは星屑でできている/岩波書店
マンジート・マン作/長友恵子訳
原書でも読んでいた作品。結末を知って読む二度目は、より心に響いた。詩のしかけまで再現したすばらしい翻訳で再読することができてよかった。

2位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
クリス・ウォーメル作/柳井薫訳
登場人物たちはみんなおおまじめなところが、なんともいえずおかしい。訳も作品の雰囲気にすごく合っていて、この作品にしかない読み味。

3位/死の森の犬たち/岩波書店
アンソニー・マゴーワン作/尾ア愛子訳
擬人化をなるべく避けた動物の描写がみごと。だからこそ、人間とのつかのまの交流が奇跡のように思えてじんとした。

4位/オラレ!タコスクィーン/文研出版
ジェニファー・トーレス作/おおつかのりこ訳
移民であることの経済的・文化的なむずかしさを描きながらも、さわやかで元気づけられる。声をあげて行動する主人公がすてき。

5位/キングと兄ちゃんのトンボ/作品社
ケイスン・キャレンダー作/島田明美訳
宇宙について兄ちゃんがのこした言葉が印象的。世界にはみにくいこともたくさんあるけれど、探求するに値する美しいものもたくさんあると教えてくれているような気がする。『フィリックス エヴァー アフター』につづき邦訳が出てうれしい。

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mikiron(WYN-1066)

1位/夏のサンタクロース/岩波書店

2位/中国のフェアリー・テール/福音館書店

3位/夜の日記/作品社

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ちゃぴ(WYN-1026)

1位/僕たちは星屑でできている/岩波書店
マンジート・マン作/長友恵子訳
違う場所、違う立場のふたりがシンクロしていく様子が神秘的。

2位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラナンダニ作/山田文訳
不条理で厳しい現実のなか、時折、人間の温かいものにほっと包まれた。

3位/ブラックバードの歌/あすなろ書房
カチャ・ベーレン作/千葉茂樹訳
音楽が流れ、物語世界に浸らせてくれる作品。

4位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
カチャ・ベーレン/こだまともこ訳
主人公の思いが、だーっと続く言葉で表わされ、伝わってくる。

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まなみ(WYN-0063)

1位/夏のサンタクロース/岩波書店
アンニ・スヴァン (著), ルドルフ・コイヴ (イラスト), 古市 真由美 (翻訳)

2位/ぼくの心は炎に焼かれる/徳間書店
ビヴァリー・ナイドゥー 作、野沢佳織 訳

3位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラナンダニ (著), 山田 文 (翻訳)

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SUGO(WYN-0012)

1位/リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者/岩波書店

2位/ルビーの一歩 私たちすべての問題/あすなろ書房

3位/クロニクル千古の闇8 皮はぐ者/評論社

4位/はなしをきいて 決戦のスピーチコンテスト/理論社

5位/スラムに水は流れない/あすなろ書房

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(=^_^=)

1位/中国のフェアリー・テール/福音館書店
ローレンス・ハウスマン作/松岡享子訳
不思議なタイトルに惹かれて、手に取りました。
朗読で聴いてみたい美しい物語です。

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おちゃわん(WYN-0054)

1位/『闇に願いを』/静山社
クリスティーナ・スーントーンヴァット  こだまともこ 辻村万実 訳
魔法の光によって火を使わずに発展する水上都市チャッタサー。
光と闇のあいだで繰り広げられる少年少女の冒険。

2位/『パパがしげみになった日』/ほるぷ出版
ヨーケ・ファン・レーウェン  野坂悦子 訳 2023.12.19  
平和に日常を送っていたところへ、戦争が音もなく忍び寄り、女の子は別の国へと脱出しなくてはならなくなる。主人公トダのユーモアとひとりで不安と闘う逞しさにほっとさせられる。戦闘場面が出てくるわけではないのに、ひたひたと戦争の理不尽さが押し寄せる物語。

3位/『アフェイリア国とメイドと最高のウソ』/小学館
ジェラルディン・マコックラン  大谷真弓 訳 2024.1
未曽有の大水害に見舞われたアフェイリア国。その女性元首は北部行最終列車に乗って町を脱出してしまった。元首の夫が考えたのは、メイドを元首に仕立て上げること。
マコックランの書くものだもの、丸く収まるわけがない。皮肉たっぷり。

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bagpuss(CYN-2207)

1位/リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者/岩波書店
マリッサ・モス作/中井川 玲子訳

2位/僕たちは星屑でできている/岩波書店
マンジート・マン作/長友恵子訳

3位/夏のサンタクロース フィンランドのお話集/岩波少年文庫
アンニ・スヴァン作/ルドルフ・コイヴ絵/古市真由美訳

4位/はなしをきいて : 決戦のスピーチコンテスト/理論社
マギー・ホーン作/三辺律子訳

5位/スペルホーストのパペット人形/偕成社
ケイト・ディカミロ作/ジュリー・モースタッド絵/横山和江訳

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おとむとむ(WYN-2033)

1位/夏のサンタクロース フィンランドのお話集/岩波少年文庫
アンニ・スヴァン 作/ルドルフ・コイヴ 絵/古市真由美 訳

2位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
クリス・ウォーメル 作/柳井薫 訳

3位/僕たちは星屑でできている/岩波書店
マンジート・マン 作/長友 恵子 訳

4位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラナンダニ 作/山田 文 訳

5位/スペルホーストのパペット人形/偕成社
ケイト・ディカミロ 作/ジュリー・モースタッド 絵/横山和江 訳

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Incisor(WYN-2016)

1位/わたしの名前はオクトーバー/評論社

2位/はなしをきいて 決戦のスピーチコンテスト/理論社

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(=^_^=)

1位/スラムに水は流れない/あすなろ書房
インドのスラムでへこたれずに前に進み続けるミンニを応援したくなる。サスペンス要素もあってはらはらどきどき。

2位/リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者/岩波書店
発見が原爆につながったのは残念だけれど、性差別や人種差別を受け続けながらも偉業を成し遂げる姿に脱帽。

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Chicoco(WYN-0007)

1位/夏のサンタクロース/岩波書店

2位/ルビーの一歩/あすなろ書房

3位/リーゼ・マイトナー/岩波書店

4位/わたしの名前はオクトーバー/評論社

5位/スラムに水は流れない/あすなろ書房

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すみれ(WYN-2265)

1位/僕たちは星屑でできている/岩波書店
移民へのヘイトは日本でも問題になりつつあります。サミーのような移民がどういう背景を背負っているのか知れば、差別や偏見は生まれないはず。辛い内容ですが、今まさに読まれてほしい本です。(同じ言葉で受けるしばり、訳すの大変そう!)

2位/アドニスの声が聞こえる/小学館
戦時下のロンドンで、大きな怒りを抱えたジョゼフが、ゴリラのアドニスやミセスFとの暮らしのなかで次第に心を開いていく様子が、とても感動的でした。ラストのほう、正にページを繰る手がとまらなかった(涙も)。ミセスFみたいな大人になりたい。

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みみず(WYN-2354)

1位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
ドキドキワクワク、ハラハラさせてもらいました!
これぞ海洋冒険物!!

2位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
思考の流れをそのままに書き出したような地の文が、感性豊かなオクトーバーの心を鮮やかに描き出していました。

3位/スペルホーストのパペット人形/偕成社
しんしんと降り積もる雪のような、静かで神秘的なお話でした。

4位/ブラックバードの歌/あすなろ書房
自然、音楽、心境の表現がとても美しく、さすがカチャ・ベーレンだと思いました。ブラックバードの歌とアニーのシンフォニーを聴いてみたいです。

5位/ズィーラーン国伝(I、II)/評論社
今まで触れたことのない西アフリカの神話がベースになっていて、前提となる魔法の知識が西洋のものとは全く違うのが面白かったです。

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なおじ(WYN-2355)

1位/『リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者』/岩波書店
この世の不条理が凝縮された実話で、憤りや哀しみを激しく感じた。ぜひ、ぜひ、子どもにも大人にも読んでほしい。

2位/『スペルホーストのパペット人形』/偕成社
語り手がパペット人形たちでありながら、またたく間にこの本の世界に入り込める作品。同時に、読者自身の人生についても深く考えさせられる。そうさせてくれる、物語も、翻訳も、本当に素晴らしい。

3位/『ブラックバードの歌』/あすなろ書房
人生には、ときに、理由もわからないぐらいのめり込む愛おしいものがある。また、困難に陥った時、自助努力だけでなくて、誰かのおかげで立ち直れることがある。読むと、前を向いて頑張ろうと思える素晴らしい作品。

4位/『僕たちは星屑でできている』/岩波書店
代わる代わる語りながら、2人の人生が近付いていくことで、読者にとってもこの問題がだんだんと近く感じられてくるように思えた。

5位/『スラムに水は流れない』/あすなろ書房
読んでいる間は、弱者の方に自然と気持ちが寄り添ったが、地球規模で考えた時、日本であまり不自由なく暮らせている自分は身勝手な側なのだろうなと思って、複雑な思いになった。しかし、だからこそ、日本で読まれる意義が大きいと思う。

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Kaori(CYN-2312)
1位/『はなしをきいて : 決戦のスピーチコンテスト』/理論社
マギー・ホーン 著, 三辺律子 訳

2位/『オラレ!タコスクィーン』/文研出版
ジェニファー・トーレス 作, おおつかのりこ 訳

3位/『ブラックバードの歌』/あすなろ書房
カチャ・ベーレン 著, 千葉茂樹 訳, 鈴木まもる 画

4位/『ホワイト・バード』/ほるぷ出版
R・J・パラシオ 原作, エリカ・S・パール ノベライズ, 中井はるの 訳

5位/『中国のフェアリー・テール』/福音館書店
ローレンス・ハウスマン 作, 松岡享子 訳

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(=^_^=)

1位/夏のサンタクロース/岩波書店
アンニ・スヴァン 著/ルドルフ・コイヴ イラスト/古市真由美 翻訳
フィンランドの文化が色濃く感じられる上質な童話集。
翻訳も素晴らしく何度も読み返したくなる作品です。

2位/中国のフェアリー・テール/福音館書店
ローレンス・ハウスマン 作/松岡享子 訳
読み物としては非常に短いながらも、読者の胸にいつまでも残るような力のある物語。たくさんの子どもたちに読んでほしい。

3位/ブラックバードの歌/あすなろ書房
カチャ・ベーレン 著/千葉茂樹 翻訳
いまをときめく作家による中編。細やかな心理描写に定評のある筆力を感じた。

4位/魔女がやってきた!/徳間書店
マーガレット・マーヒー 著/尾ア愛子 翻訳/はたこうしろう イラスト

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(=^_^=)

1位/「夏のサンタクロース フィンランドのお話集」/岩波少年文庫
アンニ・スヴァン作 古市真由美訳

2位/「シンプルとウサギのパンパンくん」/小学館
マリー=オード・ミュライユ 河野万里子訳

3位/「マナティーがいた夏」/ほるぷ出版
エヴァン・グリフィス作 多賀谷正子訳

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(=^_^=)

1位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラナンダニ作/山田文訳
国家の分離独立、宗教対立といった難しいテーマも、少女の目線で綴られた日記として読むと、その場の空気やにおい、登場人物の心のうちまでリアルに伝わってきた。

2位/わたしの名前はオクトーバー/評論社
カチャ・ベーレン作/こだまともこ訳
独特な表現によって、主人公の少女が感じている世界に引きずり込まれた。読み終わるころに涙がじわっとあふれてきた。

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みちこ(WYN-0057)

1位/ハミングベアのくる村/偕成社
キャサリン・アップルゲイト作/尾高薫訳
ファンタジーと現実が融合した独特の世界観が心地よかった。人類の愚かさを鋭く指摘しながらもやさしさも描いている。

2位/夏のサンタクロース フィンランドのお話集/岩波少年文庫
アンニ・スヴァン作/ルドルフ・コイヴ絵/古市真由美訳
子どものころに親しんだ本の味わい。伝説や民話のようなおどろおどろしさはなく、妖精などの存在も温か。やさしさや平和を信じている女性が創作した温かな物語ばかり。いちばん好きなのはやっぱり「夏のサンタクロース」かな。

3位/いまにヘレンがくる/偕成社
メアリー・ダウニング・ハーン作/もりうちすみこ訳
家族の愛をみごとに描いたホラー作品。10年前の私だったら、こわかっただろうし、ヘザーという超わがままな子どもにいらだっていただろう。でも、ヘザーが苦しみを抱えているにちがいないことはわかっていたので、落ち着いて読めた。それでもクライマックスはハラハラドキドキ!

4位/魔女がやってきた!/徳間書店
マーガレット・マーヒー作/尾崎愛子 訳
魔女が出てくるおはなし5編。どれもマーヒーらしく突拍子もなくて、とてもよかった。

5位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
クリス・ウォーメル作/柳井薫訳
奇想天外な漂流物語。『2ひきのカエル』のクリス・ウォーメルさん、なるほど! 友情を描いているところが好き。ロビンソンがステキな大人であるところもいいな。

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mipo(WYN-1070)

1位/僕たちは星屑でできている/岩波書店
マンジート・マン(作) 長友恵子(訳)
難民の少年サミーとロンドンに住む少女ナタリーの物語。二人の声が共鳴してから出会うまでの様子が詩の形式で紡がれる。まるで〈パンドラの壺〉のように、苦難の末に人間に残るのは希望だと思わせてくれる美しい作品。

2位/ラッキーボトル号の冒険/徳間書店
クリス・ウォーメル(作・絵) 柳井薫(訳)
ワクワクドキドキの海洋冒険物語。無人島、地図作り、宝探し、魔法、脱走と楽しい要素がたっぷり。主人公ジャックが出会う読書家の「ロビンソン」は懐が深く、個人的にドリトル先生を超えた……かも。

3位/アドニスの声が聞こえる/小学館
フィル・アール(作) 杉田七重(訳) 
主人公の少年ジョーゼフはディスレクシアだと仄めかされる。本作の舞台は第二次世界大戦下で、当時その概念はなかったはず。少年は周囲に誤解されてきたのだろう。戦下の緊張感と少年の閉塞感が伝わる作品だった。

4位/夜の日記/作品社
ヴィーラ・ヒラナンダニ(作) 山田文(訳)
インドとパキスタンの分離独立前夜を描いた作品。国家の誕生と喪失について12歳の少女が日記に綴る形式。厳しい背景でありながら、さまざまな偏見を超えた夫婦の愛、家族の愛、きょうだいの愛を感じ、自然と涙していた。

5位/魔女がやってきた!/徳間書店
マーガレット・マーヒー(作) 尾ア愛子(訳)
おちゃめでまぬけな魔女たちが楽しかった。マーガレット・マーヒーさんの作品にはじめて出会い、その良さにはじめて気づかされた!

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キジトラ(WYN-1060)

1位/アナグマの森へ/徳間書店
アンソニー・マゴーワン(作) 野口絵美(訳)
短い一冊に、ぎゅっと密度の濃い物語。胸がヒリヒリしつつも、読後感はさわやかだった。

2位/マナティーがいた夏/ほるぷ出版
エヴァン・グリフィス(作) 多賀谷正子(訳)
少年、親友、マナティー、おじいちゃん。好きにならずにいられない作品でした。

3位/ブラックバードの歌/あすなろ書房
カチャ・ベーレン(作) 千葉茂樹(訳)
失意の少女とブラックバードの奏でる音楽は、どんなものだろう。想像する美しさに心がふるえる。

4位/シンプルとウサギのパンパンくん/小学館
マリー=オード・ミュライユ(作) 河野万里子(訳)
フランス映画のような軽やかさがいい。心温まるヒューマンドラマ。

5位/パパがしげみになった日/ほるぷ出版
ヨーケ・ファン・レーウェン(作) 野坂悦子(訳)
戦争が始まり、隣国に逃れることになった主人公の身にふりかかる出来事はシュールで、滑稽にすら思えるもの。でも現実も同じだと気付き、背筋が凍る。

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